アサシンクリードとは?
アサシンクリードとは、暗殺者(アサシン)を主人公としたゲーム作品です。2007年に最初の作品が発売されて以来、Xboxやプレイステーション、Nintendo Switchといったゲーム機用にソフトが販売されています。
メインの内容としては、自由を求める「アサシン教団」と秩序を求める宿敵「テンプル騎士団」との時代を飛び越えた戦いが描かれています。タイトルにアサシンがつくように、身を潜めて敵を倒す、ステルスゲームの要素が強いゲームです。
世界で多くの人々に愛されているゲームでもあり、2016年にはハリウッドで映画化されました。ほかにも、2020年にサブスプリクション動画サービスのNetflixで実写ドラマ化も決定するなど、ゲームだけにとどまらない人気の高さがうかがえます。
アサシンクリードの楽しみ方
ここからはアサシンクリードシリーズの楽しみ方についてお話していきましょう。オープンワールドという仕組みや動きなどについて解説していきます。アサシンクリードは、いままでのゲームでは味わうことのできなかった体験をすることができます。
オープンワールドRPGならではの遊び方がある
「アサシンクリード」シリーズを構成するひとつの特徴が広大なオープンワールド方式のマップです。それぞれの時代の雰囲気を再現し、マップが継ぎ目なく街や海原、森林などのフィールドへ変わっていきます。
ストーリー以外にもさまざまな場所へ行き来できるので、こまかい歴史考証のうえで成り立つ町並みなどは、観光旅行している気持ちで遊べます。
歴史の専門家が監修した「ディスカバリーツアー」モードを楽しめる作品もあり、自由にその世界を楽しむことが可能です。
オープンワールドとは?
オープンワールドとは、ゲーム上のフィールドに境目がなく自由に動き回れるシステムです。アサシンクリードを手がけるUBISOFTは、オープンワールドのゲームを他にも手がけており、「ゴーストリコン」や「ファークライ」を製作しています。
ほかのゲームだと「グランド・セフト・オート」や「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」など、オープンワールドのゲームには世界的に知られているタイトルが多く存在しています。
自分の思うように攻略することなどもできて、自由度のあるゲームとして仕上がります。
アクロバティックな動作ができる
シリーズを通して取り入れられているシステムに「フリーランニング」があります。
このシステムによって道を歩くだけ、走るだけといったことだけでなく、カベをよじ登る、高所からのジャンプ、アイテムをつかっての移動など、アクロバティックな動きを再現できるようになっています。
アサシンというテーマからも、相手に見つからないよう忍び寄るために、どう近づくかという部分がゲームの根幹になっています。そのため、「フリーランニング」システムによる恩恵は大きいでしょう。
ふたつのストーリーがプレイができる
「アサシンクリード」シリーズは、ふたつの時間軸でストーリーが展開されていきます。
主人公はさまざまな時代でアサシンと活動しています。しかしそれは、現代のある装置によって再現された時代で活動しているという設定になっています。過去と現代で課せられるミッションもあります。
このような工夫で一辺倒なストーリーにならず、プレイヤーに飽きがこないようにしています。
アサシンクリードシリーズの選び方
それでは実際にアサシンクリードシリーズのどの作品から遊ぶとよいのかをご紹介していきます。選ぶポイントは大きく分けて3つです。「発売順」「時代設定」「ゲーム機」の観点から、自分にあったタイトルを選びましょう。
ただし、一部の続編を除き各シリーズとも異なる主人公が活躍しますので、ジャケットやストーリー、プレイ環境に応じて気になった一本を選ぶのもよいでしょう。
【1】ナンバリング順および発売順で選ぶ
ゲームの楽しみ方として、発売順に遊んでいくのが一般的でしょう。ナンバリング順も選ぶポイントになります。最初の発売作品から順を追ってストーリーと知ることは、遊ぶゲームが好きになるほど選ぶ基準となっていきます。
また、ストーリーを追うことで、ゲームの伏線などを回収できるのもメリット。ですが、時代や主人公などに変化などもあるので、流れに関係ないタイトルからはじめても十分に楽しめます。
【2】時代や設定されている国から選んでみる
アサシンクリードは作品ごとに時代背景が大きく変わります。同一の主人公で設定されている場合、近い時代や国でストーリーが展開されますが、それを除くと遊ぶ舞台が毎回違います。
国もエジプトやギリシャ、イタリア、イギリス、アメリカなどと豊富。また、古代や近代までの時代背景でも選ぶことができるので、自分が行ってみたい時代や国で選んでプレイし始めるのも楽しいでしょう。
【3】ゲーム機で選ぶ
最後はあなたが持っているゲーム機で考えてみましょう。過去にアサシンクリードシリーズが発売されたゲーム機はPS4、PS5、Nintendo Switch、XboxOneです。
アサシンクリードシリーズは4つのゲーム機のうち、どれかがあれば遊ぶことが可能です。PS4は遊べるシリーズが多い反面、シリーズすべてを遊べるのはXboxoneになります。
Nintendo Switch版はタイトル数は少ないですが、通勤や通学のときに遊べるのがメリットです。
ゲーム史に影響を与えた名作ステルスゲー ゲームライターがアドバイス
2008年に1作目が誕生し、今も新シリーズが続々とリリースされる『アサシンクリード』シリーズ。ステルス+オープンワールド+パルクールのゲームシステムは、唯一無二の傑作として今も我々を楽しませてくれます。
どのシリーズから入っても楽しめる作りであり、展開ハードも多数。誰でも楽しめる名シリーズにぜひ触れてみてください!
アサシンクリードシリーズのおすすめ16選
ここからは、ゲームライターの芦田おさむしさんと編集部が選んだ、アサシンクリードシリーズのおすすめ作品を紹介します。
ゲーム機ごとに対応しているゲームタイトルが違うので、自分が持っているゲーム機で遊べるものを選びましょう。
おすすめ10選|PS4
まずは、タイトル数が多いPS4版のアサシンクリードシリーズからご紹介していきます。ナンバリングだけでなく、スピンオフ作品も多いので、さまざまな世界観で楽しめるのはPS4でしょう。
なお、PS5のディスクドライブ版を持っている人は、PS4のゲームディスクを入れるだけで遊べます。参考にしてみてください。
『アサシンクリード エツィオコレクション』は、これからアサシンクリードを始めたい人にオススメの一本。エツィオを主人公とする3連作を楽しめます。
特にIIはシリーズ最高傑作の声も上がる名作です。

PS3で発売された3作品を一気に楽しめる
最初にアサシンクリードシリーズが発売された際、プレイステーション3(PS3)に対応したソフトでした。PS3のソフトはPS4では遊ぶべませんでした。しかし、その問題を解決したのが、アサシンクリード エツィオコレクションです。
初期の主人公であるエツィオが登場する「アサシンクリードⅡ」、「アサシンクリード ブラザーフッド」、「アサシンクリード リベレーション」が収録されたシリーズとなります。
初期の内容からはじめたい人はこちらを購入してみましょう。
新たな主人公で開始されるナンバリング3作目
ゲームタイトルは「III」となっていますが、作品数から行くと5作目になります。これまで12世紀や15~16世紀を舞台にしていましたが、今作から1775年のイギリス植民地時代のアメリカが舞台となります。
また、主人公もコナーという新たな主人公のもとでストーリーが展開していきます。
PS4用にリマスターされており、PS Vitaで発売されていたスピンオフ作品『アサシンクリードⅢ レディリバティ』もプレイ可能。Ⅲで描かれた世界観をすべて楽しめます。
海賊の主人公でオープンワールドは海まで広がる
これまでのシリーズでは、暗殺者としてミッションをクリアしていく要素が強かったゲームですが、ナンバリング4作品目から海を舞台とした内容が追加されました。
1715年ごろのカリブ海が舞台となり、駆け出し海賊である「エドワード・ケンウェイ」が主人公となってプレイしていきます。陸地をメインとしたオープンワールドが、陸と海がひとつになり、より遊びの自由さが広がりました。
もちろん海賊としてだけでなく、暗殺者としてのミッションも健在。ほかも追加されたシステムである「GAME LAB」は、200以上の項目からルールから設定して対戦が楽しめるようになっています。
Coops機能搭載により4人で同時プレイが可能に
18世紀のパリへとゲームの場所は変わり、訳アリの男であるアルノ・ドリアンがフランス革命の裏でアサシンとして行動していく、というシナリオになっています。
この作品からCoops機能が実装され、4人で同時に協力してミッションをこなすことができるようになりました。
ブラックボックスミッションという最終目的のみが掲示されるミッション、MODミッションというサブ目標をクリアした最後の目標をクリアする、といったやり込み要素もこのゲームのポイントです。
3つの異なる国のストーリーを遊べる
いままでのゲームシステムとは違い、2.5Dの横スクロールアクションを楽しむシリーズです。基本的に横向きでストーリーが展開していくので、ファミコンを楽しんでいた人にもなじみ深いシステムといえるでしょう。
中国、インド、ロシアというそれぞれの場所で暗躍するアサシンたちをフォーカスしています。画像などもその地域に合わせた色合い、画法をつかって表現している点も楽しめます。
ロシア編では、ふたりのキャラクターを使用してストリーを進めることが可能。それぞれの地域で、設定や操作方法が違うのもおすすめできるポイントです。
ふたりの主人公で仲間を募って縄張りを広げる
シリーズ全体で9作目にあたる今作の舞台は、19世紀の産業革命期のロンドン。この作品では主人公が二人いて、双子のアサシン姉弟であるジェイコブとエヴィーがプレイヤーの化身となってくれます。
蒸気船や鉄道などの乗り物が登場し、今までとは違ったスピード感でゲームが展開されていきます。また、主人公以外にギャング団であるルークスを組織できるというのもこのゲームでのポイントです。
仲間を募り、テンプル騎士団の息がかかった敵のギャング団「ブライターズ」を制圧し、縄張りを広げるということができます。ギャングアップグレードというシステムでメンバーを鍛えたり、設備のアップグレードなども可能です。
歴史を知れるモードを搭載
記念すべき10作目は、古代エジプトを舞台にストーリーが進んでいきます。シリーズの基軸と「アサシン教団」対「テンプル騎士団」の争いの内容は、この作品のテーマではなく、アサシンの由縁を追うことがメインの内容となります。
「ディスカバリーツアー」という、古代エジプトの歴史を知れるモードが搭載されています。古代エジプトの歴史専門家がアドバイザーになっているので、深い歴史の勉強をすることが可能です。
シリーズ内でダークな内容が展開する
アサシンクリードⅢとⅣのシステムをベースに作られている作品。海での戦いもでき、オープンワールドのフィールドも広くなっています。
特出すべきはストーリーで、これまではアサシン教団での活動がメインでした。しかし、今作では、敵側のテンプル騎士団に主人公が寝返るところから物語が動き出します。
18世紀の北アメリカを舞台に、ニューヨークなど知っているアメリカの都市でゲームを楽しめるのもポイントです。
戦闘のおもしろさにこだわった作品
古代ギリシャが舞台。シリーズ初のマルチエンディングが採用され、選択肢によって4つのエンディングを迎えるやりこみ要素が追加されました。主人公は男女のうち、どちらかを選ぶことができます。
スパルタ軍150人対アテナイ軍150人の兵士の戦いに参加したり、大艦隊での衝突など戦闘のおもしろさを追求している部分が特徴です。効果付与された装備を集めるハック&スラッシュ要素も楽しめます。
UBISOFT(ユービーアイ ソフト)『アサシンクリード ヴァルハラ』
オープンワールドがはじめての人も楽しい機能が復活
主人公は、ヴァイキングの戦士であるエイヴォル。中世ヨーロッパ暗黒時代のイングランドを舞台にした描かれています。敵対する集落を襲撃し、資源を奪うことで自分の土地の拡充を図ることが可能な、襲撃というシステムが追加されています。
このゲームでは、これまでのシリーズに実装されていた「タカの眼」が復活しています。アイテム位置のサーチなどに使ええます。オープンワールド初心者で、広すぎる世界でのモノ探しなどで活躍してくれます。
おすすめ3選|Xbox
続いてはXboxユーザーに向けたアサシンクリードのおすすめ作品をご紹介していきます。2007年にXbox360用としてアサシンクリードの1作目が販売されており、縁の深いゲーム機です。
PS4やNintendo Switchでは、今遊ぶことができない初期作品も楽しめるのが、Xboxのメリットになります。
シリーズ最高傑作の呼び声も高い『アサシンクリードⅡ』。前作の問題点を徹底的に改善し、シリーズの名声を高めるきっかけとなった一本です。
登場は2009年ですが、その高い完成度は今も色褪せません。

支持するファンが多いシリーズ内の傑作
前作よりも暗殺方法の種類が増えたことで、攻略方法の幅が広がったのが今作。お金によるアイテム購入のシステムも加わり、ゲームとしての仕様も大きくブラッシュアップされました。
アサシンクリードシリーズで、支持ファンの多い主人公であるエツィオ・アウディトーレがはじめて登場します。ルネサッンス期のイタリアで、復讐のためにアサシンになっていく物語がここからスタートしました。
すべての物語はここから始まった
アサシンクリードシリーズの原点となる最初の作品。当時としては、オープンワールドで戦うアクションは画期的で、その後のゲームの遊び方、作り方に大きな影響を与えました。
1191年、第3回十字軍遠征時代を軸にストーリーが展開されていきます。現代パートのストーリーのはじまりはこの作品からになるので、ストーリーを追ってプレイしたい人は購入を検討しましょう。
エツィオを主人公とした最後の作品
アサシンクリードIIで登場したエツィオ・アウディトーレを主人公とした3作目の作品で、最後のストーリーが描かれています。トルコの都市であるイスタンブールの前身にあたる、「16世紀のコンスタンティノープル」が舞台です。
今後の自分の価値に悩むエツィオ、1作目の主人公「アルタイル」の物語が絡みあう内容になっています。1作目の「アサシンクリード」、「アサシンクリードII」、「アサシンクリード ブラザーフッド」を遊んでからプレイすると伏線の回収ができます。
おすすめ3選|Nintendo Switch
据え置きだけでなく携帯ゲームとして持ち運んで遊べるのがNintendo Switchです。発売タイトルはPS、Xboxに比べると少ないですが、タッチスクリーンに対応しているなど、同じストーリーでも違った楽しみ方ができます。
『アサシン クリード リベルコレクション』は、最高傑作のひとつである「Ⅳブラックフラッグ」と、この時点の集大成である「ローグ」をワンパッケージ。シリーズ未経験者でもどっぷりハマれる名作セットです。

シリーズ内でテイストが異なる2作品を同時に味わう
Nintendo Switch用の第二弾として登場した作品になります。アサシンクリードシリーズの中でも内容が変化した「アサシンクリードローグ」と「アサシンクリードⅣブラックフラッグ」をパッケージングしています。
海賊や裏切りなど、シリーズで紡がれていた系譜からテイストが異なる内容のため、これまでの流れを知らなくても遊べるタイトル2本になっています。
Switchにはじめて移植された作品
2017年より発売になったNintendo Switch用としてHD振動、タッチスクリーン、携帯モードに対応した製品です。Nintendo Switchにはじめて移植(別のゲーム機に対応させたバージョンの意味)されたシリーズになっています。
PS4同様、「III」のスピンオフ作品である「アサシンクリード レディリバティ」もプレイ可能。ゲーム機に合わせた仕様で、リマスターしたバージョンが収録されています。
初期三部作を場所を問わず遊べる
PS4で発売されていた「アサシンクリード エツィオコレクション」をNintendo Switchへと移植した作品です。
「アサシンクリードⅡ」、「アサシンクリード ブラザーフッド」、「アサシンクリード リベレーション」をタッチスクリーン対応などゲーム機の仕様に合わせています。携帯用ゲーム機として遊べるNintendo Switchなので、屋内外問わずにプレイができます。
好きな場所で思う存分、アサシンクリードの世界を楽しむことができるのがメリットです。
「アサシンクリードシリーズ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アサシンクリードシリーズの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのアサシンクリードシリーズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
気軽に始めたいならアプリもおすすめ
ゲーム機は家にないから遊べないと思っている人もいるでしょう。実はアサシンクリードシリーズには、スマートフォン用アプリに対応した「アサシンクリード リベリオン」というゲームがあります。
ゲームで登場するキャラクターをデフォルメしており、キャラクターを選んでさまざまな試練に挑戦していくゲーム。iOS、Android版が無料でリリースされています。ぜひ遊んでみましょう。
ゲームソフトの記事はこちら
歴史的な背景とともにアサシンクリードを楽しもう
アサシンクリードの世界はいかがでしたでしょうか。オープンワールド方式を採用したことでやり込み要素が多く存在し、ストーリーの内容以外でも楽しめる要素がたくさんつまっています。
古代エジプトやギリシャ、ルネッサンス期、産業革命など歴史的な背景も、自分が生きたことのない時代の空気感を感じ取れるのもこのゲームの醍醐味といえます。
今回の記事を参考にして、アサシンクリードの世界にどっぷりとつかってみてはいかがでしょうか。
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都内オンラインゲームパブリッシャーにてプランナー、ディレクター、マネージャーを計12年経験し、2018年にフリーライターとして独立。ゲームメディアへの寄稿のほか、映画、格闘技、金融、自動車、ビジネスなど多分野にて執筆活動を行う。綿密なリサーチと取材から生み出される、網羅性の高い記事に定評あり。1976年生まれ。栃木県出身。