スモークウッドとは? 手軽に自家製燻製が作れる燻製木材
「スモークウッド」とは、燻製をする際に使う燻製材です。木を粉状にしたものを再び長方形の形にしたものになります。
燃焼させる際に熱源が必要なスモークチップに対し、スモークウッドは直接火をつけて使用します。熱源を必要としない分、燻製をする上では便利と言えます。
また、スモークウッド1本で約4時間の使用が可能です。
スモークウッドの選び方 アウトドアカフェBASE CAMP代表に聞く
ここからは、アウトドアカフェBASE CAMP代表A-sukeさんにお話をうかがい、スモークウッドを選ぶときのポイントについてご紹介していきます。スモークウッドを使えば、初心者でも気軽に燻製にチャレンジできるので、ぜひ参考にしてみてください。
使いやすさとサイズで選ぶ
スモークウッドを選ぶ際に、まず重要となるのがサイズです。大きければ大きいほど長時間使用可能で、長いものであれば4~5時間程度、燃焼し続けます。
また、継ぎ足すことで燃焼時間の調整ができるため、カットしやすいもの・大きさの調整がしやすいものをあわせて購入しておくのもよいです。小さめにカットされているものも販売されています。
スモークチップの場合は、パッケージが自立したり、チャックがついていたりと、パッケージによって使い勝手が違うこともあります。一方、スモークウッドの場合、パッケージには各社で違いがないため、あまり気にする必要はありません。
燻製時間はレシピに合わせて調節
燻製時間は食材によって変わってきます。初めのうちはレシピに書いてある時間を参考にしてみましょう。一般的な燻製材の燃焼時間は、1本で4~5時間となっています。レシピに1時間とあったら、4分の1にするなど調節してみるとよいでしょう。
価格と使用頻度のバランスで選ぶ
スモークウッドは消耗品なので、当たり前ですが使えばなくなってしまいます。使う頻度が多い場合は、価格にも注目してみてください。パッケージが大きければ重さあたりのコストは安くなります。
しかし、頻繁に燻製しないにもかかわらず、大きいパッケージを買ってしまうとタンスの肥やしになりかねません。スモークウッドの使用頻度が高くない場合は、多少割高でも小ロットで買う方をおすすめします。
スモークウッドおすすめ9選 SOTO・コールマン・ロゴス・キャプテンスタッグなど厳選!
スモークウッドの選び方のポイントをふまえて、アウトドアカフェBASE CAMP代表A-sukeさんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。コンパクトで使いやすいものを紹介していただきましたので、まずは気になる商品から試してみましょう。
自然のままの香りが楽しめる燻製材
新鮮な国産の原木だけを使用したスモークチップスです。自然のままの香りをそのまま楽しめるほか、本製品はチャック付きのパッケージに入っているため、密閉にできるので保管もしやすく、必要な分だけ楽に取り出すことができます。
また、本製品はどんな食材にも合いますが、肉や魚を用いた料理がベストです。安くてお買い得なスモークチップスを使って香りと料理をご家庭でぜひお楽しみください。
個性的な香りを楽しめます!
様々な食材とマッチするサクラのスモークチップです。柔らかめの良い香りが特徴で、燻製初心者にもおすすめの商品となっております。容量も多く燻製がたくさん楽しめるので、コストパフォーマンスも非常に優れています。
また、ジッパー式の袋で湿気をシャットアウトすることが可能で、出し入れも容易です。チップ粒度も小さく、燻製鍋に敷き詰めやすいので量の調整も簡単にできます。
燻製初心者にもピッタリです!
サクラ・ヒッコリー・ブレンド・ウイスキーオークの4種類の香りを選ぶことができます。それぞれの樹種は異なる香りがするので違いを楽しむことが可能です。自分好みものを見つけるために試行錯誤するのもまた一興です。
燻製初心者にとってはどのような香りが自分にマッチしているか模索することができるので、初めて購入するのにピッタリの製品です。
お酒好きの方におすすめ
使命を終えた洋酒樽を原材料として作られた燻煙材で、モルトの香りがほのかに漂います。お酒好きの方にはたまらない特別感溢れる香りをお楽しみいただけます。新鮮な国産原木を使用しています。
オールマイティーな使用が可能な本製品は、中でも肉や魚にピッタリです。確かな品質と安全性を持つこのスモークチップは、食品メーカーからも高い評価を得ています。

あらかじめカットされているから使いやすい
SOTOのスモークウッドは80gのものが3カット入っています。ひとつあたりの燃焼時間は約90分と、バラで使う場合も、連結させて使う場合も使いやすいです。
さらに、他のメーカーにはない「ウィスキーオーク」(ウィスキーの染み込んだオーク材)がラインナップされているのも魅力的。「ブレンド」も用意されています。
オールマイティに使うことができるため、初心者はこのスモークウッドを選べば間違いはありません。1カット80gのミニサイズも販売されており、使ったことのない種類を試してみたい場合にもおすすめです。

ミニサイズもあるから気軽に試せる
燻製用品といえばこのメーカー。老舗の新誠産業から販売されているスモークウッドです。スタンダードな6種類を展開しています。
スタンダードサイズは220gで、約4時間の燃焼が可能です。また、ひと回り小さいミニサイズも展開されており、そちらは100gで約2時間半の燃焼。
まずはスタンダードなスモークウッドを使ってみたいという方におすすめしたい、信頼と実績のスモークウッドです。

食材ごとの専用ブレンドで初心者でも選びやすい
100gが2つ入ったスモークウッドです。 特筆すべきは、単体の材料では作られていないこと。 「ハム工房シェモワ」オーナー湯本則夫さんの監修で、それぞれスモークする材料に合ったブレンドがなされています。
ラインナップは「ニクブレンド」「サカナブレンド」「オリジナルブレンド」の3種類。 初心者は何を使うか迷わなくてもいいですし、玄人も思わず試してみたくなるような魅力があります。 また、それぞれにテリをよくするザラメも付属しています。

他のメーカーにはない「メイプル」は要チェック
1本あたり220g~260g(樹種によって変動)で、4~5時間燃焼します。サクラ・ブナ・ナラ・ヒッコリー・クルミ・リンゴ、そしてメイプルの7種類を展開。
ほのかに甘い香りが魅力の「メイプル」がラインナップされているのは見逃せません。他のメーカーではあまり見られないため、メイプルを試したい人におすすめです。
また、1/3ラインにスリットが入ってるため分割しやすいのも魅力といえます。

分割しやすく使い勝手がいい
1本あたり250gで、約5時間燃焼します。真ん中にスリットが入っているため、2つに分割しやすいのが便利です。
商品展開はサクラ・ナラ・リンゴ・クルミ・ヒッコリー・ミックスの6種類。オリジナルのミックスにはメイプルが含まれており、他の5種とはまったく違った印象です。気になる方は、ぜひ試してみてください。
同じ樹種で、100gが2つセットになったスモーキングブロックも販売されています。
「スモークウッド」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スモークウッドの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのスモークウッドの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
食材との相性で選ぶ スモークウッドの特徴を紹介
スモークウッドの素にも種類があり、食材との相性や、それぞれのクセがあります。慣れるまではオーソドックスなサクラやヒッコリーを使用するのが、失敗も少なく無難です。特にヒッコリーはオールラウンドタイプであり、どんな食材にも合います。
スモークウッドに慣れてきたら、マイナーな種類も使ってみてください。また、細かいことを考えたくないときは、ブレンドタイプを使うのもおすすめです。さまざまな種類をセット販売しているメーカーもあります。
ヒッコリー おすすめ食材:豚・鶏・魚介
クルミ おすすめ食材:豚・鶏・魚介
サクラ おすすめ食材:牛・豚
ハンノキ(アルダー) おすすめ食材:豚・鶏
ヒノキ おすすめ食材:牛・豚
ナラ おすすめ食材:魚介・チーズ
ブナ おすすめ食材:牛・豚
カエデ おすすめ食材:鶏・魚介
メスキート おすすめ食材:牛
ペカン おすすめ食材:豚・鶏・魚介
ピート おすすめ食材:牛・豚・鶏・魚介
りんご おすすめ食材:豚・魚介
バーボンオーク おすすめ食材:豚
ブレンドチップ おすすめ食材:牛・豚
みかん おすすめ食材:牛・豚
ぶどう おすすめ食材:鶏
ピーチ おすすめ食材:牛・鶏・魚介
松 おすすめ食材:チーズ
スモークウッドに関するQ&A よくある質問
スモークウッドの使い方(着火方法)を教えてください。

ガスコンロやガストーチ、バーナーなどの熱量の多い道具を使って四隅の角部分と片面全体を3~4分炙ります。着火後、受け皿に入れて食材の入った燻製器にセットしてください。着火しない、途中で消えてしまう一番の原因は、ライターなどで熱量の小さいものを使用しているためです。
スモークウッドの置き方を教えてください。

下の写真のように連結させることで、食材に応じた燻製時間を調整することができます。
スモークウッドに関する商品情報 【関連記事】
燻製は想像以上に簡単にできる! アウトドアカフェBASE CAMP代表からのアドバイス
スモークウッドは決して高価ではありませんし、どのメーカーの商品でも確実に燻製はできます。燻製に興味があるのなら、難しいことは考えず、まずはひとつ買ってみてください。想像以上にかんたんに燻製ができるはずです。
スモークウッドを使用しているうちに、サイズ感や種類など、自分なりのこだわりを持ち始めるようになります。そのときはじめて、本当に自分に合ったスモークウッドが選べるようになるのです。
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アウトドアをコンセプトにしたカフェ&バー「BASE CAMP」の店主。 雑誌などのアウトドア系メディアで活躍中。幅広いアウトドア経験と知識を持ち、元プロダクトデザイナーという経歴を生かしてコトやモノをプロデュースしている。調理人でもあるので燻製やダッチオーブン料理などにも造詣が深い。