「バルサミコ酢」のおすすめ商品の比較一覧表
バルサミコ酢とは? ワインビネガーと何が違う?
そもそもバルサミコ酢ってなに? と思う方もいますよね。バルサミコ酢とは、ぶどうを原料とした食酢のこと。濃縮した果汁を木樽で長期熟成させることで製造しています。熟成期間が長いほど、味わいがまろやかになり、コクや甘みもアップ。ただし、その分価格も高級になるので、普段使いする分には若い熟成度のバルサミコ酢でも十分おいしいですよ。
ちなみに、よくバルサミコ酢と比較される「ワインビネガー」も、ぶどうを原料とした食酢。ただし、製造方法や熟成時間に違いがあり、バルサミコ酢よりもフルーティーで軽い味わいです。ワインビネガーも、ドレッシングやお料理に気軽に使えますよ。
バルサミコ酢の栄養や効能
ぶどうを原料としているバルサミコ酢はポリフェノールが非常に多く含まれており、またカリウムも多く含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、血流の流れをよくする作用やコレステロールを抑制してくれる作用などがあげられます。カリウムは利尿作用があるので、むくみが気になる人におすすめの成分です。これら以外にもバルサミコ酢には体に良いといわれる成分がたくさん含まれています。
バルサミコ酢の選び方 さまざまなレシピに使える!
フードスタイリストで料理家の江口恵子さんに、バルサミコ酢を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
ポイントは下記の3つ。
【1】熟成期間
【2】赤バルサミコ or 白バルサミコ
【3】添加物の有無
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】熟成期間から選ぶ 香りと風味が特徴
最上ランクは「トラディツィオナーレ」
バルサミコ酢の本場は、イタリア。本場イタリアで伝統的な製法を守って作られたものにぜひ注目してみて。バルサミコ酢は、製法や熟成期間、原料などにこまかい規定があり、イタリアの伝統的な製法で作られた品質を証明する「D.O.P」マークという認証があります。
このマークがついているバルサミコ酢は、イタリア中部のモデナとレッジョ・エミリアという地区で作られた醸造酢のみを指します。これを「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」と呼び、まさにバルサミコ酢の最上ランク。最低12年の熟成期間が設けられています。最上のバルサミコ酢を味わいたい方、ギフトに贈りたい方は「トラディツィオナーレ」の称号がついたものをぜひチェックしてみてくださいね!
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普段使いは12年より短くても十分!
フードスタイリスト・料理家
本来、伝統的なバルサミコ酢は12年以上樽で熟成させて作られる(※)ものです。しかし、近年では熟成の技術が上がり、12年より短い期間でも12年以上の熟成期間と変わらない味に仕上げられるようになっています。
12年以上熟成させたものを……と探さなくても、ぶどう果汁を使用して1年以上しっかり樽で熟成させたものであれば、大きく味をはずすことはありません。
※12年以上熟成されたものを「tradizionale(トラディツィオナーレ)」と呼び、高級バルサミコ酢としてギフトにおすすめです。
【2】赤バルサミコ or 白バルサミコ 深みか甘みか
フードスタイリスト・料理家
「バルサミコ酢」というと、一般の人は赤味をおびたものを想像するかもしれません。しかし、ワインビネガーに赤と白があるように、バルサミコ酢にも赤と白があります。
赤いバルサミコ酢に比べると、白いバルサミコ酢のほうが甘味が強くてマイルドです。料理に色をつけたくないとき、甘さを際立たせたいときには、白バルサミコ酢がおすすめです。
【3】オーガニックにこだわるなら添加物の有無を確認
フードスタイリスト・料理家
伝統的なバルサミコ酢に使用されているのは、100%のぶどう果汁。しかし現在、バルサミコ酢として売られているもののなかには、ぶどう果汁を使わずワインビネガーにカラメル色素で色をつけ、甘味料や保存料などを加えて製造したものがあります。
また、バルサミコ酢の製造前の段階で、ぶどう果汁を煮詰めて使用するものも。これは100%のぶどう果汁ではありませんが、煮詰めているぶん、100%に近い量のぶどう果汁を用いている計算になります。
ちゃんとしたバルサミコ酢を使いたいという方は、原材料を見て、ぶどう果汁がどの程度含まれているかを確認すれば間違いありません。
ぶどう果汁と熟成期間が味のカギ! フードスタイリストからのアドバイス
フードスタイリスト・料理家
バルサミコビネガーは近年、製造技術があがり、12年寝かせてなくても短い期間で、じゅうぶんなコクと味になり、とてもまろやかなバルサミコが作られています。原材料にぶどう果汁と書いてあること、熟成期間を確認したら、まず間違いないと思います。
料理の味付けや盛り付けの好みで赤・白のバルサミコ酢を使い分け、食卓を彩りましょう。
バルサミコ酢おすすめ6選|普段使い 500円~1,500円まで!
ここまで紹介したバルサミコ酢の選び方のポイントをふまえて、フードスタイリストで料理家の江口恵子さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

バルサミコ酢おすすめ6選|ギフト・高級品に 本場イタリアの最上バルサミコ酢も!


通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バルサミコ酢の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのバルサミコ酢の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
バルサミコソースは代用できる!簡単アレンジ! 自宅にあるものでできちゃう!
【代用パターン1】
ウスターソース1にお酢1を混ぜ合わせると、バルサミコソース風の味になります。ウスターソースのフルーツ類がバルサミコ酢のブドウに似た味わいを醸し出してくれます。
【代用パターン2】
とんかつソース1に黒酢1を混ぜ合わせます。とんかつソースのフルーツ感と黒酢のコクが混ぜ合わさると、バルサミコソースのような味わいになります。
バルサミコ酢を使った絶品レシピをご紹介! すぐに真似できるカンタンレシピを2つピックアップ
【おもてなしに!】サーモンのカルパッチョ カルパッチョにぴったりのドレッシングが時短
【材料】
・サーモンの刺身柵
・バルサミコ酢小さじ3
・オリーブオイル
・塩コショウ(クレイジーソルトだともっとおいしく!)
・粉チーズ
1.サーモンの柵を薄切りし、バルサミコ酢小さじ1と塩コショウ少々で下味をつけ、30分以上置いておく。
2.食べる直前にお皿に刺身を盛り、バルサミコ酢小さじ2とオリーブオイル、塩コショウを混ぜたドレッシングをかける。
3.粉リーズを散らして完成!
お好みで、お刺身のうえに玉ねぎのスライスやルッコラ、プチトマトを乗せれば彩りもあざやかでおもてなしにぴったり。簡単にレストランの味風になるので、ぜひ試してみてください!
ミトク メンガツォーリ 有機 バルサミコ酢 赤 250ml
濃厚なコクと旨味で、料理とよく合います。
>> Amazonで詳細を見る【相性抜群◎】鶏肉のバルサミコソテー
【材料】
・鶏もも肉 1枚
・にんにく ひとかけ
・塩コショウ
・バルサミコ酢大さじ1
・しょうゆ小さじ1
・砂糖小さじ1
【作り方】
1.鶏もも肉の分厚いところに切り目を入れ開き、厚さを均一にする。塩コショウで下味をつける。
2.フライパンに、オリーブオイルとつぶしたにんにくを入れ、香りが立ったら鶏もも肉の皮を下にして焼く。
3.ひっくり返して反対側も焼き色をつけたら、バルサミコ酢、醤油、砂糖をあわせていれる。
4.フタをして5分ほど蒸し焼きにして完成!
砂糖を少量加えることでマイルドになり、子どもでも食べやすい味つけに。鶏肉を焼くだけなのに深い味わいで、夜ご飯におすすめです。つけあわせに野菜を一緒に蒸してもおいしいです!
MAILLE バルサミコビネガー500ml
コクのなかに甘みが感じられ、肉や魚と相性抜群。ソテーや煮込みにおすすめです。
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芳醇なバルサミコ酢で食卓を豊かに
イタリアで何世紀にもわたって守られてきた伝統の製法が、バルサミコ酢の芳醇な香りとやさしい甘味を生んでいます。代々伝わる樽のなかで大切に熟成されたバルサミコ酢を、日本の食卓で楽しめるのは幸せなことですよね。
料理にあわせて赤や白、熟成期間など選ぶポイントをおさえて選択できれば、日々の食事はよりいっそう豊かになるはず。ここでご紹介した商品を試しながら、自分の嗜好にぴったり合った甘味や酸味、香りをもつバルサミコ酢に出合えたら幸いです。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。 雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。 講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。