【2023年】インド映画おすすめ48選｜感動の名作からお約束のダンスまで

エリート大学の3バカトリオが巻き起こす珍騒動

難関大学で主人公の3バカトリオが鬼学長を怒らせて珍騒動を巻き起こします。学園コメディに見せかけてミステリー要素もあり、その根底には学歴競争というテーマが隠されています。

『きっと、うまくいく』というタイトルどおり、見ればなんでもうまくいくように思えてしまう青春映画です。

法廷劇からインドの社会システムを覗く

「自殺を煽る歌を歌ったこと」を理由に逮捕された男の運命を決める、「裁き」を巡る法廷劇です。ある下水清掃人の死体が発見され、民謡歌手のカンブレが逮捕されました。弁護士や検察官、裁判官などの法廷で攻防を繰り広げますが、思わぬ方向に話は展開し……。

インド映画らしいパワフルで陽気な雰囲気はありませんが、インド特有の裁判、カースト制度、家族、言葉、宗教などの社会システムをあらわにした作品となっています。

実際に起こったテロ事件での奇跡の脱出劇

2008年にムンバイで起こった同時多発テロでのタージマハル・ホテルの立てこもり事件を描いた作品です。銃を持つテロリストに対して、500名の人間を助けるためにホテルに残ったホテルマンの決死の戦いをオーストラリア人監督が実写化しました。

事実をもとにした衝撃的な内容ですが、見ておくべき1作となっています。

ボリウッドのドリームムービー

煌びやかな世界観の中にロマンスやサスペンス、コメディなどさまざまな映画のおもしろさを詰め込んだボリウッドのドリームムービーです。

美しいダンスや音楽だけでなく、スリリングな復讐劇というストーリーが魅力的。インドだけでなく海外の映画ファンにも愛されている作品です。

インドらしい歌と踊りのエンターテイメント

実は億万長者の息子だった孤児の主人公が、遺産目当ての悪党に立ち向かいます。歌や踊り、恋やアクションなどが盛り込まれたエンターテイメント作品です。

主演は『ムトウ 踊るマハラジャ』で名が知られるラジニカーントで、とにかく笑えるハッピーエンドな映画が見たい人にぴったりな1作です。

気分爽快なハートウォーミングムービー！

イギリスの古典小説『ゼンダ城の虜』をモチーフにしたハートウォーミングムービーです。偶然にも王子の替え玉になった貧乏役者プレームを中心に物語が展開。最初は言われるがままに王子を演じるが、次第に下町育ちの本領を発揮し、王族たちの頑なな心を溶かしていき……。

主演は三大カーンの一人、サルマーン・カーン。ミュージカル、アクション、コメディ、ロマンスなどを組み合わせたインド独自の上質なマサラ映画に仕上がっています。

映像美に彩られた長編ドラマ

ボディビルダーのリンゲーサンは憧れのスーパーモデルディヤーとひょんなことから仕事をするようになります。瞬く間にスターになりディヤーとも婚約しますが、何者かに薬を投与されて醜い姿に変貌してしまいます。

3時間超えという非常に長い映画ですが、見ているうちにどんどんその映像美の世界の虜になっていくでしょう。

王子バーフバリVS王国の壮絶な戦い

幼いころに村人に拾われたシヴドゥは、実は王子バーフバリで、この国の王位継承権を争う戦いの運命に導かれていきます。

出会った女戦士であるアヴァンティカと恋に落ちる恋愛要素もありつつ、王国を相手とする壮大な戦いに挑む熱いシーンもありますよ。

日本でも名を知られるアクションエンターテイメント作品です。

非業の死を遂げた勇者が現在のインドに蘇る

1609年、軍司令官の邪悪な陰謀により非業の死を遂げた伝説的戦士バイラヴァが、400年後のハイデラバードに生まれ変わって復讐する物語です。『バーフバリ』の監督やスタッフがバーフバリの前に製作した映画です。

バーフバリとテイストは違いますが、より恋愛テイストが好きな人にぴったりの映画でしょう。

先読みできない怒涛の展開に引き込まれる

2010年の公開当時はインド史上最高の興行収入をたたき出した（※）、先読み不可能なロボットミュージカル作品です。シリアスなストーリー部分とインド映画らしいダンスパートの緩急が楽しめます。

ラスト40分のCG技術を駆使したアクションシーンには目を奪われることでしょう。

ハエに生まれ変わった主人公が愛する人を守る

1人の女性を巡る逆恨みで殺されてしまったジャニは、不思議な力でハエに生まれ変わり、愛する女性を守るために小さな体で戦いを挑みます。ヘビーな内容ですがテンポよく進み、B級映画が好きな方にぴったりでしょう。

インド映画らしく終始楽しく見られる復習エンターテイメント作品です。

インド大反乱で戦った女戦士ラクシュミーの生涯

イギリス植民地下のインドで、人々に愛されていた王妃ラクシュミーはインド大反乱を蜂起し、自ら兵を率いて戦います。インドのジャンヌダルクとも称される有名な女戦士ラクシュミー。その激動の生涯を映画化しました。

『バーフバリ』の製作陣が放つスペクタルアクション大作です。

たった21人で10,000人に挑む勇者たちの物語

10,000人の軍勢に包囲された孤高の砦で、21人の勇者たちは愛する人への思いを胸に戦います。インド史に残るサラガリの戦いをテーマにした戦争スペクタクル大作です。

2019年でのオープニング興行成績（2019年5月末）はナンバーワンを誇るほどで、インド映画としては異例の早さで日本で公開されました。

マッチョな獣医の武術が炸裂する痛快ムービー

象とともに育った獣医のラージが故郷の野性インド象自然公園の象を守るために象牙を狙うハンター一味と戦う物語です。武術の使い手でもあるラージのインド武術カラリパヤットが炸裂します。

悪党集団を相手にマッチョな獣医が戦う、痛快のアクションムービーを楽しめます。

裏の顔を持つ天才トリックスターのアクション映画

シカゴでサーカス団を率いる天才トリックスターサーヒルは、実は凄腕の金庫破りという裏の顔を持つダークヒーロー。警察はインドから刑事を送り込みますが、サーヒルには大きなトリックが隠されています。

インド映画らしいダンスも大興奮のアクションシーンも楽しめる作品です。

ジャッキー・チェン主演のインド映画

考古学者でカンフーの達人のジャックと、考古学者でヨガの達人の美女アミスタが失われた財宝を巡って大冒険に出ます。ジャッキー・チェン主演なのでジャッキー映画が好きな人にもインド映画が好きな人にもいいでしょう。

とにかく楽しい映画を観たいときにぴったりな1作です。

アンダーワールドのドンのアクションムービー

2006年に製作された『DON／過去を消された男』の続編にあたる作品です。アジアのアンダーワールドを支配するドンと主人公にしたアクションムービーです。

インド映画で初となるベルリン国際映画祭でのプレミア上映を成し遂げています。

息もつかせないほどの展開やクールでスタイリッシュな映像美に注目してくださいね。

疾走感のあるアクション・エンタテイメント

40歳になっても独身のムンバイに暮らすラーフルは、頓死してしまった祖父の遺灰を海に流すために乗り込んだ列車で美女ミーナーを助けたことから、タミル村の家族抗争に巻き込まれていきます。

戦いもダンスも楽しめる、疾走感のあるアクション・エンターテインメントです。

耳の聞こえない心優しい青年と2人の女性の物語

耳が聞こえず話ができなくても眼差しや身振り手振りだけで豊かに感情表現する心優しい青年バルフィ。彼と恋に落ちた2人の女性の物語です。

登場人物のキャラクターが非常に魅力的で、インドらしいダンスシーンも楽しめる1作です。愛とはなにかを考えさせられるでしょう。

笑いも涙もつまったヒューマンドラマ

『きっと、うまくいく』の監督と主演がタッグを組んだ、笑いあり涙ありの珠玉ヒューマンドラマです。神様を探すPKという不思議な変人にジャグーが出会ったことにより、世間は大きな論争を巻き起こすことになります。

国境も文化も超えたワールドワイドなストーリーが日本でも絶賛された作品です。

愛妻弁当がきっかけの出会い

主婦のイラが夫の愛情を取り戻すために作ったお弁当が、弁当配達の誤送で早期退職を控えた独身男サージャンの元へ届けられ、そこから2人の交流が始まります。心を通わせていく2人の様子が切なくもいとおしい作品です。

いい意味でインド映画らしくない作品なので、インド映画が苦手な人でも見やすいでしょう。

事実をもとにした感動のストーリー

レスリングで国内チャンピオンになったマハヴィルは、国際大会金メダルの夢を2人の娘に託します。才能を開花させた娘のギータはスポーツアカデミーに入団しますが、そこでは父親の教えを忘れろというコーチの指導が待っていました。

踊らないインド映画ですが、事実をもとにした感動のストーリーは涙を誘うでしょう。

9.11で人生を変えられた男のロードムービー

アメリカ在住のイスラム教徒ハーンはヒンドゥー強度のマンディラと結婚し、幸せに暮らしていましたが、9.11事件を機にすべてが一転します。後半はハーンがアメリカ横断の旅に出るロードムービーになっています。

2時間半という長い映画ですが見どころあるシーンが豊富な1作です。

両親から子へ与えられた名前にまつわる愛の物語

父親から「ゴーゴリ」と名づけられた青年はやがて名前を恥じるようになり、大学進学を機に改名します。新しい名前になり、生まれ変わったような気持ちとわずかに胸を刺す悲しみを感じる中、青年に突然の転機が訪れます。

両親から愛する子どもへ与えられた名前にまつわる感動の物語です。

障がいを持ちながら青春を謳歌する主人公

生まれつき障がいのある主人公のライラが、前向きに青春や恋愛を謳歌（おうか）していく物語です。インドではタブーとされている障がい者や性をテーマにしており、トロント国際映画祭2014 NETPAC賞を受賞しました。

従来のインド映画のイメージを覆す作品で、見た人の心にも深く残るでしょう。

夢を追うYouTuber少女のサクセスストーリー

父親に歌を禁じられたために顔を隠して歌う動画をYouTubeに公開していた少女と、落ち目のプロデューサーが2人で人生逆転を狙うサクセスストーリーです。『ダンガル きっと、つよくなる』の2人が再タッグを組んだ作品です。

少女の夢を阻むインドの文化などを背景にしつつも、泣いて笑える映画です。

宗教や人間愛をテーマにした感動作

お人よしなヒンドゥー教徒のパワンが出会ったパキスタンから来た迷子の少女シャヒーダー。声が出せないシャヒーダーの家がわからないものの楽しく暮らしていましたが、あるとき彼女がイスラム教徒だと知ってしまいます。

シャヒーダーの故郷を目指す2人の旅を通して、宗教や人間愛が描かれた感動作です。

インドの貧困や人生、階級制度を描く人間ドラマ

1955年に発表されたサタジット・レイ監督衝撃のデビュー作です。素人の一家や本物の田舎の家で撮影した作品で、インドの貧しい日常、美しい風景、階級制度、人生や死などがリアリティ豊かに描かれています。

インド映画史に残る、現在も色あせない名作と言えるでしょう。

幸せが詰まった空のお弁当箱

いつも明るいクラスの人気者スタンリー。しかし実は家庭の事情でお弁当を持ってこられないため、空のお弁当箱を持って昼食の時間はひとりで水道水を飲んでしのいでいました。

スタンリーの空のお弁当の中には幸せが詰まっています。見終わった後には心に温かい光が差すような映画です。

ムスリムの娘とヒンドゥーの青年の恋を描く

ムスリム教徒のシャイラーはヒンドゥー教徒の青年、セーカルと恋に落ちますが、宗教の違いにより親に結婚を反対されます。しかしシャイラーはセーカルの元へ行き、2人は結婚生活をはじめることになります。

実際の宗教暴動を背景にした社会派のラブストーリーです。

カースト制に奔走される男女の切ない恋物語

住み込みメイドの未亡人ラトナと、御曹司アシュヴィン。雇主とメイドという関係だった2人が、同じ挫折を経験したことからだんだんと2人の世界が交わりはじめます。

インドに根深く残るカースト制をテーマにした作品で、許されない恋に落ちた2人の心情描写が見事です。

現代インドの恋愛青春劇

前半は地味な眼鏡女子が旅行中にお調子者の迷惑男と恋心が芽生えるストーリーで、後半は大人の女性になってからの再開劇になっています。インドの若者の恋愛観を感じられる1作です。

インド映画らしいダンスシーンも多く、恋愛映画やインド映画が好きな人はハマるでしょう。

インド版ロミオとジュリエット

家同士の抗争で父親を亡くすという辛い過去を持つ主人公ラームは、故郷に帰る列車のなかで美しい娘と恋に落ちます。しかし彼女は対立する家の娘。まさにインド版のロミオとジュリエットです。

南インドらしい庶民の視点で人々の生きる喜びや苦悩を描いた、ラブ・マサラムービーです。

わが子を有名校に入れるために奮闘する物語

父親が学位しか持っていなかったために娘が入学を拒否されたというインドで実際に起こった出来事をもとに、教育問題をコメディータッチに描いた作品です。わが子を有名校に入れるために、両親は奮闘します。

コメディータッチながら感動的なストーリーは、見ている人の心を揺り動かすでしょう。

歌ありダンスあり！ 高校生たちの青春学園物語

世界一のセレブ学園では毎年学力やダンス、運動能力を競いあい、生徒ナンバーワンを決める大会がおこなわれています。アメリカ的な雰囲気のある、インド産のセレブ高校生たちの青春物語です。

インド映画らしい歌とダンスがふんだんに盛り込まれた青春ムービーを楽しめます。

実際のインド軍特殊精鋭部隊の戦いを実写化

過去に特殊部隊で大きな功績を残したヴィハーンは、殺された仲間の復讐のために政府によるテロリストへのサージカルストライクの参加を願い出ます。

たび重なるテロ行為の報復として、2016年に実際に任務を遂行したインド軍が誇る特殊精鋭部隊の物語を実写化したアクションムービーです。

「路地裏の少年」がラップで世界を目指す

スラムに暮らす青年がラップに出会い、ラップバトルの頂点を目指すサクセスストーリーです。天才ラッパーのNaezyとDivineの反省を描いた実話をもとにしています。

格差の激しいインド社会を、軽快なラップとともにミュージカル映画に昇華したエンターテイメントムービー。

実際の乳幼児死亡事件をもとにした衝撃作

実際にパキスタンで大手グローバル企業が起こした粉ミルクによる乳幼児死亡事件をもとにした映画です。自らが販売している粉ミルクが子どもの命を奪っていると気付いたセールスマンのアヤンは、企業を告発することを決意します。

第62回サン・セバスチャン国際映画祭でSolidarity賞を受賞した作品です。

500年の時を超えて実写化された愛と誇りの物語

500年前の16世紀に誕生したインド古来の伝記を、巨額の製作費を費やして究極の映像美を生み出した迫力の絵巻物です。絢爛豪華（けんらんごうか）な衣装や宝飾品なども見ごたえがありますよ。

2時間半を超える大作ですが、愛と誇りのインド古典と映像美を堪能することができる貴重な作品だと言えるでしょう。

国民的スターの半生を描いた波乱万丈ストーリー

ボリウッドの国民的スター、サンジャイ・ダットの半生を描いた作品です。『きっと、うまくいく』や『PK』の監督が、ボリウッドのスキャンダルに挑みました。

映画界のサラブレッドとして生まれながらも、多くの悲劇や試練に襲われたサンジャイの、波乱万丈なエンターテイメント作です。

パキスタン海軍潜水艦沈没事件を映画化

第三次印パ戦争でのパキスタン海軍潜水艦「ディアブロ」の不可解な沈没事件をテーマにした作品です。潜水艦S21に乗り込んだ主人公ヴァルマーは、悲惨な戦争の現実を目の当たりにすることになります。

乗組員の勇気や愛国心を主題にした作品で、最優秀テルグ語長編映画賞を受賞しました。

インドの指導者ガンジーの生涯を描く

イギリス領インド帝国を舞台に、インド独立運動の指導者、マハトマ・ガンジーの波乱に満ちた人生を描いた作品。第55回アカデミー賞で作品賞など9部門を受賞しています。

ガンジーが商社の顧問弁護士をしていた青年時代から、1948年に暗殺され、聖なるガンジス川に遺灰が流されるまでの一生を丁寧に描いています。一度は観ておきたい伝記映画のひとつです。

一味違うサスペンスインド映画

コルカタの地下鉄で起きた無差別テロから2年。1年前に行方不明になった夫を探す身重の妻の前に、夫に似た男が浮かび上がってきます。インドの混沌としたリアリティのある映像とともに進むミステリー作品です。

一味違ったおもしろさがあるので、ミステリーやサスペンス好きの方も楽しめるでしょう。