商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | サイズ(最大経×長さ) | 重さ:~g | フィルター径:~mm | 最短撮影距離:~m | 最大撮影倍率:~倍 |
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OLYMPUS『ミラーレス一眼 マクロコンバーター(MCON-P02)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
ステップアップリング付属で幅広いレンズに対応 | Φ53×15.1mm | 52g | 46mm(付属のステップアップリング使用時は37 mm) | 0.18m | 0.38倍 | |
Canon(キヤノン)『クローズアップレンズ 250D 52mm』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
さまざまなレンズに対応するキヤノンのラインナップ | - | 55g | 250Dシリーズ:52m/58mm 500Dシリーズ:52mm/58mm | 250Dシリーズ:0.25m 500Dシリーズ:0.50m | - | |
Canon(キヤノン)『 エクステンションチューブ EF12II』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
カメラ本体のAF/AEが活かせる接写リング | Φ66.5×12.3mm | 66g | - | - | EF12 II:1.41〜0.01倍 EF25 II:1.91〜0.02倍 ライフサイズコンバーター:1.00〜0.26倍 | |
ケンコー・トキナー『ACクローズアップレンズ NO.2 49mm』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
対応レンズ豊富なMC、高品質のACのラインナップ | - | - | ACシリーズ:49〜77mm MCシリーズ:49〜82mm | ACシリーズ:0.14〜0.50m MCシリーズ:0.10〜1.00m | - | |
ケンコー・トキナー『デジタル接写リングセット ニコンF』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
多くのメーカーに対応する接写リングラインナップ | - | ニコンF:74g、82g、112g | ニコンF:12mm、20mm、36mm | ‐ | ‐ |
クローズアップレンズの選び方 カメラ評論家に聞く
写真家/カメラ評論家の田中希美男さんに、クローズアップレンズを選ぶときのポイントを教えてもらいました。クローズアップレンズ同様、接写撮影で活躍する接写リングというアタッチメントについてもご説明いただいています。両者の特徴を知ることで製品選びの幅も広がることでしょう。
ふたつのアタッチメントの違いを理解する
最短撮影距離よりも近いところにピントを合わせて、大きく拡大して写すためのアタッチメントがふたつあります。ひとつは、フィルターをセットするようにレンズ前面に取りつけることで最短距離が近くなる、凸レンズの「クローズアップレンズ」です。もうひとつが、使用レンズとカメラボディの間にリング状のアダプターをセットすることで、最短距離をより近くして撮影できる、「接写リング(または中間リング)」とよばれるものです。
クローズアップレンズは、扱いがかんたんで手軽なので初心者でも容易に扱えます。接写リングは取り扱いが少しやっかいですが、より高画質で撮りたい人におすすめです。クローズアップレンズはフィルター径さえ同じなら、レンズメーカーが違っても使えます。
中間リングはマウントが同じなら使えますが、そうでないと使い回しはできません。クローズアップレンズも接写リングも、使用するレンズの焦点距離や、そのレンズのもともとの最短撮影距離によって拡大倍率(どれくらい大きく写せるか)が異なります。
クローズアップレンズの選び方 クローズアップレンズのメリット
クローズアップレンズを選ぶときに注意する点は、2点あります。クローズアップレンズは凸レンズで構成されていて、凸レンズの強さによって撮影距離が異なります。より大きく拡大して写したければ強い凸レンズ、より近い距離で撮影できるクローズアップレンズを選ぶことです。これがひとつめの注意点です。
メーカーによりその表記が異なりますが、たとえばNo.2よりもNo.5のほうが、最短撮影距離が短くなり、拡大率も大きくなります。数字が大きいほど撮影距離が短くできます。なかには、何センチまで近づけるという数値で表記しているメーカーもあります。
もうひとつの注意点は、使用する撮影レンズのフィルター径にあったクローズアップレンズを選ぶことです。フィルター径が異なると、レンズにセットすることができません。
クローズアップレンズをセットしても、いままでどおりAFでピント合わせは可能ですし、AEもそのまま使えます。これが利点です。低コストでかんたんに接写したいという人におすすめです。
接写リングの選び方 接写リングのメリット
接写リング(中間リングまたはエクステンションチューブともいいます)は、使用するレンズとカメラボディの中間にセットして使用します。そのため、片方はレンズ側マウントに適応すること、もう片方はボディ側マウントに適応していることが絶対条件です。つまり、カメラメーカーのマウント形式に適した接写リングを選ぶことが大切と言えます。
接写リングは、アクセサリーメーカーで販売している製品で、オートフォーカスや自動露出に対応した製品がいくつかあります。可能ならそうしたAF/AE対応の中間リングを選ぶといいでしょう。
中間リングは、厚みによって撮影距離や拡大倍率が違い、厚いほうが、より拡大して撮影できます。中間リングは複数組み合わせて撮影距離(拡大倍率)を調整しながら撮影することができます。ただし、使用する中間リングの厚みより短い焦点距離のレンズと組み合わせると、ピントが合わないこともあるので注意が必要です。
クローズアップレンズおすすめ5選 最短撮影距離・最大撮影倍率もチェック!
クローズアップレンズの選び方のポイントをふまえて、カメラ評論家・田中希美男さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。クローズアップレンズだけでなく、接写リングも合わせて紹介いただいているので、それぞれの特徴を踏まえて、ご自身のニーズに適した商品を探してみてください。
ステップアップリング付属で幅広いレンズに対応
オリンパス製のフィルター径46mmのクローズアップレンズですが、37mm径のレンズに取りつけられるステップアップリングが付属されています。レンズは、色収差を抑えるため1群2枚構成。オリンパスレンズでは、M.ZUIKO DIGITALの12mmF2、17mmF1.8、25mmF1.8のレンズにはステップアップリングなしで、45mmF1.8、14~42mmF3.5~5.6 EZ、14~42mmF3.5~5.6 Ⅱなどのレンズには、ステップアップリングをセットしてレンズ前面にねじ込んで使用します。
たとえば、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZと組み合わせて使えば、18センチまで近づいてクローズアップ撮影が可能になります(通常の最短は25センチ)。もちろんこのときは、AF/AEを働かせて撮影することができます。
サイズ(最大経×長さ) | Φ53×15.1mm |
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重さ:~g | 52g |
フィルター径:~mm | 46mm(付属のステップアップリング使用時は37 mm) |
最短撮影距離:~m | 0.18m |
最大撮影倍率:~倍 | 0.38倍 |
サイズ(最大経×長さ) | Φ53×15.1mm |
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重さ:~g | 52g |
フィルター径:~mm | 46mm(付属のステップアップリング使用時は37 mm) |
最短撮影距離:~m | 0.18m |
最大撮影倍率:~倍 | 0.38倍 |
さまざまなレンズに対応するキヤノンのラインナップ
キヤノン製のクローズアップレンズで、色収差補正のため1群2枚構成。レンズ先端から被写体までの撮影可能距離(ワーキングディスタンス)で、25センチ(250D)と50センチ(500D)の2つのグループがあります。倍率は500Dよりも250Dのほうが撮影距離を短くできますから、より高倍率で写すことができます。
250Dグループには、フィルター径52mmと58mmの2種類、500Dグループにはフィルター径52mm、58mm、72mm、77mmの4種類がラインナップ。以上のクローズアップレンズは、もちろんキヤノンの交換レンズ以外の他社レンズでもフィルター径さえ同じなら使用することが可能です。
サイズ(最大経×長さ) | - |
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重さ:~g | 55g |
フィルター径:~mm | 250Dシリーズ:52m/58mm 500Dシリーズ:52mm/58mm |
最短撮影距離:~m | 250Dシリーズ:0.25m 500Dシリーズ:0.50m |
最大撮影倍率:~倍 | - |
サイズ(最大経×長さ) | - |
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重さ:~g | 55g |
フィルター径:~mm | 250Dシリーズ:52m/58mm 500Dシリーズ:52mm/58mm |
最短撮影距離:~m | 250Dシリーズ:0.25m 500Dシリーズ:0.50m |
最大撮影倍率:~倍 | - |
カメラ本体のAF/AEが活かせる接写リング
キヤノン製の接写リング(エクステンションチューブ)は、3種類あり、エクステンションチューブEF12 IIは厚みが12mm、エクステンションチューブEF25 IIは厚みが25mmで、EF12 IIよりもEF25 IIのほうが被写体に近づけて大きく写せます。そのふたつを重ねて使うことも可能。キヤノンのほとんどのEF/EF-Sレンズで使用可能で、8つの電子接点もあるので、AF/AEも通常のレンズと同じように使えます。
EF50mmF2.5マクロレンズ専用の接写リングである、ライフサイズコンバーターEFをセットすることで、絞り値が1段暗くなりますが、AF/AEは問題なく使用できます。0.26倍から等倍までのクローズアップ撮影が可能。キヤノン製の接写リングは、キヤノン製の交換レンズとの互換性を確保しているので、使っても安心感があります。
サイズ(最大経×長さ) | Φ66.5×12.3mm |
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重さ:~g | 66g |
フィルター径:~mm | - |
最短撮影距離:~m | - |
最大撮影倍率:~倍 | EF12 II:1.41〜0.01倍 EF25 II:1.91〜0.02倍 ライフサイズコンバーター:1.00〜0.26倍 |
サイズ(最大経×長さ) | Φ66.5×12.3mm |
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重さ:~g | 66g |
フィルター径:~mm | - |
最短撮影距離:~m | - |
最大撮影倍率:~倍 | EF12 II:1.41〜0.01倍 EF25 II:1.91〜0.02倍 ライフサイズコンバーター:1.00〜0.26倍 |
対応レンズ豊富なMC、高品質のACのラインナップ
どのメーカーのレンズにも使用できるケンコーのクローズアップレンズには、大別して、MCクローズアップNEOと、ACクローズアップのふたつのシリーズがあります。「MC NEO」シリーズは廉価版で、レンズ構成は1群1枚です。倍率別にNo.1から4まで、そしてNo.10高倍率タイプ(No.10のみ2群2枚)の5種類あります。フィルター径はほとんどが最小49mm径から最大77mm径まで9種類あり、ラインナップは豊富です。
もうひとつは「AC」シリーズで、こちらは諸収差補正のために1群2枚の構成になった高級タイプです。倍率別にNo.2から5まで4種類あり、フィルター径は、一部の倍率のものを除くと49mm径から最大で58mm径までとラインナップが少なめです。もし「AC」シリーズに自分の使っているレンズのフィルター径と合致するものがあれば、より性能のよい「AC」シリーズのほうをおすすめします。
サイズ(最大経×長さ) | - |
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重さ:~g | - |
フィルター径:~mm | ACシリーズ:49〜77mm MCシリーズ:49〜82mm |
最短撮影距離:~m | ACシリーズ:0.14〜0.50m MCシリーズ:0.10〜1.00m |
最大撮影倍率:~倍 | - |
サイズ(最大経×長さ) | - |
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重さ:~g | - |
フィルター径:~mm | ACシリーズ:49〜77mm MCシリーズ:49〜82mm |
最短撮影距離:~m | ACシリーズ:0.14〜0.50m MCシリーズ:0.10〜1.00m |
最大撮影倍率:~倍 | - |
多くのメーカーに対応する接写リングラインナップ
ケンコーの接写リングには、ニコンF用、キヤノンEF/EF-S用、ソニーE用、ソニーA用、そしてマイクロフォーサーズ用が、それぞれ2~3個セットになった製品の展開があります。カメラメーカーに互換性のある電子接点が備わっていますので、AF/AEの機能を使っての撮影が可能です。
ニコンF用とキヤノン用、ソニーA用には、12mm、20mm、36mmの3つのリング、ソニーE用とマイクロフォーサーズ用は10mmと16mmのふたつのリングがセットになっており、そのふたつを組み合わせて使用することもできます。
カメラメーカーによっては接写リングがなかったり、あったとしてもAF/AEが連動しなかったりする製品もあります。互換性のあるアイテムをお探しの方は、こうしたアクセサリーメーカー製に注目しておくのもおすすめです。
サイズ(最大経×長さ) | - |
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重さ:~g | ニコンF:74g、82g、112g |
フィルター径:~mm | ニコンF:12mm、20mm、36mm |
最短撮影距離:~m | ‐ |
最大撮影倍率:~倍 | ‐ |
サイズ(最大経×長さ) | - |
---|---|
重さ:~g | ニコンF:74g、82g、112g |
フィルター径:~mm | ニコンF:12mm、20mm、36mm |
最短撮影距離:~m | ‐ |
最大撮影倍率:~倍 | ‐ |
「クローズアップレンズ」のおすすめ商品の比較一覧表
商品名 | 画像 | 購入サイト | 特徴 | サイズ(最大経×長さ) | 重さ:~g | フィルター径:~mm | 最短撮影距離:~m | 最大撮影倍率:~倍 |
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OLYMPUS『ミラーレス一眼 マクロコンバーター(MCON-P02)』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
ステップアップリング付属で幅広いレンズに対応 | Φ53×15.1mm | 52g | 46mm(付属のステップアップリング使用時は37 mm) | 0.18m | 0.38倍 | |
Canon(キヤノン)『クローズアップレンズ 250D 52mm』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
さまざまなレンズに対応するキヤノンのラインナップ | - | 55g | 250Dシリーズ:52m/58mm 500Dシリーズ:52mm/58mm | 250Dシリーズ:0.25m 500Dシリーズ:0.50m | - | |
Canon(キヤノン)『 エクステンションチューブ EF12II』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
カメラ本体のAF/AEが活かせる接写リング | Φ66.5×12.3mm | 66g | - | - | EF12 II:1.41〜0.01倍 EF25 II:1.91〜0.02倍 ライフサイズコンバーター:1.00〜0.26倍 | |
ケンコー・トキナー『ACクローズアップレンズ NO.2 49mm』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
対応レンズ豊富なMC、高品質のACのラインナップ | - | - | ACシリーズ:49〜77mm MCシリーズ:49〜82mm | ACシリーズ:0.14〜0.50m MCシリーズ:0.10〜1.00m | - | |
ケンコー・トキナー『デジタル接写リングセット ニコンF』 |
※各社通販サイトの 2024年09月13日時点 での税込価格 |
多くのメーカーに対応する接写リングラインナップ | - | ニコンF:74g、82g、112g | ニコンF:12mm、20mm、36mm | ‐ | ‐ |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする クローズアップレンズの売れ筋をチェック
Amazonでのクローズアップレンズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
クローズアップレンズに関するQ&A よくある質問
クローズアップレンズと接写リングの違いをわかやすく教えてください。
接写リングは画質の面でクローズアップレンズよりもやや有利といわれています。一方で、接写リングはF値の面で本来のレンズの明るさよりも低下するのに対し、クローズアップレンズは低下しません。
クローズアップレンズ&接写リング&マクロレンズで超拡大撮影は可能?
可能です。画質が荒れはしますが、絞りを絞ることでやや改善されます。
クローズアップレンズに関するそのほかのおすすめ 【関連記事】
クローズアップレンズとステップアップリング カメラ評論家からのアドバイス
クローズアップレンズの選び方のところでも触れましたが、使用するレンズのフィルター径と同じものを選ばないと、取り付けられず使えないことになります。しかし、所持している複数のレンズのフィルター径が異なると、倍率の違うクローズアップレンズ、フィルター径の異なるクローズアップレンズ……と多数を購入しなければならなくなります。
そんなときに便利なアダプターが、「ステップアップリング」。薄いリング状で、両側に異なるフィルター径のネジが切り込んであります。たとえば、フィルター径55mmのレンズと49mm径のレンズがあって、その両方のレンズに同じクローズアップレンズを使いたいときに、55mm径のクローズアップレンズがひとつあれば、55mm径と49mm径のステップアップリングを利用して49mm径のレンズにも使えるというわけです。
このように、便利なアダプターを活用することで、クローズアップレンズの選び方にも幅がでてくることでしょう。
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