チャイルドシート用汗取りパッドの選び方 チャイルドシートに乗せるときに便利!
公認チャイルドシート指導員・自動車生活ジャーナリストの加藤久美子さんに、チャイルドシートに乗せるときに使える汗取りパッドを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。手作りを考えている方もいると思いますが、赤ちゃんや子どもの肌に直接触れるものなので、しっかり配慮が行き届いたものを用意しておくとよいでしょう。
肌に直接当てる汗取りパッドは、素材をしっかりチェック!
汗取りパッドは赤ちゃんの背中やお腹、汗をかきやすい頭の下などに直接当てて使うケースが多いです。
そのため、パッドの素材選びは大切です。汗をさっと吸い取って、デリケートな肌にやさしい素材といえばコットン(綿)が代表的。やわらかく薄いコットンガーゼを重ねてできている汗取りパッドなら安心です。
縫い目がない、肌への刺激が少ない汗取りパッドなら、さらに快適
綿100%の6重ガーゼで作られた汗取りパッド。チャイルドシートに乗せるときはもちろん、寝るとき、お出かけのときなどに、赤ちゃんや子どもの背中に直接差し入れて使います。
汗をかいた状態では、少しの摩擦や刺激も、肌に負担になることもあります。長時間車に乗る機会が多い場合は、とくに縫い目がない、また、肌への刺激が少ない素材でできた汗取りパッドを選びましょう。
行楽地への往復や長期休暇を利用した実家への帰省など、車の外出では渋滞に巻き込まれることも考えられます。そうなると数時間もの間、赤ちゃんがチャイルドシートに座ったままという状況になる場合があります。
もちろんおむつ替えや授乳で、チャイルドシートから降ろすことはあるかもしれません(※)。ですが、汗をかくことで体温調節をする赤ちゃんの場合、背中や頭が汗でびっしょりのまま数時間チャイルドシートに座っていなければならないということも。そういう場合に備えるなら、より肌への負担の少ないものを選んであげるとよいでしょう。
※必ず駐車場やサービスエリアなど安全な場所で車を停止してから行なってください。
ズレ対策には、チャイルドシートに固定できる汗取りパッドも検討を
肌に直接触れて汗をすいとることが多い汗取りパッドは、子どもの背中や頭の大きさをもとに設計されているため、小さいサイズが多くなります。しっかり固定されていないと、汗をたくさんかく場所からずれてしまい、用をなさないことも。
また、ズレることが肌への刺激となり、かぶれの原因になることもあります。チャイルドシートで使うためのズレない汗取りパッドを選ぶには、ひもがついていてチャイルドシートのハーネス通し穴から通して結べるタイプがおすすめです。
チャイルドシート用汗取りパッドのおすすめ5選 公認チャイルドシート指導員がおすすめ
上で紹介したチャイルドシートに乗せるときに便利な汗取りパッドの選び方のポイントをふまえて、公認チャイルドシート指導員・自動車生活ジャーナリストである加藤久美子さんにおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。
天使に変身! 可愛らしい汗取りパッド
可愛らしい天使姿に癒されること間違いなしの汗取りパッド。赤ちゃんのデリケートなお肌を優しく包み込む綿100%。製造はこだわりの日本製で、良質な素材・丁寧な縫製となっていて安心です。
オールシーズン使用可能。出産準備はもちろん、出産祝いにも喜ばれているアイテムです。
チャイルドシート、ベビーカーどちらにも
天然繊維の綿100%、純日本製で安心です。使うほど肌になじむガーゼ生地。洗濯を繰り返すことでふわふわと気持ちよい触り心地へと育ちます。
パパ・ママにも嬉しい立体加工のため、取り付けが簡単!チャイルドシート、ベビーカーどちらにも使用可能なため、1枚持っておくだけでとても便利です。

ひも固定でズレにくい。元気な赤ちゃんにも安心
汗取りパッドについているひもを、チャイルドシートのハーネス通し穴に通して固定して使います。ひもでしっかり固定されるので、ずれにくくチャイルドシートの上でも、よく動く元気な赤ちゃんに使っても安心です。
素材は東レの「クールモーション」を使用。素早く汗を吸い取って発散するので、生地の中に水分をためず、表面はべたつかず常にサラっとクールな触感で使用できます。
ハーネスを通す穴があるチャイルドシートならば、ほとんどのチャイルドシートに使用可能。ハーネスではなく、インパクトシールドを使うタイプのチャイルドシートでは、ひもの固定ができないので使用はおすすめできません。

汚れやすく洗いにくいベルト部分を清潔にキープ
チャイルドシートのハーネスに巻いて使う、汗取りパッドクッションです。ハーネスは食べこぼしやよだれなどで、大変汚れやすいところですが、ハーネス本体の洗濯は困難な場合が多いです。
しかしこのクッションは、ハーネスのカバー代わりにおすすめです。かんたんに外せて洗いやすく、装着するのも簡単なので、汚れやすいハーネスを常に清潔にたもつことができます。子どもが寝ている時に顔を支えてくれる役目もあるので、ひとつあると重宝します。

肌にやさしい汗取りパッド
チャイルドシートは、赤ちゃんの頭や背中が密着した状態のまま長時間使うことも多く、汗によるかぶれや湿疹が気になるというママも少なくないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、こちらの汗取りパッド。素材は綿100% SZ天竺(てんじく)パイルで、アレルギーに配慮した低刺激素材『ラ・モルフェ』を使用しています。
夏の暑い季節だけではなく、暖房の効いた車内では冬も汗対策が必要。背中や首回りは冬も汗取りパッドを使って、快適に過ごさせてあげましょう。
「チャイルドシート用汗取りパッド」おすすめ商品の比較一覧表
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汗取りパッドは素材に十分気を付けて! 公認チャイルドシート指導員からのアドバイス
「汗取りマット」というアイテムもあります。汗取りパッドと似ていますが、まったく異なるものです。まずマットはチャイルドシートの上に敷いて衣服を通して汗を吸うものですが、汗取りパッドはマットより小さく、ほとんどの場合は赤ちゃんの頭や背中に直接あてて汗を吸わせます。
汗取りパッドは肌に直接触れるものなので、素材選びや洗濯後の柔軟仕上げ材などにも注意が必要です。
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下関市出身 大学在学中に車に目覚め、大学時代は神奈川県内のトヨタディーラーで納車引き取りのアルバイトを経験。大学卒業後、日刊自動車新聞社に編集記者として入社。 1989年FIA 公認のクロスカントリーラリー「オーストラリアン・サファリ」に出場。 1995年会社を辞めてフリーランスの道へ。 1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。 2000年に第一子出産後、妊婦のシートベルト着用を推進する会を立ち上げ、チャイルドシートと共に胎児と赤ちゃんの命を守る啓発活動を展開している。 月刊誌『MONOQLO』(晋遊舎)、All About、citrus、オートックワン、乗りものニュース、くるまのニュース、JAFMATEなどに自動車生活関連(運転マナー、車の税金、維持費、メンテナンス、カスタム、海外車事情など)の記事を年間300本以上寄稿している。 また、(一財)日本交通安全教育普及協会公認チャイルドシート指導員としてチャイルドシートの正しい装着や子連れドライブの楽しみ方と危険回避に関する講演、啓発活動なども積極的に行っている。