【中学生向け】歴史参考書のおすすめ10選 問題集付きや動画視聴できるものまで
この後ご紹介する中学生向け歴史の参考書の選び方のポイントをふまえて、教育・受験指導専門家の西村 創さんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。

教科書の内容を分かりやすく解説
定期テストの点数を上げたい人におすすめです。定期テストは基本的に教科書の内容から出題されますが、教科書では歴史の叙述が平板な文章で書き続けられているため、要点をつかむのには不向きです。
教科書ガイドでは、要点と注意点、記述問題とその模範回答例が掲載されているので、理解すべきポイントがわかりやすいです。教科書と併用して学習を進めることでより理解しやすくなるでしょう。

知識の整理と理解に加えてインプットも促進
入試対策用の参考書を探している方におすすめの1冊。現役の塾講師が監修している講義テキストは、入試に必要な中学歴史のポイントが詳しく解説されているので知識の確認と整理がしやすくなっています。テキストで理解した内容を付属の整理ノートを使ってまとめ上げることで、知識の定着が図れるのもポイントです。

マンガでイメージをつかみやすい
歴史が苦手な人におすすめです。歴史上の人物がマンガで描かれているので、内容が視覚的に頭に入りやすいのが魅力。そういう意味では、いわゆる歴史マンガなどでもいいのかもしれませんが、それらは冊数が多く、読み切るのは意外と大変だったりします。
こちらの参考書であれば、コンパクトな上下巻の2冊なので抵抗感なく読むことができることでしょう。この参考書でイメージをつかんでから、教科書を読むと、その内容が頭に入ってきやすくなるはずです。

動画授業で塾に近い学習効果
塾に通っていない、または中学の途中から入塾した人におすすめです。この参考書の最大の特長は、ページ右上のQRコードをスマートフォンで読み取り、リンク先のサイトで、動画授業を受けることができる点です。
参考書自体は最小限の記載しかありません。本だけでは、単元ごとの概要をつかむにはいいですが、入試はもちろん、定期テストにも対応しきれません。しかし、動画授業を視聴することで、塾の授業を受けるのに近い学習効果が期待できます。動画は各単元10分程度、コンパクトに収まっています。

基本から発展まで、これ1冊でOK
入試対策用の参考書を探しているのなら、この参考書をおすすめします。複数の参考書を用意しなくてもこの1冊さえあれば大丈夫です。基本事項はもちろん、発展的な内容まで網羅されています。
詳細ではあるものの、フルカラーでとても見やすく、写真や図表も豊富に掲載されています。入試過去問を解き終えて答えと解説を読んでもよくわからないときに、辞書的に調べるのにも向いています。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 中学生向け歴史参考書の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの中学生向け歴史参考書の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【中学生向け】歴史参考書の選び方 教育・受験指導専門家に聞く
それでは、【中学生向け】歴史参考書の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】定期テスト対策用途であれば教科書ガイドをまず検討
【2】歴史が苦手な人は、イラストが豊富に掲載されているものを
【3】入試対策用途であれば詳細かつ読みやすいものを
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】定期テスト対策用途であれば教科書ガイドをまず検討 教科書準拠のもの
定期テスト対策用であれば、「教科書ガイド」を最初に検討すると良いでしょう。教科書の単元順、内容に沿って、要点と注意点、そして記述問題とその模範回答が掲載されています。注意点としては、学校で使用している教科書準拠のものを選ぶこと。
教科書によって、取り上げられている内容が異なります。学校の授業中に板書したノート、配付されたプリント、教科書、そして教科書ガイドの内容が頭に入れば、定期テストで9割をめざせるはずです。
【2】歴史が苦手な人は、イラストが豊富に掲載されているものを 視覚的イメージで記憶に残す
歴史が苦手な人は、イラストが豊富に掲載されているものを選びましょう。歴史が苦手な人の共通点として、人物や建物、当時の暮らしの雰囲気などのイメージが湧かないことが挙げられます。
イラストによる印象は記憶に残りやすいものです。イラストが豊富な参考書で、視覚的なイメージをつけた後に、教科書などで文字情報中心の学習をすると、記憶が確かなものになります。
【3】入試対策用途であれば詳細かつ読みやすいものを 過去問を解いた後の確認用に
入試対策用に参考書を選ぶのなら、詳細さは外せない条件です。ただし、詳細であればあるほど、読みづらくなりがちです。自分にとって読みやすい参考書であるかを確認しましょう。
ちょうど今勉強している時代のページを見れば、読みやすいかそうでないかはすぐにわかるはずです。入試問題の過去問を解き終えた後、知識がおぼつかない事項を確認するための実用書として選んでください。
そのほかの中学生向け参考書関連の記事はこちら 【関連記事】
テストか高校入試か、目的に合わせて選ぼう
苦手を克服するため、定期テストで点数を取るため、入試で点数を取るため、目的によって選ぶ参考書が変わってきます。まずは用途を明確にしたうえで、参考書を選びましょう。
紹介したものはそれぞれの目的別に、ベストだと思えるものを紹介しました。購入した後は、とにかく1冊を熟読して、内容を頭に入れてください。
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早稲田アカデミー、駿台、河合塾Wings等で指導歴25年、指導生徒3,000人以上。 大学入学と同時に栄光ゼミナールや明光義塾で講師のアルバイトを始める。 新卒入社の早稲田アカデミーでは入社初年度に生徒授業満足度全講師中1位を取り、社長から表彰される。 駿台ではシンガポール校講師を経て、社歴80年初の20代校長として香港校校長を務め、過去最高の合格実績を出す。 河合塾Wingsでは入社後11年間、生徒の授業満足度全講師中1位、講師研修や保護者セミナーなども運営。 また、編集プロダクション運営、All Aboutの教育・受験ガイド、教育・受験情報webメディアのコンテンツ執筆・編集、全国の中学校・高校でのセミナー講演、書籍執筆などに携わる。 書籍出版10冊(KADOKAWA、PHP研究所他)は全て重版更新中、累計14万部突破。 テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演、掲載多数。 「にしむら先生 受験指導専門家」としてYouTube配信中。