ボトルブラシの選び方 お掃除伝道師に聞いた!
ボトルブラシは柄の長さはもちろん、スポンジの大きさ・材質・形・衛生面など、何を重視して買うべきか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
ここでは片付け・お掃除伝道師の中山ゆうみさんに取材のもと、ボトルブラシを選ぶときのポイントを紹介していきます!ポイントは下記の6つ。
【1】ブラシの種類で選ぶ
【2】ボトルの口径・高さに合ったサイズを選ぶ
【3】吊り下げ収納できると衛生的
【4】洗剤不要で洗えるタイプは経済的
【5】泡切れの良さで選ぶ
【6】インテリアに合ったデザインを選ぶ
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うボトルブラシを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
ブラシの種類で選ぶ
ボトルブラシは、大きくブラシタイプとスポンジタイプで分けられます。それぞれの特徴をチェックしましょう。
ブラシタイプ|耐久性が高く衛生的に使える
ブラシタイプのボトルブラシは丈夫なため、一度購入すれば長く使えます。また水きれもいいので衛生的。乾くのも早く、臭いやカビの心配がありません。先端のブラシ部分はやわらかめから硬めのものまであるので、いろいろな汚れに対応してくれるでしょう。
しかし、ブラシの素材によっては伸縮が悪く、洗えるボトルの大きさも限られてきてしまうことがあるので注意しましょう。また、ブラシは上下に回転させながら洗うものなので、持ち手の部分は滑らずしっかりと握れて、ブラシ全体を回転させやすいものを選ぶことも大切です。
スポンジタイプ|汎用性が高くどんなボトルでも洗いやすい
やわらかで伸縮性にすぐれたスポンジタイプのボトルブラシは、ボトルのなかを傷つけることが少なく、どんなタイプのボトルでも洗いやすいというメリットがあります。
ヘッド部分を交換できる商品であれば、コストパフォーマンスが高いのも魅力。ただしブラシタイプに比べると乾きが悪く、耐久性も劣ります。
ボトルの口径・高さに合ったサイズを選ぶ
最近はステンレス製のマイボトルが流行っています。温かい飲み物や冷たい飲み物を快適な温度に保ってくれるのでとても便利ですよね。しかし入れた中身によっては汚れ方が変わってきます。
見えにくい汚れをスッキリ落とすためにも、ステンレスボトルや水筒、コップなど、洗いたい食器の口径にピッタリ合ったサイズを選ぶことが大切です。柄の長いブラシも市販されています。
さらに柄はボトルの底まで届く長さを選びましょう。底や隅に着いた汚れを落とすには、スポンジ部分や毛先が曲がるような工夫がされているものが便利です。洗い方がラクがどうかにも関わるので、しっかりチェックするのがおすすめ!
吊り下げ収納できると衛生的
ブラシの水切れが悪いと、カビやにおいが気になってきてしまいます。その対策として、吊り下げておけるボトルブラシを選べば衛生的に使えます。
吊り下げるためには、取っ手部分に穴が空いているものや、フックのような形になっているものなどが便利。なかには立てて乾かすタイプのボトルブラシもあるので、置き方やスペースなどを考えながら選んでくださいね。
洗剤不要で洗えるタイプは経済的
水だけで洗えるタイプのボトルブラシは、手軽に洗えて洗剤代もかかりません。最近人気のタイプですが、その分注意したいポイントもあります。
水だけで洗えるボトルブラシは水を使わない分、ブラシ部分がかたく、ものによっては研磨剤が含まれていることも。そうすると、場合によってはボトルを傷つけてしまうことがあるかもしれません。購入前には、どのような素材で作られているのかなどを確認してみてください。
泡切れの良さで選ぶ
ボトルをきれいに洗い終えた後は、ボトルブラシやスポンジに残った洗剤を残らず洗い流し、清潔な状態にしたいものです。
泡切れのよさを考えれば、洗剤をあまり使わないタイプ、つまり1滴でも泡立ちがよいスポンジ系の素材でできたものがおすすめです。使う洗剤の量が少なければ、それだけスポンジのすすぎに必要な水量を減らすことにもつながります。
インテリアに合ったデザインを選ぶ
キッチングッズは毎日使うものだからこそ、日々の家事を気持ちよくするためにも見た目にもこだわって選びたいもの。
デザイン性と機能的な使い心地の両方を備えた商品もあるのでチェックしてみてください。
洗う容器に合わせて、スポンジタイプとブラシタイプのふたつを色違いで揃えてみるのもおすすめです。その2本がすぐに使えるようなポジションにあって、まるでキッチンに花を飾るような形でレイアウトされていたら素敵です。
デザインと機能の両方を欲張る! お掃除伝道師からのアドバイス
デザインと機能の両方を欲張る!
キッチングッズは、インテリアと同様、カラーやデザインなどたくさんの種類があります。しかし、見た目だけで買ってみても、実際に使用してみるとブラシか硬すぎたり、毛が抜けてしまったりと残念なこともありませんか? デザインと機能のバランスがとても大事です。デザインも重視しながら、しっかり機能も求めてくださいね。
間口の広いステンレスボトルには、スポンジ部分や毛先が曲がるような工夫がされているモノを、ピッチャーの底や隅に着いた汚れを取るには、スポンジの硬さや洗剤が吸着しやすい素材を選びましょう。
そして、使い終った後の泡切れや水切れがよければ、衛生面でも安心して繰り返し使い続けることができます。
ボトルブラシのおすすめ12選 水筒用やタンブラーなどボトル洗いに!
ここからは、片付け・お掃除伝道師の中山ゆうみさんと編集部が選ぶ、おすすめのボトルブラシを紹介していきます!

断面の特殊形状が汚れをかき落とす
水筒や長さのあるボトル、コップなどを洗うときに一番注意するのが底や隅の部分ではないでしょうか? このブラシは繊維の断面が特殊形状になっており、汚れをかき落とす効果があります。水だけでも汚れを落としやすく、やわらかいクリーナーなので傷がつきにくいのです。
またボトルの口径が4cm以上に対応しているので、洗いやすいのも特徴。繊維を束ねたクリーナー部分は、水ハネの心配もありません。

三日月型のハイブリッド3層貼合わせスポンジ
マイボトル専用と書いてありますが、コップ洗いやミキサーの本体洗いにも三日月型の先端が届くので洗いやすいです。
スポンジ部分は、ハイブリット粒子を利用している3層貼り合わせの厚みがあるナイロン不織布(研磨粒子つき)ウレタンスポンジです。スポンジを重ねることによりナイロン部分の強度が上がり、力をかけずに汚れを落とすことができます。
また少し固めなので先端部分が底や隅にフィットします。容器の底についた茶渋やコーヒーで付着した色汚れも、三日月型の先端部分で落とすことができます。
水で汚れが落ちる! 手や地球に優しいエコブラシ
超繊細な繊維を使用しているので洗剤を使うことなく、水筒の茶渋などの汚れをとりピカピカにします。少し曲がっている独特の形状が、水筒の方の部分にフィットします。
また、ブラシの先端部分は折り曲げられるので、水筒の底まで洗えてしまう死角なく汚れを取り除くことができるというハイスペックボトルブラシです! これで頑固な汚れともお別れしましょう。
傷をつけずに洗えるブラシタイプ!
ボトルやグラスを洗うときに便利なブラシです。滑りにくく工夫されたハンドルが握りやすさもアップ!コシのあるブラシが側面や底面にしっかりとフィットするので洗いやすくなっています。
また、グラスに傷がつきにくい加工が施されているので安心して使用することができます。
スタイリッシュなデザインでオシャレ
キッチンツールの人気ブランド「OXO(オクソー)」のボトルブラシです。
握りやすいハンドルで安定感があり、ボトルやグラスをしっかりと洗うことができます。スタイリッシュなデザインも魅力的。フックに引っかけて収納することもできます。
ペットボトルも洗えるロングタイプ
水筒用スポンジとしてはもちろん、ペットボトルなどの細口のボトルも洗える全長約40cmのロングタイプです。スポンジがキュッと小さく細くしぼんで口を通り、底の汚れまで届きます。
カラーはオレンジとグリーンの2種類。さらにスペアが販売されているので、汚れたら付け替えることでコスパ高く使えます。
弾力のあるシリコン使用で優しく洗える
シンプルでおしゃれなグレーカラーが魅力のボトルブラシ。ブラシの毛は柔らかく、弾力性がある高品質シリコンが使用されています。そのため水筒やガラスなど、ブラシで傷つく心配がありません。
また、スポンジと比べて臭いやカビなども発生しづらく、キッチンで吊り下げ収納ができるので、衛生的に使いたい人にもぴったりです。
このほか、39cm柄のロングタイプもあるので、洗いたいボトルや用途に合わせて選びましょう。
柔らかいプラスチック製ブラシでグラスも安心
このボトルブラスに使用されているのは、プラスチック製の繊維なのでとても柔らかく、変幻自在にボトル内部を洗うことができます。また、柔らかいからこそグラスなどの傷が目立ちやすい食器に使用しても問題なく使えるのもポイントです。
持ち手の部分が長く、カラフェなど底の深い食器をお持ちの方なら一つ持っておくと便利かもしれません。
珍しいシリコン製は、衛生的で食器にもやさしい
ブラシ部分がシリコン製なので、速乾性、衛生的、防カビな点に加え、食器を傷付けにくいというメリットがあります。
また、耐熱温度が240度なので、使用後に高音で煮沸消毒することもできるすぐれもの。とくに衛生面が気になる赤ちゃんの哺乳瓶ブラシとしても重宝するでしょう。水筒洗いブラシとしてもおすすめです。
折りたためる! 収納に困らない便利なボトルブラシ
柄の長さは欲しいけど、長すぎても収納に困ってしまう…とお悩みのあなたにはこちらがおすすめ。
柄の部分を折りたたむことができるので、水筒や食器の長さによって洗いやすい長さに調節したり、使用後はコンパクトにして収納することが可能。
柔らかく細かい繊維が、汚れもしっかり絡み取ってくれるので、使いやすい点も魅力です。

スポンジの泡切れが良い
見ためは無機質なワイヤーと粗目のウレタンフォームのスポンジですが、スポンジ面は洗剤が絡みやすく洗剤をたくさん使わなくてもすぐに泡立ちます。
ワイヤーの柄の部分を半回転させるように底までたどり着ければ、汚れを簡単にかき出すことが可能。ブラシではない分、細かい傷もつきにくいのも魅力です。
また、ワイヤーとスポンジをはずして洗えば泡切れも水切れもよく、ワイヤー部分はステンレス製なのでサビにくいです。またスポンジ面を使って細かい部分まで無駄なく汚れを取りたい時にもワイヤーを脱着できるので便利です。
極細ストローブラシで細かい汚れを除去
こちらは極細タイプのボトルブラシ。スリムで小さいブラシなので、ストローや哺乳瓶の口、水筒の細い飲み口など、細かい部分を洗うのに適しています。
ナイロン毛でなので、ストローを傷つけずに洗えるのがうれしいポイント。さらに柄が自由に曲がって洗いやすく、ロングタイプなので長いストローも簡単に洗えます。
おすすめ商品の比較一覧表
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Amazon、Yahoo!ショッピングでのボトルブラシの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのキッチン掃除グッズはこちら 関連記事
合わせて使いたい食器用洗剤や、キッチンスポンジ、たわしのおすすめはこちらで紹介しています。
お気に入りのボトルブラシを見つけて
この記事では、お掃除伝道師に取材のもと、ボトルブラシの選び方とおすすめ人気商品を紹介しました。
ブラシタイプ、スポンジタイプともにそれぞれメリット・デメリットがあるので、水筒、タンブラー、哺乳瓶、ペットボトルなど、洗いたいもののサイズや素材に合わせて賢く使い分けましょう。
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1997年より年間約1500件、20年間にわたって累計、30,000件にも及ぶお部屋の片づけと掃除に携わってきました。 「片付けられない」悩みに寄り添う「片付けサポート」にたくさんのご依頼をいただいています。 『勝間式汚部屋脱出プログラム』の書籍にも紹介されました。