「B級映画」のおすすめ商品の比較一覧表
B級映画とは? どんな映画なの? 低予算制作の洋画&邦画!
今では2本立て上映はほとんどありませんが、B級映画は、もともと2本立てで上映される際の添えもの的な扱いで作られた低予算の作品のことを指し、ユニークなアイデアで勝負する作品群をB級映画と呼んでいます。
あるあるな展開やありがちなオチだけでなく、独特なカメラワークやアングル、画面展開などにも工夫が数多くほどこされているのもB級映画の特徴です。
B級映画のおすすめ作品はコチラ!
ここからは数あるB級映画の中から選び抜いたおすすめ作品をご紹介します。映画ライターの杉本穂高さんに選んでもらったおすすめの作品も紹介しています。好みに合わせて下記のボタンをクリックして、気になる作品を探してみてください。
▼邦画編
▼洋画:アクション編
▼洋画:ホラー編
▼洋画:SF編
▼洋画:コメディ編
▼邦画編

主演は田口トモロヲ! アート映画好きにもおすすめ
日本の低予算映画を代表する1本で、今や巨匠となった塚本晋也監督の出世作です。ある日、頬から金属が飛び出ているのを発見した男が、徐々に身体が鉄になっていく恐怖をモノクロのスタイリッシュな映像で描いています。石川忠の音楽とクローズアップを多用した迫力ある映像が、恐怖と異様な高揚感を呼び起こす作品で、海外でも高い評価を得ました。
主演の田口トモロヲはこの作品で注目され、多くのドラマや映画に引っ張りだこになるようになります。とにかく変わった作品が観たいという方にはおすすめです。
アーティスティックなモノクロの映像美も素晴らしく、B級映画ファンだけでなく、アート映画好きにもおすすめできる作品です。
日本のゾンビ映画で絶対みるべきB級映画
東京2館での公開から、国内&海外映画祭での評判やSNSなどで口コミが広がり、日本全国47都道府県で感染上映され、観客動員数222万人突破。353館31億円突破(2018年12月時点) の超拡大ロングラン大ヒット作。国内外問わずB級映画に旋風を巻き起こした作品です。
まさかの展開にきっとあなたも夢中になるでしょう。
石井聰亙監督の才能が炸裂する名作
長年にわたって「伝説のB級映画」として知られてきた同作ですが、長い間ソフト化されることがなく、「幻の作品」となっていました。近年になってようやくDVD化されて再注目を浴びています。主演は当時「ロッカーズ」のボーカリストとして活動していた陣内孝則。ルースターズやINUの町田町蔵(現・町田康)なども出演しており、日本のロック・パンクの黎明期を知ることのできる貴重な資料的な映画でもあります。
伏線回収が半端ない!気の抜けないコメディ映画
2005年公開のB級感漂う傑作コメディ映画です。監督は「踊る大捜査線」でおなじみのヒットメイカー、本広克行。原作は舞台で上演されていた「劇団ヨーロッパ企画」の戯曲です。ストーリーは、大学のSF研究会の学生が開発したタイムマシンを巡るおバカな騒動がメイン。
散りばめられた伏線が後半で一気に繋がっていく様子は、カタルシスのような爽快感が味わえますよ。宝探し感覚で細部まで楽しめる映画なので、繰り返し観ても新しい発見があるはず。永山瑛太の初主演、ムロツヨシと本多力の初出演映画でもある本作品。人気俳優の初々しい演技も見どころのひとつです。
淡々としつつも味わい深い人間ドラマ
ひょんなことから事件に巻き込まれ前科者になってしまった主人公が、家族のもとを離れ、街を転々としながらさまざまな人と出会い成長していくストーリー。面倒に巻き込まれないように人との深い交流を拒み、百万円を貯めるたびに引っ越すルールを自分に課した「苦虫女」の主人公を、蒼井優が儚げに演じています。
森山未來やピエール瀧など、脇を固める個性派の俳優陣のナチュラルな演技も見どころの一つ。特に大事件が起きるわけではありませんが、日々の出会いや別れについて考えさせられる味わい深い作品です。
B級感あふれる血まみれ抗争シーンは必見
監督は「愛のむきだし」の園子温。自分の娘の主演映画を作るために奮闘するヤクザの父親を軸に、映画を狂信的に愛する映画青年、通りすがりの青年を巻き込み大騒動が起こるストーリー。映画の撮影中にヤクザの抗争が始まり血まみれになりながらも撮影を続けるシーンは、B級映画好きにはたまらないはず。
タランティーノ監督の「キル・ビル」を思わせる二階堂ふみの殺陣や、人気アクション俳優の坂口拓のトラックスーツ姿など、B級映画ファンにも見所の多い映画です。
オフビートな笑いが楽しめるゆるゆるコメディ
暇をもてあました平凡な主婦がスパイを目指す、B級感漂う脱力系のコメディ映画です。監督は人気テレビドラマ「時効警察」の三木聡。作品商店街の外れにある階段の手すりに5ミリ角の「スパイ募集」ポスターが貼ってあるなど、思わずニヤリとしてしまうオフビートの笑いが楽しめますよ。
平凡な主婦役に上野樹里、スパイ事務所を営む夫婦役として、三木監督作品でおなじみの岩松了とふせえりが出演しています。ほんわかしたゆるい笑いと、少し切なさも感じる味わい深い作品です。
B級感漂う脱力系エスパーコメディ
「サマータイムマシン・ブルース」の本広克行監督と劇団ヨーロッパ企画が、再びタッグを組んだコメディ映画です。この作品の主人公は番組制作のためにエスパーを探すことになったAD。主人公がひょんなことから喫茶店「カフェde念力」に集っていたエスパー達と出会ったことで、騒動が始まります。
エスパーを探している主人公と、超能力を見破られたくないエスパー達のゆるいやり取りに癒されますよ。主演の長澤まさみの可愛さも堪能できる作品です。
寿司と闘う!?B級感たっぷりのホラーコメディ
寿司がクリーチャー化し、殺人寿司となって人を襲うB級ホラーコメディ映画。海外でもカルト的な人気を誇る井口昇監督の2013年公開作品です。主人公を空手家でもあるアクション女優の武田梨奈が演じ、伝説の寿司職人役を松崎しげるが演じています。
次々と襲い掛かる寿司と戦い、時には寿司と友情を育んでしまうB級感漂うぶっ飛んだ展開が魅力。ジャパニーズフード「寿司」をテーマにしているので、海外のB級ホラーコメディ好きの方にもおすすめ。オンリーワンの世界観を気軽に楽しみたい作品です。
▼洋画:アクション編

メル・ギブソンの出世作! 斬新な世界観はお見事
大スターのメル・ギブソンの出世作で、続編も作られた超有名なシリーズの1作目でもある近未来SFカーアクション。2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はド派手な超大作で、それとは比べものにならないくらい低予算で撮影されています。
しかし、アクションのカッコよさとメル・ギブソンのワイルドな魅力は予算の差を補ってあまりあり、スタイリッシュな映像センスと斬新な世界観は多くの作品に影響を与えました。
漫画『北斗の拳』は本作に強い影響を受けていることは有名です。アクション映画好きなら確実に楽しめる作品でしょう。

ニューワールド・ピクチャーズ『デス・レース2000年』
スタローンも出演! B級映画の要素てんこ盛り
B級映画の帝王と呼ばれたロジャー・コーマンがプロデュースしたカーアクション映画。近未来のアメリカで奇抜な武装を施した車のレースが人気を博しており、そのレースは一般市民をひき殺すとポイントが加算されるというすごいアイデアの作品です。
意味もなく美女が全裸でマッサージを受けるシーンがあったり、派手な爆破シーンなど見どころ満載で、独創性とブラックユーモアにあふれた作品です。
無名時代のシルベスター・スタローンが出演しており、『ロッキー』以前の彼が観られる貴重な作品です。笑って興奮でき、派手なバイオレンスもあるB級映画の要素てんこ盛りの作品です。
タランティーノ監督のこだわりが詰まったB級映画
タランティーノ監督が、B級映画のエッセンスをふんだんに盛り込み製作したカー・アクション映画です。スタント用に改造された車を悪用し、女性をいたぶる変態スタントマン役に、B級映画界でも引っ張りだこの人気俳優カート・ラッセルを起用。タランティーノ映画の象徴ともいえる「強くてカッコいい女性」の活躍がスカッと爽快。
中でも、スタントウーマン役のゾーイが魅せるカースタントシーンは必見。ゾーイは、「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントを務めた本物のスタントウーマンです。「デス・プルーフ」では本人役で出演し、しびれるカースタントを披露しています。スカッとしたカタルシスを感じたい方におすすめのB級映画です。
キャラクターが魅力的なB級モンスターパニック
地底生物VS人間の熾烈な戦いを描くモンスターパニックアクション映画。熱狂的なファンの多い作品で、続編も多数製作されています。製作費は、当時のアメリカでは低予算の括りとなる1100万ドル。CGがない時代のため、アイデアと技術を駆使して再現された地底生物のリアルな動きも見どころです。
個性豊かなキャラクターたちが一丸となって戦う姿には、胸が熱くなるはず。絶体絶命とばかりに追い詰められていく姿にハラハラドキドキできますよ。スカッした爽快感を味わいたい方におすすめです。
ハリウッドを代表する監督の長編デビュー作品
いまやハリウッドを代表する監督となったロバート・ロドリゲス監督の初期の作品です。ストーリーは、ギャングのボスに間違えられたミュージシャンが抗争に巻き込まれてしまうというもの。元々はホームビデオ市場向けに作られた小規模の作品でしたが、アメリカの「サンダンス映画祭」で観客賞を受賞したことで、全米配給されることになりました。
製作費は、当時の日本円換算でなんと「約77万円」。超低予算ゆえの粗削りな作りを、監督のアイデアとセンスでうまくカバーしているB級アクション映画です。
多勢に無勢の超絶バトルに痺れるアクション映画
激しいバトルで話題となった、インドネシアのバイオレンスアクション映画です。レイドとは「強制捜査」のこと。麻薬王が支配する30階建ての高層ビルを舞台に、たった20人のSWATが無数のギャング達を相手に死闘を繰り広げるストーリーです。
肉弾戦に銃撃戦、白兵戦と息もつかせぬバトルに血沸き肉躍るはず。多勢に無勢で挑むというB級映画の雰囲気漂う作品ですが、バトルのカッコよさは超一流。フラストレーションが溜まっているときにおすすめの映画です。東南アジアの伝統的な格闘技「シラット」も堪能できますよ。
▼洋画:ホラー編

空から襲ってくるサメが観たい方はコレ!
B級映画を数多く制作する会社、アサイラムの代表作であり、かなりぶっ飛んだサメ映画としても有名な作品です。サメが竜巻で吹き上げられて、空から襲いかかってくるという奇想天外なアイデアが最高におもしろく、シリーズ6本も作られるほどの人気シリーズになりました。
サメ映画は海を舞台にした海中の恐怖の代名詞ですが、それを空中にまき散らそうという、だれもやらなかったアイデアを思いついたのがすごいですね。
主人公たちの武器がチェーンソーなのですが、これは『ジェイソン』などのスプラッター映画によくあるもので、いろんなB級映画のエッセンスが詰まっています。とにかく思いっきり笑える映画を観たい方におすすめです。

世界中で社会現象を巻き起こした大ヒットホラー
カップルに数々の怪奇現象が襲い掛かる『パラノーマル・アクティビティ』をはじめ、『~2』『~3』『~4』『~/呪いの印』『~5』の全6作品を一挙収録したセットです。全米を震撼させた超常現象・ポルターガイストなど実録ホラー映画の決定版です。まとめていっき観してみてはいかがでしょうか。
引きこもり青年VSゾンビの世界
ゾンビものはB級映画の定番ジャンルのひとつで、多くの名作を生み出してきました。こちらはややコメディタッチで描かれたゾンビ映画ですが、ストーリーは骨太なゾンビもの。引きこもり青年がゾンビだらけになった世界で仲間と出会い、成長しながら生き抜くといった物語となっています。ストレートで純粋なゾンビ映画を観たいという方におすすめです。
サメが飛ぶ!新しいスタイルのパニックホラー
ゾンビものと並んで、B級映画の定番ジャンルのひとつとして高い人気を集めているのが、サメ映画です。通常、サメ映画といえば海が舞台ですがなんとこちらの作品では空が舞台となっています。サメが空を飛びまくり、アメリカを襲撃するという斬新過ぎる設定に引き込まれてしまいます。シリーズものの2作目にあたりますが、1以上にスケールアップしており、こちらからでも楽しめるでしょう。
車好きがドキッとしてしまうS・キング原作のホラー
スティーヴン・キングの小説を、B級映画界の巨匠ジョン・カーペンター監督が映画化した傑作ホラーです。気弱な高校生が、一目ぼれしたボロボロの自動車に「クリスティーン」と名付け、愛情込めて修理するうちに周囲で異変が起こり始めるというストーリー。
本作の主役ともいえる「1958年型のプリムス・フューリー」に製作費の多くを費やしただけあり、CGを使用せずとも無機物の感情がうまく表現されています。車好きの方、特にクラシックカー好きの方はドキッとしてしまうかも。ジョン・カーペンター監督といえば、映画音楽を自身で手掛けることでも有名。この「クリスティーン」でも印象的な音楽が多数使用されています。
B級映画好きにはたまらないSFパニックホラー
1958年公開の映画「マックイーンの絶対の危機」のリメイクとして製作された名作B級ホラーです。平和な街に突如訪れた生命体・ブロブ。このモンスターに立ち向かうのは、アメフト部のスポーツマンにかわいいチアリーダー、そして街の不良少年と、B級映画好きなら話の予想がついてしまいそうな登場人物。
ところが、この「ブロブ」は予想外の展開を迎えます。さり気なく散りばめられた伏線の回収も見事で、観客を楽しませるためのサービスが満載。CGが無い時代に当時のSFX技術を集結して作られたブロブのねっちょり感や、特殊メイクも見どころですよ。ラストもB級感たっぷりで大満足の作品です。
低予算ながら大ヒットしたアイデア満載のB級ホラー
擬似ドキュメンタリー(モキュメンタリー)形式により、超低予算で製作されたホラー映画です。魔女伝説が残る森で取材中に突如消息を絶った学生たち。一年後に森で発見されたビデオカメラには、失踪までの記録が残されていたというストーリー。面白いのは、観客が観ているのが「発見されたビデオ映像を編集し公開した映画」だということ。主観ショットで撮影されているため、森で起こった怪奇現象を一緒に体験しているかのような恐怖と緊張感が味わえます。低予算でもヒット映画が作れることを証明した作品ともいえるでしょう。
シュールで難解なB級カルト映画の代名詞
日本でも大ブームとなったTVドラマ「ツイン・ピークス」でお馴染みデヴィッド・リンチ監督の長編デビュー作品です。この「イレイザーヘッド」は、資金不足により完成までに5年を費やすことになってしまったB級カルト映画。難解なストーリーとざらついたモノクロ映像が特徴的で、まるで悪夢を見ているかのような不思議な感覚に囚われるはず。
「イレイザーヘッド」の独特の世界観に入れ込むファンは多く、「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス監督もその一人。カルト映画の中でも特に人気の高い作品です。
▼洋画:SF編

カート・ラッセルがカッコいい! 退廃的未来は必見
1997年の「未来」のニューヨークが舞台のSF映画で、低予算SF映画の金字塔ともいうべき作品。マンハッタン島全体が巨大な監獄になっているという奇抜な設定で、CGもない時代に退廃的な近未来を作り上げた手腕が見事の一言。低予算映画の巨匠、ジョン・カーペンター監督の代表作で、多くの映画やゲーム(『メタルギア・ソリッド』)など多くの作品に多大な影響を与えた作品です。
カート・ラッセルが演じた主人公スネークがすこぶる格好よく、ダークヒーローのお手本のようなキャラクターです。
SFの映画好きはもちろん、アクション映画としてもおもしろいので、SFやアクション映画が好きな方にはぜひ観てほしい1本です。
カルト的人気を誇るB級映画の金字塔
ジョン・カーペンター監督の、社会風刺のきいた傑作SF映画です。低予算で作られたにもかかわらず、カルト的人気を誇り今もなおB級映画の金字塔と名高い作品。ストーリーの大筋は、主人公がレジスタンスのアジトで入手したサングラスをかけたことで、世界に隠された秘密を知ってしまうというもの。
見どころのひとつは、主人公と友人の殴り合いの喧嘩シーン。5分以上も続くこのシーンは、ファンの間で語り草となっています。ひねりのきいたラストシーンにもニヤリとさせられるはず。80年代の作品ですが、物質主義ともいえる現代に通ずる世界観です。
独特の世界観に癒される脱力系SFコメディ
独特のシュールな世界観にハマる人が続出した、1986年の脱力系SFカルト映画。ストーリーは、謎の男に助けを求められた主人公2人が、男の持っていた謎の機械のせいで別の星にテレポートしてしまうことから始まります。テレポート先は、言語が「クー」と「キュー」の2種類しかなく、出会う宇宙人も変わり者ばかりの星。
B級感漂う脱力系のゆるーいコメディ映画ながら、厚い友情に心動かされるシーンもあり、繰り返し観たくなる不思議な魅力に溢れています。
▼洋画:コメディ編
ゾンビ世界を舞台にしたヒューマンドラマ?
こちらもまたゾンビ映画になりますが、少し変わったスタイルの作品となっています。舞台はゾンビであふれかえった世界ですが、ストーリーは定番のパニックホラーではなく、ヒューマンドラマです。コメディ的な要素もありますが、終末世界でどのように生きるべきなのかを考えさせてくれる作品でもあります。普通のゾンビものに飽きてしまったという方におすすめです。
気楽に楽しめるB級ホラーコメディ
1999年公開のB級ホラーコメディ映画です。主演は「ファイナル・ディスティネーション」のデヴォン・サワ。主人公の右手に突然悪魔が憑りつき、親友や両親を手に掛けてしまうという、「死霊のはらわた2」の「アッシュ」を思わせる設定は、B級ホラー好きにはたまらないはず。暴れる自分の右手を左手で必死に止めるという一人芝居も、見所のひとつです。
死んだはずの親友がゾンビになっても助けてくれるなど、ハートフルなギャグも満載。難しいことを考えずに楽しめるので、心が疲れたときにこそおすすめしたい映画です。
監督の遊び心を感じるユニークなB級コメディ
1985年公開のB級感あふれるユニークなコメディ映画です。「シザーハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督の長編デビュー作。年齢不詳のハイテンションキャラ「ピーウィー」が巻き起こす騒動が、ユーモアたっぷりに描かれています。
相棒の赤い自転車が盗まれたことから始まるピーウィーの大冒険は、想像もつかない展開に。ピーウィーをはじめどこかヘンテコな登場人物たちや、ユニークな小道具やセットの数々に、ティム・バートン監督の原点を感じますよ。大人も童心に戻れるような、隅から隅まで遊び心にあふれた作品です。
B級映画の魅力とは?
ここからは映画ライターの杉本穂高さんに聞いた、B級映画を楽しむポイントをご紹介します。映画好きならではの楽しむポイントをおさえてB級映画をより楽しみましょう!
ポイント1|B級映画の巨匠たちの作品を観よう
低予算でキラリと光るものを作るのが得意な作家も存在します。B級映画の帝王「ロジャー・コーマン」や「ジョン・カーペンター」、さらに「アサイラム」という制作スタジオはB級映画を得意とすることで知られ、ぶっ飛んだアイデアの作品をたくさん制作しています。
そうした作家やスタジオは低予算でおもしろいものを作るノウハウを知り尽くしていますので、まずはB級映画の巨匠やスタジオをおさえておくと、おもしろいものに出会えるはずです。
ポイント2|B級映画には無名時代のスターの姿も
B級映画は低予算ゆえに有名な俳優が起用されることはまれです。しかし、スター俳優が下積み時代に出演しているケースは数多くあり、そんな無名時代のスターたちの初々しい姿が観られるのも、B級映画の醍醐味のひとつと言えるでしょう。
『ロッキー』でブレイクする前のシルベスター・スタローンが出演している『デス・レース2000年』や、今では日本の映画・TVドラマに欠かせない田口トモロヲが無名時代に主演した『鉄男』など、売れっ子になった後の姿とは違う俳優たちの姿を観るのは新鮮です。
B級映画には未来のスターが出演している可能性もあり、そんな将来のスター候補を探すのもB級映画の楽しみ方のひとつです。
ポイント3|王道はやはりエロティック&グロテスク
B級映画自体の王道は、やはりエロティック&グロテスクです。ホラーやエロティックな作品は低予算でも見せ場を作りやすく、またわかりやすい欲望への訴求力にもなり、そうしたものを売りにした作品が非常に多いといえます。
また、それらの題材はしばしば自主規制の対象になるものでもあり、メインストリームの映画では観られないものでもあります。B級映画は、一般の映画が眉をひそめてしまうようなものにも光を当てていることに大きな存在価値があるのです。
一般映画では味わえない、際どい描写を堪能したい方にはおすすめです。
主なVOD(動画配信サービス) ネットでラクに観よう!
今すぐ作品を観たい!ということであれば、動画配信サービスをチェックしてみましょう。作品の有無はサービスによって異なるので、それぞれのサイトからチェックしてみてくださいね。
U-NEXT|VOD業界トップクラスの配信数
Netflix| 世界No.1シェア
Amazonプライム・ビデオ|500円で始められ特典も豊富
Hulu| 独自ドラマのラインナップも盛りだくさん!
Disney+(ディズニープラス)|ディズニー公式の動画配信サービス
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B級映画の柔軟な発想は頭の体操にも 定義や概念を覆してくれる
B級映画は奇想天外なアイデアが数多く、普通の映画ではありえないような発想をする作品ばかりです。その意味で、とても新鮮な気持ちになれますし、頭の体操にもいいと思います。
筆者は原稿執筆に行き詰まったりすると、B級映画を観て頭を休めたりしています。
低予算映画には低予算ならではの魅力があるので、メジャーな映画に飽きてしまったらぜひ、ここに挙げたようなB級映画を観てみてください。
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