「バニラエッセンス」のおすすめ商品の比較一覧表
バニラ香料・バニラエッセンスとは? バニラオイルとの違いは
「バニラエッセンス」はバニラ香料の種類の一つです。バニラ香料の種類には「バニラエッセンス」のほかに、「バニラオイル」「バニラエキストラクト」、製菓材料に欠かせない「バニラビーンズ」などがあります。
バニラは高さ約10メートル以上にもなるつる性植物で、さや状の果実がなります。そしてそのバニラの未熟な緑のさやを収穫し、乾燥と発酵を繰り返す「キュアリング」という工程を経てやっと、私たちがよく目にする黒くてツヤのある長細いさや状になります。独特の甘い香りもこのキュアリングをすることで生まれます。
バニラエッセンスの選び方 それぞれの使い道を解説!
ここからは、バニラエッセンスをはじめとするバニラ香料を選ぶときのポイントをご紹介します。
用途や目的に合わせて選ぶ
お菓子作りなどに使うバニラ香料には、いくつかの種類があります。その種類によって特徴や使用方法などが違いますので、目的にあったバニラ香料を選んでくださいね。
「バニラビーンズ」は香りが楽しめる
バニラの最大の魅力はなんといっても、うっとりするような甘く魅力的な香り。それはバニラの未熟な緑のさやを収穫し、乾燥と発酵を繰り返す「キュアリング」という工程のおかげで生まれます。上質でやさしい香りを求めるのなら、キュアリングを終えた「バニラビーンズ」を選ぶとよいでしょう。
使い方は、バニラビーンズを必要な長さにカットし、さらに縦半分に切ってナイフの先でさやのなかにぎゅっと詰まった黒く小さな種を削ぎとります。そしてその種とさやを、製菓に使う牛乳やシロップに加えて加熱し香りを移して使用します。
バニラビーンズは少々価格が高いですが、バニラ本来のやさしく芳醇な香りを楽しめるのが魅力。さやは香りが消えるまで繰り返し何度も使うことができます。
「バニラオイル」は焼き菓子向け
バニラビーンズは値段も張るし手間もかかる、もっと手軽にバニラの香りを楽しみたい、そんなときは「バニラオイル」はいかがでしょう。バニラビーンズより手ごろな価格で、スーパーの製菓材料コーナーにも置いてあります。
そもそもバニラオイルは、香り成分を油で抽出したもの。香りが飛びにくく耐熱性があるため、焼き菓子などにピッタリです。焼きプリンやマフィンなどもおいしくいただけるでしょう。
なおバニラオイルを抽出するのに使う香り成分は、天然成分か人工香料になります。
「バニラエッセンス」は冷菓や生菓子向け
バニラエッセンスは、バニラの香り成分をエタノールなどのアルコールに抽出して作られたものです。濃縮度が高いため数滴で手軽にバニラの香りを楽しめます。
水に溶けやすい性質を持つバニラエッセンスの使用に適した温度帯は、−20〜40℃程度。ムースやプリンなど冷たいお菓子や生菓子で利用しやすいタイプです。なおバニラエッセンスは、バニラオイル同様、使われるバニラの香り成分が天然成分か人工香料になります。
「バニラエキストラクト」はナチュラルな香りが特徴
「バニラエキストラクト」とは、キュアリング工程を経たバニラビーンズを、さやごとウォッカやラムなどのアルコールに数カ月間漬け込んで、バニラ本来の甘い香りを抽出したもの。基本的に人工香料や添加物は使われず、体にもやさしいのが特徴です。
日本ではまだ珍しいですが、海外ではバニラエッセンスよりもバニラエキストラクトのほうが主流で、手作りする方も少なくないんだとか。濃縮度はバニラエッセンスよりも低いので、使用する量はやや多めになるでしょう。
バニラエキストラクトは、バニラエッセンス同様、水に溶けやすく使用に適した温度が−20〜40℃程度です。アイスなどの冷菓・生菓子などに使いやすい温度帯ですが、ベースがアルコールなので、小さな子どもや妊婦さん・授乳中の方が使用する際は、必ず加熱してアルコール分を飛ばすことを忘れずに!
「バニラペースト」は使い勝手のいい本格派
バニラペーストは、バニラビーンズを凝固剤とまぜてペースト状にしたものです。バニラビーンズをそのまま使っていますので、黒いつぶつぶ入りのペーストです。また冷たいお菓子から焼き菓子まで対応できますよ。
バニラペーストはバニラビーンズの長所を持ちながらも、使用方法がかんたんで保存のしやすさから人気のあるバニラ香料です。
原材料を確認しておこう
バニラ香料の原材料のなかには、天然素材だけではなく人工香料などが使われるケースがあります。成分を気にする方は、購入前に良質なバニラエッセンスを選ぶためのポイントをおさえましょう。
バニラビーンズか材料に入っているかをチェック
バニラエッセンスを購入する際には、商品のラベルを見て、原材料をチェックしてみましょう。ポイントは、良質な証であるバニラビーンズが使われているか否かです。
バニラ香料のなかには、高価なバニラビーンズの代わりに、それに似た人工香料や添加物が使われているケースがあります。安価なものは、人工香料やカラメル色素などの添加物が加えられているものも多く、好みによっては香りが「人工的」「甘すぎ」と感じる方もいるかもしれません。
またバニラビーンズが原材料として記載されている場合でも、人工香料などが多少使われているものも。余分な原材料が入っていないかは、商品のラベルなどを見て確認しておきましょう。
原産国・生産者情報があるかを確認

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良質なバニラエッセンスを選ぶには、バニラビーンズの原産国情報などがあるとよりいいでしょう。メーカーによっては原産国だけではなく、生産者・栽培方法などについて紹介しているところもあります。そういったバックグラウンドがわかると、商品に対する印象もいいほうに変わっていきますね。
成分を気にする場合、原産国・生産者情報がある商品とないものと、どちらがよりいいかは明白です。
オーガニックの商品かどうかも確認
バニラエッセンスの原材料であるバニラビーンズは、海外から仕入れしているものがほとんど。そんな状況で気になるのは、農薬使用量です。日本国内の場合は使用する農薬の残留基準がありますが、海外のものがメインのバニラビーンズは、オーガニックのものを選んだほうがいいでしょう。
バニラエッセンスのおすすめ10選 値段や使い道を把握しおいしいお菓子づくりを!
ここまで紹介した、バニラエッセンスの選び方のポイントをふまえて、厳選したおすすめ商品をご紹介します。

ハウス食品『GABAN バニラビーンズ』 エキスパートおすすめ商品!

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富澤商店『TOMIZAWA バニラエッセンス』 エキスパートおすすめ商品!

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富澤商店『TOMIZAWA バニラオイル』 エキスパートおすすめ商品!

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アリサン 『バニラエキストラクト 59ml』 エキスパートおすすめ商品!














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ドーバー『モンレニオン ヴァニラ エクセラン』 エキスパートおすすめ商品!

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共立食品『バニラビーンズエッセンス』

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プティパ 『バニラエッセンス』

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Taylor&Colledge『オーガニックバニラビーンズペースト』










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GK『バニラエッセンス』

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cotta『バニラオイル』

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通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バニラエッセンスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのバニラエッセンスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
バニラエッセンスの上手な使い道をご紹介♪

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バニラエッセンスはお菓子作りなどには欠かせないけど、1~2滴ほどしか使わないため、一度購入するとなかなか減らず、使いきれずに賞味期限が切れてしまったという方も少なくないはずです。こちらでは、そんな余りがちなバニラエッセンスの上手な活用方法を紹介していきます。
アロマオイルや入浴剤として使う

Photo by CRYSTALWEED cannabis on Unsplash
香り高いバニラエッセンスはアロマオイルとしても使えます。簡単な方法としては、コットンに数滴のバニラエッセンスをたらすだけ!お部屋にふんわりとバニラが香るのでリラックスタイムにおすすめです。
そのほかにも香り豊かな入浴剤としても使うことができます。牛乳やはちみつなどに数滴加えて混ぜたものを浴槽に入れてかき混ぜると甘い香りがお風呂全体に広がりますよ。気になる方はぜひ試してみてくださいね。
バニラエッセンスでフレーバーコーヒーも!
バニラエッセンスをコーヒーに加えることでいつものコーヒーがバニラ風味のフレーバーコーヒーに!コーヒーの淹れ方としては通常通りで問題ありません。いつものコーヒーにバニラエッセンスを数滴たらしてみてください。甘味が入るので砂糖は入れずにミルクだけ加えるのがおすすめですよ。
バニラエッセンスの気になるQ&A
バニラオイルとバニラエッセンスの違いは?

バニラの香りの主成分を油に溶かしたものがバニラオイル、アルコールに溶かしたものがバニラエッセンスです。
バニラオイルはオイルなので熱を加えても香りが飛びにくく、クッキーやケーキなどの焼き菓子に使用するのがおすすめです。また、バニラエッセンスに関しては、アルコールに溶かしたものなので熱を加えると香りが飛んでしまうため、熱を加えないアイスやプリンなどに使用するのがよいでしょう。
バニラエッセンスのカロリーは?

バニラエッセンスのカロリーは100gあたり288kcalとされています。大さじ1杯を約20gとすると、そのカロリーは約58kcalということになりますので、はちみつやメープルシロップと同等のカロリーとなります。
バニラエッセンスの代用品を教えて!

バニラに風味を重視したお菓子などにはバニラエッセンス・バニラオイル・バニラビーンズなどを使うことをおすすめしますが、バニラ風味以外のものでお菓子に甘い香りをつけることができるのは、ブランデーやラム酒などのリキュール。
甘さの中に香ばしさを追加したいときはキャラメルシロップやメープルシロップがおすすめですよ!
バニラエッセンスは用途によって香りを使いわけよう! フードコーディネーターのアドバイス
インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター
バニラビーンズやバニラエッセンスは知っていたけれど、バニラオイルやバニラエキストラクトは知らなかった……という方も少なくないのではないでしょうか。同じ「バニラ香料」といっても、価格帯はもちろん、製造方法や耐熱温度がそれぞれ異なるので、目的や用途によって使いわけるのがおすすめです。
どの商品も選ぶ際は必ずラベルを確認し、人工香料や添加物がなるべく使われていないものを選ぶとよいでしょう。
なくてもいいけれど、あると格段に風味が上がるバニラ香料。ぜひお気に入りを探してみてくださいね!
まとめ バニラの香りでおいしさを引き出して!
焼き菓子や冷菓作りに欠かせないバニラエッセンスにも種類がたくさんあります。用途にあった香料の種類を知っておくことで、自分が作りたいお菓子にぴったりの商品を選ぶことができます。
バニラエッセンスが一つあれば、コーヒーやミルクにちょい足ししたり、普段使いするのにも役立ちます。バニラの香りをつけ足すだけで美味しく作れるレシピもたうさんありますよ。
本記事で紹介した内容を参考に、良質なバニラエッセンスを選んで、普段のお菓子作りなどの参考にしてみてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに、健康に!」をモットーに、「インナービューティー」を軸としたコラムの執筆やレシピ開発等を通じ、女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。 【所有資格】 女子栄養大学認定食生活指導士1級、ベジフルビューティーアドバイザー、調味料ソムリエなど。