「中型犬用ケージ」のおすすめ商品の比較一覧表
中型犬用ケージの選び方 愛玩動物飼養管理士に聞いた!
愛玩動物飼養管理士である石原美紀子さんに、中型犬ケージを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。「ケージ」、「サークル」、「クレート」などの呼び方があり、しっかり解説いただいています。「ケージとは?」と思っている方も、参考にしてみてくださいね。
高さは成犬になったときの「推定体高×1.6倍程度」が目安
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士
ワンちゃんのおうちには「ケージ」「サークル」「クレート」があります。
ケージは床と天井があるもの、サークルは囲いだけのもの、クレートは持ち運び可能なものです。中型犬はジャンプ力がかなりありますので、サークルよりもケージがおすすめです。
ケージの高さは、犬が立った状態で頭の上に人間のにぎりこぶしふたつ分程度の余裕があることが望ましいです。そのためケージの高さは、ワンちゃんが成犬になったときの推定体高×1.6くらいのものを選びましょう。
なお、体高は犬が立った状態で、足元から首元までの高さであって、頭の高さを考慮していません。1.6倍するのはそのためです。
幅は成犬になったときの「推定体長×1.6倍程度」が目安
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士
幅は、成犬になったワンちゃんが、ごろんと横になったときに左右に少しゆとりがあるサイズがおすすめです。幅は、成犬になったときの推定体長×1.6くらいがいいでしょう。
なお、体長は坐骨端(おしりの一番突きだした部分)から胸骨端(胸の一番張り出た部分)までの長さで、こちらも頭の長さは含まれません。ワンちゃんは寝るとき少し丸まりますが、余裕を見て1.6倍としています。
成犬になって買いかえる予定なら、いま合うサイズを
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士
子犬にケージを買う場合、トイレのしつけの面からはあまりに広いケージはおすすめできません。なかで排せつできてしまうからです。
「ずっとひとつのケージを使い続ける」なら、推定体高×1.6倍程度の高さと推定体長×1.6倍程度の幅を満たすケージがおすすめですが、成犬になったときにケージを買いかえる予定があるなら、ワンちゃんが立ったときに頭上に人間のにぎりこぶしふたつ分くらい、ごろんと横になったときに左右に少しゆとりがあるサイズを選びましょう。
屋根、壁面、床を取り外せるケージが掃除しやすい
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士
ケージ内にトイレを設置する場合は、はみ出したオシッコなどでケージの床や壁面が汚れます。また、ケージ内ではワンちゃんは寝るだけという場合でも、抜け毛や目やになどが落ちて床にたまります。壁面も、網目の隅にホコリや抜け毛などがつきます。ケージ内は、意外と汚れやすいのです。汚れたケージはワンちゃんとお部屋の衛生上よくありませんし、においます。
ケージは、消臭スプレーを使った毎日の清掃や定期的な水洗いが必須です。壁面と床が一体化していると水洗いが難しいので、取り外してそれぞれのパーツに分解できるケージがおすすめです。
インテリアにこだわる人は茶色か黒がおすすめ
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士
ケージの色には着色なしの銀色(ステンレスの色)、白、茶色、黒などがあります。
銀色は一番シンプルですが、どことなく素っ気ない感じもします。白は汚れが目立つので掃除の契機になりますが、掃除する時間が取れないときなどに困ります。茶色はカントリー調のお部屋に合います。
また、黒は置くとシックで、アーバンなお部屋と相性がいいです。どちらも汚れが悪目立ちしません。茶色か黒をおすすめします。
中型犬用ケージのおすすめ9選 愛玩動物飼養管理士が選ぶ!
ここからは、愛玩動物飼養管理士・石原美紀子さんに選んでもらったおすすめの中型犬用ケージ10選を紹介します。









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愛玩動物飼養管理士からのアドバイス
愛玩動物飼養管理士・ペット栄養管理士
トイレのしつけをする場合、基本は狭めのケージで
子犬のときにケージのなかを「トイレスペース」「居住スペース」に区切り、トイレのしつけをする方法もあります。その方法でバッチリ、トイレをしつけられるワンちゃんもいます。
しかし、絶対に自分の居住スペースはキレイにしておきたい! という性格のワンちゃんは、たとえスペースを区切っていても、ケージ内のトイレで排せつしないことがあります。そういったワンちゃんは、子犬の頃、寝転べるくらいの狭めのケージに入れておいて、タイミングを見てケージから外に出し、トイレに誘導するというしつけ方法が向いています。
また、オシッコの上に寝転んでも平気なワンちゃんの場合も、同じように狭めのケージに入れて外のトイレに誘導するしつけ方のほうが向いています。
広めのケージは成犬になってから、留守番時の待機所としても使えるので、買って損はありません。広めのケージ内にトイレスペースを設けてみて、トイレのしつけの様子を見ながら、狭めのケージを買い足すか検討するとよいでしょう。
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青山学院大学卒業後、出版社で雑誌・書籍の編集に携わったのち独立。 犬の訓練をドッグトレーニングサロンで学びながら、愛玩動物飼養管理士1級、ペット栄養管理士の資格を取得。 著書に「ドッグ・セレクションベスト200」、「室内犬の気持ちがわかる本」(ともに日本文芸社)、「犬からの素敵な贈りもの」(出版社:インフォレスト) など。愛犬はオーストラリアン・ラブラドゥードル。