洗濯ネットの必要性とは? 大切な衣類の傷みや型崩れを防ぐ!
洗濯機を使用する際、洗濯ネットをきちんと使っていますか? 洗濯ネットは、洗濯時に衣類にかかるダメージから守る大切な役目を果たします。とくに伸びやすい素材やワイシャツやジャケット、下着類は、洗濯ネットを使用しないと傷みや型崩れの原因にも。
洗濯ネットを使うメリットはほかにもあります! たとえば、衣類同士の繊維が付着するのを防いだり、絡まりを防いだり、チャック付き衣類がほかの衣類を傷つけたりするのを防止してくれます。
100均などで安い値段で買えますが、少し高くても機能的で使いやすい洗濯ネットがたくさん販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。正しく活用して、大切な衣類を守りながら洗濯しましょう。
洗濯ネットの選び方 収納コンサルタントに聞いた!
収納コンサルタントの有賀照枝さんに、洗濯ネットの選び方を教えてもらいました。ポイントは以下の7つです。
【1】サイズ
【2】形状
【3】網目の細かさ
【4】チャック部分
【5】専用ネットであるか
【6】ドラム式洗濯機、乾燥機に対応しているか
【7】デザインやカラー
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】洗濯物の種類にあわせてサイズを選ぶ
洗濯ネットは大、中、小とサイズ展開が豊富です。複数枚用意して、洗濯したい衣類にあったサイズを使用することが大切。大きいサイズに複数の衣類を詰め込みすぎると衣類が傷むほか、洗い残しが出るので避けましょう。
「衣類用」は洋服1着分が収まるサイズを
Tシャツやシャツ、パンツなど、洋服1着につき洗濯ネットも1枚使うのが基本です。そのため、洋服1着分が無理なく収まるサイズの洗濯ネットを選びましょう。複数枚まとめて入れたい場合は、入れられる衣類の数や容量も確認を。
厚手のセーターなど冬物はかさばるので、大きめサイズも用意しておくと安心です。
「小物用」は下着、マスク、ベビー衣類などが収まるサイズを
下着、マスク、靴下、ストッキング、ハンカチなどの小物類や、ベビー衣類を洗いたい場合は、衣類用よりも小さい小物用サイズの洗濯ネットを使用しましょう。衣類用など大きなネットに入れて洗うと、ネット内で動いてしまい傷みの原因になってしまいます。
「大物用」は布団やコートなど洗いたいものに合わせて
洗濯ネットのなかには、毛布、布団、シーツなどの寝具が入る超特大サイズもあります。布団用として販売されていることが多いので、シングル、ダブルなど合うサイズを探してみてください。
また、かさばるアウターやコートなどを自宅で洗いたい場合も、対応した大きいサイズを選びましょう。
【2】洗濯ネットの形状で選ぶ
洗濯ネットは丸形、角形など形状もさまざま。それぞれの特徴もおさえておきましょう。
丸形・円筒形|衣類が動くので汚れ落ちはピカイチ!
汚れた衣類には「丸形・円筒形」の洗濯ネットを使用しましょう。丸形や円筒形の洗濯ネットは、なかで衣類が動くことによりしっかりと汚れを落とせるような仕様になっています。
一方で、衣類が動くのでシワが付きやすいというデメリットも。レーヨンなどシワになりやすい素材や型崩れしやすい衣類は使用しないようにしましょう。
角形|衣類の型崩れを防ぎたい人に
角形は洗濯ネットで最も定番のかたちです。衣類をたたんだ状態のまま洗えるので、ワイシャツやニットなど型崩れを防ぎたい衣類の洗濯におすすめ。
一方で、丸形と比べて汚れ落ちは劣ります。気になる場合は、汚れが表面に出るよう畳み方を工夫したり、予洗いをしてから使用しましょう。
ポーチ型|コインランドリーなど衣類を持ち運べる
コインランドリーをよく利用する方は、衣類などをまとめて入れてそのまま洗濯機に入れられる大きな洗濯ネットも持っておくと便利です。
持ち運びやすいポーチ型やバッグ型などさまざまなデザインがあるのでチェックしてみましょう。
【3】洗濯ネットの網目の細かさで選ぶ
洗濯ネットには目が粗いものと細かいものがあります。洗濯物の汚れがひどい場合は、ネットの目が粗いものを使って汚れが表面に出るようにして洗濯します。
一方、デリケート衣類には、ネットの目が細かく厚手のものが生地を傷めづらくおすすめです。目の粗いもの、細かいものどちらも用意して、衣類の種類や汚れ具合に応じて使い分けるといいでしょう。
色移りしやすい衣類は基本的に分けて洗濯しますが、厚手で目の細かい洗濯ネットに入れて洗濯すると、ほかの洗濯物への影響を最小限に抑えることができますよ。
【4】衣類を傷めないか、チャック部分も確認を
洗濯ネットはチャックで閉じるタイプが主流ですが、チャックがネット内にきちんと収まるタイプもあります。洗濯中にチャックが開いて中身が出てしまったり、ひっかけてほかの洗濯物を傷めることを防げるので、その点もチェックしましょう。
【5】『専用ネット』を使えばさらに家事の時短に!
最近では、ブラジャーや靴、帽子、枕、毛布用など特定のアイテムや衣類の洗濯が便利にできるよう工夫された「専用ネット」の種類も豊富に販売されています。
ブラジャーや靴、帽子などの型崩れがこわい小物類は、手洗いしている方も多いはず。実は、こういったものも専用の洗濯ネットを使えば洗濯機で洗えます! 衛生面が気になるけれどなかなか洗えない枕も、専用の洗濯ネットを使えば丸洗いが可能に。
家事の負担を減らしたい方は、ぜひこういった専用ネットをチェックしてみてください。
【6】ドラム式洗濯機、乾燥機に対応しているかチェック
お使いの洗濯機がドラム式洗濯機であれば、洗濯ネットもドラム式に対応しているか必ずか確認しましょう。
ドラム式用の洗濯ネットは耐久性が高く熱に強いのが特徴で、乾燥までそのまま使えます。一方、一般的な洗濯ネットは耐熱性が低く、ワイヤーなど固い芯材が入ったものは変形のおそれがあるのでドラム式洗濯機での使用には向いていません。
ドラム式洗濯機で一般的な洗濯ネットを使う場合は、乾燥に移る前に洗濯ネットを取り出しておく必要があるので注意しましょう。
【7】デザインやカラー選びもポイントに
洗濯ネットといえば、形は長方形で、色は白やピンク、水色のジッパーつき、といったイメージがぱっと浮かびますよね。
しかし、現在は黒一色や白一色などのシックなものや、パステル系の配色や花柄のものなども販売されています。形も乙女心をくすぐるかわいらしいポーチ型やバッグ型など、かわいくておしゃれな物も多数あり、どれにしようか迷ってしまうほどです。
自分好みの洗濯ネットが見つかれば、毎日のお洗濯もより楽しくなるでしょう。お気に入りのデザインを見つけてみましょう!
洗濯ネットのおすすめ商品
ここからは、収納コンサルタントの有賀照枝さんと編集部が選ぶ洗濯ネットのおすすめを衣類用、下着用、布団用、その他の専用ネットに分けてご紹介!
▼おすすめ5選【衣類用】
▼おすすめ4選【下着・小物用】
▼おすすめ4選【布団・大物用】
▼おすすめ3選【靴・帽子・枕用】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ5選【衣類用】 ドラム式や乾燥機対応もピックアップ!
まずは、衣類用洗濯ネットから紹介します!

シワを防いでくれるので、アイロンがけがラク!
シャツをふだんからよく着る方におすすめの専用洗濯ネットです。襟元を固定し胴部分を丸めて使用することで、シワや型崩れを防いでくれるすぐれもの。お仕事でシャツを着用される方や、制服の学生を持つママにもうれしいアイテムです。
一枚一枚セットする手間はありますが、シワがつきにくいのでその分アイロンがけの負担から解放されるのはうれしいところ。お値段もお手ごろなので、まとめ洗いされる方は必要枚数をそろえましょう。

必要なサイズが揃った便利なセット商品
こちらはクリーニング屋さん監修の洗濯ネット。Mサイズ2枚、Lサイズ2枚、筒形、下着用の洗濯ネット6枚がセットになっているので、これから一人暮らしはじめる方などにもおすすめです。
白と黒のモノトーンで見た目もシックなので男性の方でも使いやすく、仕事の出張や旅行の荷造りにもいいでしょう。また、旅先で出たお洗濯物もネットに入れて持ち帰り、そのまま洗濯機に入れて回せるので利便性が高いです。

そのまま持ち出せるおしゃれなランドリーネット
バッグそのものがネットになっていて、ランドリーボックスとしても使える商品です。一見、ふだん使いのバッグにも見えるほどおしゃれなので、旅先での使用やコインランドリーへの持ち運びにおすすめです。
バッグごとそのまま洗えるので、洗濯物の種類別に分けてネットに入れる手間をかけたくないという方にもぜひ使ってほしい商品です。
レック『CX ドラム式専用クッションネット』
たっぷり入る大きめの丸型洗濯ネット
衣類などをまとめて入れられる大きめの洗濯ネット。目安は、長袖シャツなら約6枚、Yシャツなら約3枚、バスタオルは約2枚ほどです。丸形のため、洗濯機のなかで洗濯物がかたよりにくいのが特徴です。
縫い代はバイアステープでくるまれ、ファスナーにはカバーがついているためほかの洗濯物を傷めにくい構造になっています。
▼おすすめ4選【下着・小物用】 型崩れを防ぐブラジャー専用洗濯ネットも!
続いて、ブラジャーなどの下着類や小物を洗うのにぴったりの洗濯ネットを紹介します!

まるでぬいぐるみのような洗濯ネット
ディズニーのツムツムの形の洗濯ネット。ディズニーが好きな方、洗濯をもっと楽しみたい方におすすめです。とにかく洗濯機に入ったキャラクターたちの様子が楽しく、いつまでもグルグル回る様子を眺めていられそうです。
洗濯ネットとしてだけでなく、旅行ポーチや小物入れとして使用してもかわいいですね。お子さまの洗濯物を入れてあげればよろこんでお手伝いしてくれそうです。
4〜6枚のブラジャーをまとめて洗える
型崩れしやすいブラジャーは専用の洗濯ネットを使用したいところ。ですが、一枚一枚入れるとなると洗濯ネットの枚数も増えてかさばってしまいます。
こちらの洗濯ネットは、D~Fカップのものなら最大4枚、A~Cカップのものなら最大6枚まで入るので、これひとつでまとめ洗いが可能。ブラジャーの形状を守るとともに、メッシュ生地で糸くずの付着も防いでくれます。

ブラジャーの形状をしっかり固定!
ブラジャー専用にこだわって作られた商品。洗濯ネット内でブラジャーがクッションを抱える形になり、ブラジャーが動くことがなく型崩れせずに仕上がります。
形状の気になるシームレスブラや、ていねいに扱いたい高級ブラジャーのレースもよれずに仕上がるので、洗濯にこだわる方にぜひ使ってもらいたいネットです。

▼おすすめ4選【布団・大物用】 毛布や布団など大物の洗濯ならコレ!
続いて、布団や毛布など、寝具を洗濯するときに便利な大物用洗濯ネットを紹介します!

特大サイズの布団用洗濯ネット
最近では、自宅の洗濯機で洗える布団や毛布も多くなりました。そこで布団など大きなものをご自宅で洗濯したい方におすすめの商品がこちらです。こまめに洗濯をすることで寝具を清潔に保ち、型崩れなども防げます。
大きいネットほど、使わないときの収納に困りますが、この洗濯ネットはコンパクトにたためて邪魔になりにくいところが魅力!
布団以外にも、コインランドリーへ洗濯物を運んで洗いたいときにも、中身が見えないようにこの大きい袋に入れて運べば、ラクに運べてストレスになりません。
▼おすすめ3選【靴・帽子・枕用】 専用ネットで家事をもっと楽に!
最後に、靴、帽子、枕など特定のアイテムを洗濯するのに便利な専用ネットを紹介します!



おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 洗濯ネットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの洗濯ネットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
洗濯ネットの使い方に関するQ&A
ここでは、洗濯ネットの正しい使い方・衣類の入れ方に関する疑問にお答えします!
洗濯ネットに入れるべき衣類は?

洗濯ネットの主な目的は、洗濯や衣服の絡まりによる摩擦を防ぐこと。そのぶん洗浄力は落ちてしまうので、傷みやすい洋服や長持ちさせたい洋服などに限定して使うようにしましょう。おもに以下の衣類への使用がおすすめです。
▼ワイシャツ、ニット、飾り付きの衣類
しわになりやすいワイシャツやジャケット、伸びやすく毛玉になりやすいニット、ビーズやスパンコールなど飾り付きの衣類は、洗濯ネット必須です。
▼ブラジャー
型崩れの原因になるので専用のネットに入れる必要があります。ネットに入れないと、フックなどの金属金具がほかの洗濯物を傷める可能性もあります。
▼ストッキング、タイツ
ほかの洗濯物と絡まったり、伝染してしまう場合があるので必ずネットに入れましょう。
洗濯ネットを使った正しい洗濯方法は?

汚れ落ちをアップさせるためにも、洗濯ネットのサイズに対して余裕をのある量を入れて使う必要があります。原則は1枚の洗濯ネットに対して服も1枚です。
とくに、シワを防ぐ目的なら服をたたんだサイズに合わせた洗濯ネットを用意しましょう。この際、汚れている部分を表に出すことがポイントです。肌に触れていた服は裏返して入れましょう。
ダイソーや無印良品が活躍!洗濯ネットの収納方法
洗濯ネットで意外と困るのが収納場所。よく使うものなので手の届きやすいところに置きたい一方、あまり目立たせずにしまいたいですよね。
ここではダイソーなどの100円圴一ショップや無印良品のアイテムを使った収納方法のアイディアを紹介していきます。
スキマを活用する「かご収納」
スキマを上手に活用したい方は、かご収納がぴったりです。洗濯機の周りやタオルラック、洗面台周りにスキマがある方も多いはず。100円ショップや無印良品にはさまざまな大きさのかごがあるので、スキマに合うサイズのかごを選べます。そのなかに洗濯ネットを上手に隠しておけば洗濯機周りをスッキリと見せてくれますよ。
洗濯機に吊り下げる「フック収納」
フックを使ってあえて見せる収納を選択するのも手です。フックを洗濯機に取り付け、そこに洗濯ネットを吊り下げておけばすぐに使えるうえ、生乾きのものも干しておけるので一石二鳥です。枚数が多い方は、洗濯機の側面に取り付けたフックにワイヤーラックを取り付けてみましょう。かんたんに小さな収納スペースを作れますよ。
詰めるだけの「エコバッグ収納」
エコバックに詰めて吊り下げておくのもおしゃれです。中身を見せずに無造作に詰めることができるため、洗濯ネットをたくさん持っている方にぴったり。100円ショップや無印良品のシンプルなエコバックはもちろん、家庭に余っているものを活用するのも手。洗濯機周りのインテリアに合わせてデザインを選ぶこともできます。
洗濯ネットでトラブルを未然に防ごう! 収納コンサルタントからのアドバイス
洗濯ネットを使うのは面倒! という方も多いかもしれません。ですが、小さな金具つきのヒモがついたパーカーをドラム式洗濯機にそのまま入れて洗濯してしまい、ドラムの小さな穴にその金属がはさまって抜けずに、修理が必要になるようなケースもあります。洗濯のときにちょっとひと手間かけるだけで、そんなトラブルを防いでくれる効果も洗濯ネットにはあります。
洗濯ネットも洋服のようにこだわり、お気に入りのものを見つけ、洋服が喜ぶような洗濯をしてあげましょう。
そのほかランドリーグッズのおすすめはこちら 関連記事
洗濯ネットを上手に使って衣類を大切に
洗濯ネットは摩擦やほこりから服や小物を守ってくれるアイテムです。上手に使えば、大切な衣類をずっと長く使い続けられるはず。本記事では、収納コンサルタントの有賀照枝さんによる洗濯ネットの選び方とおすすめ商品を紹介しました。また、あわせてドラム式洗濯機で使える洗濯ネットや布団も入る大きめサイズの洗濯ネットも紹介しました。
収納方法なども参考にしつつ、ぜひ日々の洗濯で洗濯ネットを上手に使いこなしてみてくださいね。
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