【カメラ評論家に聞く】ライカ望遠レンズの選び方とおすすめ4選

【カメラ評論家に聞く】ライカ望遠レンズの選び方とおすすめ4選

プロのカメラマンだけではなく、一般の方も憧れるライカのカメラ。ライカユーザーが写真の表現力を広げたいと思ったとき、ほしくなるのがライカの望遠レンズです。

ただ、望遠レンズはひとつの値段が20万円以上するものもあり、買う際には性能を比較して慎重に考えたい場合もあるのではないでしょうか。

そこで、写真家・カメラ評論家である田中希美男さんに聞いた、ライカの望遠レンズの選び方とおすすめのレンズをご紹介します!


目次

この記事を担当するエキスパート

写真家、カメラ評論家
田中 希美男

多摩美術大学付属多摩芸術学園・写真科卒業。撮影分野は、おもにクルマを中心に人、モノ、料理、風景、スナップ、ファッション、ドキュメントなど被写体を問わない。 ほかに、カメラ雑誌などに新型カメラやレンズのテストのレポート、撮影技法などの解説をする。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:家電・AV機器、PC・スマホ・カメラ
天野 駿太郎

「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。

◆本記事の公開は、2019年05月21日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

ライカ望遠レンズの選び方 写真家・カメラ評論家に聞く

ライカ望遠レンズ
Pixabayのロゴ

写真家・カメラ評論家の田中希美男さんに、ライカ望遠レンズを選ぶときのポイントを教えてもらいました。参考にしてみましょう。

ライカのカメラシリーズと交換レンズシリーズ

写真家、カメラ評論家

ライカには、レンズ交換式ミラーレスカメラが3シリーズあり、それぞれに対応した交換レンズがラインナップされています。

1つめは、古くから続くレンジファインダー(距離計連動)式の「ライカM型」です。フィルムカメラとデジタルカメラの2モデルがあり、交換レンズはともに「Mレンズ」。マウントは「Mマウント」です。

2つめのタイプはデジタルカメラで、フルサイズ判ミラーレスカメラの「ライカSL型」。交換レンズは「SLレンズ」と呼ばれ、マウントは「Lマウント」です。

3つめのタイプもデジタルカメラで、こちらはAPS-C判ミラーレスカメラの「ライカTL2型」。交換レンズは「TLレンズ」、マウントはライカSL型と同じ「Lマウント」です。

ライカ『ズマリットM f2.4/75mm』

こちらがライカM型用の大口径75mm中望遠レンズです。

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ライカ『アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm』

続いて、ライカのフルサイズ判ミラーレスカメラ・ライカSL用の交換レンズはこちら。

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「SLレンズ」と「TLレンズ」には互換性がある

写真家、カメラ評論家

「ライカSL型」の交換レンズ「SLレンズ」と、「ライカTL2型」の交換レンズ「TLレンズ」はともに「Lマウント」を採用しているので、互換性があります。画角は変化しますが、ライカSL型でTLレンズが、ライカTL2型でSLレンズが使用可能です。マウントが異なるライカM型用のMレンズは、マウントアダプターでライカSL型やライカTL2型に取り付け可能です。

とはいえ「ただ取り付けて使える」というだけで、撮影は制限されます。フランジバック長の制限があるため、逆にLマウントのレンズはライカM型に使用できません。そのため、幅広いラインアップのレンズを使いたい人には、ライカSL型かライカTL2型がおすすめです。

Mレンズは広角系と標準系の単焦点レンズが中心

写真家、カメラ評論家

ライカM型カメラは、カメラの構造上の理由により望遠レンズやマクロレンズ、ズームレンズの使用には向いていません。そのため、Mレンズのレンズラインナップをみても、望遠系レンズの焦点距離は最長でも135mmにとどまっています。

一方、M型カメラは広角系や標準系のレンズとの相性は抜群なので、望遠系レンズやマクロレンズではなく、広角系や標準系レンズを使いたい人にM型カメラがおすすめです。

ライカ望遠レンズおすすめ4選 写真家・カメラ評論家に聞く

前述したライカ望遠レンズの選び方のポイントをふまえて、写真家、カメラ評論家の田中希美男さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

エキスパートのおすすめ

ライカ『ズマリットM f2.4/75mm』

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出典:楽天市場 この商品を見るview item
写真家、カメラ評論家:田中 希美男

写真家、カメラ評論家

望遠系Mレンズではおすすめ

ライカM型用の大口径75mm中望遠レンズです。開放F値はF2.4。ほかのライカM型用の焦点距離75mmのレンズには「ノクティルックスM f1.25/75mm ASPH.」と「アポ・ズミクロンM f2/75mm ASPH.」があります。

この2種類に比べると、ズマリットM f2.4/75mmはかなり良心的な価格で購入可能です。ライカのレンズらしいすぐれた写り方をします。レンズのサイズもライカM型のボディとマッチして、とてもいいです。コストパフォーマンスが高く、イチ押ししたいレンズです。

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ライカ『マクロ・エルマー M f4/90mm』

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写真家、カメラ評論家:田中 希美男

写真家、カメラ評論家

レンズ鏡筒を引き出すM型用マクロレンズ

ライカM型カメラ用の90mmマクロレンズです。近接撮影時のパララックスと超望遠レンズとの相性の悪さは、レンジファインダー式カメラの弱点でした。しかし、ライカM型がデジタルカメラとして生まれ変わると、新たにライブビューで直接ピントを合わせられるように。今まで日陰者だったマクロレンズの使い勝手は飛躍的に向上しました。

このマクロ・エルマー M f4/90mmは沈胴式で、撮影時にレンズを引き出します。無限遠から最短撮影距離まであらゆる距離で撮影でき、すぐれた描写力を発揮。さらに別売の「ライカ マクロ・アダプター M」と併用することで、最大撮影倍率1:2の本格的なマクロ撮影も楽しめます。

エキスパートのおすすめ
写真家、カメラ評論家:田中 希美男

写真家、カメラ評論家

焦点距離最長の単焦点レンズ

ライカM型用の135mm望遠レンズ。現在のMレンズシリーズではもっとも焦点距離が長いレンズです。レンジファインダーM型カメラの機構上、焦点距離135mmあたりを越えるフレーミングやピント合わせが苦手になります。しかし、苦労してでも望遠レンズを使いたいというライカM型ユーザーも多いんです。

ところが、ライカM型もフィルムカメラからデジタルカメラに切り替わってライブビュー撮影ができるようになると、レンジファインダーを使わなくても気軽に望遠レンズで撮影可能に。ほかにも外付けの電子ビューファインダー「EVF LEICA Visoflex (Typ 020)」を使えば、もっと撮影しやすくなります。

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ライカ『アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm』

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写真家、カメラ評論家:田中 希美男

写真家、カメラ評論家

高速AFが特長のライカSL型用望遠ズーム

ライカのフルサイズ判ミラーレスカメラ・ライカSL用の交換レンズで、90mmから280mmまでの画角をカバーする望遠ズームです。標準ズームレンズの「バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.」と組み合わせれば、広角24mmから望遠280mmまでをたった2本のレンズでカバーできます。

ともに開放F値は同じで、90~280mmズームではすぐれた描写性能を維持したまま高速でピント合わせが可能です。f2.8-4/90-280mmをTL2に使用するときは、フルサイズ判換算で135mm~420mm相当の超望遠ズームになります。

「ライカ・望遠レンズ」のおすすめ商品の比較一覧表

画像
ライカ『ズマリットM f2.4/75mm』
ライカ『マクロ・エルマー M f4/90mm』
ライカ『アポ・テリートM f3.4/135mm』
ライカ『アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm』
商品名 ライカ『ズマリットM f2.4/75mm』 ライカ『マクロ・エルマー M f4/90mm』 ライカ『アポ・テリートM f3.4/135mm』 ライカ『アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm』
商品情報
特徴 望遠系Mレンズではおすすめ レンズ鏡筒を引き出すM型用マクロレンズ 焦点距離最長の単焦点レンズ 高速AFが特長のライカSL型用望遠ズーム
レンズタイプ 中望遠・単焦点 中望遠・単焦点 単焦点 望遠ズーム
F値 2.4 4 3.4 2.8~4
焦点距離 75mm 90mm 135mm 90~280mm
重量 325g 230g 460g 1710g
対応マウント ライカMマウント系 ライカMマウント系 ライカMマウント系 ライカLマウント系
カラー ブラック、シルバー ブラック ブラック ブラック
商品リンク

※各社通販サイトの 2023年2月8日時点 での税込価格

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そのほかの望遠レンズ関連の記事はこちら 【関連記事】

ライカ、シグマ、パナソニックが開発した互換可能レンズも登場!

写真家、カメラ評論家

2018年秋にライカとシグマ、パナソニックの3社が共通の「Lマウント」をベースに互換製品を作る提携をしました。それが「Lマウントアライアンス」です。LマウントはライカがAPS-C判ミラーレス「ライカT」登場時に採用したのが最初で、フルサイズ判ミラーレス「ライカSL」にも採用されました。

2019年春には、パナソニックからLマウント交換レンズが数本販売開始されました。シグマも交換レンズの開発を発表しました。3社が完全互換性のあるカメラと交換レンズを販売したことから、ライカSLやライカTL2で使える交換レンズの製品ラインナップはさらに増えていくでしょう。

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