ナイキのランニングシューズの特徴
ナイキは、1964年にアメリカで設立されたスポーツブランドです。スニーカーを含め、さまざまな種類のスポーツ用品を取り揃えています。
特に、クッション性に優れた「ワッフルソール」や、アッパーを1本の糸で編んだ新素材「フライトニット」などのテクノロジーの開発に力を入れている点が特徴。
デザイン性だけでなく機能性も追及したシューズを生み出し、アスリートからファッショニスタまで幅広いファンを獲得しています。
ランニングシューズにおいても、見た目と履き心地の両方を求めている方にぴったりのブランドといえるでしょう。
ナイキのランニングシューズの選び方 初心者にも! 長距離・中距離向けから短距離向けまで
さまざまなメーカーから販売されているランニングシューズのなかでも、幅広い層に人気を誇っているのがNIKE(ナイキ)のランニングシューズです。
ここからは、ナイキのランニングシューズの選び方をご紹介します。
【1】クッション素材の違いからシリーズを選ぶ
【2】アッパーの機能性をチェック
【3】サイズ感もチェック! 足幅広めならワイドやエクストラワイド
【4】自分のレベルや目的に合わせて選ぼう
【5】カスタマイズできるシューズも
上記のポイントをおさえて、自分にぴったりのランニングシューズを見つけましょう!
【1】クッション素材の違いからシリーズを選ぶ
使われているクッション素材によって、さまざまな違いが体感できるのもNIKEシューズの魅力のひとつ。違いを理解して、シリーズを選びましょう。
初心者向けの「エアマックス」
さまざまな特徴があるクッション素材のなかで、とくにランニング初心者の方におすすめなのが「エアマックス」シリーズ。
ソール部に搭載されたエアバッグが、着地時の衝撃から筋肉や関節を守ってくれます。クッション性や衝撃吸収性に優れ、走りの前進力をサポート。履き心地もよく、発売から30年以上たつ今も、根強い人気を誇るシリーズです。
履き心地重視なら「フリー」「ジョイライド」
履き心地を重視したミッドソールを採用したNIKEのランニングシューズも展開されています。まるで素足のような履き心地を実現した「フリー」は、フィット感と柔軟性が高いのが特徴。ランニングのための体作りにも向いています。
ビーズのやわらかい履き心地が楽しめ、体全体で快適な走りを実現するクッションシステムを採用している「ジョイライド」は毎日のランニングにも向いています。
クッション性と反発力が特徴の「ルナ」
「ルナ」は、やわらかいクッション性と、反発力のある履き心地が特徴です。「ルナ」シリーズに使用されている「ルナロン」が、着地時に生じる衝撃を受け止め、次の一歩を踏み出す力を反発力でサポートします。
「ルナロン」は、無重力の月面を弾むように歩く姿をイメージして作られた素材。ほかのシリーズにも使われ、軽量でやわらかく、高弾力の走り心地を実現します。
中距離ランナー向けの「リアクト」
軽量かつ耐久性の高いミッドソール素材を採用しているのが、「リアクト」シリーズです。やわらかさと弾力の高いクッション性が持続するのが特徴。長い距離も足を保護しながら走りつつ、記録にもチャレンジしたい中距離ランナーに向いています。
リアクトシリーズは、アッパー素材の違いでエピック、インフィニティラン、ファントムランなどのラインナップがあります。
反発力とスピード重視の「ズーム」
「ズーム」シリーズは、おもにレースでの使用を前提に設計されたNIKEのランニングシューズです。NIKEのテクノロジーが盛り込まれたミッドソール素材は、高い瞬発性がほしいときに向いています。
エアズームアルファフライネクスト%などのサブ3向けから、ズームフライ3などのサブ3.5向け、練習向けのズームグラビティなど幅広いラインナップがあります。
【2】アッパーの機能性をチェック
足全体を覆うアッパー。このアッパーの特徴を知ることが、ランニングシューズを選ぶうえでとても大切なポイントです。履き心地を追求するために、アッパー素材のチェックは必須といえます。
履き心地のよいフライニット・フライワイヤー
フライニットとは、NIKEのランニングシューズのアッパー部分に使われている合成素材です。ニットのように編み上げてあるため、足にぴったりとフィットします。ランニングシューズながら、まるで靴下のような履き心地が得られるのが特徴です。
密度の高いナイロン素材を採用したフライワイヤーと一緒に編み上げることで、ランニングシューズ全体の強度を高めています。
通気性と安定性を両立させたメッシュ・フライワイヤー
ランニング中の足のムレを防いで快適に走るうえでは、通気性の高いものを選ぶのが重要です。ただし、軽くて通気性のよいランニングシューズの場合、安定感に欠けてしまうことがあります。
NIKEのランニングシューズでメッシュ、さらにフライワイヤーを採用したものはハイスピードランでも足にぴったりフィットする、通気性と安定感を両立させているのが特徴です。
撥水加工のほどこされたシールド
雨の日のトレーニングや、長距離ランニングなど雨の日の使用も想定しているときは、「シールド」表記のあるNIKEのランニングシューズを選びましょう。シールドとは、撥水加工がほどこされているランニングシューズを指します。
シールドは、撥水加工ながらランニング中の通気性をたもつための工夫もほどこされています。
【3】サイズ感もチェック! 足幅広めならワイドやエクストラワイド
日本人の足幅は広くて甲高、欧米人はその逆といわれています。もともと欧米人向けのシューズメーカーであるNIKEのランニングシューズも、全体的に細身のサイズ感になっています。
足の幅が広い人は、ワイドやエクストラワイドの表記がある足幅広め設計のものを選びましょう。また、履き心地のやわらかいフライニットのものを選ぶと窮屈な感じがやわらぎます。
【4】自分のレベルや目的に合わせて選ぼう
記録を向上させたいのか? 走り方を見直したいのか? 長い距離を走りたいのか?NIKEのランニングシューズは、走る人のレベルや目的に応じてシューズが開発されています。
たとえばマラソンのように、真っ直ぐ走ることが多い場合には、脚の故障を減らすために横の動きが軽減できるシューズを。シティRUNのような場合は、曲がり角などを想定した、軟らかくつくられているシューズもあります。
自分が走る場面を想像して、用途に合うシューズを選びましょう。
【5】カスタマイズできるシューズも
NIKEには、自分でランニングシューズをカスタマイズして好みのものを作れるサービスがあります。カスタマイズできるモデルは限られていますが、アッパーやベースのカラーなどを自分好みにできるのが魅力です。
オリジナリティのあるランニングシューズを求めているときや、自分だけの一足がほしいときには、カスタマイズサービスを利用するのもよいでしょう。
ナイキのランニングシューズおすすめ9選 おしゃれでかっこいい! 走りやすいモデルを選んで
ここからは、ナイキのランニングシューズのなかから、おすすめ商品をご紹介します。マラソンのプロ・牧野 仁さんおすすめ商品もご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
クラシックデザインを現代風にアレンジした一足
発売以来30年以上にわたり、変わらぬ人気を誇るエアマックスシリーズ。「エアマックス エクシー」は、クラシックな「ナイキエアマックス 90」をリスペクトしたデザインです。アッパーには、アシンメトリーなデザインラインをあしらい、細長いラインがクラシックなデザインを現代的な雰囲気に。
衝撃吸収力とクッション性がありながら、軽くて快適な履き心地で、ランニング初心者におすすめの一足です。
素足感覚にこだわった自然なランニング体験を!
足の自然な動きを助ける切込みの入ったミッドソールで、素足でランニングしているかのような感覚を体験できます。単層メッシュの軽量アッパーでランニング中の足をしっかり固定。
硬めのミッドソールが素足感覚の着地感を与える、短距離走にぴったりの製品です。足の力の使い方や平衡感覚を鍛えて自然な走りができる反面、長時間使用すると身体に負担がかかるため、長距離には向いていません。

定番中の定番! それがペガサス
個人的に好きなシューズがこれ。安心感や安定感があります。クッション性と反発性を兼ね備えているので、ゆっくりランナーには足を守り、サブ3.5(記録が3時間30分を切ること)のアスリートであれば、反発を感じながら30km以降の足のダメージを緩和してくれます。
また、ペガサス36はアッパーの通気孔とエンジニアードメッシュを増量し、シューズに熱がこもりにくくしているのも特徴。
ミッドソールはクッション性も反発性もあるので、フルマラソンを目指す人からサブ3.5までの方にも最適です。
柔らかくサポート性に優れたクッションが特徴
柔らかくサポート性に優れたクッションが特徴のランニングシューズです。足をしっかり包み込むので、スローペースでも全速力でも、ランニング中の足をサポートしてくれます。
そのほか、特徴的で表情豊かなカラーリングやグラフィックも見どころ。ランニング中に足元を見るだけで、テンションが上がること間違いなしです。
フライニット構造のアッパーによる抜群のサポート力
高強度のファイバー素材を編み込んだナイキ独自のアッパー素材「フライニット」によるサポート力が魅力のランニングシューズです。編み込みの強度が強く、足にぴったりフィットするので、履く人の能力を最大限に引き出せます。
その他、足裏部分には耐久性に優れた素材を使用することで、柔軟性がありながらも適度な反発性も兼ね備えたバランスの良い仕様になっているのもポイント。
ナイキ メイフライの20周年を記念するモデル
ナイキの人気レーシングシューズ「ナイキ メイフライ」の20周年を記念すべく作られたモデルが、この「エア ズーム ライバル フライ 3」です。オリジナルをオマージュしつつも、現代的なグラフィックをプラスし、華やかさがアップ!
従来のモデルよりも柔らかなクッショニングを実現させたことで、蹴り出したときの反発性が強化されています。アッパーはつま先周りの軽さと通気性をしっかり確保しているので、長時間履いても快適です。
クッション性と柔軟性を追求したデザイン
ナイキの人気モデル「レボリューション」がアップデートして登場!特に、クッション性と柔軟性を重点的に追求し、履き心地の良さが向上しています。
ナイキのなかでは比較的軽量モデルなので、持ち運びがしやすいのも特徴。ランニング以外に、ジムでのトレーニングに使うのもおすすめです。
前モデルよりフォームがより増量され柔軟性がアップ
前モデル「Air Winflo 8」よりも、フォームが柔らかく、増量されたランニングシューズです。フォームが増量されたことで、踏み出し時の反発性も増しています。
弾むような履き心地が、ランニングにも良い影響を与えるでしょう。中央部にあるバンドが靴紐と連動しており、靴紐を締めるとサポート性がアップする仕組み。
初心者から上級者まで使いやすいモデル
初心者から上級者まで幅広い人に愛用されているナイキの人気モデル「エア ズーム ペガサス」。この「38」では、アッパーに柔らかく通気性の高いメッシュ素材が使われており、履き心地が快適。
足の甲の部分を覆うシュータンがアッパーと独立しており、靴紐と連動しているため、フィット感を細かく調整することも可能です。クッション性と反発性を両立させたリアクト フォームにより、走る際の体重移動がしやすくなっています。
おすすめ商品の比較一覧表
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※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エキスパートからのアドバイス 正しい履き方は?
NIKEのランニングシューズは、踵をしっかりサポートしてくれるのが特徴。また、踵は元々、他メーカーと比べ、少し後ろに出っ張っている形状をしています。
シューズを履くときは、まず紐をほどきシュータン(ベロ)を広げて、つま先から足を入れますが、NIKEのシューズの中には、踵のホールドを強めるために、靴ベラを使用して足を前に押し出さないと履けないシューズもあるので注意しておきましょう。
そして足を入れた後は、ヒールカップに踵を合わせるため、つま先を上げて踵で地面をたたいてフィットさせることが大切です。
このような正しい履き方を身につけたうえで、自分のサイズに合ったシューズを選ぶことが重要です。
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まずはレベルに合わせたシューズから
ナイキのランニングシューズには、上級者向けの製品から、走り慣れていない初心者向けのものまで、たくさんの種類があります。しかし、初心者の方が慣れないうちから上級者向けのシューズを使うと、強い反発力などからケガの原因にもなりかねません。まずは自分のレベルに合わせた製品を選びましょう。
慣れてきたら機能にも注目。タイムを競うレースで使用するシューズは、反発力やフィット感などにもこだわったものを選ぶとよいでしょう。
お気に入りのシューズを見つけて、気持ちのいいランニングを楽しんでください。
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