燻製バターとは? 料理はもちろんおつまみにも!
燻製バターとは、その名のとおりバターをスモークチップで燻製にしたもの。一般的に燻製は30~60℃の温度でいぶすのでバターとは相性がよくなさそうですが、燻製バターは冷燻(れいくん)という低温でいぶして作られています。
特殊な製法であるため広く流通しておらず、知る人ぞ知る存在だった燻製バター。近年、大手食品メーカーが開発した商品を、コーヒー豆や輸入食品を扱う「カルディコーヒーファーム」が販売して話題となりました。燻製の芳醇さとバター本来の濃厚さが詰まった味わいが魅力です。
自分でも作ってみたいときは、ホイップしたバターに燻製オイルを入れることで手軽に燻製バターにできます。
燻製バターの選び方 種類やスモークチップ、個包装かどうかをチェック!
燻製バターといっても、なじみがなければどんな特色の商品があるのかわからないですよね。種類や内容量の違いのほかに、どんなスモークチップでいぶすかによって風味が異なります。
ここでは、燻製バターの選び方を紹介します!
種類から選ぶ ポイント1
燻製バターには「バターそのものを燻製にしたもの」と「燻製した塩を使ったもの」の2種類があります。どちらもいぶして風味づけをしていますが、用途によって使い分けると料理がさらに楽しくなりますよ。
ふたつの特徴と魅力を引き出す使い分けの方法をおさえていきましょう。
香り高い「燻製バター」
燻製バターの多くは、スモークチップにピートと呼ばれる泥炭を混ぜた薫香材でバターをいぶして作られていますピート特有の重厚な香りと各種スモークチップの香りが相まって、クセになる芳醇さが口の中に広がります。
燻製バターそのものを味わうためにトーストにのせても、パエリアなどの料理に使っても楽しむことができます。
塩味が特徴の「燻製塩バター」
燻製塩バターは、おもに燻製にした塩をバターに混ぜ込んで作られています。バターのコクに加えていぶした塩の香りが立つ仕上がり。塩のほかに香辛料を燻製にして加えているものもあります。
塩と香辛料が入っているため、白身魚や鶏肉などと合わせると格別の味わいです。
スモークチップによって選ぶ ポイント2
燻製において欠かせないのが風味づけをするスモークチップ。サクラやリンゴなどの樹木をチップ状にしたものをいぶすと、食材に薫香がつきます。
スモークチップには種類によって香りの特徴があるので、ここでは香りの違いを解説します。
香りの強いサクラチップ
スモークチップのなかでもよく使われるサクラチップ。香りが強く色もつきやすいのが特徴で、サクラチップでいぶされた食材を口に入れると日本人になじみ深い風味が広がります。
クセのある肉と相性がいいのですが、さまざまな食材と合わせやすいためバターとの組み合わせも格別です。
甘くやわらかい香りのリンゴチップ
リンゴチップはフルーティーでやわらかい香りが特徴です。上品な味わいになるので淡泊な食材と合わせるとグッド。
リンゴチップを使った燻製バターは、バター本来の色味を保ったまま薫香を楽しむことができます。
個包装されているかどうかで選ぶ ポイント3
カットして個包装されているか、内容量はどのくらいか、なども燻製バターを選ぶポイントのひとつです。利便性やコストの面から上手に使い分けるのがいいでしょう。ここでは、包装の違いによってそれぞれどんな長所があるのかご紹介します。
個包装タイプ|カットもしやすく便利
個包装されているポーションタイプは、使いやすいのが魅力。そのままトーストや料理にのせてもいいですし、カットしやすいので使いたい大きさに切り分けることもできます。
また、開封したら1回で使い切れるので衛生的。ポーションタイプは利便性を求めるときに向いています。
大容量タイプ|単価が安くお得
小分けになっていないもので内容量の多いブロックタイプは、1gあたりの単価で考えるとお買い得。お菓子作りなど料理でたくさん使いたいときに活躍してくれます。
自分の好みのサイズに切り分けられるのもブロックタイプならではの使い方です。
使い勝手や香りの種類もチェックして 料理クリエイターからのアドバイス
料理クリエイター、インスタグラマー
料理に使ったりそのままお酒のアテにして食べたりとさまざまな楽しみ方ができる燻製バターですが、あまり見かける機会がないぶん、なじみのない方も多いと思います。使い勝手はもちろんのこと、香りの種類も楽しみながら選んでみると新しい発見があるかもしれませんね。
燻製バターおすすめ2選! 料理に使えるものやお酒のアテになるものも!
燻製バターの特徴や選ぶときのポイントをおさえたところで、ここからは燻製バターのおすすめ商品をピックアップ! ポーションタイプや大容量タイプ、高級感あふれる海外製バターなどを紹介します。
料理クリエイター、インスタグラマー
マリンフード『私の香り立つ燻製バター』は、個包装されている使い切りタイプのため、試しに使いたいという方や買ったとしてもたまにしか使う機会がないという方に食べてみてもらいたい燻製バターです。
ボルディエ『フレッシュバター燻製塩』は、ミシュランの星つきレストランでも使われている質の高さがポイント。おうちで本格的な料理を楽しみたい方にはぴったりの燻製バターです。


「燻製バター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 燻製バターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの燻製バターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
燻製バターの使い方を伝授! 料理に使うレシピは豊富!
バター本来のコクに燻製の香ばしさがプラスした燻製バターは、料理との相性がバッチリ。レシピのレパートリーは豊富なので自分なりにいろいろと試してみるのも楽しいですね。
ここからは燻製バターの基本的な使い方について解説します。
食材や料理の上にのせるだけでワンランクアップ
トーストやクラッカーにのせるだけでも手軽に楽しめる燻製バター。マグロの漬け丼や電子レンジでチンしたジャガイモ、はたまた炊き立てのごはんに至るまで、さまざまな料理にのせるだけなので誰でもかんたんに味わえます。
燻製バターはデザートにも使用でき、クレープに添えてもいいですし、お菓子ではクッキーに入れると独特な薫香によりいつもの味がワンランクアップするでしょう。
いつものバターの代わりにソテーに使っても◎
バターといえばソテーに適しています。アスパラガスやホタテ、ジャガイモなどに火を通して燻製バターと絡めると、濃厚な香りが口いっぱいに広がる味わいに。
薫香がなくならないように最後に燻製バターを入れるのがコツで、余熱でバターを溶かす程度で充分です。
燻製バターに関連するほかの商品情報はこちら 【関連記事】
好みの香りを選んでみて
燻製バターのおすすめ商品をご紹介しました。燻製バターと燻製塩バターは料理によって使い分けると魅力を引き出せます。スモークチップの種類で違った薫香になるので好みの香りを選ぶといいでしょう。また、ポーションタイプか大容量タイプかはニーズに合わせて選ぶのがポイントです。あなたがほしい燻製バターを選んでみてくださいね。
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