シアターラックとは
シアターラックとは、映画鑑賞専用に作られたテレビ台のこと。一般的なテレビ台と違い、サウンドバーの設置スペースが備え付けられていたり、スピーカーが付属しているタイプなど機種によってさまざまです。しかし、あらかじめ配線や放熱、AV機器の操作性も考えられているため、手軽に安心して設置することができます。
スピーカーを設置すれば、自宅でDVDや動画配信サイトなどを見る際、より迫力のある映画鑑賞を楽しめます。また、デザインもシンプルなものから、スピーカーが見えるメカニックなもの、壁掛けのように見えるスタンドタイプまで、部屋のインテリアやレイアウトに合わせて選ぶことができます。
シアターラックの選び方
それでは、シアターラックの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】大画面サイズとスピーカーが設置できるものを選ぶ
【2】配線とAV機器の放熱を考えたサイズを選ぶ
【3】AV機器の操作性を意識したデザインを選ぶ
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】大画面サイズとスピーカーが設置できるものを選ぶ
シアターラックは、大型テレビまたはディスプレイを設置するためのラックです。目安として、60インチのテレビを設置できるシアターラックを選びましょう。
また、L・Rスピーカーの形状によって設置方法が変わるので注意しましょう。L・Rスピーカーの種類は大きくわけて、細く高さのあるトールボーイ型と本棚に置けるサイズの小型ブックシェル型があります。小型ブックシェル型スピーカーはラックに収納して音響を楽しむもの。そのため、スピーカーの収納スペースがあるシアターラックを選ぶ必要があります。
【2】配線とAV機器の放熱を考えたサイズを選ぶ
ホームシアターで必要なAVアンプやBDレコーダーをラックに収納するには、目安として400~550mmほどの奥行が必要です。また、テレビの配線だけではなく、スピーカーやAV機器など複数の配線がスムーズにとおせるかどうかも大事。ラックの開口部とコンセントまでの導線を確認しましょう。
AVアンプは熱を発するので、熱がこもらないようにゆとりのあるサイズを選ぶことをおすすめします。
【3】AV機器の操作性を意識したデザインを選ぶ
ホームシアターは、大画面で映像と音響を楽しむことができるシステムです。当然、大画面のテレビやAV機器を収納する必要があるのでラックのサイズも大きく存在感があります。そのため、AV機器が収まるラックとしてだけではなく、デザインも重視したいところです。
ラックの素材や色、扉の形状でお部屋の雰囲気が変わります。リモコンの送受信のために、ガラスやルーバーがデザインされたタイプや、オープンラックなど、製品によってデザインもさまざま。たとえば、赤外線を利用するIRシステム対応のDVDレコーダーやブルーレイレコーダーなら、扉を閉めるデザインのシアターラックでも使えます。
おすすめ商品の比較一覧表
シアターラックおすすめ6選
上記で紹介したシアターラックの選び方のポイントをふまえて、インテリアコーディネーター・坂口 愛さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。ご自宅のテレビはもちろん、インテリアにマッチする商品を選んでみてください。
収納に便利で幅広い用途に対応
シンプルなデザインで、インテリアを選ばずどんな部屋にも合わせやすいでしょう。コンパクトなスタイルで、裏版はコード穴があいていてコード類をまとめられるので、収納に便利な商品です。奥行が29cmなので、部屋の角スペースをうまく使えて部屋が広く使えます。
収納もガラス扉タイプとオープンタイプ2つあるので、用途に合わせ使用しやすいです。オープンタイプはお気に入りの小物などをおしゃれに飾って見せる収納が楽しめて、ガラス扉はホコリの侵入を防いでくれるのがポイント。キャスターがついているので、部屋の模様替えなどの際も移動しやすいです。
収納性に優れたGDスタイル
シンプルなデザイン性で、木製扉付きフリースペースとガラス扉収納スペースがあり、収納性に優れた商品です。木製扉付きのフリースペースは、雑誌やゲーム機・ルーターなどさまざまなものを収納できます。
クローズ部分のガラス内にも収納が可能です。幅や高さのラインアップが豊富で、用途や部屋に合わせて選べます。ガラスは強化ガラスで、さらに飛沫防止フィルムも貼られているので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して使えるでしょう。

優れたデザインと高い機能性を兼ね備えたボード
大好きな北欧家具に囲まれながら、自宅でホームシアターを楽しみたい方におすすめのシアターラック。65インチの大型テレビが置けるワイド幅です。ソファに座ってシアターを見るのにちょうどいい42センチの高さ。引き出しが付いているので雑然としやすいDVDなどをスッキリと収納してくれます。
AV機器を置くスペースに背板がないオープンタイプなので、機器の奥行サイズに融通がききやすいのも特徴。熱がこもりにくいので安心です。

テレビまわりのレイアウトを楽しめる
70インチまでのテレビを置けるワイドサイズでありながら、圧迫感のないデザインが特徴。お部屋をモダンな空間に演出してくれるシックなブラウンカラーです。
こちらのシアターラックは棚のデザインに高低差がついているので、不等辺三角形を描くように小ものを飾るとおしゃれ。ちょっとした装飾小ものをそのまま置くだけでもおしゃれに飾りつけすることができます。
背面がオープンなので、アンプやブルーレイ、スピーカーなどの配線の通し口を気にしなくても設置できるのもおすすめポイントです。

ベッドから観る理想的な高さを実現
寝室でホームシアターを楽しみたい人は壁掛けタイプのシアターラックがおすすめです。ベッドに横になったとき、画面の中心がベッドの高さプラス100cmあたりにくるのが理想的。これをテレビ据え置き型のラックで実現しようと思うと、ラック自体のサイズが大きくなるぶん圧迫感が出ます。
背面ボードにテレビを掛けるこのシアターラックなら、テレビ自体の高さ調整が可能。大画面もスッキリと収まり、複雑な配線工事も必要ありません。テレビとAV機器を繋ぐ配線もボードのうしろに収納できるので、部屋を美しく見せられます。
EEスタイルで使用頻度に合わせすみわけ
ハーフオープン仕様で、よく使うものとたまに使うものに分けて収納できます。オープン部にはスピーカーやサウンドバーを置けるので、音楽を楽しみたい方におすすめです。ハーフオープン部は、たまに使うものを隠して収納もできます。
2色のキャスターが付属するので、インテリアや好みの雰囲気で付け替えが可能。移動にも便利です。ガラスは強化ガラスを採用していて、耐久性に優れています。また、割れてしまった際も飛沫防止フィルムが貼られているので、小さいお子さんがいる家庭でも安心して使用できます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
テレビ周りを収納できる棚を紹介
【最後に】エキスパートのアドバイス
まずは60インチのテレビが置けるサイズを選ぼう
ホームシアターは大画面で映像と音楽を楽しみたいものです。そのため、60インチのテレビが置けるサイズを選ぶのが理想。また、スピーカーやAV機器がどのような形状でいくつ必要になるかを確認して、それらが収まるラックを選びましょう。
AV機器を収める箱としてだけではなく、設置するお部屋の広さやインテリアも意識して選ぶことをおすすめします。
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「片付けなくてもいい住まいの収納計画」DRAWER DESIGN坂口愛です。 日々の片付けに追われることがない住まいと暮らしのアイデアを探求し「幸せな笑顔・夢の実現」をコンセプトに独自のロジックによる「必ず片付く数の法則」「片づけなくてもいい住まいの収納計画」を提案。保有資格は整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター・ライフスタイルプランナーを保有。 住まいづくりと経験を活かした暮らしに彩を与えるエッセンスをお伝えしています。セミナー講演、収納モデルルーム設計など、全国にて活動中。