Android(アンドロイド)用充電器の選び方
ITサポートエンジニアの古賀竜一さんに、アンドロイド用充電器を選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記。
【1】コネクタの規格
【2】ポート数
【3】サイズ、形状
【4】急速充電
【5】信頼性
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】コネクタの規格で選ぶ
現在、スマホの充電ケーブルのコネクタの規格は、大きく分けて「USB Type-A」「USB Type-C」の二つ。
近年では上記の画像ような「USB Type-C」のものが主流となってきており、上下関係なく差し込める便利な形状や、高速データ通信が可能なことから、今後ますます普及していくと言われています。
しかし、モバイル機器にはそれぞれ充電に必要な規格や定格があり、うまく適合しなければ急速充電ができない、そもそも充電自体ができないなんてこともあります。自分が充電したいと思っている端末に合わせて、コネクタの規格をチェックしておきましょう。
【2】ポート数(差込口数)で選ぶ
充電器には複数のポートを同時に使用できるものもあります。複数の機器を使用している場合は一度に充電することができるのでかなり便利。そんなにたくさん必要ないという場合や持ち運んで使うという場合は、1~2個口程度のコンパクトなもののほうがいいでしょう。
このように、どのような環境でどの程度の台数を同時に充電する可能性があるのか、というふだんの利用シーンを想像しながら選ぶようにしましょう。
【3】サイズ、形状で選ぶ
PCまわりやコンセントまわりはどこのお宅も配線だらけになっていることが多く、そこに次々と周辺機器を増やしていけば、状況は悪くなる一方です。ですので、できるだけそうならないようにコンパクトなサイズや設置場所を選ばない形状のものを選んだほうがいいでしょう。
ポート数が多くなるほど充電器のサイズも大きくなりがちです。機能や安全性を損なうことなくコンパクトにまとめたものもあるので、そのようなものを選びましょう。
【4】急速充電に対応しているか確認
USBには大きく分けて、USB2.0、USB3.0の規格の種類が存在します。これはUSBメモリだけでなく、充電器のコネクタにも当てはまります。
基本的には数字が大きいほどデータの通信・転送量が多く「速い」ことになります。そのため、2.0よりも3.0の方が充電速度やデータの通信速度は速いです。
どの規格が急速充電に対応しているか確認しておき、設置場所に合わせてUSB3.0規格などの急速充電が可能な充電器を選びましょう。
【5】信頼性で選ぶ(PSEマークを確認)
激安Android充電器の内部回路はコストを抑えるために単純な作りのものが多く、安全対策も簡易的にしか施されていない場合があります。通販で販売されているものは大丈夫だと思いますが、PSEマークがないものは危険です。そもそも法律で販売が許されていません。そのようなものは煙が出たり、発熱や発火を起こすこともあります。
充電器は多少高価でもPSEマークがあり、過充電、過放電、過熱やショートなどを制御する保護回路が搭載されているものを選びましょう。
ITサポートエンジニアからアドバイス
九州インターワークス代表者/IT環境保守リペアラー
充電器には同時に複数台充電が可能なものがあります。しかし、全部のポートで急速フル充電を頻繁におこなうというのは、仕様では可能であっても充電器にとってストレスであることは間違いありません。
とくに周囲の気温が高い場合は充電器の温度も上がってしまいます。充電器も機械ですから、あまりに高い温度は動作や寿命にも影響します。
たとえば、常に4台の機器をフル充電することがあれば5~6台用にする、2台フル充電するなら3ポートのものにするなど、余裕を持たせると充電器へのストレスも減らすことができます。
ですので、購入する際はできるだけポート数に余裕をもって選択することをおすすめします。
Android用充電器のおすすめ11選|USB Type別
うえで紹介したアンドロイド用充電器の選び方のポイントをふまえて、ITサポートエンジニアの古賀竜一さんと編集部で厳選したおすすめ商品をコネクタの規格別にご紹介します。
▼USB Type-Aのみ
▼USB Type-C搭載
おすすめ充電器6選|USB Type-Aのみ
数あるUSB Type-A(タイプA)のみの充電器の中から厳選したおすすめ商品をご紹介していきます。
タイプBの充電コード付きのものや、ポート数の多いものなど様々な商品を紹介しているのでぜひ参考にしてください。


ケーブル一体型+USB Type-Aポート付き!
かわいらしいデザインの顔文字が目を引くこの商品は充電器とMicro USB Type-Bケーブルが一体化しているのが特徴です。一体化しているケーブルのほうは端子がMicro USB Type-BであるAndroid機器へ接続できます。
ほかにもUSB Type-A規格のUSBポートがひとつ付いているため、このポートにはデバイス側に合わせたケーブルを用意すれば、さまざまな機器を充電できます。もちろん、「USB Type-A(充電器側)-Micro USB Type-B(デバイス側)」となっているケーブルを用意すれば、合わせて2台のMicro USB Type-Bのアンドロイド機器を同時に充電できますよ。
複数のアンドロイド機器を持っている方はこの商品を購入しておくとさまざまな用途で使えそうです。
Micro USB Type-Bのケーブル付き
通常、USBポートがふた口ある商品というのは急速充電がどちらかひと口にしか対応していないことが多いのですが、こちらの商品はどちらのUSBポートも急速充電に対応しているのが特徴です。接続した機器を自動的に認識して最適な電流で効率よく充電してくれるスマートさを求めるならこちらの商品を持っておくといいでしょう。
充電器側の端子はふたつともUSB Type-A規格であり、「USB Type-A(充電器側)-Micro USB Type-B(デバイス側)」のケーブルが1本付属していますのでMicro USB Type-Bのアンドロイド(Android)機器をすぐ充電できます。

充電器おすすめ3選|USB Type-C搭載
続いてはUSB Type-C(USBタイプC)を搭載した充電器を紹介します。
モバイルバッテリーになるものや、小さくてもパワーのある商品など様々な商品を厳選してご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
超小型設計なのに2ポート搭載!急速充電にも対応
卵より小さいコンパクトな設計ながら、タイプCのポートを2つ搭載。2つ以上の端末を同時に充電をしたい方にもおすすめです。
さらに、1ポート最大45W、同時使用では20Wずつと高出力。スマホだけではなく、MacBook Airなど、一部のモバイルノートPCも急速充電可能。
小さいサイズ感で、60g台と超軽量なので、お出かけや旅行の持ち運びにも便利。表面に粗いシボ加工が施されているので、擦りキズ・ひっかきキズが目立ちにくいデザインなのも嬉しいポイント。

ケーブル一体型なのでこれひとつでOK!
USB Type-C(USBタイプC)ケーブル一体型の充電器です。ケーブルは2.5mと長めになっていますので不便もなく、例えば部屋のなかで充電器をコンセントに接続し、充電しながらもアンドロイド(Android)機器を手にとることが多い、という方でも使いやすいでしょう。
コンセントプラグ部分は充電器本体に折りたたんで収納可能なため、持ち歩くときにもかさばらず便利です。
microUSB-typeCなら急速充電対応商品
microUSB-typeCの普及とともに広がりを見せているのが急速充電です。アンドロイド端末の大型化にともないバッテリーも大容量になり、急速充電対応商品の需要も高まっています。
この商品なら最大で45Wという高出力で充電ができるので、大容量のアンドロイド端末も素早くバッテリー充電を完了させられるでしょう。
「アンドロイド充電器」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アンドロイド(Android)用充電器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのアンドロイド(Android)用充電器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
この記事をご覧の方におすすめ!
「安全性」を重要視しながら、手持ちの機種に適合する充電器を選んでみて
本記事ではアンドロイド(Android)用充電器の選び方とおすすめ商品をITサポートエンジニアの古賀竜一さんへの取材をもとにご紹介しました。
とくに、定格出力電流やPSE基準適合といったスペックは商品の使い心地や安全に商品を使用していくうえで指標となる基準ですので、よくチェックしておくといいでしょう。
また、アンドロイド(Android)機器側の充電ポートがMicro USB Type-B(マイクロUSB タイプB)なのか、USB Type-C(USBタイプC)なのかも事前にチェックし、手持ちの端末に適合する商品選びをしてくださいね。
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令和3年度 中小企業庁 「中小企業119」登録専門家。 ITサポートエンジニアとして2002年に創業しこれまでに数多くのサポート実績があります。 オーダーPCの製作をはじめ、コンピューター端末・周辺機器などのハードウェア、IT環境保守が専門です。 個人、事業所問わず提案型技術アドバイザーとしてIT環境のリプレース、リペアを数多く成功させています。 メディアへの記事監修協力、IT記事寄稿なども行っています。