コーチジャケットとは?
コーチジャケットとは、アメフトのコーチが着用していたジャケットです。その後、著名なヒップホップアーティストが着用しはじめたことから、ストリートファッションとしても取り入れられるようになり著名度があがりました。
コーチジャケットは襟が付いている、スナップボタン、袖がすぼまっている、裾にゴムや紐がついていてすぼめられるといった特徴があります。
コーチジャケットの魅力 ストリートスタイル、コンパクト、コーデのしやすさ
コーチジャケットにはいろいろな魅力があります。コーチジャケットを選ぶまえに覚えておきたい魅力を解説します。ポイントは以下です。
【1】スケートやストリートとの関わり
【2】コンパクトなのに暖かい
【3】コーデに取り入れやすい
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】スケートやストリートと関わりがある スケーターファッション、ヒップホップスタイルなど
コーチジャケットは著名なヒップホップアーティストが着用したことから広まりました。ヒップホップの文化を取り入れている、スケーターをはじめとしたストリートファッションとコーチジャケットは深い関わりがあります。
コーチジャケットを着用するときに背景にあるカルチャーとの関わりを考えると、よりコーチジャケットの持つ深みや魅力を感じられるようになります。
【2】コンパクトなのに暖かい ナイロン素材で軽く、防風性、防寒性も
コーチジャケットは、もともとアメフトをはじめとしたスポーツシーンで活用されてきたアイテムです。そのため、ファッション性だけでなくスポーツシーンやアウトドアシーンにもぴったりの機能もほどこされています。
おもにナイロン素材が使われているため、軽くて丈夫なのが特徴です。さらに、保温性を高めるために裏地がボアになっているものなどもあります。
【3】コーデに取り入れやすい 各種ブランドからも出ているアイテム
コーチジャケットは、基本的にシンプルなデザインのものが多いです。華美な装飾やロゴなどもないため、どんなコーデにも合わせやすい魅力があります。
スポーティ、ストリートライクなイメージのあるアイテムですが、実はいろいろなインナー、アウターに合わせやすくなっています。はじめて取り入れたい人でも、さっと羽織れるのが魅力です。
コーチジャケットのおすすめ10選 人気ブランドを厳選!
着こなし工学提唱者・平 格彦さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。
デザイン性と耐久性を兼ね備えた1枚
スケーターブランドらしい、おしゃれなデザインと丈夫な作りが特徴のコーチジャケットです。タフなナイロン素材のボディにはブランドロゴをプリントし、ベーシックで着まわしやすい1枚に。
メンズ・レディースどちらでも着られるデザインなので、カップルで一緒に着てもいいでしょう。ブラック、アイビーグリーンなど、4色から選べます。

撥水加工や静電気ケアなど機能性が高い一品
バックスタイルで個性を主張できるという意味では、「ザ・ノース・フェイス」のコーチジャケットもおすすめ。
ブランドを象徴するデザインとして、背面の右肩部分にロゴがレイアウトされていて、うしろ姿にもアイデンティティが宿っています。さらに、左袖にもロゴワッペンを配置。シンプルななかにも個性のあるコーチジャケットに仕上がっています。
アウトドアブランドということで機能面も優秀。撥水加工や静電ケア設計を採用しています。

新鮮なカラー展開とロゴがポイント
「チャンピオン」はアメリカの王道スポーツウェアブランドであり、1989年にNBAの独占公式ユニフォームサプライヤーにもなっています。
正統と言えるコーチジャケットで、毎シーズンいくつかの種類をリリースしており、人気を集めています。
おすすめはこのモデルで、ほかのモデルと比べると、左胸にもロゴが入っていてアクセントとして効いているのがポイント。
ダークパープル、エメラルド、ゴールドといった新鮮味のあるカラー展開も魅力です。
ゆったりコーデやカジュアルコーデに
ワークウェアブランドのディッキーズが販売している、コーチジャケット。
ワイドパンツと合わせてゆったりと着こなしたり、テーパードパンツ・チノパンと合わせてカジュアルに仕上げたりするのもおしゃれ。ロングシーズン使えるアイテムで、1枚持っておけばファッションの幅を広げてくれるでしょう。
ストリートスタイルにぴったり
ストリートファッションアイテムの人気ブランドが手がける、コーチジャケットです。袖口もドットボタンで留めることで、クラシックなシルエットに仕上がっているのが特徴。
胸元にあしらわれた、おなじみのロゴ刺しゅうがワンポイントになっています。シンプルなデザインなので、幅広いメンズコーディネートで活躍するでしょう。
スポーティなメンズスタイルに
"人気スポーツブランドの、コーチジャケットです。定番のスリーストライプスに胸元のロゴを合わせ、スポーツスタイルにふさわしい1枚に仕上がっています。
ボディには、ゆったりとフィットするドレープを採用しており、着心地のよさが大きな魅力です。また、まえボタンと裾のドローコードでかんたんにフィット感を調節できます。"
豊富な8色から選べる
オーソドックスなブラックやネイビーのほか、レッド、ブルー、バーガンディなどバリエーション豊富な8種類のカラーが展開されています。
そのため、好みや用途にぴったりの色を見つけやすいでしょう。ドットボタンやドローコード、ステッチワークなどのディテールにこだわり、90年代のストリートシーンをイメージさせる、ベーシックな1枚に仕上がっています。
スポーツを愛する人向けのコーチジャケット
素晴らしい技術とクラフトマンシップによって作り出されるデサントのアイテムは、各分野のプロフェッショナルが集まり作り出されたものです。ステッチ一本まで、機能を考えて作られるデサントから生み出されたコーチジャケットはファッショナブルながらも機能的なアイテムです。ハリ感の強い形状記憶の布を使い、撥水防風加工がほどこされてあり雨天時にも安心して使えます。
スノーボードメーカーが手掛ける防寒ジャケット
BURTONは主にスノーボードのアイテムを手掛けるメーカーです。普段からウィンタースポーツを扱っているのもあって、このコーチジャケットも防寒性能の高いアイテムとなっています。内側にシェルパフリースライナーを施した防寒仕様です。また、適度な防水性のあるDRYRIDE2レイヤー素材により、防寒だけでなく荒天時にも安心のアイテムです。タウンユースにもスノーボードにも使えるコーチジャケットとなっています。
スケートボーダーカルチャーから生まれたブランド
HUFはストリートファッションがメインで、創業者のキース・ハフナゲルがスケートボードカルチャーに精通する人々に向けて作ったブランドとされています。
こちらのコーチジャケットは、ブランドネームのHUFと三角形は合わさっていて、胸元と背面にそのロゴが施されているのがポイント。インパクトがありながら洗練されたデザインなので、コーデの幅が広がるコーチジャケットです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの人気ランキング コーチジャケットの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのコーチジャケットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
コーチジャケットの選び方 素材や質感、カラーイメージ、サイズ、裏地など
着こなし工学提唱者・平 格彦さんに話をうかがいました。コーチジャケットの選び方のポイントは以下です。
【1】素材や質感
【2】色で得られるイメージ
【3】サイズ感はジャストサイズを
【4】ユニフォームサプライヤーが王道
【5】裏地のタイプ
【6】デザイン
それぞれ詳しくみていきましょう。
【1】素材や質感で選ぶ ナイロン製やコットン製、ツヤありかマットか
コーチジャケットは基本的に素材としてナイロンが使用されていますが、ファッションとして取り入れられるようになってからコットンなどのいろいろな素材が使われるようになりました。素材によって機能性や雰囲気が異なってきます。
また、素材の持つ光沢も雰囲気に影響を与えます。ツヤのあるものならカジュアルに、マットなものならシックで大人っぽい印象が得られます。
【2】色で得られるイメージで選ぶ ブラック、ネイビー、グレー、ベージュ、カーキ、ネオンカラーなど
コーチジャケットはいろいろなカラーがあります。カラーによってニュアンスが異なるため、コーデの参考としてカラーにも注目してみましょう。
コーデに取り入れやすいブラック
いろいろなコーデで使いたい、ふだん使いできるコーチジャケットがほしいといったときには、黒が向いています。黒のコーチジャケットならインナーやボトムスの色を選ばず、羽織るだけでまとめられるのが魅力です。
はじめてコーチジャケットを取り入れたい人や、コーデに自信がない人でも、黒のコーチジャケットならいろいろなシーンで着こなせるでしょう。
キレイめの着こなしならネイビーやグレー
洗練された印象をあたえたいなら、ネイビーやグレーのコーチジャケットが向いています。大人っぽさやキレイめにまとめたいときには、これらの色を選んでみましょう。
また、光沢のあるコーチジャケットよりもツヤをおさえたマットなもののほうが、より落ち着きのある印象が与えられます。カラーと一緒に光沢も踏まえて選ぶようにしましょう。
温かみのある雰囲気のベージュ
コーチジャケットはアメフトから発祥したアイテムということから、スポーティなテイストが強めになっています。スポーティさをおさえつつ、ふだんのコーデに取り入れたいときには、ベージュのコーチジャケットを選んでみましょう。
ベージュの持つ温かみのある雰囲気がスポーツライクな雰囲気を抑えてくれます。コーデがしやすい色であるのも魅力です。
無骨、こなれ感のあるカーキ
カーキは、こなれ感や無骨な感じを出したいときにぴったりの色です。男性っぽさを強調したいときや、コーチジャケットをちょっとおしゃれに着こなしたいときにも向いています。
また、カーキ色自体もコーデがしやすい色になっています。カーキ色のコーチジャケットにあわせると、インナーやボトムスの色によっていろいろな雰囲気を出せるのも魅力です。
個性派ならネオンカラーなど明るいカラーを
自分らしいコーデを楽しみたいときや、コーチジャケットの着こなしでほかの人とかぶりたくない、というときには、大胆なカラーのものを選ぶのもよいでしょう。レッドやイエロー、オレンジなど目をひくオリジナリティあふれるカラーのコーチジャケットも発売されています。
コーチジャケット一着だけで、独特かつ存在感のあるファッションが完成します。
【3】サイズ感はジャストサイズを選ぼう オーバーサイズがトレンドではあるものの
コーチジャケットのサイズの選び方は、基本的にジャストサイズを選ぶようにしましょう。スポーティテイストの強いコーチジャケットも、ジャストサイズならいろいろなコーデにまとめられます。
ストリートファッションのテイスト強めのコーデを楽しみたいときには、オーバーサイズを選ぶ選択肢もあります。ただし、大きすぎるとだらしない印象になってしまうので、サイズ選びには気をつけましょう。
【4】チームスポーツのユニフォームサプライヤーが王道 スポーツブランド、スケーターブランド、サーフブランドなど
コーチジャケットの人気を裏づけるように、最近はさまざまなブランドがリリースしています。デザインや素材でアレンジしたタイプも増えていて、バリエーションも多種多様。どれを選ぶか悩ましいところですが、そんなときは元祖や起源に立ち返る
のがおすすめです。
コーチジャケットはもともと、アメリカンフットボールのコーチが着用していたアウターが起源と言われています。ということで、アメフトのようなチームスポーツにユニフォームを供給しているスポーツブランドが正統派。
まずは王道のコーチジャケットから着こなしてみてはいかがでしょうか。
【5】季節に適した裏地のタイプで選ぶ 裏地なし、メッシュ、フリース、ボア付きなど
コーチジャケットには、さまざまな裏地のタイプがあります。それぞれの特徴を確認しましょう。
裏地なし
裏地なしのコーチジャケットは、生地が1枚なので薄手なのが特徴です。春夏など、あたたかい時期にぴったりでしょう。秋以降も、インナーを重ねれば、保温性が高まります。
また、インナーとの組み合わせでカジュアルなレイヤードを楽しむのもいいでしょう。コンパクトに折りたためるパッカブルタイプなら、着ないときにカバンに入れてもかさばりにくいのが魅力です。
メッシュ
裏地にメッシュ生地を使ったコーチジャケットは、通気性にすぐれているのが特徴です。気温があがる春夏のほか、秋も含めてロングシーズン活躍する便利アイテム。
また、きれいめやビジネススタイルにふさわしいデザインのものも販売されています。汗をかきやすい人や、あたたかい時期に活用したい人にはぴったりのタイプでしょう。
フリース、ボア付き
フリースやボア、裏起毛素材は、保温性が高いのが大きな特徴です。とくにボアの裏地がついたコーチジャケットはあたたかいため、秋冬の時期に便利でしょう。
お気に入りの冬服と合わせてメンズの冬コーデを楽しむなら、フリースやボアの裏地付きが適しています。シックなデザインのものなら、大人のメンズコーデにも取り入れやすいです。
【6】シンプルなデザインが着回しやすくて大人向き
ストリートスタイルの定番アイテムとして一般に広まったコーチジャケットなので、ストリートブランドが独自のロゴやグラフィックでアレンジしたタイプも少なくありません。
ただし、着回すことを考えるとシンプルなタイプがおすすめ。大人なコーディネートにもなじみます。
クセのないコーチジャケットならキレイめコーデのハズしアイテムとして使えるほか、旬なストリート調のスポーツMIXスタイルまで幅広く対応可能です。
コーチジャケットのおすすめコーデ こなれ感のあるおしゃれな着こなしに!
コーチジャケットはカジュアルスタイルにも、ストリートスタイルに取り入れやすいジャケットになります。ここからは、コーチジャケットを使ったコーデスタイルを紹介します。
パーカーを合わせたストリートスタイル
ストリート調とカジュアルな感じが出せるこちらのコーデ術。
コーチジャケットの中にパーカーをあわせて、デニムとスニーカーでカジュアルにまとめることで、コーディネートに統一感が生まれて好バランスに。
ゆったりとしたアイテムとタイトなアイテムをうまく融合させることで、ストリートスタイルの中にも爽やかさがでるのでおすすめです。
シンプルなリラックスコーデ
コーチジャケットの下にシャツを仕込んで、ボトムスには少しゆったりとしたシルエットのパンツを合わせてラフな抜け感をプラス。
きれいめとカジュアルのバランスが絶妙なリラックス感の漂う大人コーデです。
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トレンドと割り切って安いプチプライスを狙ってもOK [着こなし工学]提唱者からのアドバイス
今回はシンプルなデザインのコーチジャケットをセレクトしました。コーチジャケットはスポーツテイストやストリートテイストの強いアイテム。だからこそ、シンプルなタイプでも独特な存在感があります。
今はトレンドですが、「流行を超越するスタンダード」とまでは言えないアウターです。そこで、旬なアウターとして1〜2シーズン使えればOKと割り切り、プチプライスなアイテムを狙うのも賢い戦術だと思います。
ただし、そもそもリーズナブルな価格帯が主流ですので、予算と相談しつつ納得できるコーチジャケットを選び抜いてください!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。 AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。 また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。 出版社から独立後、70ほどのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。 また、ライター向けのコミュニティを「DMMオンラインサロン」で運営中。 最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。