DIY・電子工作におすすめのハンダゴテ9選|初心者&プロ向けも紹介

DIY・電子工作におすすめのハンダゴテ9選|初心者&プロ向けも紹介

電子工作に使用するハンダゴテ。商品数も多く、加熱方式の違い、価格やワット数、性能も一つひとつ異なります。

本記事では、空間デザイン・DIYクリエイターの網田真希さんへの取材のもと、ハンダゴテの選び方とおすすめ商品をご紹介。

初心者向けの使いやすいモデルや温度調節をはじめとした機能満載のプロ向けまでピックアップしているので、ぜひ参考にしてくださいね。


この記事を担当するエキスパート

空間デザイン・DIYクリエイター
網田 真希
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:ファッション、住まい・DIY、家具・インテリア
横尾 忠徳

「家具・インテリア」「住まい・DIY」「本・音楽・映画」「ファッション」カテゴリーを担当。リプロダクト家具や秀逸なデザインのアイテムが好み。本はkindle、音楽はSpotify、映像はNetflixを愛用、劇場にも通う。服とスニーカー好きの50代編集者。

◆本記事の公開は、2019年04月09日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

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それでは、選び方やおすすめ商品を解説していきます。

ハンダゴテとは

 

ハンダゴテとは、ハンダを熱でとかして結合することができる工具のこと。電子工作やDIYに欠かせないアイテムで、持ち手はプラスチック、こて先はペンのような形をしています。実はたくさんの種類があり、温度調節機能がついているものや、こて先が交換可能なものもあります。

ハンダづけを行うことで電気の通り道をつくれるため、電子機器のかんたんな修理や、電子回路の配線をいじることができます。また、熱を利用して、ステンドグラスやウッドバーニングなどアート作品をつくるなど、意外な用途もあります。

ハンダゴテの選び方

それでは、ハンダゴテの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。

【1】加熱方式
【2】温度調整できるか
【3】ケースやスタンドが付属しているか
【4】交換用のコテ先があるか


上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

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【1】加熱方式をチェック

ハンダゴテには大きく分けて、ニクロムヒータータイプとセラミックヒータータイプの2タイプあります。

▼温度は上がりにくいが低価格の「ニクロムヒーター」

 

温度があがるまでに時間がかかり、温度調節機能がついていないものもあるので、初心者はもちろん、使う頻度の低い方におすすめなのがニクロムヒーターです。低価格で購入できるので、価格重視で選びたいひとにも向いています。

▼温度上昇しやすく効率的に作業できる「セラミックヒーター」

 

温度が上がりやすく、温度調節機能がついているものも多いので、性能重視・作業効率重視の熟練者や使う頻度の高いにおすすめなのがセラミックタイプです。ただし値段は、ニクロムヒーターよりも高めになります。

【2】温度調整できるかチェック

 

連続してハンダづけする場合に温度調整機能があると、ハンダゴテが冷めることなくずっと使い続けることができます。また、適切な温度をさぐりながら作業ができるため、一度見つけたあとは失敗することなく作業ができるメリットがあります。

セラミックヒーター式は温度調整ができるものが多く、ニクロムヒーター式は温度調整ができるものが少ない傾向があります。

【3】ケースやスタンドが付属しているかチェック

 
空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター

ハンダゴテは電源をつけるとコテ先が高温になるため、作業台などに転がしているとやけどの危険かつ、作業台上にあるモノを溶かしてしまう恐れがあります。

そのため、ハンダゴテをしっかりとホールドしてくれるスタンド(コテ台)が付属しているものをおすすめします。

何かを代用してハンダゴテを立てておくと、使用中転倒してしまう恐れがあるので、専用のスタンドが望ましいです。

【4】交換用のコテ先があるかチェック

 

ハンダゴテの先端はある程度使っていると、酸化したり汚れてきたりします。コテ先交換モデルであれば、替えのコテ先を用意するだけでよいので、わざわざ全部を買い直す必要がありません。

また、金属の接着用、木を焦がす用などコテ先も種類がこまかくわかれているので、使用用途にあったものをいくつか持っておけば、いろいろなことに使えて便利です。

エキスパートのアドバイス

空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター

どんな作業をしたいのか、どのような素材を溶かしてハンダづけしたいのかなどにより、ハンダゴテ選びは違ってきます。

安価なハンダゴテで充分なのか、それとも高値のハンダゴテでより精度の高い作業をしたいのか、ご自身の使い道を考えて選ぶとよいでしょう。

しかしながら一度高機能なハンダゴテを使用しますと、安価なハンダゴテには戻れないかもしれませんね。

ハンダゴテおすすめ9選

それでは、ハンダゴテのおすすめ商品をご紹介します。コードレスタイプもあるので、用途に合わせて選んでみてくださいね。

藤原産業『SK11 はんだこてセット 30W(KF-30S)』

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初心者にもおすすめなスタンダードモデル

1,000円以下で購入することができるハンダゴテセットです。コテ先を置く台もついているので、使用時の事故も防ぐことができます。ハンダ、紙やすりもセットになっているため、初心者がホビー工作をするのであれば、この商品でじゅうぶんです。

これからハンダゴテを使ってDIYなどを行なっていきたい方はぜひ検討してみてください。

Manelord 『はんだごてセット 14-in-1』

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ハンダゴテで多くのことがしたいならコレ

本体のほか、5つの交換用こて先、ハンダ吸取り器、ハンダ線、コテ台、静電気防止ピン、掃除スポンジ、収納ケースまでがひとつになったセットです。

PC修理、ジュエリーづくり、プラモデルづくり……などなど、交換用のコテ先が豊富で温度調整もできるため、かなり多くのことに使えます。ハンダゴテのアイテムを1セット買っておきたい方におすすめです。

白光『電気器具/電気部品用はんだこてセット 40W(FX511-01)』

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ハンダゴテといえば白光

ハンダゴテで圧倒的な知名度を誇る白光が販売する、こて台、吸取線がついたセットです。温度は300度程度。コードの断線や楽器の修理、端子などの電気部品へのハンダづけをするなら、これがあればじゅうぶんです。

気軽に使えるハンダゴテを探している方、めったに使わないがとりあえずハンダゴテがほしい方はこちらを購入するといいでしょう。

白光『ダイヤル式温度制御はんだこて(FX600-02)』

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ハイエンドモデルを探しているならこちら

ダイヤル式温度制御機能がついたハンダゴテ。少し値段はしますが、すぐに温まるセラミックヒータータイプなので、頻繁にハンダゴテを使う方であれば、これぐらいのレベルのものを持っておいて損はないでしょう。

温度制御機能がついているため、幅広い温度に調整ができ、多くの用途に使えます。一定の温度に保つこともできるため、使い勝手のいいハンダゴテです。

goot『ホットナイフ 30W(HOT-30R)』

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日本製のホットナイフ

ハンダゴテは、ただ金属を溶かすだけの道具ではありません。こちらの商品は先端がカッターになっている『ホットナイフ』。

塩化ビニール、アクリル、ABS、ポリプロピレン、ポリカなど、普通のカッターでは切断しづらかったものを、熱で溶かしながらサクッと切ることができる商品です。

通常のコテ先につけかえることも可能なので、プラモデルや凝った工作など多くの用途に使えます。

エキスパートのおすすめ

ETEPON『はんだごてセット 11-in-1』

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空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター

必要なものが全部そろう! はじめて買う方に

セラミックヒータータイプで温度調節あり、電源を入れてすぐに使えるよう熱くなるという作業効率のよい商品です。

なおかつ収納ケース、デジタルマルチメーター、はんだ吸い取り器、こて台、ミニワイヤーストリッパー、ハンダワイヤー、静電気防止ピンセットなど、電子工作に必要な付属品が全部そろってこの価格。最初に購入するならこのセットが便利でしょう。

エキスパートのおすすめ

太洋電機産業『goot(グット) ガス式はんだこて ポータソルホビー(GP-101S)』

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空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター

ガス加熱方式で電気のない場所でも作業が可能

ガス式のハンダゴテのため、電気がないところでも使用できるのが特徴。全長157mm、重さ43gとコンパクトで、着火から約30秒で使用できる温度になり、温度調整機能も備えています。

電源ケーブルがないので取り回しもラクです。充填(じゅうてん)用ガスには、ポータソル専用ガスボンベが用意されています。

持ち運ぶことが多いのでコンパクトなハンダゴテがほしい、電源のない場所での作業が中心といった方におすすめの商品です。

エキスパートのおすすめ

白光『HAKKO RED No.502』

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空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター

コスト重視のニクロムヒータータイプ

ハンダゴテ初心者なのでまずは安いもので試したい、使用頻度が少ないのでそこまでの性能は求めないなど、コスト重視の方におすすめのハンダゴテです。

昔からあるニクロムヒータータイプで温度調節はできないため、高度な作業には不向きです。

しかし、ちょっとしたハンダづけ程度ならば、こちらの商品でも充分完了できるでしょう。

エキスパートのおすすめ

白光『HAKKO FX-600』

白光『HAKKOFX-600』 白光『HAKKOFX-600』 白光『HAKKOFX-600』
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空間デザイン・DIYクリエイター:網田 真希

空間デザイン・DIYクリエイター

設定温度に素早く復帰。性能重視の方に!

ハンダゴテといえば白光、といわれてますが、余計なものはいらない、ハンダゴテ自体の性能重視という方にはこちらをおすすめします。

熱復帰率が早いので、ハンダづけ時に温度が低下しても、設定温度に素早く戻ります。精度の高い安定したハンダづけができるハンダゴテです。

初心者からよく使う方まで、幅広くお使いいただける商品です。

「ハンダゴテ」のおすすめ商品の比較一覧表

画像
藤原産業『SK11 はんだこてセット 30W(KF-30S)』
Manelord 『はんだごてセット 14-in-1』
白光『電気器具/電気部品用はんだこてセット 40W(FX511-01)』
白光『ダイヤル式温度制御はんだこて(FX600-02)』
goot『ホットナイフ 30W(HOT-30R)』
ETEPON『はんだごてセット 11-in-1』
太洋電機産業『goot(グット) ガス式はんだこて ポータソルホビー(GP-101S)』
白光『HAKKO RED No.502』
白光『HAKKO FX-600』
商品名 藤原産業『SK11 はんだこてセット 30W(KF-30S)』 Manelord 『はんだごてセット 14-in-1』 白光『電気器具/電気部品用はんだこてセット 40W(FX511-01)』 白光『ダイヤル式温度制御はんだこて(FX600-02)』 goot『ホットナイフ 30W(HOT-30R)』 ETEPON『はんだごてセット 11-in-1』 太洋電機産業『goot(グット) ガス式はんだこて ポータソルホビー(GP-101S)』 白光『HAKKO RED No.502』 白光『HAKKO FX-600』
商品情報
特徴 初心者にもおすすめなスタンダードモデル ハンダゴテで多くのことがしたいならコレ ハンダゴテといえば白光 ハイエンドモデルを探しているならこちら 日本製のホットナイフ 必要なものが全部そろう! はじめて買う方に ガス加熱方式で電気のない場所でも作業が可能 コスト重視のニクロムヒータータイプ 設定温度に素早く復帰。性能重視の方に!
ヒーターのタイプ ニクロムヒーター - - セラミックヒーター ニクロムヒーター セラミックヒーター ガス燃焼加熱方式 ニクロムヒーター セラミックヒーター
温度調節サイズ - 200~450度 - 200~500度 - 200~450度 ~480度 200~500度
商品リンク

各通販サイトのランキングを見る ハンダゴテの売れ筋をチェック

Amazon、楽天市場でのハンダゴテの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

Amazon:ハンダゴテランキング
楽天市場:ハンダごてランキング

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はハンダゴテの種類や選び方に焦点をあてて、おすすめ商品を紹介してきました。先端部分の形状の違いや温度の調整機能など、ハンダゴテは、ただ鉛を熱して溶かすだけのものではありません。アクリルや塩化ビニルをきれいにカットするなど、工作やDIYに幅広く応用ができるすぐれた製品なのです。

初心者向け、上級者向けどちらも紹介していますので、自分のニーズや予算にあわせた、ぴったりの商品を見つけてくださいね。

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企画/制作/編集:マイナビおすすめナビ編集部

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