学習リモコンとは
学習リモコンとは、テレビをはじめとした電化製品をひとつのリモコンでまとめて操作できるアイテムです。電化製品や機器を学習リモコンに登録すれば、操作が1台で済みます。
そもそも、メーカーがバラバラのテレビやオーディオ機器は、それぞれ独自のリモコンで操作しなければなりません。しかし学習リモコンなら、メーカーがバラバラでも、テレビ、オーディオ機器など家電機器の種類が異なっていても、たった1台のリモコンで操作・管理ができるようになります。
電化製品や機器を操作するのにそれぞれのリモコンを探す手間が省けるだけでなく、リモコンに使う電池も1台分で済みます。いろいろな電化製品や機器に対応した学習リモコンがあるので、使いやすいものを選びましょう。
▼スマートリモコンとの違い
スマートリモコンとは、分波器のようなリモコンを室内に設置し、アプリなどによってスマホと家電を連動させ、操作をおこなうリモコンのこと。
学習リモコンとの大きな違いは、インターネットを介して、遠隔操作ができる点です。そのため、外出先からでも、エアコンのスイッチを入れる、レコーダーの録画ボタンを押すといった操作が可能になります。
一方、学習リモコンは、各家電と赤外線を介して連動させるため、外出先からの操作はできません。そういった意味で、スマートリモコンと学習リモコンには大きな違いがあります。
学習リモコンの選び方
それでは、学習リモコンの選び方をご紹介します。購入する際に重要視するポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【1】登録可能台数
【2】動作距離
【3】登録方法
【4】そのほかの便利機能
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】登録可能台数をチェック
登録できる家電機器、AV機器の台数
学習リモコンは、コントロールしたい家電、AV機器を複数台登録できるのが特徴です。
しかし、登録できる機器の数は商品によって異なります。少ない商品で3台程度、多いものでは5~8台といった学習リモコンもあります。登録できる台数が増えるほど操作を覚えるのが大変になりますので、ただ多ければいいというものではありませんが、可能なら5台程度は登録できる商品を選ぶのがおすすめです。
(★)AV機器以外の生活家電に対応するかも確認しよう
学習リモコンは、おもにテレビやオーディオチューナーといったAV機器の一括操作を目的とした商品が多いのですが、なかにはエアコンや照明機器といった生活家電を登録できるものもあります。
よりリモコンの数を減らしてスッキリと生活したいという方なら、こうした生活家電も登録できる学習リモコンを選ぶとよいでしょう。ただし、基本的にはAV機器のリモコンをまとめる目的で開発されたのが学習リモコンなので、そうした付加機能のある商品は販売価格が高くなる傾向があります。
【2】動作距離をチェック
リモコンの動作距離は学習リモコンによって異なります。動作距離が短い場合学習リモコンが反応しないため、機器のすぐ近くまで移動して使用しなければいけません。リビングなど広い場所で使う場合には、ある程度動作距離の長いものを選びましょう。
動作距離が長いと、リモコンの角度が悪くて反応しないことも減ります。
【3】登録方法をチェック
基本的に設定方法は、「メーカー番号入力型」と「リモコン信号学習型」の2パターンに分かれます。
「メーカー番号入力型」の場合、リモコンの設定を番号設定モードにし、メーカーの番号を入力するだけでかんたんです。
「リモコン信号学習型」の場合、例えば、レコーダーのリモコンと学習リモコンを向かい合わせ、各ボタン一つひとつの信号を学習させていく、手間のかかる作業です。設定が面倒になる場合もありますので、確認しておきましょう
【4】そのほかの便利機能をチェック
学習リモコンは、機器を操作する以外にもいろいろな機能があります。便利に使えるほかの機能もチェックすると、より使い勝手のよい学習リモコンが見つかります。
(a)マクロ機能:ワンボタンで好みの操作が可能
学習リモコンには「マクロ機能」を搭載している機種があります。これは、複数ステップの動作をひとつのボタンに割り振る(学習させる)ことができる機能です。
この機能が搭載されている学習リモコンなら、複雑な操作をボタン1回で済ませることができるため、利便性が非常に高まります。たとえばテレビとDVDプレーヤー、ゲーム機などをよく使う方には、この機能が搭載された学習リモコンがおすすめです。
(b)タイマー機能:幅広く使い勝手のいい機能
学習リモコンには、タイマー機能がついているものがあります。タイマー機能を使えば、使いたいとき、消したいときに合わせて自動的に機器をオンオフしてくれるので、より便利に学習リモコンを使えます。
就寝時間に合わせてオフタイマーにすれば、うっかり消し忘れも防げます。帰宅時間に合わせてオンタイマーにしておけば、自宅に着いたときには暖房や照明がついている、という使い方も可能です。
(c)チャイルドロック:いたずら防止に効果的
チャイルドロック機能を使うと、学習リモコンをいたずらされても動作しません。とくに学習リモコンは複数の機器の操作を登録しておくもののため、いたずらされてしまうと複数の電化製品がついてしまう、または消えてしまうことになります。
小さな子どものいる家庭なら、チャイルドロック機能がついているものを選ぶとよいでしょう。また、チャイルドロック機能はペットがぶつかったときの誤作動も防ぐので、ペットがいる家庭にも向いています。
学習リモコンおすすめ9選
学習リモコンの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。
AV機器にしぼった製品、万能さを打ちだした製品など、特徴的な製品を厳選しました。あなたの生活に合った一台をぜひ見つけてみてくださいね。

8台の機器を登録できるスタイリッシュなデザイン
最大でテレビ1台+7台のAV機器を登録できる学習リモコンです。主要なAV機器メーカーすべてのリモコン信号がプリインストールされており、かんたんな設定ですぐに手持ちのAV機器を操作可能です。リモコンを使う家電が多く、整理したいと考えている人におすすめです。
またマクロ機能も搭載されており、設定できるのは最大16ステップと多いのが特徴です。本体背面はメタリック風の加工が施してあってスタイリッシュさも魅力。さらに照明機器やエアコンまで操作できる万能タイプです。

テレビ&DVDレコーダーに特化した操作性
テレビやチューナー、DVD・Blue-rayレコーダーなどに特化した学習リモコンです。登録台数は3台ですが、テレビ周辺に機能を絞っているため、これでも充分。地デジやBSデジタル、110°CSデジタルチューナー内蔵テレビに対応し、テレビ周辺機器のほとんどのメーカーの信号を網羅している強みがあります。とくにテレビまわりのリモコンを一括操作したいと思っている方におすすめです。
なお、よく使う機能は「学習ボタン」に登録しておくことで、ワンプッシュで操作が可能なほか、電池交換をしても学習内容が保持される「メモリーバックアップ機能」も搭載されていて便利です。
3ボタンそれぞれに機器を割り振れるシンプル設計
テレビやオーディオ機器だけでなく、照明機器や扇風機を登録できるマルチな学習リモコンです。登録可能台数は3台ですが、A、B、Cという3つのボタンに各リモコンの信号を割り当てることができるため、操作に迷うことがなくシンプルです。
お子さんの誤動作を防止するチャイルドロック機能や、信号を送信したか確認できるキー操作音の設定も可能なので、機械が少し苦手な方におすすめです。
上位モデルにせまる高機能の高コスパモデル
最大5台までのAV機器を登録できる学習リモコン。同じソニーのRM-PLZ530Dと同等の機能を持っており、こちらも最大16ステップまで設定可能なマクロ機能を搭載しています。
テレビやAV機器だけでなく、照明機器などの生活家電も登録でき、リモコン信号もすぐに記憶させられる「かんたん学習」機能が便利です。非常にコストパフォーマンスが高く、学習リモコンをはじめて購入しようという方に自信を持っておすすめできる商品です。
3台の機器をかんたん設定!5オプション設定可能
リモコン上部の3個のボタンで、主な3台の機器を切り替えできます。テレビ34社、チューナー23社など、主要メーカーのリモコンコードが事前に登録されているため、設定がかんたんにおこなえます。
F1~F5ボタンには、プリセット機能以外の任意の機能を追加できます。赤外線リモコンを直接読み込む事で、全てのボタンに任意の機能を割り振り可能です。
テレビ視聴に欠かせない「番組表」ボタンも付いており、ボタンのクリック感もしっかりしているため安っぽさがなく、メーカーリモコンの代替品としても満足度が高いリモコンです。
エアマウス機能付き赤外線学習リモコン
両面にキーが配置されており、表側の各キーの数分だけ、照明器具や扇風機等の赤外線リモコン機能を登録できます。
さらに表側には、テレビやDVD等のコントロールキーに加え、空中マウス(エアマウス)機能が設けられておりテレビ・モニターに接続されたパソコン等を、少々離れた場所からダイレクト操作できるため会議のプレゼン時等に便利に利用できます。
TVとPCは、TVボタンを押すたびにかんたんに切り替え可能です。裏面には、フルキーボードが配置されておりパスワードなどの文字入力を効率的におこなえます。
キーが6個なので感覚で操作しやすい!
大きめのボタンが6個しかないので操作がかんたんで、デジタル製品が苦手な人や高齢者におすすめの学習リモコンです。テレビ、アンプ、DVDなどに対応しています。
感覚で操作しやすく値段も比較的安いので、学習リモコンを試してみたい方はぜひチェックしてみてください。
高齢者に最適な大きなボタンの操作学習リモコン
チャンネル切り替えが上下操作ボタンに集約され、チャンネル別ボタンを省くことでボタン数の削減とリモコンの小型化が実現されています。
さらに、レコーダーなどのおもな操作を想定した5個の再生・早送り・一時停止などのボタンが組み込まれており、数少ないボタンで映像機器の主要な操作をわかりやすくおこなえます。
これら全てのボタンには、赤外線リモコンの任意の機能を割り振れるため、お気に入りの機能を登録できます。ボタンの数が少なく操作がシンプルにおこなえるので、高齢の方にも最適な学習リモコンです。
ボタンが少なく、子どもや高齢者でも操作しやすい
材質にはABSを使った環境にやさしいリモコンです。耐久性にもすぐれているので、長く使えます。形は細長く軽いので、子どもや高齢者にも使いやすいです。また、ボタンが6つのシンプル形状なので、操作がしやすいのもポイントです。
最大距離は10mで、安定した性能ももっています。
【番外編】スマートリモコンおすすめ3選
番外編として、遠隔操作も可能なスマートリモコンもご紹介します。こちらもぜひ参考にしてくださいね。

自分好みにカスタマイズ可能なハイスペックリモコン
最大登録可能台数30台。テレビやDVDレコーダーはもちろん、照明、エアコンといった生活家電も、これ1台ですべて一元管理が可能となります。
表示には電子ペーパーを採用しており、ボタンの配置や大きさなどを自分好みにカスタマイズ可能。マクロ機能も搭載されており、毎日のルーティン動作も登録しておけば1タップで操作できます。デザインはギミック感があり、ガジェットが好きな方なら、お気に入りの学習リモコンになるでしょう。
スイッチユニットやプラグユニットで非赤外線に対応
新世代の学習リモコンともいえる、インターネット対応スマートホーム家電コントロールユニットです。家中の家電をスマホに登録し『Hub Mini』とリンクすることによって、赤外線対応機器を直接コントロールできます。
さらに、赤外線非対応の家電も「スイッチユニット」や「プラグユニット」によって家電と連携できるため、幅広い機器に対応可能です。
「温度/湿度計ユニット」との連携で、より快適な室内環境を実現できるとともに、アマゾン・エコー等の音声による家電操作が可能であり、人と機器のより自然なインタフェースを実現しています。
赤外線リモコンをスマホ操作で一括管理し柔軟に連携
メーカーや型番・年式を問わず、赤外線リモコン対応家電の機能がプリセットされており、かんたんに登録し一括してコントロールできます。スマホアプリによって外出先からエアコンのオンオフなどがおこなえます。
「オートメーションルール」を設定すると曜日や時間、GPSに基づく位置情報、温度・湿度、照度、人感センサーをトリガーとした機器の複数手順の自動化を設定できます。スマートスピーカーと連携させることで、音声で家中の家電を操作できる新世代の学習リモコンです。
基本的に生活家電を操作したいならスマートリモコン
学習リモコンは、もともとテレビとBS・CSチューナー、DVD・Blue-rayレコーダーといったAV周辺機器のリモコンを1台にまとめることを目的に開発されたものです。付帯機能として照明やエアコンなどをコントロールできる商品もありますが、それらを一元管理したいならスマートリモコンを選ぶべきでしょう。
学習リモコンには、比較的リーズナブルで3台程度のAV機器をコントロールできる商品が多いので、お手持ちの機器が対応しているかをチェックして、好みの学習リモコンを選ぶことをおすすめします。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 学習リモコンの売れ筋をチェック
Amazonでの学習リモコンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
本記事では、学習リモコンの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
商品を選ぶ際は、対応表、登録可能台数、動作距離をチェックしたうえで、忘れずに登録方法がかんたんかどうかも確認しましょう。さらに、マクロ機能といった便利機能などもチェックすると、より快適で使いやすい学習リモコンを選ぶことができるはずです。
一台で複数の情報を管理できる学習リモコンを使って、身の回りをスッキリさせましょう。
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