母乳パックの選び方 助産師・浅井貴子さんに聞く
助産師・浅井貴子さんに、母乳パックを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
どのくらい母乳が入る?
助産師
母乳パックが必要となるシーンで考えられるのが、早産などでNICU(新生児集中治療室)に入院した赤ちゃんに搾乳(さくにゅう)した母乳を届ける場合や、冷凍母乳に対応している保育園に預ける場合、ママが不在時ご家族が冷凍母乳を解凍して使う場合などです。
NICUに入院したてのころはほんの1cc程度でも、退院するころには100ccくらい飲むことがあり、赤ちゃんに必要な母乳の量は大きく変化します。小さいサイズから大きいサイズまでそろっていて、用意する母乳の量に合わせて最適なサイズのパックを選べると便利。
母乳を捨てることなく届けられるのは、ママにとってもうれしいですよね。
手順がシンプルなものを選ぼう
母乳を入れるときは上から、哺乳瓶へ注ぐときはパックの下を切って注ぐタイプ。シンプルで衛生的です。
助産師
搾乳器や手でしぼった母乳を哺乳瓶(ほにゅうびん)に入れ、母乳パックに移し替えてから空気を抜いて折りたたみ、ジッパーをしめるなどして密閉保存。これが一般的な母乳パックの使い方です。空気に触れる機会が多いため、衛生面に気を使いながらの保存作業は意外とたいへんでコツがいります。
そこで、手指やホコリ、雑菌にできるだけ触れにくく、手順や作業がシンプルでスムーズに保存できる工夫がされている母乳パックを選ぶのがおすすめ。ママの負担や心配を減らすことができますよ。
コンパクトに保存できるものがおすすめ◎
助産師
母乳にはたんぱく質や糖質、脂質など赤ちゃんに必要な栄養素がたっぷり! 一方で、栄養豊富なために雑菌も繁殖しやすくなっているので、母乳パックは少しでも早く冷凍するのが理想的。
いち早く冷凍するためには、母乳パックを冷凍庫で寝かせるときに厚みが出ないものがおすすめ。厚みがあると冷凍に時間がかかってしまいます。
また、雑菌が増える原因になるので、母乳パックは破れにくく丈夫なものがベスト。また、搾乳した日付をマジックで書き込んだり、付属のシールで管理できたりするタイプを選べば、古いものから順に使えるので母乳を適切に管理できます。
母乳パックのおすすめ5選 助産師が選ぶ!ピジョン・メデラ・ランシノーなど。
うえで紹介した母乳パックの選び方をふまえて、助産師・浅井貴子さんがおすすめする商品をご紹介します!

柳瀬ワイチ『カネソン 母乳バッグ 50ml』












出典:Amazon
容量 | 50ml |
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枚数 | 20枚、50枚入り |
素材 | ポリエチレン、ナイロン |

ピジョン『母乳フリーザーパック 80ml』














出典:Amazon
容量 | 80ml |
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枚数 | 20枚、50枚入り |
素材 | ポリエチレン、ナイロン |

medela(メデラ)『母乳保存バッグ』










出典:Amazon
容量 | 180ml |
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枚数 | 25枚、50枚入り |
素材 | ポリエステル、ポリエチレン |

Lansinoh(ランシノー)『Breastmilk 収納バッグ』












出典:Amazon
容量 | 180ml |
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枚数 | 100枚入り |
素材 | ‐ |

Dadadiys『母乳保存パック』






出典:楽天市場
容量 | 235ml |
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枚数 | 112枚入り |
素材 | ポリエステル、ポリエチレン |
「母乳パック」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 母乳パックの売れ筋をチェック
Amazonでの母乳パックの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの母乳・ミルクグッズもチェック!
赤ちゃんに必要な母乳量に合わせてサイズを選ぼう 最後に…助産師・浅井貴子さんよりアドバイス
助産師
赤ちゃんは月齢や体重によってどんどん飲む量が変わっていきますから、母乳パックはサイズ選びが重要。サイズ展開が多い母乳パックで対応するのもいいですが、入れる量によってメーカーを変えるのもアリです。
長期にわたって母乳パックを使うときは、毎日の作業が苦にならないよう、保存する手順がシンプルで手間取らないものを選んで。産院でサンプルをもらえることもあるので、いくつか試してみてから購入するのもいいですね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/1/19 一部コンテンツと価格の修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 松林麻衣)
大学病院、未熟児センター勤務後、自身の結婚、出産後地域に出て年間250~300件の赤ちゃん訪問を行いながら健診業務や母親学級などを行う。 アロマセラピストの知識を生かしながら母と子のナチュラルケアブランドAMOMAの商品開発、WELEDAのプレママセミナーなどを行う。 妊娠中~乳幼児の育児相談が得意。ベビーマッサージ教室カモマイル主宰。