電動鉛筆削りの選び方
鉛筆を素早く削ってくれる「電動鉛筆削り」。各製品により特徴は異なり、多数の製品が販売されていますが、選ぶ基準が分からない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、文房具ライターのきだて たくさんに教えてもらった、電動鉛筆削りを選ぶ際のポイント4つをお伝えします。
【1】機能で選ぶ
【2】充電方法で選ぶ
【3】長く使うならシンプルなデザインを
【4】ダストボックスの容量もチェック
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う電動鉛筆削りを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】機能で選ぶ
安全に使うための必要な機能や、鉛筆の使い勝手の良さをアップさせる機能があります。自分の使う用途に合った機能性を備えているものを選びましょう。
ケガのトラブルを防ぐ「オートストップ機能」
電動鉛筆削りは便利なアイテムですが、使用するにあたってリスクもあります。たとえば、削りカスをためるダストケースを外したまま使うと、指が機械の刃に触れてしまう可能性があり、大ケガにつながることもあります。
電動鉛筆削りにオートストップ機能があれば、ダストケースを外すと自動で運転が止まるので事故が起こりにくくなります。
とくに子どもがよく使う場合は、安全性の高いものを選ぶようにしましょう。
芯先の太さが調節できる「太さ調節機能」
同じ小学生でも、低学年と高学年では最適な芯先の太さは違います。
鉛筆に慣れず、筆圧がまだうまくコントロールできない低学年の子は、芯先を太く削った方が折れにくく使いやすいです。一方で、高学年になるとノートに書く字も細かくなるので、芯先も細く削った方が使いやすいし、さらに長く書くこともできます。また、デッサンなどの授業でも、削り分けられると便利ですよ。
芯の太さを調整できる機能を持った製品がありますので、チェックしてみてください。
鉛筆を無駄にしない「削り防止機能」
無駄削り防止機能が付いていることも、電動鉛筆削りを選ぶ際には重要です。電動鉛筆削りは、削る感覚があまりないうえに速度が速いため、鉛筆を削りすぎてしまうことがあります。
無駄削り防止機能があれば、鉛筆をチェックしながら削っていくので、必要以上に削るということがなくなるのです。
鉛筆を削りすぎると、新しいものに取り替える頻度が高くなり、コストもかかってきます。それを考えると、無駄削り防止機能のある電動鉛筆削りを選んだほうが、出費を抑えやすいのでお得といえるでしょう。
芯詰まりを解消できる「折れ芯除去機能」
最近では、芯が折れにくいように工夫された電動鉛筆削りも増えています。
しかし、何度も使っているうちにどうしても芯が折れてしまうこともあり、本体をさかさまにして振り落とす必要がありました。
ただ、折れ芯除去機能がついている商品なら、芯が折れてしまった場合も、かんたんに取り除けます。あると便利な機能なので、チェックしておきましょう。
熱がこもりにくい「オーバーヒート防止機能」
電動鉛筆削りは鉛筆を差し込むだけでかんたんに削れ、手動鉛筆削りよりもすばやく処理できるのが魅力です。古い製品の場合、一度に多くの鉛筆を削るとオーバーヒートをしてしまい、故障しやすくなりましたが、最新の製品はモーターの性能がよくなり、そういったトラブルは少なくなっています。
そのため、小学校や塾の休み時間など、鉛筆削りがよく行われる場面で、最新の電動鉛筆削りがよく使われているのです。ただ、最新の製品でも、一度にたくさんの鉛筆を削るとモーターに熱がこもることはあります。
電動鉛筆削りを買う際には、「オーバーヒート防止機能」などの記載があるものを買うようにしましょう。
【2】充電方法で選ぶ
電動鉛筆削りには、コンセント経由で給電するものと、乾電池式(または充電式)があります。
●コンセント給電
常に安定して削れるが、コンセントからケーブルの長さの範囲にしか設置できない。
●乾電池式(充電式)
電池残量が気になるが、どこにでも置ける。最近はUSBケーブルで充電するタイプも!
最近は子ども部屋でなくリビングで勉強する「リビガク」も広まっており、どこでも持ち運んで使えるコンパクトな乾電池式の需要も高まっているようです。
【3】長く使うならシンプルなデザインを
人気キャラクターや、かわいい模様などがデザインされた商品も魅力的です。しかし、電動鉛筆削りは1度買うと長期間使用することが多いため、時間が経つにつれて、デザインに飽きてしまう可能性もあります。
そのため、大人も子どももシンプルなデザインのものを選ぶほうが、飽きずに使えるでしょう。もしかわいいデザインを選びたい場合は、幅広い年齢層から愛される定番キャラクターなどを探してみてください。
【4】ダストボックスの容量もチェック
電動鉛筆削りを選ぶときに見落としがちなのが、ダストボックスのサイズです。ダストボックスが小さい商品は、そのぶん削りカスを捨てる頻度が上がります。
持ち運びながら使うコンパクトタイプの商品だと、ダストボックスも小さくなりがちですが、動かさずに同じ場所で利用する場合は、ある程度の大きさがあるほうが、管理の手間が減って便利です。
文房具ライターからのアドバイス
文房具ライター
時短ツールとしての電動鉛筆削り
鉛筆をたくさん使用する小学生は、必然的に学校や塾、自宅などで、かなりの量の鉛筆を削ることになります。
その際、鉛筆削りが電動であれば、相応の時間を短縮できます。
今の電動鉛筆削りは昔のものより故障しにくく、安全性も高くなっています。満足できるものを選んで使いこなしてみてください。
電動鉛筆削り【ベスト10】
Amazonなどの通販サイトの売上ランキングを集計したベスト10を発表します。今、売れているのはどの機種?
※Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの売上ランキングから算出した順位になります。集計当時のデータをもとにしていますので、ランクイン機種が売り切れている場合やランキングの変動などがあります。ご了承ください。
机上での安定感と安心感が抜群の逸品!
鉛筆を挿入すればすぐに削れて尖った鉛筆になるスピード感は感動的。接地面には吸盤があり、削っている際に机の上でのガタつきやブレがありません。
削り上がると自動的に作動するムダ削り防止機構、ダストボックスを取り出すと作動しなくなる安全オートストッパー、連続使用による加熱を防ぐオーバーヒート防止機能と子供に使用させても安心な機能なども搭載しています。
カッコいい&キュートなデザインに注目!
カッコいい『スーパータフブレードDX』とポップでキュートな『ハッピースマイルハートドリーム』の2種類を展開。どちらも小学生くらいの子どものハートをギュッと掴むデザインとなっています。
省エネモーターや、動作時の音を軽減する静音ギアカバーを搭載、内部で芯折れが発生した際も詰まりにくい設計になっていて使い心地も抜群です。
コンパクトで机の上がスッキリ!
コンパクト設計で、机の上で置く場所を選びません。天板と側面には指を掛ける場所があり持ちやすい仕様になっているのもポイント。天面部分には、短くなった鉛筆やクリップなどの小物を置ける設計になっています。
芯先調整のスイッチは、前面についているので操作しやすいですよ。自動で折れた芯を排出する機能も備わっています。シンプルな見た目ですが、機能性の高い1台です。
デザインが目を引く、縦置き鉛筆削り!
縦置き型の鉛筆削りです。その形状を活かし、フタはねじ込み式で、防塵だけでなく削りかすが外に漏れるのを防止できます。
給電方法は、コンセントやUSBだけでなく、乾電池にも対応していてコードレスで使用することも可能です。「自動停止機能「折れ芯除去機能」を搭載しているモバイル型の鉛筆削りです。
子供のために考えられた鉛筆削り!
子供でも使いやすいように鉛筆を差し込みやすいよう斜め15度の角度が付いた差し込み口を採用するなど、「キッズ人間工学」に基づいて開発されています。給電コードを外せば、ゴミ箱の上で削りカスを捨てられるも便利ですよ。
細部まで考えられた設計は、子どもだけでなく親にとっても嬉しいポイントです。さらに机上の本棚などにも収まるように設計しており、どこまでも使いやすさを追求した鉛筆削りです。
カラーバリエーション豊富な省エネ鉛筆削り!
ハイパワーながら、待機電力は0Wでエコ仕様の電動鉛筆削りです。芯先調整機構や、ムダ削り防止機構、ダストボックスを取り出すと自動的にストップするオートストッパー、連続使用による過熱を防ぐオーバーヒート防止機能など、必要な機能をしっかり搭載しています。
カラーバリエーションはホワイト、ブルー、ピンクの3種類。シンプルで飽きのこないデザインで長く使える商品です。
小型ながらパワフルな本格派鉛筆削り!
乾電池駆動で重量も222gと持ち運びに便利な小型鉛筆削りです。ムダ削りを防ぐオートストップ機能や、オーバーヒート防止機能など据え置き機に並の安全対策機能も備えており、見た目は小さくとも機能は本格派。
もちろん、肝心な鉛筆を削る能力は、本格らせん歯を搭載しているので申し分なし。学生から社会人まで幅広い層に向いている電動鉛筆削りです。
子供が喜ぶオシャレなデザインが魅力!
ムダ削り防止機能や安全機能、底面には転落防止用の吸盤、そして大容量のダストボックス、未使用時には待機電力が0Wになるなど、据え置き型ならではの多彩な機能を搭載した鉛筆削りです。
そして本商品の最大の魅力は、インテリアを邪魔せず、リビングのちょっとしたアクセントになるように、デザインされた7種類の柄。いわゆるキャラクターものに抵抗がある方はぜひチェックしてください。男の子向けにも、女の子向けにもぴったりな柄があります。きっと、お気に入りのものが見つけられるはずです!
電池式でどこでも使える軽量鉛筆削り
電池駆動する小型の鉛筆削りです。この商品は、ロータリー式回転刃を採用していて、削るスピードが同クラスの商品よりゆっくりしています。そのため削っている際の音も小さく、静音性が高いのでオフィスや図書館などでの使用に向いています。
日本メーカーの商品なので、保証期間も1年とアフターサービスもしっかりしていますよ。
スマートで安全機能が充実した鉛筆毛削り
削りカスを入れておくケースの外れ感知機能、連続切削停止機能、モーター過熱保護機能、切削時間超過保護機能、過電流保護機能などの安全機能が充実している電動鉛筆削りです。
USBケーブルで充電できるので、コードレスで置き場所を気にすることなく使用できます。縦型の細い長い形状なので、省スペースに収納することができるのもうれしいポイントです。
電動鉛筆削り【おすすめ10選】
ここからは、文房具ライターきだて たくさんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。




「電動鉛筆削り」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電動鉛筆削りの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの電動鉛筆削りの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
うまく削れない・詰まったときは?
電動鉛筆削りを使っていると、「空回りして鉛筆が削れない」「短い鉛筆が詰まった」などのトラブルが起きることがあります。まずは自分で正しい使い方ができているか、直せるか確認してみましょう。
まず、うまく削れないときは、内部に芯や削りカスが詰まっている可能性があります。ダストボックスがいっぱいの場合や、きちんとセットされていない場合もあるのでチェックしてみてください。
短い鉛筆が詰まったときは、電源を抜き、ダストボックスを外して中身を捨てたら、新聞紙などの上で鉛筆挿入口を下にし、トントンと振ってみてください。それでも出てこない場合は、メーカーに問い合わせのうえ、修理してもらいましょう。
【関連記事】「手動鉛筆削り」「ミニ鉛筆削り」もチェック!
使い勝手のいい電動鉛筆削りを選ぼう
電動鉛筆削りの選び方のポイントやおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
ひと昔前の電動鉛筆削りに比べて、機能、性能やデザインは大きく変わっていることに驚いた方もいるのではないでしょうか。 子どものために購入する方、オフィスの事務用品として購入される方、それぞれに使い勝手のいい電動鉛筆削りを選んでくださいね。
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最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。 極端な悪筆と工作下手がコンプレックスゆえに自分を助けてくれる便利な文房具を探し求め続けており、その活動の結果得られた情報を雑誌・WEBなどの媒体で公開している。 文房具に関する著書多数。近著には『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(共著 スモール出版)がある。