Fireタブレットはどんなタブレット?
FireタブレットはECサイトAmazonが提供するタブレット端末です。2011年に先行して販売されていた電子書籍用端末「Kindle」にタブレットの機能を付与したモデルとして「Kindle Fire」が登場しました。
当初は7インチのモデルだけでしたが、今では3タイプのサイズ製品が登場しています。Amazonのサービスである電子書籍やプライムビデオなどを楽しめる工夫をほどこされているのがこのタブレットのポイントです。
Fireタブレットを選ぶポイント
ここからは、実際にFireタブレットを選ぶときのポイントを紹介していきましょう。Fireタブレットでできる機能は多く、動画や音楽、ゲーム、仕事など使い方から考えていきます。主に下記のポイントを確認してみてください。
【1】ディスプレイと重量で選ぶ
【2】動作がもたつかないスペックで選ぶ
【3】ストレージ容量で選ぶ
【4】音楽を聴くならスピーカーもチェック
【5】子ども用にはキッズモデルもラインナップ
【1】ディスプレイと重量で選ぶ
Fireタブレットでは、電子書籍や動画、音楽などの内容をアプリで楽しめます。それぞれの方法で見え方や楽しみ方が変わるので、自分に合ったディスプレイの大きさや持ち運びしやすい重さなども変わってきます。
ここでは、それぞれの使用方法から考えたディスプレイと重さによる選び方、フィットする製品についてお話しましょう。
▼映画などを楽しむならFireHD10Plus
プライムビデオでは、フルハイビジョンの動画がたくさん配信されています。動画を楽しむためにタブレットを選ぶなら画質にこだわりましょう。Fireタブレットのなかでも、FireHD10 Plusは動画に向いている仕様になっています。
画面もフルハイビジョンに対応しているので、迫力ある動画を楽しむことができます。タブレットなので場所も選ばないのもよいポイントです。
【2】動作がもたつかないスペックで選ぶ
動画や音楽のネットサービスを使っていて、途中で動作が止まってしまうことありませんか。いろいろ作業したいときに起こったりするとイラつきのもとになりますよね。そうならないようにFireタブレットのスペックも確認しておきましょう。
タブレットにさせたい動作によって、スペックが選べて、コストを調整できるのもFireタブレットの選ぶポイントになります。
【3】ストレージ容量で選ぶ
移動が多くて、Wi-Fiをいつも使えない人はストレージが多いモデルを購入しましょう。基本としてFireタブレットはHDであれば32GB・64GBストレージを選べます。迷わず64GBを選ぶといいでしょう。Fire7では16GBモデルもあります。
もしそれでもストレージが不足する場合にはmicroSDカードを入れられるスロットがあるので利用しましょう。製品によりますが、1TBのSDカードまで対応しているので入れておけば心配はないでしょう。
▼負荷が大きい作業があればHDを選ぼう
タブレットと使う理由としてビジネス用にさまざまな作業をしたいという人もいるでしょう。そんなときにはHDモデルを選ぶのがよいです。HDモデルはタブレットの脳ともいえるCPUというパーツがオクタコア(8コア)になっており、動作をスムーズに処理します。
ビジネス用に特化した文書・表計算ソフトに対応したセットモデルもあるので検討してみるのもよいでしょう。
▼FireHD8以上の製品ならゲームモード搭載
Fireタブレットでゲームをメインに楽しみたいと考えている人は、FireHD8以上の機種を検討してみてください。HDシリーズにはゲームに集中できるゲームモードという機能がついています。
ゲーム中に通知などがくると集中力が途切れてしまうことがありますが、ゲームモードにすると通知などをしないようにしてくれるなどの対応をしてくれます。
【4】音楽を聴くならスピーカーもチェック
タブレットの使用方法でイヤホンでなくタブレットスピーカーを使って、音楽を聴く人も少なくはないでしょう。アマゾンミュージックを使えば、いろいろなジャンルを好きなだけ聞くことができるので作業場での再生機器として使えます。
タブレットのメリットは動画などを見ることを考えてこだわりのスピーカーが装備されているので、この音質は利用しないと損ですね。
【5】子ども用にはキッズモデルもラインナップ
絵本を読むことや学習などを目的に子どもへタブレットに与えたいと考えているなら、キッズモデルのFireタブレットを選んでみてください。初期設定などで使用する年齢範囲を設定するだけで、子どもにあったアプリなどを設定してくれます。
知育のゲームアプリや絵本・児童書が楽しめるAmazon Kids+が購入してから1年間フリーで使用可能です。利用時間の設定も可能なので15分ごとで終わらせるように設定できます。親のスマホと連動させて使用状況も監視もできます。
子どもは突然機械を投げたりして、故障・破損する可能性も高いです。しかしAmazonでは2年間の保証期間を設けてあるので期間内であれば取替えができます。
Amazonのサービスを満喫することに特化 エキスパートからのアドバイス
Amazonのタブレットは用途を絞って選ぶ商品です。例えば、Amazonが展開している読書アプリや動画視聴アプリでエンターテイメントが楽しめます。
逆に、オフィス用途や動画編集には向いていません。iPadと比較すると安価な分、スペックは控えめだからです。また、Kindleシリーズは読書のためのタブレットで、漫画や活字本が快適に読める画面を備えています。
Fireタブレットおすすめ6選
それでは、Fireタブレットのおすすめ商品をご紹介いたします。機体ごとにもそれぞれに特徴があるので、使えるポイントをこまかくお話していきます。自分の生活のなかでどのFireタブレットが似合うのかをスペックを見ながら選んでみてください。
フルHDディスプレイの10.1インチで見やすい
2021年に登場した第11世代の製品になります。まえの製品よりも10%明るい表示になった10.1インチのフルHDディスプレイによって、映画や動画、電子書籍が見やすくなりました。
12時間のもつバッテリーで電源を気にせずに一日使うことができます。AIのAlexaも搭載しているのでハンズフリーでAlexa対応家電を動かすことも可能です。
OS | FireOS7 |
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CPU | 2.0GHz オクタコアプロセッサ |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32/64GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 10.1インチ、1080pフルHDディスプレイ(1920x1200) |
重量 | 465g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラ |
OS | FireOS7 |
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CPU | 2.0GHz オクタコアプロセッサ |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32/64GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 10.1インチ、1080pフルHDディスプレイ(1920x1200) |
重量 | 465g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラ |
『Fire HD 8 Plus』は、「Amazonのタブレットが欲しいがどうしても10インチは置くスペースがない」場合ならアリ。ただし画面は非フルHD、CPUが非オクタコアな点に注意が必要です。
ゲームモードを初めて搭載したモデル
FireHD8にワイヤレス充電の機能などが”Plus”されています。充電スピードも速く、4時間でフル充電できます。FireHDタブレットシリーズではじめて、ゲームモードを搭載した製品になっていて、集中して遊びたいゲーマーへの配慮が感じられます。
1200×800のHDディスプレイに映し出されるゲーム画面を通知を気にせず、楽しめる端末になっています。
OS | FireOS7 |
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CPU | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32/64GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 8インチ、HDディスプレイ(1280x800) |
重量 | 355g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラなど |
OS | FireOS7 |
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CPU | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32/64GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 8インチ、HDディスプレイ(1280x800) |
重量 | 355g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラなど |
小型でポケットにも入る手軽なモデル
最初に登場した「kindle Fire」のサイズを継承する製品で、B6サイズの筐体に7インチのIPSディスプレイを搭載しています。HDシリーズとはスペックは違いますが、負荷の大きい動作をさせなければさくさくと使えます。
動画をどんどんみるような使い方よりもAlexaを使って天気や音楽などを掛けることに向いています。生活の一部を手助けしてくれる端末と考えるとよいでしょう。
OS | Fire OS7 |
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CPU | 1.3GHz クアッドプロセッサ |
メモリ | 1GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:16/32GB、512GBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 7インチ、IPSディスプレイ(1024x600) |
重量 | 286g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、内蔵スピーカー、フロント・リアカメラ |
OS | Fire OS7 |
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CPU | 1.3GHz クアッドプロセッサ |
メモリ | 1GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:16/32GB、512GBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 7インチ、IPSディスプレイ(1024x600) |
重量 | 286g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、内蔵スピーカー、フロント・リアカメラ |
学習にも使える大型のキッズモデル
子どもが小学生ぐらいになって勉強などにもタブレットを使っていきたいと考えている人におすすめしたいのがキッズモデルです。FireHD10とほぼ同じ仕様ですが、キッズカバーなどがついているので破損などのリスクを避けられるようになっています。
小学生の高学年になるとタブレットの使い方も慣れて、使用時間が長くなることが懸念されます。そんなときにもペアレンタルコントロールを使えば、利用時間設定を使って、15分単位で管理することもできます。
遠隔でのペアレントダッシュボードによるロックも可能です。
OS | - |
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CPU | 8コアプロセッサ - 2x Arm Cortex-A76 (最大2.05GHz) |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 10.1インチ、1080pフルHDディスプレイ(1920x1200) |
重量 | 670g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラ |
OS | - |
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CPU | 8コアプロセッサ - 2x Arm Cortex-A76 (最大2.05GHz) |
メモリ | 3GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 10.1インチ、1080pフルHDディスプレイ(1920x1200) |
重量 | 670g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラ |
動画だけでなく、絵本を読む年齢でつかえる端末
すこしずつ字をおぼえはじめて、絵本を読めるようになってきた子どもに使ってほしいモデルです。8インチの画面は文字が見やすく、かつ本のようにもってページをめくることもできるので本を読む動作もおぼえられます。
スペックとしては、FireHD8とほとんど変わらないので、動画や音楽などもクリアに楽しむことができます。
OS | - |
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CPU | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ |
メモリ | 2GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 8インチ、HDディスプレイ(1280x800) |
重量 | 550g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラ |
OS | - |
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CPU | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ |
メモリ | 2GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:32GB、1TBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 8インチ、HDディスプレイ(1280x800) |
重量 | 550g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー、フロント・リアカメラ |
小さな子どもでも持ちやすい軽量モデル
キッズモデルのなかで小さく、軽量なモデルになります。モノに触れたりすることが楽しくなってきた子どもに向いているモデルといえます。画面は7インチあるので知育用アプリを開いても問題なく遊べます。
動画再生もほかのタブレット同様にできるので、手振りのある歌などをみせることで子どもの成長にも役立つ端末になってくれるでしょう。
OS | - |
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CPU | 1.3GHz クアッドコアプロセッサ |
メモリ | 1GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:16GB、512GBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 7インチ、IPSディスプレイ(1024x600) |
重量 | 286g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、内蔵スピーカー、フロント・リアカメラ |
OS | - |
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CPU | 1.3GHz クアッドコアプロセッサ |
メモリ | 1GB RAM |
ストレージ | 内部ストレージ:16GB、512GBまでのmicroSDカード対応 |
画面サイズ・画素 | 7インチ、IPSディスプレイ(1024x600) |
重量 | 286g |
そのほか仕様 | Wi-Fi内蔵、3.5mmステレオジャック、内蔵スピーカー、フロント・リアカメラ |
「Fireタブレット」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 通販サイトのFireタブレットランキングを参考にするの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での通販サイトのFireタブレットランキングを参考にするの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのタブレットに関する記事はこちら 【関連記事】
Amazonサービスのヘビーユーザーに
Amazonのネットサービスを多く利用している人であれば、Fireタブレットはひじょうに使い勝手のいい端末です。Kindleとは違い、電子書籍も読めて、ネットサービスも利用できることがたくさんできるメリットがあります。
大人だけでなく、子どものことも考えた仕様も準備されているところもポイントです。コストパフォーマンスもよいので、ぜひFireタブレットを購入して、家族みんなでネットサービスを楽しみましょう。
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