炊飯器の中古品・型落ちを選ぶ際の注意点&おすすめ5選！お得な値段で購入、新古品も

日本人の食卓に欠かせない美味しいご飯を炊く炊飯器は、炊き方にこだわったり近年様々な調理ができたりと、多種多様に展開しています。一般的に炊飯器の寿命は6年～8年程度と言われており、炊きあがったご飯にムラがあったり美味しく感じなくなった時が買い替え時と言われています。

しかし炊飯器は高価な家電のひとつでもありなかなか買い替えに決心がつかないこともあるでしょう。今回はその炊飯器をリーズナブルに購入する方法として中古品をおすすめしています。ここでは、中古炊飯器を購入する利点についてご紹介します。

炊飯器は、単機能であるライスクッカーから大家族向けの10合炊きまで様々な容量のものがあり、また保温機能や調理機能を搭載しているものなど様々な種類があります。3～4人家族に向いているとされる5.5合炊きでも価格は数千円～数万円と価格差も大きくなっていて、買い替えにも迷うところです。

中古の炊飯器であれば、市価よりも数千円程度安く購入できるメリットがあります。展示品や新古品などが出品されている場合もあるため、お買い得な選択と言えるでしょう。

中古品で心配されるのが「使い込まれていて故障していたり不具合がある商品ではないか」ということかもしれません。しかし中古品の中には、ショップの店頭で展示されていただけの「展示品」や、外箱の汚損などによる「新古品」、または新製品発売による「型落ち品」が含まれていることがあります。

場合によっては「新築祝いなどでもらったが使わない」という理由で売却された未使用品の炊飯器も販売されています。この場合、最新機種である可能性もあり、大変お得です。

炊飯器にも様々な調理機能が搭載されているものがあり、新しい機種ほどご飯を炊く以外にも様々な料理ができ、手軽に調理を楽しめるようになっています。

例えばパンを焼いたり焼き芋を作ったり、保温機能を活かして煮込み料理を作ることもボタン一つで行えます。「料理は好きだけど、お鍋などの調理器具を収納するスペースがなくて」とお困りの方は、多機能な炊飯器を中古でリーズナブルに購入してもいいかもしれません。

一言で「炊飯器」といっても、実はいくつかの炊き方の違いがあります。大きく「マイコン炊飯器」「IH炊飯器」「圧力IH炊飯器」の3つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ここでは、それぞれの違いと、メリット・デメリットについて解説いたします。

マイコン炊飯器の歴史は古く1980年代に登場した当時最新鋭の炊飯器として人気を集めました。「マイコン」とは「マイクロコントローラー」「マイクロコンピューター」の略で、機械制御によりヒーターで加熱して炊飯するという方式です。

現代ではIH方式に台頭されてしまいましたが、依然として販売されており定価でも比較的安価に購入できます。ただし、火力が弱いため3合以上の炊飯には向いておらず、また12時間以上の保温にも対応していないというデメリットがあります。

IH炊飯器は内釜の底面や側面にコイルを配して、そこに電気を流すことで電磁力を発生させ、その際に発生する熱で炊飯する仕組みを持った炊飯器です。マイコン炊飯器よりも高熱を発することができ、また細かい温度調節が可能なため、炊飯に適した温度に切り替え美味しくご飯を炊くことができます。

マイコン式に比べ、炊飯時間も短くて済み、3合以上のご飯を炊くのにも適しています。ただし、よりこだわりを持ってご飯を炊きたいという方には物足りなさを感じる場合があります。

圧力IH炊飯器は、IHの高電熱だけでなく、さらに圧力をかけてよりおいしくご飯を炊くことができる炊飯器です。玄米を炊いたり、早炊きをしたりすることもできるほか、煮込み料理モードが搭載されていたり餅つきができたりと、炊飯以外の機能も充実したものが多くあります。

高機能であるがゆえに、圧力IH炊飯器は種類が少なく、価格も高価なものが多いのが現状です。また使用上では、構造が複雑になるためパーツも多く手入れが大変になってくることもデメリットとして挙げられます。

中古の炊飯器を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。せっかく安価で購入したとしても、使用できなかったり、自宅での使用に向いていない場合、さらに買い替えることになりかえって高くつく危険性もあります。

ここでは、中古の炊飯器を購入する際の注意点について解説いたします。

先に述べた3種類の炊飯器のいずれも、機械制御されている家電になるため、古い型式の製品はいくら安くても購入を避けたほうがいいでしょう。最悪の場合、購入しても一度も使用できずに廃棄する可能性があります。

ショップや販売サイトでは、多くの家電の場合型番が商品名の傍に記載されているため、気になる商品があれば、まず型番をチェックして古い型式のものではないか確認しておきましょう。

中古商品を購入する場合、多くは外観に目立つ傷などがないかチェックするかもしれません。しかし、機械内部まで達するような傷や凹みなどではない限りそこまで使用には問題がありません。インテリアもかねて購入を検討する場合以外はそこまで外観にこだわる必要はないでしょう。

重要なのは、内釜やパーツにキズや凹み、欠損がないかを確認することです。内釜にキズや凹みがある場合、熱が均等に加わらない可能性もあるほか、開閉部のパッキンが劣化や損傷している場合、熱が漏れてしまうこともあります。欠損などがある場合、購入の際の説明書きに書かれていることが多いので、購入前に確認しましょう。

炊飯をする場合、炊飯器の容量よりも米が多くても少なくても美味しく炊けないことがあります。最もおいしく炊くためには、炊飯器の容量の8割を心掛けることです。3合炊きの炊飯器の場合、2.5合を目安に炊くといいでしょう。このことを踏まえて、1回の炊飯で使用する米の2割増しの容量がある炊飯器を選びます。炊飯器の容量に合わせて価格も変動するため、コスパを考えて自宅に見合う容量のものを選んでください。

また炊飯以外の調理機能を重視して大きめの炊飯器を求めるのであれば、多めに米を炊いて、冷凍しておくことで電気代も抑えられるという方法を取ることもできます。

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