製氷皿の魅力 氷だけでなく離乳食にも使える!
製氷皿は、いろいろなものに活用できる便利なアイテム。さまざまな形の氷がつくれる製氷皿を使えば、ジュースやカフェオレなどを凍らせて、かわいい形のアイスやシャーベットが作れます。
離乳食やだし、野菜ペーストなどを小分けにして冷凍保存するという活用技も。また、耐熱性の素材の製氷皿は、お菓子づくりのためにオーブンで使うこともできるすぐれものです。
製氷皿の選び方 素材・形・サイズをチェック!
製氷皿にはいろいろなタイプがあります。選ぶうえでのいくつかのポイントを解説します。
【1】素材
【2】形状
【3】サイズ
【4】作れる数
【5】機能
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】製氷皿の素材で選ぶ
製氷皿の素材によりメリットが異なります。それぞれの特徴を解説していきます。
シリコン製|氷が取り出しやすく種類も豊富!
シリコン製の製氷皿は素材がやわらかいため、氷が取り出しやすいのがメリットです。製氷皿のデザインやカラーリングもかわいいものが多く、キッチンをより彩り豊かにしてくれます。
また、いろいろな形状の氷がつくれるのがシリコン製のメリット。キャラクターの形や丸型・星型など、好みに合わせて選べます。さらに、耐熱性があるところもポイント。氷やシャーベットだけでなく、レンジやオーブンで製氷皿を使ったお菓子づくりも可能になります。
プラスチック製|お手頃な安い価格が魅力
リーズナブルな価格で手に入れられるのがプラスチック製の製氷皿です。容器がしっかりしており使いやすく、洗浄などの手入れがかんたんなのも大きなポイント。
製氷の速度もシリコン製より早く、よい性能を発揮してくれます。できあがった氷は、製氷皿の底に水をかけて取り出すようにすると、容器をひねって破損してしまう危険を回避できます。
金属製|氷を短時間で作ることができる
金属製の製氷皿は熱伝導性が高いので、より氷を早く作ることが可能になります。たくさんの氷を使う大家族などは、氷の使用量も多いので、製氷スピードが高い金属製がおすすめです。
大きめのサイズの氷をつくるのに適している素材で、かき氷用の大きな氷や、クーラーボックスに入れるための氷などにぴったりです。濡れた手で触ると手が容器にくっついてしまうのに注意しましょう。
【2】氷の形状で選ぶ
丸型や四角型やスティック型など、いろいろな形状の氷をつくれる製氷皿があります。それぞれのメリットを紹介します。
丸型・ボール型|溶けにくく、ドリンクをお洒落に見せる
丸い氷は表面の面積が少なく、より溶けにくい形状です。バーでロックグラスに入れられて出てくるのはグラスにぴったり合ったサイズのボール型。
バーでは、バーテンダーがアイスピックで丸い形に成形しますが、丸型の製氷皿があれば、自宅でかんたんにバー気分を味わえますよ。また、ジュースを凍らせて、丸いシャーベットをつくれば、子供も喜んでくれるでしょう。
四角・キューブ型|省スペースで製氷できてバリエーション豊富
一般的な家庭用冷凍庫でつくる氷の形ですが、四角形のサイズにはいろいろなバリエーションがあります。素早く冷やして飲みたいドリンクには、よりサイズの小さいものがよく、じっくり味わっていただく飲み物は、溶けてしまうまでに時間がかかる大きなサイズの氷がぴったりです。
省スペースでより多くの量の氷をつくれるところがすぐれています。
製氷皿は、小分けにした調味料やだし、スープなどの液体や、ねぎのみじん切りなど食材の冷凍にも使えます。だしやスープ用には大きいサイズのキューブ、おろししょうがやにんにくには小さめのキューブを使うなど、いくつかサイズがあると便利。ニオイの強いものは氷とは併用できないので、調理用に別に用意しておくとよいでしょう。
また、コーヒーや紅茶、ジュースなどの氷を作っておくと、飲み物が薄まらず便利です。コーヒーの氷を牛乳に入れてカフェオレにするといった使い方もできます。いろいろな工夫で活用してみましょう。
デザイン性のある形|シーンに合わせて楽しめる
クラッシュ形などの小粒型でつくる小さい氷は、手早く飲み物を冷たくできます。大きいサイズのキャラクター型やお花や動物がモチーフになっている氷は、鑑賞しながら、じっくりたのしみたいときにちょうどよいでしょう。
三角形のヘンテコな形の氷は、パーティーなどで雰囲気を華やかに盛り上げてくれるのに使えます。スティック状の氷は、口の狭い水筒などにも入れられて便利です。
製氷皿で作る氷の大きさは千差万別です。
大きなキューブはゆっくり溶けて飲み物が薄まらないメリットがありますが、凍るまでに時間がかかります。逆に小さい氷はすぐ凍りますが、溶けるのも早いので、用途に合わせてサイズを決めましょう。
ほかにもクラッシュアイスやウィスキー専用の氷が作れるもの、ペットボトルの口から入れやすいスティック型の氷、さまざまなキャラクターが作れるものまで、氷の形は多種多様です。楽しみながら探してみてください。
【3】製氷皿のサイズで選ぶ
製氷皿は、注文する前に必ず自宅の冷凍庫に入るサイズかチェックしましょう。実際に商品が届いてから「冷凍庫に入らない!」という事態になりかねません。冷蔵庫内の冷凍庫のスペースが限られているなら、小さなスペースで氷をつくれるサイズの製氷皿にしましょう。
ロックグラスで使うような、丸型の製氷皿の場合は、冷凍庫のスペースを確保できるかどうかをまずチェックしてからにしてください。大きな氷は凍るまでにより時間がかかってしまうことも考慮しなければなりません。
【4】製氷皿で作れる氷の数で選ぶ
大家族なら、大量の氷が一度に必要となることも多々あることでしょう。製氷皿で一度につくれる氷の数は決まっていますから、より多くの氷を一度に作れる仕切りの数が多いタイプの製氷皿にしましょう。
仕切りは、大きなひとつの氷をつくれるタイプから一度に100個以上の氷をつくれるものまでいろいろな種類がありますので、ご家庭の事情に合うものをチョイスしてください。
【5】製氷皿の機能で選ぶ
蓋付きの製氷皿は、中身がこぼれるのを防ぐだけでなく、冷凍庫内の臭いが氷に付着してしまうのを防げます。また、重ねて収納できるので、よりスペースの有効活用が可能。
ボックス付きなら、氷のつくり置きがよりスムーズにでき、たくさんのストックを大きいボックスにつくれます。衛生面重視なら、食器洗浄機が使えるタイプの製氷皿がおすすめです。
>>>生活コラムニストからのアドバイス
普段づかいか、楽しさを重視するかで製品を選ぼう
製氷皿を探す目的は人によってさまざまです。普段使いの氷を作りたいという人は実用性重視で選びましょう。
自動製氷機能つきの冷蔵庫をお使いの人の場合は、キャラクターの氷やお酒専用の氷を作りたいなど、プラスアルファの機能を求めて探すケースが多いと思います。この場合は、多少実用性に欠けても「楽しい」と思えることが大事な選択ポイントのひとつです。
当たり前に四角いと思っていた氷の形が変わるだけでも、ワクワクしたり、食卓の会話がはずんだりすることも多いものです。実用と娯楽のバランスを上手に取って、楽しく選んでみましょう。
製氷皿おすすめ14選 人気の丸型やスティックタイプも!
上で紹介した製氷皿の選び方のポイントをふまえて、おすすめしたい商品を紹介します。
▼製氷皿おすすめ4選【四角・キューブ】
まずは、四角形、キューブなど、四角い氷を作れる製氷皿をご紹介します。
氷を大量にストックしておきたい方におすすめ
ストック用の氷をキープしておける便利なボックスが付いているので、こまめに作る手間がはぶけます。また、一度にたくさんの氷が必要なときにも便利です。
使いたいときにすぐ出せるので氷を使う頻度が高い方にぴったり。トレーとボックスは重ねておけるので、省スペースにすっきり収納できます。
ワンタッチで氷を1個ずつ取り出せる便利な製氷皿
できた氷を指1本で取り出せるのがこの製氷皿。氷ができたら、トレーを軽くひねって氷の端を指で上から押すと「クルン」と氷が出てきます。取り出したい分だけ取り出せるので、氷だけでなく離乳食やお出汁を凍らせておけば、使いたいときだけ使えます。
製氷皿を密封できるフタつきなので、冷凍庫に入れるときに重ねることができます。こぼれたり、においが移る心配もないのがポイントです。
フタつきでニオイも移りにくいので普段づかいに
ベーシックなプラスチック製の製氷皿。普段づかいの氷を作るなら、こんなシンプルな形が使いやすいです。サイズもスリムで製氷室の場所を取りません。フタつきなのでニオイも移りにくく、複数を重ねて収納することもできます。
氷をはずすときは両端を持ってねじってもよいのですが、負荷がかかりすぎると長期使用でひびが入ることもあります。プラスチック製の製氷皿を扱うときには裏側から水をかけて溶かすことで、優しく取り出すことができますよ。
省スペースと用途に応じた使い分けができる
幅が7cmとスリムな製氷皿の3個セット。すべてにフタがついているので重ねて収納できます。専用のスタンドもついてくるので、場所の確保が難しい冷凍室のスペースを有効に使えます。
また、ひとつの製氷皿で作れる氷が7個ですので、それぞれ別の用途に使うことも可能。たとえば、ひとつは普通の氷、ほかはスープストックやだし、薬味などの調理用、ジュースを凍らせてプチデザートを作るなど、少量ずつ作れるので便利です。お弁当用のお惣菜の小分け冷凍に使ってもよいと思います。
▼製氷皿おすすめ4選【丸型・スティック】
続いては、丸い氷やスティック状の氷が作れるおすすめの製氷皿をご紹介します。
ステンレスボトルにぴったりのスティックができる
3段タイプになっているフタつきの製氷皿です。ステンレスボトルなどに入れやすい、細長い氷が作れます。
フタは密閉タイプになっているため、引き出しタイプの冷凍庫に入れても中の水がこぼれない仕様になっています。また、ニオイ移りしにくくゴミなどが入らないのも魅力です。収納時も冷凍庫のなかでも3段重ねて置けます。
大きなボール型アイスが作れる
ロックグラスにぴったりの、大きなボール型の氷が作れる製氷皿です。シリコンゴム製の器をフタしたまま水を入れて、そのまま凍らせるとボール型の氷が完成します。
取り出すときには器をふたつに分けられるため取り出しやすく、氷もきれいな形のままで使用できます。氷だけでなくフルーツやハーブを入れたデザート作りにも活用できます。
小さくてかわいい丸い氷をたくさん作れる製氷皿
やわらかいシリコン製の製氷皿です。小さなサイズのまんまるな氷を一度にたくさん作れます。ジュースなどを使ってカラフルな氷を作れば、見た目もかわいいデザートになりますよ。
できたまんまる氷は、押し出し式の本体を押すと穴からかんたんにコロッと出てきます。氷だけでなく、コーヒーや紅茶をまんまるに凍らせて、ミルクなどに入れてみるといつもとはまた違ったドリンクが楽しめます。
キンキンに冷えるステンレス製の製氷皿
一気に冷やしてかわいらしい丸型の氷が作れるステンレス製の製氷皿。ジュースやフルーツなどを入れた、カラフルなアイスキューブを作れば、普段のドリンクがより華やかに楽しくなります。
型をねじらなくても、冷水に約1分入れるだけでするっと氷が型から離れる優れモノ。一度に18個の氷が作れるので、大人数のパーティーなどでも活躍するでしょう。
▼製氷皿おすすめ5選【ユニーク】
最後は、ユニークでおしゃれな氷を作れる製氷皿をご紹介します。
好みのこまかさの氷が作れる製氷皿
コップの中に水を入れて凍らせたあと、外側から両手で握るようにして好みの大きさに砕くことができる、ちょっと変わった製氷皿です。
コップの中にできるのは棒状の氷。やわらかい素材でできているので、握るだけで好みのこまかさのクラッシュアイスを作れます。一度にできる氷の量はコップ1杯分程度です。
おすすめの使い方は、お刺身や野菜スティックなどのお料理の盛り付け用。おしゃれなお皿にクラッシュアイスを盛り、しその葉やハーブを敷いて食材を盛り付けるだけで、レストランのような華やかな一皿に。もちろん飲料用にも使えます。
ウィスキーを楽しむためのグラスと氷が作れる
グラスにシリコン製のカバーをつけて水を注ぎ、そのまま凍らせることでウィスキー専用の氷が作れるという商品です。
グラスの中に傾斜のついた氷ができます。この傾斜に沿ってウィスキーを静かに注ぎ入れることで、お酒の香りが立ち、氷も溶けにくいのでゆっくりと楽しめるという仕組みです。
キューブや丸い氷を入れてカラカラと音を立てて楽しむのも素敵ですが、こんな専用のグラスで三角形の氷とお酒の色のコントラストを楽しみながらいただくというのも、粋ですね。
いろいろな動物の氷が作れる製氷皿
ラッコ、セイウチ、ホッキョクグマ、アザラシなどさまざまな動物の形が作れる製氷皿。こちらのメーカーからは、ほかにも深海の動物や昆虫など、おもしろいアイテムが作れる製氷皿がそろっています。
ハートやキャラクターなど同じ形のものがたくさんできる製氷皿もいいですが、こんな風にすべて違う形のものができると使うのも楽しくなりますね。「これはなんの動物?」と食卓での会話も弾みそうです。食洗機、電子レンジに入れることもできます。
ハローキティーの氷やお菓子が作れるシリコントレー
ハローキティーの氷が作れる製氷皿です。形も3種類あり、キティーちゃんの顔のアップや、まっすぐ座っているタイプ、横向きに座っているタイプなどさまざまな角度から楽しめます。
そのままお水を凍らせて氷を作ってもかわいくて楽しいですが、ジュースなどを凍らせるとカラフルなシャーベットが出来上がります。食洗機にも対応していて、お手入れもかんたんです。
子どもがよろこぶアンパンマンなどの氷が作れる
絵本やアニメで子どもたちに人気のキャラクター、アンパンマン。この製氷皿を使うとアンパンマンの氷が作れます。アンパンマンだけでなく、主要キャラクターのしょくぱんマン、カレーパンマン、メロンパンナちゃん、バイキンマン、ドキンちゃんなどがそろっているのもうれしいポイント。
シャーベットなどのスイーツの型としても使えます。
「製氷皿」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 製氷皿の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの製氷皿の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
製氷皿のトラブルの解決法 こんな時どうする?
便利な製氷皿ですが、よく知らずに使うと使いにくかったり困ったことになったりしてしまいます。
氷がうまく取れないとき
握力が足りないと、製氷皿から氷が取り出しにくい場合も。そんなときには、製氷皿の水の量を確認しましょう。水量が水位線より高いと取り出しにくくなりやすいです。
どうしても取り出せないなら、製氷皿の底面に水やぬるま湯をかけてみてください。ちょっと溶けてかんたんに取れるようになるはずです。
もうひとつのポイントは、氷が完全に固まってしまう前に、製氷皿を少しひねっておくことです。まだ、カチカチになっていないうちに、取り出しやすくしておくことが大切です。
できた氷にニオイがつくとき
冷凍庫に長い間おいておくことも多い氷。ほかの食品のにおいがついてしまうことも。冷凍庫をこまめに清掃するようにして、においがこもらないようにしましょう。
また、強いにおいを持つ食品を冷凍庫に入れるなら、製氷皿から遠いところに置いてください。においがどうしても気になるなら、シリコン製の製氷皿を使わないようにし、フタつきの製氷皿を用意しましょう。
製氷皿でつくったもののにおいが残るケースもありますから、よく洗浄することが大切です。
冷凍庫がパンパン!
冷凍食品やストック用の食材で冷凍庫がパンパン・・・
製氷皿をしまうスペースが確保できない! なんてこともありますよね。
そんな時は、以下の方法も試してみてくださいね!
・できあがった氷をいったん取り出してジップロックに移す
・スリムな製氷皿や、スタッキングできるタイプの製氷皿に買い替える
・蓋が閉まる製氷皿に買い替えて、立てて収納
おすすめの氷関連アイテムを紹介 丸い氷やアイスが作れる!
氷の使い方を変えてみよう! いかがでしたか?
今回は、製氷皿のおすすめ商品を紹介しました。製氷皿はこれまで四角い氷をつくれるものが主流でしたが、いまや丸形や、細長いスティック状の氷などいろいろな形の氷を作れる製氷皿もたくさん販売されています。ダイソーやセリアなどの100均でも手軽に手に入るアイテムもあります。
デザインだけでなく、製氷皿の素材も選ぶ際に注目するポイントです。氷が取り出しやすくてデザインが形やデザインが豊富なシリコン。昔からおなじみの扱いやすいプラスチック。熱伝導率がよく氷が短時間で作れるアルミなどさまざまな素材が選べます。自分にあった素材や形、サイズの製氷皿を見つけて氷作りを楽しみましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。 日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。 新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。