S.H.Figuarts(フィギュアーツ)とは?
キャラクターフィギュアに関して多彩なブランドを展開するバンダイスピリッツの中でも、フィギュアーツがテーマとしているのは「可動によるキャラクター表現の追求」。質の高い造形や彩色に加え、自由にポーズがつけられる優れた関節機構を備えている点が魅力となっています。
ちなみに、フィギュアーツは決して仮面ライダーだけのブランドではなく、他にも「スーパー戦隊」や「スター・ウォーズ」、「呪術廻戦」などさまざまな作品のキャラクターがフィギュア化されています。「S.H.Figuarts Mini」や「真骨彫」、「フィギュアーツZERO」などの派生ブランドも多く、今後もさらにバラエティ豊かな商品展開が期待される人気のブランドの一つです。
仮面ライダーフィギュアーツの特徴
おすすめ商品紹介の前に、ここでは商品を選ぶうえでのポイントとなるフィギュアーツの特徴を3つご紹介していきます。
特徴1|リアリティのある質感とカラー
特徴2|腕や足などの関節が動かせる
特徴3|付属パーツで好みの姿にカスタマイズ
特徴1|リアリティのある質感とカラー
仮面ライダーなどの「特撮作品」のフィギュアは実在の衣装や小道具がモデルとなる分、わずかな造形やカラーの違いが大きな違和感につながってしまうことも少なくありません。しかしフィギュアーツは色や材質選びに関しても細部までこだわり抜かれており、実物をそのまま縮小したかのようなリアリティを感じられます。
例えば、子ども向けの商品では省略されがちなスーツのメッシュ部やクリアパーツの中の模様などは、対象年齢15歳以上のフィギュアーツだからこそ再現できるディテールといえるでしょう。目で見るのはもちろん、指で触ってみることでも情報量の違いを実感できるはずです。
特徴2|腕や足などの関節が動かせる
最近では食玩などのフィギュアでも一定のポージングが可能なものが増えていますが、ポーズの自由度を比較すれば差は一目瞭然です。フィギュアーツは圧倒的な可動部の多さや可動域の広さにより、変身ポーズなどの複雑で繊細な動きも自在に表現することができます。
また、近年では可動に関して「真骨彫製法」という独自開発の技術を取り入れた商品も増えています。「真骨彫製法」はキャラクターを「骨格」から造形していく点に大きな特徴があり、派手なアクションをさせてもプロポーションが崩れにくい「自然な可動」を強みとしています。
特徴3|付属パーツで好みの姿にカスタマイズ
フィギュアーツを開封した際に驚くのが、付属パーツの豊富さ。とくにハンドパーツに関しては武器の手持ち用の握り手以外にも、指さしやサムズアップといった劇中の特徴的なポーズに対応したものなど、とても多彩な付け替え用パーツが同梱されています。
さらに、商品によっては戦闘シーンを演出する武器やエフェクトの他に、コミカルなシーンを再現できる小道具がついてくるものもあります。たくさんのフィギュア-ツを集めてパーツを共有したり、組み合わせることで遊びの幅はさらに広がるでしょう。
仮面ライダーフィギュアーツおすすめ10選
ここからは実際に仮面ライダーのフィギュアーツおすすめ商品をご紹介していきます。

入門用に適した、手に取りやすい価格が特徴
これからフィギュアーツを集めたいという方の一体目に適しているのが、『仮面ライダービルド』の基本フォームを立体化した本商品。フィギュアーツは5000円を超える高価格帯の商品が多い中、ブランド10周年を記念して特別価格で発売されました。
価格が低めの商品ですが、シールなどを貼らずともすぐに遊べる手軽さや、完成度の高い造形といったフィギュアーツの魅力はじゅうぶんに体感できます。付属品はそれほど多くはないものの、劇中での決めポーズはしっかり再現できるのもうれしいところです。

圧倒的な再現度で、最新ライダーを早くも立体化
2022年放送の最新ライダー『仮面ライダーリバイス』からも、すでに主役ライダーがフィギュアーツにて発売されています。全身のメタリックなカラーリングやベルトの回転ギミックなど、特徴的な要素がしっかりと表現されており、満足度の高い商品に仕上がっています。
現在流通しているものは初回生産限定価格として定価が低く設定されているため、劇中でコンビを組む「仮面ライダーバイス」と一緒に揃えやすいのも大きな特徴です。放送終了後は高騰する可能性もあるので、購入をお考えの方は早めに手に入れることをおすすめします。


独自技術の「かつてない本物感」を楽しむなら
過去にもフィギュアーツで立体化されている「仮面ライダーBLACK」ですが、こちらは「真骨彫製法」を採用したリメイク版。各部に用いられている軟質素材の関節が、ダイナミックなアクションをより自然に見せてくれます。
ツヤのあるコーティングとざらざらとした材質を部位によって使い分け、まるで実際の撮影に使用されたスーツのような質感の違いを表現している点も魅力のひとつ。なお、武器等を持たせる穴の空いた「握り手」が付属しないため、過去に発売されたバイクに乗せられない点だけは注意が必要です。

脇役でも造形に妥協なし、愛のある仕様も◎
フィギュアーツが多くのファンに支持される理由の一つが、脇役キャラクターの商品化でも手を抜かないところ。「仮面ライダースカル」は『仮面ライダーW(ダブル)』に登場する主人公の師匠的存在ですが、フィギュアーツにおけるクオリティの面では主役ライダーにも負けていません。
たとえば、造形に関しては「真骨彫製法」により、なかにスーツアクターがいるかのような実在感のあるシルエットを実現。質感の異なる帽子やマフラーも布製と見間違うクオリティで再現されています。オプションパーツも豊富な、作品やファンへの真摯な姿勢を感じる商品です。



フィギュアーツなら人間キャラも納得の出来
仮面ライダーシリーズにはたくさんの魅力的な人間キャラクターが登場しますが、表情などの再現などにスーツとは違った技術が求められるため、立体化は決して簡単ではありません。しかし、フィギュアーツでは俳優の特徴をしっかりと捉え、高いクオリティでのフィギュア化に成功しています。
代表的な例として挙げられるのが、『仮面ライダー000(オーズ)』における主人公の相棒がモデルであるこの商品。劇中での豊かな表情に加え、ジャケットの質感なども違和感のない形で表現されています。棒アイスを模したパーツなど付属品もおもしろいものが多く、他のフィギュアーツと組み合せて遊ぶのにも適した商品です。


「仮面ライダーフィギュア」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 仮面ライダーフィギュアの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの仮面ライダーフィギュアの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フィギュアーツ以外にもフィギュアはある?
仮面ライダーのフィギュアに関してはフィギュアーツ以外にも数多くのシリーズが存在しており、それぞれに独自の特徴を備えています。例えば、「S.I.C」はトップクリエイターによる造形の美しさを強みとしており、原作とは印象の異なる大胆なアレンジが加えられた商品も少なくありません。
また、リアリティにこだわるのであれば、メディコム・トイから発売されている「リアルアクションヒーローズ(RAH)」もおすすめのブランドの一つです。他にも可愛らしいデフォルメが施された「コンバージ」「ワールドコレクタブルフィギュア」などさまざまな商品が展開されているため、欲しい商品が見つからない場合は探す範囲を広げてみるのがよいでしょう。
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フィギュアのクオリティにきっとハマる!
フィギュアーツは価格とクオリティのバランスに優れたブランドであり、ハイエイジ向けのフィギュアとしては比較的集めやすい部類に入ります。とはいえ、再販の機会は決して多いとはいえず、後年になってプレミア価格で取引される場合も多いため、気になった商品があれば思い切って購入してみることをおすすめします。
また、もし欲しい商品の発売された時期が古い場合には、真骨彫製法などによるリメイクを待ってみるのもよいかもしれません。しっかりと情報を収集してタイミングを逃さずに購入すれば、きっとお気に入りの商品に出会えるはずです!
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仙台在住。大手広告会社を退社後、フリーのライターとして活動を開始。アニメ・特撮・映画・文学・国内外におけるゲーム史・海外のインターネット文化に関して造詣が深く、趣味はプラモデル・ガレージキット制作とフィギュア収集。特にアニメロボットに関する立体物の所持数は1000体以上にのぼり、中にはプレミアにより現在の取引価格が10万円を超えるものもある。