そもそも、プロセッサー(CPU)とは
プロセッサー(CPU)とは、パソコンのコア・頭脳になる部分で、主に情報処理能力を担うパーツ。高性能であるほど情報処理能力は高くなりますが、一方で価格も高くなっていきます。
プロセッサーメーカーで世界的シェアを誇っているのが、インテル(intel)の『Core i シリーズ』やAMDの『Ryzen シリーズ』で、ノートPCで使用されているプロセッサーもほとんどがこの2社になります。一つひとつ解説していきます。
『Core i シリーズ』の基礎知識
Core i シリーズは、インテル社が開発するCPU。インテル社で最も使用されているメインCPUで、『Core i3』→『Core i5』→『Core i7』→『Core i9』の順にスペック・値段が上がっていきます。
モデル | 処理できる用途の目安 | |
『Core i3』 |
ローエンドモデル |
・検索のみ |
『Core i5』 |
ミドルレンジモデル |
・ちょっとしたPCゲームのプレイ(重い処理は負荷) |
『Core i7』 |
ハイエンドモデル |
・画像・動画編集作業 |
『Core i9』 |
超ハイエンドモデル |
・『Core i7』よりもさらに重い負荷の作業 |
多くのパソコンで使用されているのは『Core i5』で、簡単な画像編集、いくつかの検索タブを開く、もしくは、ワードやエクセルといったオフィスソフトを1〜2個起動するといった場合でも動く、最低限の性能を備えています。
一方、ゲーミング、動画・イラスト編集、複数のオフィスソフトの起動など、PCに重い負荷がかかっても処理が可能なのは『Core i7』以上のシリーズが最適。
ちなみに『Core i9』は最上位モデルになりますが、処理中に高発熱となる、電力消費が高すぎるといった声も挙がっています。
(★)ポイント:CPUの世代はどう見ればいい?
『Core i シリーズ』に関わらず、さまざまなプロセッサーでは世代を表記しています。
単純な話ですが、やはり世代が最新の方が新しい技術が採用されており、スペックが高い仕様になります。例えば、「新世代の『Core i5』は旧世代の『Core i7』に相当する」といった形です。そのため、機能的にはできるだけ新しい世代のプロセッサーを選ぶのがおすすめ。
しかし、予算の兼ね合いもあるため、あえて旧世代の『Core i7』を選び、価格を抑えるといった購入もアリではあります。
Intel core i5搭載のノートパソコンを選ぶポイント
それでは、Intel core i5搭載のノートパソコンを選ぶポイントを見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】画面サイズを
【2】メモリ
【3】ストレージ容量
【4】GPU
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】画面サイズをチェック
ノートパソコンの画面サイズは一般的に13~14インチ。このサイズが大き過ぎず、作業もしやすく、さらに携帯性に優れているため、これを目安に画面サイズを選びましょう。
一方で、イラストや画像編集などを行う場合は、作業のしにくさもあるため、15インチ以上を選ぶようにしましょう。ちょっとした調べものや文章作成作業、ネットショッピングなどが使用用途で、コンパクト性を重視したい方は12インチ以下でも問題ありません。
自分の好きなサイズがどのくらいなのかチェックし、選ぶようにしましょう。
【2】メモリをチェック
メモリとは、データ情報を保存する容量のこと。メモリについてはよくデスクに例えられていますが、何か作業をする際、デスクが広ければ、筆記用具や辞書、飲み物など、いろいろなもの置けて作業がはかどります。それと同じで、メモリの容量が大きいほど、さまざまな作業がスムーズに行えます。
メモリ容量については、調べ物程度であれば4GBでも問題ないです。しかし、オフィスソフトを一般的に使用する人は8GB以上、複数使用する・検索タブを多数開くといった方でサクサク作業したい方は最低でも16GB、動画・画像編集といった重い処理作業を行う方は32GB以上を選びましょう。
【3】ストレージ容量をチェック
ストレージとは、文章や画像、動画といった情報データを保存する場所です。メモリと混合されがちなので注意しましょう。
例えるなら、メモリは筆記用具などを置くためのデスクの広さ、ストレージはその筆記用具などをしまうための収納場所です。ストレージには、『HDD』『SSD』『eMMC』などの種類がありますがDellはSSDが主流となり、HDDと比べて、省電力・耐衝撃・読み書きの速さなど、性能面で優れています。
ストレージ容量は、全く画像などを保存しないという方は、128GBでもOKですが、一般的には最低でも256GBは欲しいところ。さらに大容量で保存したい場合は512GB、1TB以上がおすすめです。
【4】GPUをチェック
GPUは「Graphics Processing Unit」の略で、動画やゲームの映像処理や画像編集などのデータ処理を担う部分です。CPUと混合されがちですが、CPUはあくまでパソコン本体のデータ処理、GPUはグラフィックに関わるデータ処理を専門にしています。
GPUの性能によって画像処理スピードが違ってきます。ゲーマーや動画編集をする方は、まずGPUのスペックをチェックしてください。
PCの機種によって、一般的には高性能GPUで知られている「GeForce」や「AMD Radeon」が搭載されているものがあります。スペック表示をチェックして選びましょう。性能スペックが似ているときは、GPUスペックの高いほうを選びましょう。
Intel core i5搭載のノートパソコンおすすめ5選
ここからは実際にIntel core i5搭載のノートパソコンのおすすめ商品をご紹介していきます。
NEC『LAVIE N13 N1355/FAシリーズ』
Microsoft Office搭載で使いやすい
ノングレア処理の見やすい13.3インチ液晶や第12世代のインテル Core i5-1235U プロセッサー、8GBメモリ、512GBのSSDなどを搭載したモバイルノートPCです。
最長約18時間のロングライフバッテリーに加えて、独自の落下試験や面加圧試験、MIL規格準拠の試験もクリアした堅牢性を実現しました。カラーバリエーションはメタリックライトブルーとネイビーブルーの2種類から選択が可能。
標準で「Microsoft Office Home & Business 2021」を搭載しており、趣味や仕事に幅広く活用できます。
マウスコンピューター『mouse B4-i5(#2210B4-i5ADLABW11)』
オフィスワークからホームユースまで幅広く活躍
14インチ液晶を搭載した、オフィスワークからホームユースまで幅広く活躍してくれるモバイルノートPCです。
カラーバリエーションは、好みに応じてシャンパンゴールドとオリーブブラックの2種類から選択することが可能。重量は約1.38kg、厚さは約19mmで、バッテリー駆動時間は約10時間。
標準構成でインテル Core i5-1240P プロセッサー、16GBメモリ、512GBのSSDを搭載していますが、メモリやストレージなどのカスタマイズも行えます。
Lenovo『Yoga Slim 770i Carbon(82U90050JP)』
軽量かつ高い堅牢性を誇る13.3インチモバイル
約973gの軽量設計ながら、第2世代ウェブコアカーボンファイバーを使用した筐体で米国国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の高い堅牢性を実現。
ブルーライト低減機能を備えた高精細な2560×1600ドット表示の13.3インチ液晶、インテル Core i5-1240P プロセッサー、8GBメモリ、512GBのSSDなどパフォーマンスも十分です。
カラーはムーンホワイトとオニキスグレーの2種類で、トップカバーにカーボンファイバー素材を採用しているのもポイントです。
NEC『LAVIE N13 N1355/FAシリーズ』
趣味や仕事に幅広く使える13.3インチモデル
ノングレア処理の見やすい13.3インチ液晶や第12世代のインテル Core i5-1235U プロセッサー、8GBメモリ、512GBのSSDなどを搭載したモバイルノートPCです。
最長約18時間のロングライフバッテリーに加えて、独自の落下試験や面加圧試験、MIL規格準拠の試験もクリアした堅牢性を実現しました。カラーバリエーションはメタリックライトブルーとネイビーブルーの2種類から選択が可能。
標準で「Microsoft Office Home & Business 2021」を搭載しており、趣味や仕事に幅広く活用できます。
VAIO『VAIO SX14』
強靭さと美しさを両立した14.0インチ液晶モデル
立体成型カーボン天板やヒンジ部のオーナメントデザインなどにより、米国国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の強靭さと美しさを両立した14.0インチワイド液晶搭載モデルです。
主なスペックは、インテル Core i5-1240P プロセッサー、16GBメモリ、512GBのSSDなど。高容量バッテリーと低消費電力ディスプレイパネルの採用で、最大約27時間駆動を実現しました。
カラーはファインブラック/アーバンブロンズ/ファインホワイトの3種類。インテル Core i7-1260P プロセッサーや1TBのSSDを備えた上位モデルもラインアップされています。
おすすめ商品の価格一覧表
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最後に|エキスパートからひとこと
ノートパソコンはモデルによって性能や価格が異なりますが用途や利用シーンに合わせて周辺機器もチェックしておきましょう。マウスやキーボード、ウイルス対策ソフトなど必要に応じて購入をするようにしましょう。
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