トラベラーズノートの選び方 文具の専門家に聞く!
文房具ユーザーの他故壁氏さんに、トラベラーズノートを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
カバーのサイズはレギュラーとパスポートの2種類
トラベラーズノートは、レギュラーとパスポートの2サイズがあるため、適したものを選びましょう。
レギュラーサイズは何でもたっぷり書き込める
レギュラーサイズのトラベラーズノートは、A5サイズの幅をややスリムにした大きさです。手に持ちやすいサイズ感で、たくさん書き込めるのが特徴。
大きい文字で書きたいときや、メモ・イラスト・日記など、いろんなことをひとつのノートに書き留めておきたい場合にぴったりでしょう。スタンダードサイズのため、リフィルのバリエーションが豊富でアレンジしやすいのも魅力です。
パスポートサイズはコンパクトで携帯しやすい
その名のとおり、パスポートと同じサイズのトラベラーズノートです。ジーンズのポケットにも収まるコンパクトサイズなので、持ち歩きやすいのがメリット。
常に持ち歩きながら、その時々に思いついたアイディアや、心に残ったことなどをサッと書き留められます。荷物を小さくまとめたい方や、文字が小さい方なら、パスポートサイズが便利でしょう。
文房具ユーザー
トラベラーズノートには、レギュラーサイズとパスポートサイズがあります。カバンに入れて持ち歩き、たくさん書いたり貼り込んだりしたい方はレギュラーサイズがおすすめ。さっと取り出して見たり書いたり、つねにポケットに入れて持ち歩きたい方はパスポートサイズを選ぶといいでしょう。
書き込むことが楽しくなると、どちらのサイズでも厚く重くなります。お好みでお選びください。
好みのカラーを選ぶ
トラベラーズノートには、シンプルな黒・茶をはじめ、キャメル、ブルー、グリーンなどさまざまなカラーバリエーションがあります。どの色を選ぶか迷ったときは、ベーシックカラーを選んでおけば、長い期間飽きずに愛用しやすいでしょう。
また、トラベラーズノートはレザーを使った商品も多いです。レザーならではのエイジングを楽しみたい場合は、キャメルなど明るい色を選ぶと風合いの変化がわかりやすいです。
できるだけきれいな状態で利用したい場合は、汚れが目立ちにくい、暗めのカラーを選びましょう。
リフィルは用途と気分に合わせてカスタマイズ
トラベラーズノートは、別売りのリフィルを追加することで、オリジナリティを出せます。リフィルの種類をみていきましょう。
基本ノートには「罫線」「方眼」「無地」のリフィルを
文房具ユーザー
トラベラーズノートの利点は、本体カバーとリフィルが容易に分離でき、取り替えたりストックしたりできることです。イラストなどを自由に書きたいなら、スターターキットに付属している無地のリフィルを使いましょう。
文字を中心に書く場合は、罫線の引かれたリフィルをおすすめします。「写真や切り抜き、切符などを曲がることなく貼り込みたい、でも罫線のノートは苦手だ」と言う方には、5ミリ方眼のリフィルもあります。気持ちよく書き込めることがいちばん大切。用途や気分によってリフィルを使い分けましょう。
「週間」「月間」ダイアリーはスケジュール管理に
トラベラーズノート用のダイアリーには、週間・月間のみのフリータイプと、日付と曜日も一緒に入ったタイプがあります。フリータイプは、好きなタイミングでいつでもはじめられるのがメリットです。
また、日付などを自分で書き込むため、よりオリジナリティが出せるでしょう。日付と曜日が印字されているタイプなら、自分で書き入れる必要がないため、手軽に利用したい方にぴったりです。
「特殊紙ノート」はスクラップやスケッチに
リフィルには、クラフト紙や画用紙などの特殊紙ノートもあります。ナチュラルなブラウンカラーのクラフト紙は、旅の思い出やお気に入りスポットをまとめたスクラップノートなどにすればおしゃれ。
また、絵を描く方は、水彩画も描ける画用紙ノートを活用しましょう。ほかにも、軽量紙を使った特殊紙リフィルは、持ち歩きながら使うパスポートサイズのノートで使うのに適しています。
「ジッパーケース」「ファイル」は旅の小物収納に
旅先では、チケットやショップカード・ポストカードなど、小物の整理に困ることもあります。そんなときは、ジッパーケースやファイルとして使えるリフィルを活用しましょう。
ジッパーケースは、シールや切手など、バラバラになってしまいやすい小さなものも収納しやすくて便利。また、ファイル類は、チケット・カード類をまとめておけます。
アクセサリーであなた好みにカスタマイズを
文房具ユーザー
トラベラーズノートのもうひとつの楽しみは、本体のカスタマイズとアクセサリーです。シンプルなデザインの革表紙ですが、個性が光るアクセサリーをつけることで、あなただけのトラベラーズノートが完成します。そのための公式のアクセサリーも充実。トラベラーズノートは使っているうちに持ち歩くノートを増やしたくなる製品ですが、そのための連結バンドが用意されています。
また、本体にペンをつける場所がありませんが、これもペンホルダーをつけることで解決します。世界にただひとつの、あなただけのトラベラーズノートを個性豊かに表現してみてください。
トラベラーズノートのおすすめ12選
うえで紹介したトラベラーズノートの選び方のポイントをふまえて、文房具ユーザーの他故壁氏さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。それぞれ使い方の詳しい解説つきですので、理想のトラベラーズノートを作るために、ぜひ参考にしてみてください。

デザインフィル『トラベラーズノート レギュラーサイズ スターターキット』




















出典:Amazon
サイズ | 本体:H220×W120×D10mm |
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重量 | 94g |

デザインフィル『トラベラーズノート パスポートサイズ スターターキット』




















出典:Amazon
サイズ | 本体:H134×W98×D10mm |
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重量 | 50g |

デザインフィル『トラベラーズノート レギュラーサイズ リフィル』










出典:Amazon
サイズ | H210×W110×D4mm |
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重量 | 72g |

デザインフィル『トラベラーズノート リフィル セクション』










出典:Amazon
サイズ | H210×W110×D4mm |
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重量 | 72g |

デザインフィル『トラベラーズノート リフィル 画用紙』

出典:Amazon
サイズ | H210×W110×D6mm |
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重量 | 掲載なし |
水彩やマーカーでスケッチが可能な厚手用紙
画用紙のノートリフィルです。旅先、また散歩の途中で、ちょっとしたスケッチをしたいと思う方もいらっしゃると思います。無地のリフィルノートでもスケッチは可能ですが、絵具やマーカーは裏抜けしてしまうおそれが。画用紙リフィルは、水彩も可能な厚手の用紙を採用し、無地のリフィルノートではできなかった彩色を可能にしています。
また、レギュラーサイズはミシン目でページを切り取り、絵はがきとしてそのまま使用することもできます。旅の思い出を絵で残したい方、街歩きで気軽にスケッチを楽しみたい方にぜひ使ってほしいノートリフィルです。レギュラーサイズ、パスポートサイズともにリリースされています。

デザインフィル『トラベラーズノート リフィル クラフト紙』








出典:Amazon
サイズ | H210×W110×D4mm |
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重量 | 64g |
スクラップブックの風合いと手書きの心地好さ
クラフト紙のノートリフィルです。切符や、現地でもらったパンフレットをスクラップブックなどに貼ることで旅の記録としている方には、トラベラーズノートのクラフト紙リフィルがおすすめ。レギュラーサイズ、パスポートサイズから選べます。
ざっくりとした茶色のクラフト紙は、スクラップブックの趣があり、貼ったものを際立たせます。また、そこに手書きで添えた文字が、旅の雰囲気をそのまま記録することに繋がるでしょう。トラベラーズノートの使い方として、これほど楽しい使い方はないといっても過言ではありません。まるまる太ったクラフト紙リフィルを見て、旅の思い出に浸るのもまた一興ではないでしょうか

デザインフィル『トラベラーズノート リフィル 軽量紙』

出典:Amazon
サイズ | H210×W110×D4mm |
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重量 | 92g |
ページ数は多くても、持ち運びは軽量
レギュラーサイズ、パスポートサイズともにある、軽量紙のノートリフィル。トラベラーズノートのノートリフィルは基本、64ページです。ただ、ここに毎日書いたり貼ったりしていくと、意外なほどに減りが早く感じるもの。とくにパスポートサイズは「軽いままで持ち運びたい」と思われる方もいらっしゃるでしょう。軽量紙ノートリフィルは、厚さは通常のノートリフィルと変わりませんが、ページ数は倍の128ページあります。
稀にインクによっては裏抜けすることもありますが、万年筆での書き込みも可能です。また、パスポートサイズはミシン目でページを切り取ることができますので、メモを渡す機会が多い方にもおすすめです。
デザインフィル『トラベラーズノート パスポートサイズ リフィル クラフト紙(14373006)』








出典:Amazon
サイズ | H124×W89×D4mm |
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重量 | - |
デザインフィル『トラベラーズノート パスポートサイズ リフィル クラフトファイル(14334-006)』

出典:Amazon
サイズ | H124×W180mm(開いた状態) |
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重量 | - |
デザインフィル『トラベラーズノート レギュラー/パスポート兼用 リフィル ポケットシール004(14248006)』










出典:Amazon
サイズ | - |
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重量 | - |
デザインフィル『トラベラーズノート パスポートサイズ リフィル ミシン目入り 無地(14315-006)』






出典:Amazon
サイズ | H124×W89mm |
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重量 | - |
デザインフィル『トラベラーズノート リフィル 両面シール(14303-006)』






出典:Amazon
サイズ | H203×W101mm |
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重量 | - |
トラベラーズノートのアクセサリー3選 文具の専門家が厳選!

デザインフィル『トラベラーズノート リフィル 連結バンド』

出典:Amazon
サイズ | 本体:H210×W110mm |
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重量 | 掲載なし |

デザインフィル『トラベラーズノート ペンホルダー〈M〉』








出典:Amazon
サイズ | 本体:H53×W120×D10mm |
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重量 | 掲載なし |
手帳とセットで持ちたいペンに合わせて
革カバーの色に合わせ、黒・茶・キャメル・ブルーの4色が用意されたペンホルダー。サイズもレギュラーサイズ、パスポートサイズがあります。トラベラーズノートにはペンを保持する機能がありませんので、必須のアクセサリーと言えるでしょう。ペンホルダーはSサイズとMサイズがあり、Sサイズはペンのクリップを、Mサイズは直径12ミリまでのペン本体をさして使います。
お使いになるペンによって、入る・入らないがあるのですが、おすすめはMサイズです。ペン本体をしっかりと保持してくれます。ホルダーはカバーを金属クリップではさんでいるだけですので、ペンを取り外す際にはホルダーを押さえながらペンを外してください。

デザインフィル『トラベラーズノート リフィル ポケットシール〈L〉』










出典:Amazon
サイズ | H223×W112mm |
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重量 | 掲載なし |
ノートに貼らない派の必需品
レギュラーサイズにだけ用意されているアクセサリーのひとつ、ポケットシール 〈L〉。革カバーに貼るシール型の増設ポケットは、チケットやハガキ、名刺などをはさんで持ち運ぶのに便利です。また、ノートリフィルを一冊、差し込んで持ち歩くこともできます。
トラベラーズノートの革カバーは硬さがあり、使い込んでなじむまでは机上に開いてもノート全体が平らになりません。ノートを書く際に平たく開かないと書きづらいという方は、ぜひこのポケットシール〈L〉を使い、差し込んだノートリフィルをカバーから外してご使用ください。連結バンドとは違う増設方法のひとつとして、ぜひおすすめしたいアクセサリーです。
「トラベラーズノート」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする トラベラーズノートの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのトラベラーズノートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
文具の専門家からのメッセージ
文房具ユーザー
たくさん使いたいものだから、手入れにも気を配って
トラベラーズノートは革製品ですので、同じカラーでも製品によって色味が異なる場合があります。また、エイジングによる色の変化や使用中につく表面のキズなどが、購入当初に予想していた範疇を超えることも。
気になる方は、革の手入れも必要かと思います。デザインフィルの公式ホームページに手入れのことが記載されていますので、参考になさってください。ただ、手荒に扱ってもかんたんに悪くならない丈夫さが、トラベラーズノートのよさです。こまかいキズは気にせず、旅に、外出に、どんどん連れ出してあげてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/21 本文・価格修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 下田結賀子)
文房具トークユニット「ブング・ジャム」のメンバー。 文房具ユーザーとして数多くの文房具に触れ、その便利さを世に伝えたいと切望する。 筆記具と紙、その周辺の文房具を中心としたパーソナル文具全般に興味がある。 コレクターではないので所有点数は多くないが、文房具は買ったら必ず試す。