電動鉛筆削りの選び方 文房具ライターが教える
電動鉛筆削りといっても、各製品により特徴は異なるので、ポイントを押さえた上で購入する必要があります。
ここでは、文房具ライターのきだて たくさんに教えてもらった、電動鉛筆削りを選ぶ際のポイント5つをお伝えします。
機能で選ぶ
ケガのトラブルを防ぐオートストップ機能
文房具ライター
電動鉛筆削りは便利なアイテムですが、使用するにあたりリスクもあります。
たとえば、削りカスをためるダストケースを外したまま使うと、指が機械の刃に触れてしまう可能性があり、大ケガにつながることもあるのです。
電動鉛筆削りにオートストップ機能があれば、ダストケースを外すと自動で運転が止まるので事故が起こりにくくなります。
電動鉛筆削りは、子どもがよく使う道具でもあるため、安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
芯先の太さを調整できる機能
文房具ライター
同じ小学生でも、低学年と高学年では最適な芯先の太さは違います。
鉛筆に慣れず、筆圧がまだうまくコントロールできない低学年の子は、芯先を太く削った方が折れにくく使いやすいです。
一方で高学年になると、ノートに書く字も細かくなるので、芯先も細く削った方が便利だし、さらに長く書くこともできます。
電動鉛筆削りにも芯の太さを調整できる機能を持った製品がありますので、そこもチェックしてみてください。
鉛筆を無駄にしない削り防止機能
文房具ライター
無駄削り防止機能が付いていることも、電動鉛筆削りを選ぶ際には重要です。
電動鉛筆削りは、削る感覚があまりない上に速度が速いため、鉛筆を削りすぎてしまうことがあります。
無駄削り防止機能があれば、鉛筆をチェックしながら削っていくので、必要以上に削るということがなくなるのです。
鉛筆を削りすぎると、新しいものに取り替える頻度が高くなり、コストもかかってきます。
それを考えると、無駄削り防止機能のある電動鉛筆削りを選んだほうが、出費を抑えやすいのでお得ともいえるでしょう。
芯詰まりを解消できる折芯除去機能
近年では、芯が折れにくいよう工夫された、電動鉛筆削りも増えています。
しかし、何度も使っているうちにどうしても芯が折れてしまうため、そんなときは、本体をさかさまにして振り落とすなどの手間がかかることに。
折芯除去機能がついている商品なら、芯が折れてしまった場合も、かんたんに取り除けるのがメリットです。あると便利な機能なので、チェックしておきましょう。
熱がこもりにくいオーバーヒート防止機能
ソニック『電動えんぴつ削り スーパータフブレードDX(SK-511)』
オーバーヒート防止機能など、最新機能を備えた電動鉛筆削り。
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電動鉛筆削りは鉛筆を差し込むだけで簡単に削れ、手動鉛筆削りよりもすばやく処理できるのが魅力です。
しかし古い製品の場合、一度に多くの鉛筆を削るとオーバーヒートをしてしまい、故障しやすくなるといったマイナス点がありました。
最新の製品はモーターの性能がよくなったことから、そういったトラブルは少なくなっています。
そのため小学校や塾の休み時間など、鉛筆削りがよく行われる場面で、最新の電動鉛筆削りがよく使われているのです。
ただし最新の製品でも、一度にたくさんの鉛筆を削るとモーターに熱がこもることはあります。
電動鉛筆削りを買う際には、「オーバーヒート防止機能」などの記載があるものを買うようにしましょう。
充電方法で選ぶ 乾電池派?コンセント派?
アスカ『乾電池式電動シャープナー(DPS30)』
スリムな外観&乾電池式で、リビング学習にぴったり。
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電動鉛筆削りには、コンセント経由で給電するものと、乾電池式(または充電式)があります。
コンセント給電は常に安定して削れますが、コンセントからケーブルの長さの範囲にしか設置できません。
逆に乾電池式(充電式)は電池残量が気になりますが、どこにでも置けます。
最近は子ども部屋でなくリビングで勉強する「リビガク」も広まっており、どこでも持ち運んで使えるコンパクトな乾電池式の需要も高まっているようです。
長く使うならシンプルなデザインを
人気キャラクターや、かわいい模様などがデザインされた商品も魅力的です。しかし電動鉛筆削りは、1度買うと長期間使用することが多いため、時間が経つにつれて、デザインに飽きてしまう可能性もあります。
そのため、大人も子どももシンプルなデザインのものを選ぶほうが、飽きずに使えるでしょう。もしかわいいデザインを選びたい場合は、幅広い年齢層から愛される定番キャラクターなどを探してみてください。
ダストボックスの容量もチェック
電動鉛筆削りを選ぶときに見落としがちなのが、ダストボックスのサイズです。ダストボックスが小さい商品は、そのぶん削りカスを捨てる頻度が上がります。
持ち運びながら使うコンパクトタイプの商品だと、ダストボックスも小さくなりがちですが、動かさずに同じ場所で利用する場合は、ある程度の大きさがあるほうが、管理の手間が減って便利です。
時短ツールとしての電動鉛筆削り 文房具ライターからアドバイス
文房具ライター
鉛筆をたくさん使用する小学生は、必然的に学校や塾、自宅などで、かなりの量の鉛筆を削ることになります。
その際、鉛筆削りが電動であれば、相応の時間を短縮できます。
今の電動鉛筆削りは昔のものより故障しにくく、安全性も高くなっています。満足できるものを選んで使いこなしてみてください。
電動鉛筆削りおすすめ11選
電動鉛筆削りの選び方を理解したら、今後は各メーカーが出している製品チェックです。
どんな製品を実際に使っていけばいいのか、文房具ライターきだて たくさんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。

ソニック『電動えんぴつ削り スーパータフブレードDX(SK-511)』










出典:Amazon
サイズ | W130×D100×H110mm |
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材質 | ABS |
重量 | 650g |
安全機能 | 安全オートストッパー |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止装置付 |

デビカ『電動シャープナー(HQ-01)』








出典:Amazon
サイズ | W100×D110×H115mm |
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材質 | 【本体】ABS【ダストケース】PS |
重量 | 615g(包装資材含む) |
安全機能 | 安全オートストッパー |
過熱防止機能 | (DCモーターのため、オーバーヒートしにくい) |
省電力でエコ、削り上がりもきれい
高性能な電動鉛筆削りとして、もう1つおすすめなのが『HQ-01』です。この製品は高価な扇風機と同じく、DC(直流)モーターを搭載しているので、電力をほとんど使わずに使用できるのが魅力です。
さらに、一度に多くの鉛筆を削っても熱がこもりにくく、耳障りな音が鳴ることもありません。『HQ-01』であれば、鉛筆を削る場面が多くある学校でも、トラブルは起きにくいでしょう。
また、機械に備えられたらせん刃は、ナイフで手削りするように削っていくので、木の表面を整えつつ芯を細く仕上げられます。仕上がりの美しさが自慢できる電動鉛筆削りは、この製品以外はないでしょう。

アスカ『電動シャープナー DUO(EPS600)』














出典:Amazon
サイズ | W160×D117×H109mm |
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材質 | ABS |
重量 | 1.1kg |
安全機能 | 安全オートストッパー |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止 |

ナカバヤシ『鉛筆削り器 PACATTO 充電式(NEK-101)』












出典:Amazon
サイズ | W82×D160×H123mm |
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材質 | ABS |
重量 | 455g(アダプター含まず) |
安全機能 | 安全オートストップ |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止 |

アスカ『乾電池式電動シャープナー(DPS30)』














出典:Amazon
サイズ | W50×D126×H105mm |
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材質 | ABS |
重量 | 265g |
安全機能 | 安全オートストッパー |
過熱防止機能 | -- |
ナカバヤシ『電動鉛筆削りき』














出典:Amazon
サイズ | W12 xD19×H10.4cm |
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材質 | プラスチック |
重量 | 300g |
安全機能 | 安全オートストッパー |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機能付き |
Tihoo『電動シャープナー』














出典:Amazon
サイズ | - |
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材質 | - |
重量 | 450g |
安全機能 | 自動運転停止 |
過熱防止機能 | - |
AFMAT『鉛筆削り自動』


















出典:Amazon
サイズ | - |
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材質 | - |
重量 | 370g |
安全機能 | 自動運転停止 |
過熱防止機能 | - |
KEKILO『鉛筆削り』














出典:Amazon
サイズ | 7.5×7.5×7.5cm |
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材質 | - |
重量 | 160g |
安全機能 | オートストッパー機能 |
過熱防止機能 | - |
Miuphro『電動鉛筆削り』
















出典:Amazon
サイズ | - |
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材質 | 合金鋼 |
重量 | 260g |
安全機能 | カバーを外すと動作しない |
過熱防止機能 | - |
サンリオ『スリム電動鉛筆削り マイメロディ シャープナー』












出典:Amazon
サイズ | 約5×12.5×10.6cm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | - |
安全機能 | 安全オートストッパー |
過熱防止機能 | - |
通販サイト売上ランキング【電動鉛筆削りベスト11】 今、売れているのはどの機種?
Amazonなどの通販サイトの売上げランキングを集計したベスト11を発表します。今、売れているのはどの機種かな?
※Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの売上げランキングから算出した順位になります。集計当時のデータをもとにしていますので、ランクイン機種が売り切れている場合などがあります。ご注意ください。
11位:オーム電機『JIM-E01』






出典:Amazon
サイズ | W56×D120×H82mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 約200g |
安全機能 | -- |
過熱防止機能 | -- |
10位:シブヤ『電動鉛筆削り器(sbeps201w)






出典:楽天市場
サイズ | W146×D112×H105mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 約1.1kg |
安全機能 | 安全オートストッパー(ダストボックスを取り出すと作動しない) |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機構(温度が上昇した場合、温度ヒューズが働く) |
9位:ソニック『リビガク フリーキー(LV-1587-I)』
















出典:Amazon
サイズ | W89×D90×H89mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 222g |
安全機能 | 鉛筆挿入口に誤挿入防止スライドロックあり |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機能 |
8位:JING DIAN『鉛筆削り電動』














出典:Amazon
サイズ | W約60xD約60xH約71mm |
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材質 | -- |
重量 | -- |
安全機能 | 未使用時に指の誤挿入を防ぐ機能あり |
過熱防止機能 | -- |
7位:アスカ『EPS131-ake』










出典:Amazon
サイズ | W148×H106×HD111mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 1.1kg |
安全機能 | 安全オートストッパー(ダストボックスを取り出すと作動しない安全設計) |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機構(連続使用による過熱を防ぎます) |
6位:ソニック『EK-7018』














出典:Amazon
サイズ | W76×H100×D139mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 約308g |
安全機能 | 電源遮断安全機構(ダストケース取り外し時は電源を遮断) |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機能(モーターによる発熱を感知して電源を遮断) |
5位:Parake『OP045D』














出典:Amazon
サイズ | -- |
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材質 | -- |
重量 | -- |
安全機能 | 蓋を開けると停止する機能 |
過熱防止機能 | 過熱防止機能あり |
4位:ナカバヤシ『DPS-601』

出典:Amazon
サイズ | W82×D128×H110mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 400g |
安全機能 | 安全オートストップ機能 |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機能搭載 |
3位:ソニック『SK-511』










出典:Amazon
サイズ | W130×D100×H110mm |
---|---|
材質 | ABS樹脂 |
重量 | 650g |
安全機能 | 安全オートストッパー(ダストボックスを取り出すと作動しない) |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止装置(温度が上昇した場合、温度ヒューズが働く) |
2位:アスカ『EPS201』






出典:Amazon
サイズ | W146×D112×H105mm |
---|---|
材質 | ABS樹脂 |
重量 | 1.1kg |
安全機能 | 安全オートストッパー(ダストボックスを取り出すと作動しない) |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機構(温度が上昇した場合、温度ヒューズが働く) |
1位:ナカバヤシ『DPS-211』










出典:Amazon
サイズ | W85×D165×H100mm |
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材質 | ABS樹脂 |
重量 | 0.6kg |
安全機能 | 安全オートストップ(クズケースが収まっていないと稼働しない) |
過熱防止機能 | オーバーヒート防止機能(連続使用時の過熱を防ぐ) |
「電動鉛筆削り」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電動鉛筆削りの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電動鉛筆削りの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
うまく削れない・詰まったときは?
電動鉛筆削りを使っていると、空回りして鉛筆が削れない、短い鉛筆が詰まった、などのトラブルが起きることがあります。まずは自分で正しい使い方ができているか、直せるか確認してみましょう。
まず、うまく削れないときは、内部に芯や削りカスが詰まっている可能性があります。ダストボックスがいっぱいの場合や、きちんとセットされていない場合もあるのでチェックしてみてください。
短い鉛筆が詰まったときは、電源を抜き、ダストボックスを外して中身を捨てたら、新聞紙などの上で鉛筆挿入口を下にし、トントンと振ってみてください。それでも出てこない場合は、メーカーに問い合わせの上修理してもらいましょう。
「手動鉛筆削り」や「ミニ鉛筆削り」もチェック!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/26 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 矢部栞)
最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。 極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。 文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。