スイムベイトとは? リアルさがシーバスやブラックバス釣りに最適!
スイムベイトは、実際の小魚っぽさを演出できるソフトプラスチックな素材とリアルさのある質感が魚を引きつけるルアーです。
泳がせるとテールが揺れ本物の魚のような動きをし、ブラックバスやシーバス釣りなどでビッグベイトに多く利用されています。販売されているものはワームよりハードマテリアルなものが多く、フックとセットになっているものが一般的です。
スイムベイトの使い方 おすすめの釣り方は?
ここからは、スイムベイトの使い方を紹介していきます!
基本はただ巻きでOK
スイムベイトを利用した釣りで、もっともポピュラーなのが「ただ巻き」です。ゆっくりと巻くのが基本で、時々早く巻いたりして魚の様子をうかがったりするのもおすすめです。なお、魚の大きさによっては勢いよく食いついてくるものいるので、ただ巻きといっても足場はしっかりとした場所で行いましょう。
キャストの基本は遠投
スイムベイトをキャストするときは、遠投して魚との距離をとるのが一般的です。魚に警戒心をあたえず、ゆっくりリールを巻いてバイトを待ちましょう。ただ、狙う場所や環境に応じてはショートキャストやスキッピングも有効な手段です。
ラインの張りすぎには注意
リールを巻くさいにラインを強く張りすぎてしまわないように注意が必要です。張りすぎず、緩めすぎずの状態をキープしつつ、バイトが出たらラインスラックを巻き取るようにしましょう。
スイムベイトの選び方 シーバスやブラックバス釣りにおすすめ!
それでは、スイムベイトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】フックの種類で選ぶ
【2】小型か大型かサイズで選ぶ
【3】ウエイトで選ぶ
【4】アクションで選ぶ
【5】リアルなカラーで選ぶ
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】フックの種類で選ぶ
スイムベイトで魚を掛けるには、フックが大切なポイントになります。多くのスイムベイトは水面直下を泳ぐので、通常フックはボディの外に出るような恰好(かっこう)になり、当然フッキングはよくなりますが、その分根掛りの確率が高くなります。
逆にフックをボディに格納できるタイプもあり、その際は根掛りは回避しやすくなりますが、フッキングはきちんとおこなう必要があります。両者の違いを知ったうえで自分が狙いたいポイントの地形などをイメージしながら、適切なアイテムを選んでください。
【2】小型か大型かサイズで選ぶ
ルアーのサイズについては、その釣り場で魚が捕食している小魚のサイズに合わせるのが基本です。
しかし、スイムベイトの魚を引きつける力はとても強く、現実にはいつも食べていないような大型サイズのスイムベイトにアタックしてくるシーンも多いです。魚が低活性のときでも、スイムベイトだけは追ってくるようなこともありますから、パイロットルアーとして使うこともできます。
サイズ選びは基本を押さえつつ、ちょっと大きめのものも用意しておくと思わぬところで役立つときがあるはずです。
【3】ウエイトで選ぶ
ウエイトはサイズにも比例してきますが、スイムベイトは2ozの重さを超えるものなど、重量があるものが多く存在します。そのため、ロッドの適合ルアーウエイトが対応していないと、キャスト時に折れてしまうなどのトラブルの原因にもなります。
そのため、ラインやリールもあわせてタックルを見直す必要があるため、自分が所有するタックルにあわせるか、使いたいルアーにあわせてタックルを見直すか、しっかりと確認するようにしましょう。
【4】アクションで選ぶ
スイムベイトは独特のアクションが魅力ですが、テールの作りなどによってアピール度が若干違ってきます。
多くの製品はキックテールを採用していて、その動きで波動を作ります。ピンテールやリアルテールのタイプもあり、こちらの波動はよりベイトフィッシュに近いものになります。スイムベイトの特長をよくつかんで、バスの活性に合わせたルアーを使いましょう。
【5】リアルなカラーで選ぶ
スイムベイトのカラーは、基本的にリアルカラーを選ぶべきでしょう。ベイトフィッシュとなっている魚に近いカラーが一番違和感がありませんが、バスの動きを見ながら釣りをするサイトフィッシングのときなどは、チャートなどの見やすい色のほうが有利なケースもあります。
リアルカラーとチャートがあればまず安心なので、最初はこの2色を選んでみてください。
スイムベイトのおすすめ13選 人気のジャッカルやエバーグリーン、イマカツなど!
ここまでに紹介したスイムベイトの選び方のポイントを踏まえて、釣りライターの中山一弘さんに選んでもらったおすすめの商品と、編集部が厳選した商品を紹介します。
球状のボディがポイント
丸みのある形状が特徴的なジャッカルのスイムベイトです。ボディは球状のため、空気抵抗が抑えられており、キャストの際には野球ボールのように遠距離まで投げ入れることが可能。ルアーを使ったアクションをする際も、しっかりと周囲をかき混ぜてくれるので、魚を集める効果も抜群です。
金属サウンドで高い集魚効果
特注ステンレスプロップとステンレスワッシャースイムバランスを整えつつ、大きな波動を伴うオリジナル形状ステンレスプロップ。回転時に後方に配置されたステンレスワッシャーと接触し、「チリチリ」と金属サウンドを発生します。プロップのフラッシングと共に高い集魚効果を発揮させるこだわりのギミックが特徴です。
これまでになかった「巻きフロッグ」コンセプト
新発想の"巻き"特化型フロッグ従来のフロッグが持つ高いスナッグレス性能はそのままに、フロッグボディとシャッドテールワームを融合させ、ベイトフィッシュライクなフォルムに仕上げたのがグリンチです。アクションもドッグウォークやポッピングアクションではなく、リトリーブによる直線的な誘いを得意とし、これまでのフロッグにはなかった「巻きフロッグ」コンセプトを体現します。それはまさにカバーの中を逃げ惑うベイトフィッシュ。カバー下に潜むバスの本能を直撃し、激しいバイトを誘発します。

魚へのインパクトは最強!フックアレンジもしやすい
『DUNKLE(ダンクル)』は、魚を引き寄せる力の強いスイムベイトです。サイズはやや大きめの7インチ。ブッシュや岩盤に潜むビッグバスが必ず振り向く、そんなルアーに仕上がっています。
おもしろいのはフックアレンジが多彩なところ。ボディの下部にトリプルフックをひとつ、さらにワイヤーで連結してダブルフックにもできます。また、ボディの上部にも同様につけることができるため、魚の活性に合わせてセッティングを詰めればキャッチ率を高めることができます。
水中での安定度が高いルアーだからこそできるフックセッティングは、ビッグバスを仕留めたいあなたにぜひおすすめです。

ボトム専用に作られた画期的なスイムベイト
フォルムからも分かるように、ハゼ、ゴリのような底生の小魚を食べているバスに効くルアーです。ボトム着底後にリトリーブするだけで、障害物を鮮やかに交わしてくれるのでとても扱いやすいルアーです。
フックは大きな背びれに挟まれているので根掛り回避率がとても高く安心です。リトリーブしていて障害物にヒットさせたらストップさせてみましょう。まるで逃げていたハゼが岩や木の上で休んでいるように見えるので、追っていたバスがバイトしてきますよ。
ミニマムサイズの2.4インチもラインアップしているので、小型魚を偏食しているバスにも効果的です。

見えないフックがビッグバスを貫く!
このスイムベイトの特長は何といってもフック構造にあります。ボディには大型フックが隠されており、バスのショートバイトをキャッチするとボディがたわんでフックポイントが飛び出します。この画期的な構造によって、障害物を気にしなくてよくなったのは大きなアドバンテージです。
積極的にどんどん打ち込んでいけるので、結果的に奥に潜むバスを引きずり出してくれます。スイムベイト初心者はもちろん、根掛りが怖い、という人もぜひ試してください。
IMAKATSU(イマカツ)『バクラトスイマー』
大型を狙うときに
ボディー内部に磁着格納固定された飛び出し式ステルスフックは、バスがバイトし、ラインにテンションが強くかかることで中空構造のボディーがたわみ、その復元力によるバネ効果と、テコの原理を応用した可動式ジグヘッドの相乗効果で、背中スリットより瞬時に大型フックが飛び出し、ビッグバスの顎を貫きます。大型バス狙いのときにおすすめです。
狭い水路でのアクションにも最適
起き上がり小法師のような絶妙なボディバランスが特徴となっているスイムベイトです。内部の仕切り版などを排除しボディの部分の中空ルームが大きく確保されています。これにより、水中ですぐに立ち上がるようになっており、従来のルアーでは難しいとされていたウルトラハイピッチアクションを実現!キャストが困難な狭い水路でのアクションにも適しています。
「追わせて食わせる」を追求
オカッパリでバイトが多発し一番多くトレースする水面直下~1mレンジスイムに特化させたスイムベイトです。「追わせて食わせる」をどこまでも追求し、極限にスローリトリーブできるセッティングとテールアクションのキックバックがヘッドまで伝わるウォブリングアクションは、弱った魚や無警戒な魚を見事に演出してくれます。バイトチャンスを確実にしてくれるオカッパリのためのスイムベイトです。

異次元のアピール力でバスを狂わせる
リアルなフォルムとナチュラルな動きが魅力のスイムベイトですが、トゥイッチによるフラッシングを入れると性格がガラリと変わってアピール力が高まります。
魚が振り向かない、追ってくるけど食わない、そんなときは連続トゥイッチでヒラを打つベイトを演出すると、途端にバスのスイッチが入ります。また、ヘッド部にメインラインを通してからフックをセットする方法なので、フックアップ後のバラシが極端に少ないのも魅力です。
スイムベイトを使いたいすべての人におすすめできるルアーです。
2種類のマテリアルをミックス
有名釣り師がプロデュースしたスイムベイトです。異なる特徴を持つ2種類のマテリアルをミックスして作られており、クランクベイトのような強い動きを実現!狭い水路や池のインレットなどへのアプローチにおいても、十二分にアピール力を発揮してくれます。

WAKLER WAKLER(ウォーカーウォーカー)『パトロールラッシュ 4インチ』
難易度マックスのフィールドで育ったスイムベイト
濁りが強い霞ヶ浦水系でバスを釣るために開発されたスイムベイトです。悪条件のフィールドでもバスにしっかりアピールしますから、釣り人から魚が見えない状況でも安心して使い続けられます。
また、意外なほどに障害物に対する回避能力が高いのでオープンフックにも関わらず、ポイントをタイトに通すことができます。扱いやすいサイズなので、おかっぱりでも期待通りの効果を発揮。難易度の高い環境でもおすすめできるスイムベイトです。
独自の3D形状&マストテール
リアルなグリーンが印象的な「シグナル」ブランドのスイムベイトです。独自の3Dの形状とマストテールが、シャッド系のハイピッチテーリングを演出!
回転しながらのアクションにより、フィッシュイーター属の食欲を最大限まで刺激してくれます。バス釣りなどの際にはぜひとも持って行きたいグッズです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング スイムベイトの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのスイムベイトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スイムベイトはシーバスにもおすすめ ソルトウォーターゲームに!
スイムベイトはシーバスゲーム用も用意されています。ジグヘッドとワームを組み合わせたものですが、これもスイムベイトの一種です。ハードでは強すぎるが、通常のワームだと弱すぎるといったときに活躍してくれるでしょう。
ソルトウォーターゲーム用のスイムベイトは、バス釣りでのノウハウをしっかりと継承し、ソルト用にカスマイズされたものばかりです。基本的なサイレントアプローチはそのままに、しっかりとした波動でアピールできるので、ほかのルアーと住み分けができているのです。
スイムベイトにおすすめのロッドはこちら 【関連記事】
自分にピッタリの商品を選ぼう
これまでスイムベイトの選び方とおすすめの商品を紹介してきました。
スイムベイトは見た目はそんなに違いがないのですが、素材やアクションはそれぞれ違いがあります。また、使用するフィールドによっても使い方が変わってくるルアーです。
とはいえ実際に使ってみないと違いがわからないのも事実。ぜひあなたにぴったりのスイムベイトを見つけ、釣りライフを満喫してください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。