食洗機用粉末洗剤の選び方 食洗機の使用頻度や液性をチェック!
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに、食洗機用粉末洗剤を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
食洗機の使用頻度で選ぶ
粉末タイプの食洗機用洗剤は、ジェルタイプやタブレットタイプの食洗機用洗剤と比較して、全体的に洗浄力が高いといえます。
しかし、メーカーにより特徴はさまざま。各メーカー・商品の特徴を理解したうえで、食洗機の使用頻度を考慮して選びましょう。
食洗機の使用頻度が高いなら「溶け残り」に気を付ける
毎日数回食洗機を使用するなど、使用頻度が高い場合は、粉末タイプのデメリットとされている、洗剤の溶け残りが起こらないよう注意が必要です。
溶けやすさを特徴としている洗剤や、環境にやさしい界面活性剤フリーの洗剤などを選ぶとよいでしょう。
食洗機の使用頻度が低いなら「強力洗浄タイプ」を
汚れた食器が多いとき、来客が多く洗う食器の数が多いときにしか食洗機を使わないといった、使用頻度が少ない場合には、一度でしっかりと汚れを落とせるような、強力洗浄力タイプの洗剤がおすすめです。
洗浄力だけでなく、体や環境への影響も考慮して
食器用の洗剤は、一般的に中性のものが多い傾向にあります。中性は、酸性とアルカリ性の中間という意味。手指の保護や洗浄力も適度に備わっています。なかでも界面活性剤や漂白剤といわれるような成分を使用している商品は、洗浄力がとても高いことが特徴で、予洗いなしでもきれいに汚れを落とすことができます。
一方で、石鹸メーカーから展開されている商品は弱アルカリ性が多いです。こちらを支持する消費者が多い理由は、弱アルカリ性の洗浄力の高さを重視するよりも、中性洗剤に含まれる合成界面活性剤が人体におよぼす影響への危惧にあるといえます。
商品パッケージに書かれている成分を確認し、自分に合うものを選びましょう。
弱アルカリ性は使えない食器に注意!
弱アルカリ性の洗剤を使用すると、アルミ製の食器は白く変色してしまうことがあります。そのほか、漆塗りや金、銀装飾付き食器にも弱アルカリの洗剤は使用できません。場合によっては食器を分けて洗う必要が出てくるので、使用上の注意をよく読んで使用しましょう。
包装のタイプもチェックしよう
粉末状の食洗機用洗剤のパッケージは、一般的に「箱タイプ」か「袋タイプ」が多いです。
このうち、使いやすさで選ぶなら箱タイプがおすすめです。箱タイプは、横に倒れて洗剤がこぼれてしまうことも少なく、詰め替え用が販売されており、経済面でもメリットが多いといえるでしょう。
一方で、洗剤の保管場所が狭い場合は袋タイプがおすすめです。省スペースで場所も取らず、隙間に立てて使うことができます。
購入の際は、計量スプーンが付属しているかどうかも確認しましょう。
食洗機用粉末洗剤おすすめ10選 庫内もキレイにしてくれる商品も!
ここからは、うえで紹介した食洗機用粉末洗剤の選び方のポイントをふまえて、トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんと編集部が厳選した、おすすめの商品を紹介します!



カネヨ石鹸『ジョフレ 食器洗い乾燥機専用洗剤』


「食洗機用粉末洗剤」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 食洗機用洗剤の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの 食洗機用洗剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
食洗機用粉末洗剤は詰め替えて使うと便利! おしゃれな容器だと使う楽しみも
Trudeau『オイル&ビネガーボトル』
注ぎ口が大き目のオイルボトルなので、粉末洗剤も入れやすいでしょう。
>> Amazonで詳細を見る粉末タイプの食洗機用洗剤は、そのままの袋に保存しておくと使いにくかったり、洗剤が手についてしまったりと不便なことも多いですよね。
そんなときは、別の入れ物に詰め替えて使うのがおすすめ。たとえば、洗濯洗剤用の詰め替えボトルや、オイルボトルなどに入れると、手を汚さずに洗剤を出すことができて便利です!
食洗機用洗剤の種類を覚えておこう!
食洗機用洗剤には、おおきく分けると「粉末」「ジェル」「タブレット」と3つの種類があります。それぞれメリットやデメリットがあるので、特徴をおさえて使用頻度や使い勝手のよいものを選びましょうね。
コスパがいいのは「粉末タイプ」
粉末タイプはなかにスプーンが付属されているものが多く、洗いたい食器の量によって洗剤の量を加減することができます。
ほかのタイプの洗剤比べて洗浄力が高く、コスパが高いのもうれしいポイントです。お皿をしっかりきれいにしたいという場合におすすめ。
しかし粉末のため溶け残りの心配や、水垢が食洗機内に残りやすいというデメリットもあります。使用する際には、洗う食器の量に合った洗剤をしっかり量って使用することが大切です。
溶け残りが少ない「ジェルタイプ」
ジェルタイプの食洗機用洗剤は、粉末タイプと同じくらいさまざまな種類が販売されています。なかにはワンプッシュで適量が測れるといった使いやすいものまで。粉末タイプのように洗い物に合わせて洗剤の量を加減できるのはうれしいですね。
また、液体なので溶け残りが少なく、水垢がつきにくいというメリットもあります。そのため、グラスを透明にピカピカにしたいという方におすすめです。
手間が省けるのは「タブレットタイプ」
タブレットタイプの一番のポイントは、手軽さ。使う際には、食洗機にポンと入れるだけなのでかんたんです。
また、溶けやすいジェルタイプと洗浄力の高い粉末タイプが一つになっている商品が多いため、それぞれのタイプのいいとこ取りという特徴もあります。忙しくかんたんに食器洗いをすませたいという方にはおすすめです。
しかし、ジェルタイプよりさらに割高な商品が多く、1回分がパックされているので手軽ですが、量の調節ができないというデメリットもあります。水分や湿気に弱いので、保管する際にはシンク近くには置かないようにしましょう。
食洗機用粉末洗剤の入れ方と注意点 洗剤はどこに入れるの?
食洗機用粉末洗剤は、投入口のある食洗機の場合は投入口に適量入れます。洗剤の投入口がない場合は、できるだけ食器にかからないよう注意しながら、小物カゴとヒーターが近いところに入れます。残さいフィルターの近くに入れてしまうと、排水と一緒に流れてしまう場合があるので注意しましょう。
自宅にある食洗機のメーカーなどによって、洗剤の投入場所や注意点が異なります。正しく使うためには、メーカーの公式サイトや取扱説明書などを確認して、食洗機に応じた使い方をしましょう。
また、必ず「食洗機専用」の洗剤を使用してください。一般の台所用洗剤などを使うことはできず、少量でも使うと泡が大量に発生してしまう場合もあります。
粉末タイプは、洗いものの量に合わせた分量を
ジェルタイプやタブレットに比べて、粉末タイプは投入しすぎると溶け残りが気になります。洗剤の量は、洗うお皿の量によって加減することが大切です。推奨使用量の説明書きをしっかりと確認しましょう。
本記事を参考に、普段から使いやすい食洗器用粉末洗剤をさがしてみてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
埼玉県出身。4人の子育て中のワーキングママ。 学生のころから美味しいものに目覚め、管理栄養士と料理講師の二足のわらじで、栄養相談・メニュー開発、講演会活動、フードコーディネートまで様々なジャンルで活動中。 趣味は家庭菜園と子どもが喜ぶ満足度の高い公園探し。