カメラの防水ケースの選び方
フォトグラファーの瀬川陣市さんに、カメラの防水ケースを選ぶときに考慮すべきポイントを教えてもらいました。
【1】使うカメラに合わせてケースを選ぶ
【2】ケースの素材から選ぶ
【3】防水性能の高さもチェック
【4】操作がしやすいケースを選ぶ
カメラでの撮影を楽しむために、使い勝手がいい防水カメラケースを選びましょう。
【1】使うカメラに合わせてケースを選ぶ
最初にチェックすべきポイントは、スマホやデジカメ、一眼レフなど自分が使っているカメラに合わせてケースを選ぶことです。
スマホ用やデジカメ用ケースはサイズが小さいため首から掛けられるストラップ付のタイプが多いです。一眼レフはサイズが大きいため、柔軟性のあるケースがおすすめです。またゴープロ専用の防水ケースは小型で丈夫なハードタイプのケースが多いです。
どんなカメラを使って水中や雨の中で撮影したいのかを考えてから選びましょう。
【2】ケースの素材から選ぶ
防水ケースにはやわらかいソフトタイプと固いハードタイプの2種類があります。そこで、それぞれの特徴から、自分にとって使いやすいタイプがどちらなのかをチェックしておきましょう。
▼雨程度なら防げる「ソフトタイプ」
透明な袋のようなものにカメラを入れて使用するのが「ソフトタイプ」。素材がやわらかいことから、対応したサイズ内であればカメラの種類や形状を問わず使えるのが魅力です。
そのため、被写体や撮影場所に応じて複数のカメラを使い分ける人は、ソフトタイプのほうが使いやすいでしょう。ただ、防水性は低く全体を水に漬ける場合には注意が必要です。
▼水中で使うなら「ハードタイプ」
カメラの種類ごとに作られている「ハードタイプ」は、しっかりとした防水機能が備わっているのが特徴。万能というわけではありませんが、水中でもしっかり活用できるため、幅広い写真が撮影できます。
一方で、ハードタイプはカメラごとに用意しなければいけないため、カメラを買い換えるときには同じようにケースも買い換えなくてはいけません。ある程度コストがかかってしまう点に気をつけましょう。
【3】防水性能の高さもチェック
防水ケースだからこそ、注意しておきたいのがケースごとの防水性能です。防水性能は「IPX」の後に続く数字によってレベルが表されており、0~8の段階あります。
そのため、より高い防水ケースを求めるなら「IPX7」や「IPX8」を選ぶのがよいでしょう。ただし、水中撮影などをしたいなら「IPX8」でないといけないため、目的に合わせたレベルの防水性能を選びましょう。
【4】操作がしやすいケースを選ぶ
防水ケースはカメラを守るためにさまざまな場所を覆ってしまいます。その結果、ケースをつけたままでは操作が難しくなり、イメージどおりの撮影ができないこともあります。
そこで、ケースを装着したままでも使いやすいか、操作性もきちんとチェックすることが大切。とくに、複雑な操作をしたい人は、どの部分がどの程度隠れるのかなどをしっかり見ておきましょう。
【5】ストラップがあると携帯しやすい
水中にケースごとカメラを落下させてしまうことがないよう、ケースにストラップがあるか確認しましょう。
ストラップは、手首に巻く短めのものと首から下げられる長めのものがあります。撮影する状況によってストラップの使いやすさは変わります。どちらの場合であれ、しっかりケースをつなぎ留めておけるストラップのついた防水ケースを求めるといいでしょう。
フォトグラファーからのアドバイス
今回ご紹介しているカメラ防水ケースは簡易的な仕様のものがほとんど。完全防水を求めるのではなく、水中で短時間程度ならカメラを保護できるケースという認識で使うのがいいかもしれません。それでも少し気をつけて使えば防水機能はじゅうぶんです。
使用するカメラのサイズによって使える防水ケースは変わります。自分のカメラに合致し、また撮影スタイルに合ったカメラ防水ケースを見つけてくださいね。
【スマホ用】防水ケースおすすめ4選
ここでは、スマートフォンに装着できるおすすめの防水ケースを紹介していきます。
海やプールでも水に浮かんでなくさない!
浮き輪のような形が特徴的な防水ケースで、なかへスマホを入れていてもカバーごと浮くような設計になっています。そのため、水中にスマホが沈んでしまうことがなくなり、すぐにスマホを見つけられます。
また、水中に浮かせながら撮影することで、味のある写真が撮れるのもポイント。プールなど、遊びながら撮影するシーンで活躍してくれるケースです。

スマホを操作できる最新防水ケース
スマホ用のカメラ防水ケースがこちら。スマホのカメラで水中撮影をしたいときに使えます。大型スマホまで入れることが可能。両面クリアビニール仕様なので、いつものスマホ操作で写真が撮れます。
簡易的ながらフローティング構造になっているので、水中に落下させてしまっても拾いあげやすいのもうれしいところ。水辺や海に持参する防水ケースとしておすすめです。
ボタンが押しやすい&多機能!
防水携帯ケースは横の電源ボタンと音量ボタンを押しやすいデザイン、鮮明な写真・HD動画の水中撮影、タッチパネル操作、音楽聞く、通話などの操作もできます。
PVC素材で推移中で動画や写真もクリアに
IPX8を取得しており、日常生活や海水浴をはじめとする水辺での防水に大活躍してくれます。
水深30メートルまで対応可能で、潜水や海での遊び、スキーなどのアウトドアで利用できる商品。防水でスマホを水没から守ってくれます。
【デジカメ用】防水ケースおすすめ2選
続いては、デジカメに装着して使える防水ケースを紹介します。

磯遊びで使うのにおすすめ
レンズの突起部分を収納することができるカメラ防水ケースです。水深10mまでの防水設計になっています。ケースの上からシャッターなどを操作するので、シャッターボタンが大きく押しやすいタイプのカメラだと使いやすいです。精密設計ではないため、使用する前に水漏れなどないかの確認は必要。
幅広いメーカーのデジカメサイズに対応!
カメラを水を気にせず撮影できるように開発されたデジタルカメラの防水ケースです! 入口接合部3段階チェック式防水構造で、ガッチリ閉じることで水の侵入を防ぎます。とっても簡単な操作でケースの中身を水から防ぎます。
【一眼レフカメラ用】防水ケースおすすめ2選
続いて、一眼レフカメラに使用できる防水ケースを紹介していきます。

大型カメラを水濡れから守れる
シンプルですが簡易的な防水ケースや防滴ケースとしての使い方ができるので、一眼レフ派ならひとつ持っておくと安心です。
カメラより大きめのケースなので、収納時のカメラの操作を事前に確認してから使うのがおすすめ。柔軟性のある袋タイプなので、とがったものなどをケースに当てないように注意して使いましょう。

急な雨からカメラを守れる
正確には防湿カメラケースですが、水滴からカメラを守ることができるケースです。ケースのまんなか部分にクリアビニールがつけられていて、そこからレンズを通して撮影ができます。バッグの形態なので、撮影するときにはリモコンシャッターやスマホ連動シャッター機能などを使います。
撮影したい被写体に向けてカメラを入れたこのケースを設置して、遠隔操作で撮影するという使い方ができるでしょう。野外で重宝するカメラ防水ケースです。
【GoPro用】防水ケースおすすめ4選
最後は、GoProカメラに対応した防水ケースを紹介します。
水からも衝撃からも守る!
一般的なケースよりも厚く仕上げることで、耐久性を高めたケース。全体をしっかり覆う仕様になっているので、外から水が侵入せず、しっかりとカメラを保護します。
また、ダブルロック機能によって、使用中にケースが外れる心配がないのもポイント。水中など、過酷な場所でもきちんと撮影できるため、よりダイナミックな撮影を叶えたい人におすすめです。
3モデルに対応したハードケース
ハードケースでありながら、GoPro HERO5~7までのモデルに対応した防水ケース。ある程度使い回せるため、対応モデルを複数持っている人ほど扱いやすいでしょう。
防水機能による水中撮影はもちろん、雨や泥濡れなどへ対応できるのもポイント。ロードバイクやキャンプなど、幅広いレジャーシーンで思い出を残しておけます。
水中でも美しい写真撮影を可能に!
レンズ部分に透明度の高い硬化ガラスを使用することで、ケースによるデメリットを回避したケース。ケースを付けていないような、鮮やかな映像に仕上がるので、こだわりの方法で撮影したい人にぴったりです。
GoProのコンパクトさを損なわない小さめの大きさですが、適切な隙間が設けられているため、電源ボタンなどの誤動作なくしっかり撮影できます。
深い水中でのダイビングの際にも活躍できる!
水深 60 m (196 ft) までの防水性能!2種類の防水バックドアが付属、Floaty (フローティー ) と併用できます。タッチスクリーンに対応し、優れたオーディオ録画撮影も可能です!
「カメラ防水ケース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カメラ防水ケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカメラ防水ケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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防水ケースでどこでもキレイに撮影しよう!
水中やプール、雨のなかなど、カメラと相性が悪いシーンでも自分のイメージどおりの撮影を可能にしてくれるのが防水ケースです。ケースがカメラを水濡れからしっかり守ってくれるので、故障などを気にせず撮影を楽しめます。
ただし、ケースによって防水性能や保護の仕方が異なり、防水ケースをしていても思わぬ故障を招いてしまうことも。そのため、防水ケースの仕様と、撮影方法や場所を合わせて考えて、自分の撮影にぴったりな防水ケースを手に入れましょう。
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米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後に独立。 1995年からプロカメラマンとして人物、ウェディング、料理、建築、海外取材など広い分野の撮影をする傍ら、写真講座やメディア出演、執筆などを通じて撮影テクニックやフォトライフの楽しみ方を伝えている。 さらに動画撮影、ドローン撮影にも着手。画像や動画を未来につなげる活動を提案している。2018年には、長崎県五島市アンバサダーに就任。 写真と映像で行う地域貢献や海外に向けた日本文化の映像発信にも積極的に取り組んでいる。