「グランドシート」のおすすめ商品の比較一覧表
グランドシートとは? 地面の凹凸が気になりにくい
テントの下にグランドシートを引くことで、地面とテントがじかに触れることが無くな、テントの底にキズがついたり、汚れを防いでくれます。
さらに、雨が降った後にテントを設営する際、インナーマットやシュラフが濡れる、浸水する可能性がありますが、グランドシートを使用することで、浸水や地面からの湿気も遮断できるのもポイントになります。
なお、サイトに広げれば荷物置きとしても使うことが可能で、どこに何があるかわかりやすくなり、設営・撤収がラクに進めることが可能に。レジャーシートの代わりにも使うことができ、ピクニックでも活躍してくれます。
作家/アウトドアライター
キャンプ道具のなかでは比較的地味な存在とも言えるグランドシート。「なくても問題なし」、そんな声を聞くこともありますが、テントを長く快適に使いたいならなくてはならない必須アイテムです。
グランドシートは、キャンプ道具においては縁の下の力もち的な存在。大切なテントを長く本来のスペックで使うためには、テントボトムをしっかり保護できるグランドシートが必要です。
また、テントでの快適な眠りの基礎を作るのもグランドシートです。それぞれの役割を果たす条件を満たすグランドシートを選ぶことで、キャンプの質を高めてくれます。
グランドシートの選び方 地面との摩擦や石による傷、汚れを防ぐ
グランドシートの選び方をご紹介します。グランドシートの選び方によってテント生活の快適性に大きな差が出てきますので、これから購入する方は参考にして選んでくださいね。
ポイントは下記の7つ。
【1】サイズ
【2】防水性能
【3】メーカー
【4】素材
【5】糸の太さ
【6】厚み
【7】ハトメやループの仕様
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シートのサイズで選ぶ テントの底面より10cmほど小さいものを
グランドシートは、テントよりやや小さめのサイズを選びましょう。具体的には、テントの底面より10cmほど小さいものがおすすめです。
グランドシートがテントより大きいと、テントからはみ出した部分に雨水が溜まり、テント内に流れ込んでくるおそれがあります。サイズをしっかりチェックして、適したものを選びましょう。
収納時のサイズにも注目
登山やトレッキングなどでグランドシートを持ち運ぶ場合は、収納時のサイズを確認しておきましょう。とくに厚手のグランドシートは、折り畳んだとしてもリュックのなかで場所を取りがち。ほかの荷物を入れるためのスペースを圧迫してしまいます。
携帯性を重視するなら、収納袋にスッキリまとめられるものなど、コンパクトに収納できるよう工夫されたものおすすめです。
【2】防水性能で選ぶ 耐水圧は1,500mm以上が目安に
アウトドアシーンでは突然雨が降ることもあるので、防水性は重要です。グランドシートを選ぶときは、耐水圧をしっかり確認しておきましょう。耐水圧とは、どれだけ水漏れしにくいかを数値で示したものです。
通常の雨であれば1,000~1,200mmほど、大雨に対応するなら1,500mm以上のものを選ぶ必要があります。一般的なアウトドアでは、耐水圧1,500mm以上のものを選ぶのがおすすめ。
ただし、耐水圧が高く防水性に優れたシートは、重さや価格が上がるというデメリットはありつつも、やはり防水性の高さは見逃せません。重さと価格は防水性の高さにほぼ比例します。可能な範囲で防水性の高いシートを選びましょう。
【3】できればテントと同じメーカーを選ぶ
テントの形や大きさはさまざまです。それに対応するようにたくさんのグランドシートが販売されているため、ぴったり合うものを探すのは結構手間がかかります。
時間をかけずにぴったり合うものを見つけたいなら、テントと同じメーカーのグランドシートをチェックしてみましょう。多くのアウトドア用品メーカーでは、自社のテントに適したサイズのグランドシートを販売しています。グランドシート選びに失敗したくない方にもおすすめの方法です。
【4】シートのおもな素材は「化学繊維」と「合成樹脂」
グランドシートの素材は、おもに化学繊維と合成樹脂の2種類に分けられます。
ナイロンやポリエステルオックスなどの化学繊維の多くは、コーティングによる防水加工が施されています。かさばりにくく、収納時にコンパクトにまとめられるのが魅力です。
一方、ポリエチレンやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂は、水を通さないのが特徴。防水性が高いので、天候が変わりやすい場所での使用にも向いています。
【5】糸の太さは耐久性に影響する
グランドシートの素材を確認すると、「210Dポリエステルオックス」のように、素材名の前に英数字が入っていることがあります。「D」はデニールという糸の太さをあらわす単位で、数値が大きいほど耐久性も高くなります。
ただし、デニールの数値が大きくなると、そのぶん重量も増えるので要注意。耐久性と重量のバランスを考えて選びましょう。
【6】厚みから選ぶ
グランドシートを選ぶうえで忘れがちなのが、シートの厚みです。「グランドシートとレジャーシートは何が違うの?」という疑問をもつ方もいるかもしれませんが、工事現場で使われるいわゆるブルーシートも、条件が合えば兼用できます。その条件がシートの厚みです。
グランドシートには複数の機能がありますが、一番重要なのはテントボトムの保護。薄すぎるシートではその役割が担えません。基準として、ブルーシートの#3000番以上の厚みのシートを選んでおけば間違いありません。
【7】ハトメやループの仕様から選ぶ
グランドシートを使ううえで、「ペグダウンできるかどうか」も重要なポイントです。テントを張るのは、風が吹き、気象条件も変化する野外。テントの下にただシートを敷いただけでは、ずれたり、まくれたり、その機能を果たせない可能性があります。
心安らかにテントで眠るためには、グランドシートもテント同様にペグダウンしたいところです。グランドシートの角に、ペグダウンできるハトメやループがあるかどうかという点をチェックしておきましょう。
グランドシートおすすめ10選 コールマンやロゴスの人気メーカーなどご紹介!
上で紹介したグランドシートの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。コスパのよいもの、色々な用途に使えるもの、防水性の高いものなど、どれもおすすめの製品ばかりですので購入する時の参考になりますよ。






軽量でコンパクトにたためるグランドシート
Soomloom「グランドシート」 は軽量コンパクトなグランドシートです。サイズがS、M、Lと3種類ありますが、Sサイズならわずか129gという軽さを実現しています。さらに折りたためば18cm程度の大きさになり、手のひらに乗せられるサイズです。
専用のキャリーバックがついているので、しっかり収納でき、荷物の中で邪魔になることはありません。シート表面にはPUコーティング、裏面にはシリコンコーティングが施され、耐水圧は3000mmです。雨水や湿気はしっかりガードしてくれ、急な天候変化にも対応できます。生地は20Dナイロンなのでしなやかで、グランドシート以外に防水カバーとしても使用できます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする グランドシートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのグランドシートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
グランドシートは自作が可能? 厚手で防水性が高いビニールシートで代用、100均でも買える
アウトドアブランドから販売されているグランドシートは、耐久性や防水性に優れていますが、値段が高いと感じる人もいると思います。そんな方に使ってもらいたいのが、ビニールシート。ただし、薄手でやすいぺらぺらしたものでは、グランドシートの代用品にはなりません。
なるべく厚手で防水性に優れたビニールシートなら、防水性も期待できます。芝生でよく使う方、インナーマットと組み合わせるなら、問題なく使用することが可能。なお、ビニールシート単体で使う場合、下に段ボールをして薄さを補うという方法もあります。
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作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。