ベーコンプレスとは? 様々なレシピに活用できる!
ベーコンプレスは、「ミートプレス」といわれることもあり、その使用用途はベーコンにとどまらず実にさまざまです。
ベーコンプレスを使えば、肉の反り返りを防ぐだけでなく、鶏肉に使用すれば皮がパリパリのグリルチキンが完成。グリル野菜やエビ、魚などを焼くのにも使用できますし、食パンでホットサンドをつくったり、焼きそばの麺をプレスしてかた焼きそばをつくったりと、これまでできなかった料理をかんたんにつくることができます。
こうして多用途に使うことを前提に選んでおくと、出番も増えて使う楽しさをさらに実感できるはず。ミートプレスを手に入れたら、ぜひいろいろな使い方にトライしてくださいね。
ベーコンプレスの選び方 素材やサイズに注目!
生活コラムニスト・ももせ いづみさんに、ベーコンプレスを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記のとおり。
【1】調理器具に合わせて大きさと形状を選ぶ
【2】しっかりとプレスできる重さのあるものを
【3】持ち手の素材と形も重要
【4】お手入れのしやすさもチェック
【5】お好みの焼き目を選ぶことでさらに楽しく
【6】熱伝導性が高いものがカリカリに仕上がる
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うベーコンプレスを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】調理器具に合わせて大きさと形状を選ぶ
ベーコンプレスを選ぶ際にいちばん大切なポイントは、サイズです。ふだんよく使う調理器具にぴったりと収まるサイズと形状を選ばないと、ベーコンや肉をしっかりとプレスすることができません。フライパンで使うなら、フライパンの平面の部分の直径サイズに合った円形のものを選びましょう。
ホットプレートや鉄板、バーベキューグリルで使う場合は、角型のものを選ぶとスペースを無駄なく使えます。調理器具とのサイズが合わないとせっかく買っても無駄になってしまいますので、あらかじめお手持ちのフライパンなどの調理器具をサイズをはかっておきましょう。
【2】しっかりとプレスできる重さのあるものを

Photo by Wright Brand Bacon on Unsplash

Photo by Wright Brand Bacon on Unsplash
ベーコンプレスは、ベーコンだけでなくステーキが反り返るのを防いだり、肉をしっかりとプレスすることで火のとおりを早められることに加え、プレスによって余分な油がにじみ出たら、それを取り除くということも可能にします。
そのためにも重さはしっかりとあるものがおすすめです。重さは大きさだけでなく、素材とその厚みによっても変わりますが、あまり重すぎると、女性が日常の家庭料理で使うには取り回しが悪くなってしまいます。だいたい1kg前後を目安にすればよいでしょう。
【3】持ち手の素材と形も要チェック
ベーコンプレスの持ち手は、金属製のものと木製のものがあります。木製は熱くなりにくく持ちやすいのですが、長く使うと焦げたり汚れてしまうなど、耐久性は金属製に劣ります。金属製は耐久面ではすぐれていますが、熱くなってしまうので鍋つかみを使う必要があります。
熱くて重いものを持ち上げることになりますので、しっかりと安全につかめることはとても大切です。素材の特性をよく知って、持ちやすさもしっかりとチェックして選びましょう。
【4】お手入れのしやすさもチェック
ベーコンプレスは重さがあることが大切なので、その多くは鉄や鋳物(いもの)でできており、濡れたまま放置すると錆(さび)が出ます。そのため、使ったあとはよく洗って乾燥させ、油を引いておくといったひと手間が必要です。
このような手間をなるべく減らすため、鉄にシリコン加工を施した製品や、ステンレス製のものもつくられています。小さな手間を積み重ねながら道具を育てていくのも楽しいものですが、お手入れが面倒と感じる人は、錆びにくい素材のものを選ぶようにしましょう。
【5】お好みの焼き目を選ぶことでさらに楽しく
ベーコンプレスに溝が付いていれば、それが「グリルマーク」といわれる焼き目になります。焼き目がつかないフラットなベーコンプレスもありますが、ストライプのように横線で入る焼き目のほか、格子模様や同心円の模様など、プレス器ごとにグリルマークは違っています。
おいしそうな焼き目が付くと、食欲がそそられることでしょう。グリルマークの有無、その形にも要注目です。
【6】熱伝導性が高いものがカリカリに仕上がる

Photo by Jonathan Daniels on Unsplash

Photo by Jonathan Daniels on Unsplash
鋳鉄製のベーコンプレスが多いのは、フライパンの熱をベーコンプレスで蓄熱させ、上からも下からも火を伝えやすくするためです。よって、ベーコンプレスの熱伝導性が高いかは、商品性能を決める大きなポイントとなります。
しかし、見た目だけではベーコンプレスの熱伝導性を確認するのは難しいですよね。そんなときは、購入前にねとの口コミなどをチェックし、食材への火の入り方、ベーコンの焼き上がり方が問題なさそうなのか確認しておきましょう。
ベーコンプレスのおすすめ10選
うえで紹介したベーコンプレスの選び方のポイントをふまえて、生活コラムニスト・ももせ いづみさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

キッチンでもアウトドアでも大活躍
手頃な価格で、家庭のキッチンでもアウトドアでも本格的に使えるベーコンプレスをお探しの方におすすめ。
「グリルマーク」といわれる焼き目もしっかりとつきます。取っ手と本体との間にしっかりと距離があるので持ち手が熱くなりにくく、ミトンをした手でもつかみやすいのが特徴です。
同じメーカー(キャプテンスタッグ)から販売されている16cmのスキレットの蓋としても使用できるので、セットでそろえると活用の幅が広がりますね。使いやすく、買い求めやすい一品です。

使いやすい角丸形ベーコンプレス
フライパンでもホットプレートでも使いやすい、角丸の正方形のプレスをお探しの方におすすめです。
ベーコンやポークソテーを並べるには、正方形のほうがスペースのムダがありません。一片が14.5cmなので、市販の食パンをプレスするのにもぴったりのサイズ。ホットサンドメーカーがなくても、フライパンでかんたんにホットサンドをつくることができます。
シリコン焼き付塗装が施されているので、錆びにくいのもうれしいですね。持ち手が少々小さいので、すべりにくいシリコン製の鍋つかみなどでしっかりとつかむようにしてください。

豚のマークで楽しく使える
豚のマークがかわいいワンポイントになっている、丸型のプレス器です。ちょっとしたワンポイントがあるだけで気持ちがなごみますし、調理も楽しくなりますね。
直径が22cmありますので、大きめのフライパンに向いています。取っ手が木製なので熱くなりにくく持ちやすいのが特徴。ずっしりとした重さでベーコンや肉をプレスして、ストライプ柄のグリルマークもしっかりつけてくれます。
キッチンのインテリアとしても活躍してくれそうな、おしゃれな一品をお探しの方におすすめです。

ホットプレートでも使いやすい大きめタイプ
業務用としてもよく使われている、長さが22.9cmある角型のプレス器で、少し大きいベーコンプレスを求めるならこちらがおすすめです。
大きめのフライパンでも使えますが、どちらかといえばホットプレートやバーベキューグリルなど広い平面状の調理器具に向いています。
また、こちらは波型ではなく、格子型のグリルマークがつきますので、ステーキやグリル野菜も一味違った仕上がりに。
持ち手は木製で熱くなりにくく、しっかりとつかめる実用的なデザインです。1.24kgとずっしり重いので、プレスによってにじみ出たベーコンや肉の余分な脂分を取り除けば、ヘルシーに仕上げる効果も期待できます。

豚形のかわいいベーコンプレス
置いておくだけでもかわいいので、しまい込まずに見せる収納をしたくなる、豚の形のベーコンプレス。こちらも幅が21cmありますので、大きめのフライパンや、ホットプレートでの使用向けです。
持ち手が木製なので熱くなりにくく、つかみやすいのもうれしいポイントですが、なによりもキュートな豚の表情が魅力的。遊び心のあるベーコンプレスがほしい方におすすめです。
ただし、こちらのプレス器は溝がないので、グリルマークはつきません。焼き目の跡をしっかりとつけたい方は、裏面に溝のあるタイプを選んでください。

錆びにくくお手入れしやすい
ステンレス鋳物(いもの)の一体成型の商品です。継ぎ目がないので、長期間使用しても取っ手がゆるんだりはずれる心配がありません。また、ステンレスで錆(さび)に強くお手入れもかんたん。
本体に油や蒸気を逃がす隙間(すきま)があるのが、ほかの商品にない特徴です。たっぷりの油や煮汁のなかでも使用できますし、ボウルのなかで浮かんできてしまうナスのアク抜きの重しにしたり、漬物の重しにしたりと、ステンレスならではのさまざまな応用ができて便利です。
実用的で、汎用性のある商品をお探しの方におすすめです。
食材にムラなく火を通しジューシーに仕上がる
鋳鉄を採用したベーコンプレスです。持ち手が熱くなりにくい設計のため、プレス加減を確認したりする際にすぐに持ち上げられるので便利です。ご家庭での使用も、アウトドアシーンでの使用も可能!また食材にゆっくりムラなく火を通してくれるため、ハンバーグやホットサンドの調理にもおすすめです。
蒸し台としても使用できるベーコンプレス
ベーコンはもちろん、鶏肉の皮もパリパリに焼き上げることができるので、食感を楽しみたい方に使っていただきたい商品です。また、プレス面をさらにすれば蒸し器としても使える便利なアイテム。汎用性が高いものを探している人や、料理が好きな人にはおすすめです。

自重でしっかりプレスできるベーコンプレス
こちらはプロ仕様の大きめサイズ。重さが2.4kgと今回ご紹介するなかで一番重いプレス器です。
押さえつける力もいらず、プレス器の自重でしっかりと肉をプレス。反り返ることがなく、火の通りも早くなります。バーベキューや鉄板焼きで大人数分の調理をする方におすすめです。
持ち手は鉄製なので使用中は熱くなります。そのため、滑らずしっかりと持ち上げることができる鍋つかみを使うようにしてください。
使用後は錆びやすいので、洗ってよく乾燥させてから薄く油を引き、新聞などで包んだうえでビニール袋に入れて保管しておくといいでしょう。

調理器具ベーコンプレスがセットに
ベーコンプレスはサイズと形状によっては、お手持ちの調理器具と合わないこともあります。そうならないために、最初からセットになっている商品を探している方に適しているでしょう。
圧力鍋やフライパンなどのキッチングッズで定評がある、アメリカのマイヤー社から販売されているこちらのグリルパンは、ガラス製のフタと一緒に、ガラス製のベーコンプレスもセットになっています。
オーバル型はベーコンや肉、魚を焼くのにとても便利な形状。グリルパンとプレス器のサイズもぴったりでスペースのムダがありません。ガラス製なので肉の焼け具合がよく見えて、調理がしやすいのがうれしいですね。
「ベーコンプレス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベーコンプレスの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのベーコンプレスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベーコンプレスの使い方&活用レシピ どうやって使う?
ベーコンプレスがあればベーコン以外にもいろいろなレシピを美味しく焼き上げることができます!ここからは基本的な使い方といくつかおすすめの活用レシピを紹介していきます。
ベーコンプレスの基本的な使い方
ベーコンプレスの使い方はとてもシンプル!フライパンにベーコンを並べて火にかけ、ベーコンプレスをのせて焼き上げるだけです。これだけでベーコンが波打つことなく真っすぐ焼けます。チキンやステーキでも同じように使用すれば、焼き目も付けられて美味しく仕上がります。
ベーコンを焼き上げる際のポイントは、フライパンに油をひかずにベーコンから出る脂だけで焼き上げること。ベーコンプレスを乗せた状態でベーコンを焼くとベーコンからたっぶりと脂が出てきます。出てきた脂をキッチンペーパーで適度に拭き取りながらカリカリに仕上げましょう。
皮パリッ!チキングリル

Photo by Mgg Vitchakorn on Unsplash

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肉厚のチキンを調理する際に火を通りやすくするためにフタをして調理する方も多いのでは?フタをすると火は通りやすいのですが、皮面がしんなりして縮んでしまいますよね。
そんなときはベーコンプレスが大活躍してくれます。プレスを使うと早く火が通り、皮がパリッ。肉厚でも、上からも下からも熱入れをしてくれるので外はパリパリ、中はジューシーなグリルチキンが出来上がります。ぜひ一度お試しください。
カリッ、ふわふわ!ホットサンド

Photo by Pixzolo Photography on Unsplash

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ホットサンドメーカーが無くても、ベーコンプレスがあれば手軽においしいホットサンドを作ることができますよ。せっかくならベーコンプレスで焼いたカリカリのベーコンを使用してみましょう。
作り方は簡単。いつものサンドイッチを作る要領で、レタス・トマト・チーズ・ベーコンをパンに乗せて、お好みの調味料で味付け。そのサンドウィッチをフライパンの上に乗せ、ベーコンプレスを上から乗せ焼き上げます。ベーコンプレスを使うことで均一に焼き色が付き、潰れすぎずこんがりふんわり焼くことができますので気になる方は一度お試しを。
ベーコンプレスの代用品って? 家にあるもので
ベーコンプレスがあればベーコン、ステーキも簡単に美味しく焼くことができるのですが、代用品としていくつかのアイテムが挙げられます。
ベーコンプレスの機能には劣るので、あくまでも代用品として使用してくださいね。
・耐熱性のあるお皿
・水を入れたやかん
いずれも、ベーコンプレスのように使用することを想定されていないので、もしお試しする際はヤケドなどに十分に注意してくださいね。
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