産後に円座クッションが便利な理由は? 会陰切開のキズや腰痛にも!
出産後のママの体は、思った以上にダメージを受けています。腰まわりに痛みや違和感がある、会陰切開や会陰裂傷のキズが痛む、痔になる・悪化するなど、さまざまな形で体にあらわれているのではないでしょうか。
本来であれば、体を休めることに専念したいところですが、出産と同時に赤ちゃんのお世話がはじまるため、ケアする時間がないというケースがほとんどでしょう。
円座クッションは中央に穴が開いたドーナツ型をしている座布団のこと。リングクッションやドーナツクッションと呼ばれることもあります。通常どおりの座り方でも、デリケートゾーンの刺激を最小限に抑えるアイテムです。円座クッションを使うことで腰まわりのサポートと会陰部の保護や痔のケアをすることができ、悪化を防ぐことにつながります。
【先輩ママ口コミ】円座クッションはいる?いらない?
先輩ママは円座クッションを使用したのでしょうか。確認してみましょう。
円座クッションがなければ座れない!
産後、会陰切開のキズと産前からの痔がとにかく痛くて、円座クッションがないと座れないほどでした。はじめは円座クッションでも痛かったのですが、穴の上にまっすぐお尻をのせる座り方なら比較的らくに座ることができました。
値段を抑えたかったので、旦那に頼んで近くのニトリに行ってもらったのですが売り切れ中で、最終的に西松屋でゲットしました。これほど円座クッションが必須アイテムになるとは、妊娠中は思いもしませんでしたね。即購入して、当面の間ずっと愛用していました。(Kさん/8カ月男の子)
痛みはなく買ったけど活躍しなかった
育児書の出産前の準備品リストのなかに円座クッションがあったため、産後必要になるのかと思い購入しました。しかし、急遽帝王切開になったためか、帝王切開の痛みはありましたが腰や会陰部に痛みはなく、円座クッションは使用しませんでした。
絶対必要というわけではなく、産院でも貸出してくれるため、必要であれば産後に購入したり、バスタオルなどで代用したりするのもいいかもしれません。(Sさん/5カ月女の子)
産後用円座クッションの選び方
産後用円座クッションは、どんな点に注意して選べばいいのでしょうか。
産後の体の悩みに合わせて硬さで選ぶ 産後の会陰切開や痔、腰痛など
円座クッションでまず注目したいのは、かたさです。やわらかすぎる円座クッションの場合、お尻が沈んで座面に痛いところがあたってしまう可能性があるでしょう。反対に円座クッションがかたい場合、長時間座ると触れている部分が痛くなったりしびれたりして辛くなってしまうこともあります。
おすすめなのは、ある程度弾力性がある、低反発もしくは高反発の円座クッション。低反発・高反発それぞれの特徴は、次の見出しで解説します。
低反発
ウレタンフォームなどの素材が使われており、手で押すとゆっくりと沈むのが低反発クッションです。円座クッションはふんわりとした低反発素材のものが多く、スタンダードともいえるでしょう。
お尻にしっかりフィットすることで体重を分散する効果があり、腰まわりにかかる負担を減らすことに加え、腰が伸び正しい姿勢をキープすることにもつながります。ただし、長時間使用しているとお尻が沈みこみ、座面にデリケートゾーンがあたってしまうこともあるでしょう。
低反発の円座クッションがおすすめなのはこんな人!
・会陰切開のキズが痛む
・姿勢をよくしたい
・デリケートゾーンが気になる
高反発
低反発クッションと同じくウレタンフォーム素材を使用していますが、高密度で入っているため手で押して離すとすぐに戻るのが高反発クッションです。長時間座っていてもへたりにくく、通気性がよくムレにくいでしょう。
ただし、お尻にはフィットしないことによりかたく感じることもあるため、デリケートゾーンが痛いときには注意が必要です。
高反発円座クッションがおすすめなのはこんな人!
・かたい座りごこちが好き
・体格がよく体重がしっかりある
患部にクッションがあたらない「穴の大きい」タイプを
円座クッションの穴の大きさも、チェックしておきたいポイントです。穴が大きすぎるとデリケートゾーンが座面についてしまい、円座クッションとしての意味をなさないかもしれません。反対に小さすぎると、傷口に触れやすくなってしまい、痛みを感じたり悪化したりということもあるでしょう。
どちらの大きさがいいかは使う時間や方法によっても異なりますが、産後のママにおすすめなのは穴の大きめな円座クッションです。
クッションに傷口をあてないように座るのは、意識しないとなかなかむずかしいもの。産後は子どものお世話で何度も立ち上がる必要があり、座るたびに調整するのは面倒です。傷口ができるだけクッションに触れにくい穴の大きめのタイプやU字型タイプなら、負担を最小限に抑えることができるでしょう。
持ち運びできるものもおすすめ 折りたたみができると使いやすい!
車に乗る、外出先でも使いたいといった場合には、持ち運びができるタイプの円座クッションが便利です。兄弟がいるママの場合、産後でも公園に行かなければならないこともあるかもしれません。そんなとき、公園のかたいベンチでも、円座クッションがあれば重宝します。折りたためない場合でも、小さめサイズを選ぶと邪魔にならず持ち運びできるでしょう。
清潔に保てるものを選ぼう 使用頻度が高いなら
円座クッションに限らず、汗などで汚れるクッションは定期的に洗って清潔にしておきたいもの。産後1カ月ほどは長時間円座クッションに座っていた、なんてこともあるアイテムのため、定期的に洗える円座クッションを選ぶのがベストです。
カバーが取り外しできる、本体をそのまま洗えるといったものを選べば、きれいな状態をキープしやすくなるでしょう。また、洗っている間使えなくて困る!といったことも考えられるため、メッシュなどの乾きやすい素材を選ぶと安心です。
産後用円座クッションのおすすめ10選 人気のニトリや西松屋など! 硬めの素材も
産後の円座クッションにおすすめの商品をチェックしていきましょう。
現役助産師推薦!機能性の高い円座クッション
◆ちょうどいい弾力で体が沈みこまない!耐久性も抜群の高反発素材
◆楕円のドーナツ型なので傷口にあたりにくい
◆軽量なうえ持ち手がついているため、持ち運びにもおすすめ
◆取り外し可能なカバーがついており、いつでも清潔に使える
カジュアルなデニム素材でインテリアにも使える!
◆表面は綿100%、中はポリエステル100%のクッション素材
◆ネイビーのデニムとストライプのリバーシブル仕様でおしゃれ
◆丸ごと手洗いができるので汚れたときにも安心
◆インテリアになじむシンプルさで産後以降も長く使える
整骨院の院長推薦!産後のママをサポート
◆高反発素材で産後のママのためのほどよいかたさを実現
◆楕円形の穴になっており、傷口に触れにくい仕様
◆前面傾斜で太ももに負担がかからないため、長時間座った姿勢でも楽ちん
◆乳幼児に対する安全基準もクリアしており安心
病院でも愛用!痛みを和らげるためのクッション
◆痛みが出にくいよう考えられた分厚さとかたさ
◆U字型なので円座クッションよりも傷口にあたりにくい
◆クッションが開くのを防ぐベルトつきで調整も可能
◆ビニールレザーなのでアルコールを含ませた布で拭くだけできれいにできる
リバーシブルできるから、季節ごとの使い分けが可能
◆カラー展開も豊富でインテリアに合わせて選べる
◆もちもちの低反発のクッションがおしりと骨盤をやさしくサポート
◆2層の低反発ウレタンチップ&シートがやさしい座り心地を実現
外出時に便利! 折りたたみ可能な円座クッション
◆お尻と腰にやさしい立体構造
◆持ち運びができるから外出時や車の中でも使用できて便利
◆長時間座ったとしても、お尻と腰に優しい
◆低反発・高反発ウレタンで骨盤を前後左右からしっかり支えてくれる
円座クッション以外にも背もたれとして使える
◆低反発のウレタンフォームが、正確にゆっくり確実に体の重心をとらえ、お尻や骨盤の形に合わせて変形
◆長時間でも、座りやすく、疲れにくく快適に過ごせる
◆カバーは取り外し可能で洗濯して清潔に使い続けられる
◆お尻に敷くだけでなく背もたれとしても使用可能
プチプラ価格がうれしい!低反発円座クッション
◆低反発素材なので、お尻にしっかりフィット
◆姿勢が安定し腰や背中の負担を和らげる
◆骨盤もサポートしてくれる設計だから、産前産後長く使用できる
◆西松屋ならではの購入しやすい価格もうれしいポイント
女性の体に合わせて設計!低反発円座クッション
◆男性用と女性用があり、それぞれ人間工学により設計されている
◆正しい姿勢で座ることができるため、骨盤矯正にもなる
◆通気性抜群!メッシュ生地のカバーつき
◆太ももにフィットするためバランスよく座ることができる
楕円形×ほどよいかたさ!高反発円座クッション
◆体が沈みこみにくいモチモチの高反発素材で体圧を適度に分散
◆穴が楕円形で傷口にあたりにくい
◆通気性の穴がついたベルベット生地カバーつきでカラバリも豊富
◆乳幼児製品の基準値をクリアしているので安心して使える
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 円座クッションの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの円座クッションの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
産後用円座クッションは別のもので代用できる?
「妊娠中は不要だと思っていて用意しておらず、手もとになかった」「産後の短い期間しか使わない円座クッションをわざわざ購入したくない」そんなママは、ほかのもので代用していたという口コミもありました。円座クッションの代用品として使えるおすすめアイテムは、【バスタオル】や【授乳クッション】。ネックピローを使ったという声もありました。
◆バスタオルの場合、ねじって円形に整えることで、円座クッションの代わりになります。タオルの置き方や素材で、自分にちょうどいい状態に調整できるのが大きなメリットです。値段も安いうえ確実に使うため、追加購入しても痛くないのがうれしいポイント。
◆U字型で穴の開いた形になっている授乳クッションを円座クッションの代わりにしていたというママもいました。円座クッションが不要になっても、授乳クッションはしばらく活用できるのもポイントです。
バスタオルのほうが座りやすかった!
助産師さんに教えてもらったのは、バスタオルを円座クッション代わりにする方法。バスタオルの厚みや素材、穴の大きさを自分好みに調整できるので、傷口を避けやすかったです。タオル地ではちょっとかためだったので、マイクロファイバー素材のものを使っていました。円座クッションも試しましたが、私は円座クッションよりもバスタオルのほうが座りやすかったかも。洗いやすいし痛みが治まったらタオルとして使えばいいし、おすすめです。(Mさん/1歳女の子)
しっかり素材の授乳クッションなら代用しやすい
へたりにくいしっかり素材の授乳クッションを使っていたので、試しに円座クッションとして代用してみました。厚みがあるので座りここちにも問題はなく、傷口があたらず助かりました。円座クッションが届くまでの代用だったため、一時しのぎにちょうどよかったです。形状ややわらかさにもよりますが、一度試してみるのもいいかもしれません。(Kさん/7カ月男の子)
ナチュラルでかわいい!洗える授乳クッション
◆ガーゼ素材で丸洗いできるので清潔に使える!替えカバーもあり
◆おすわりの練習や大人のうつぶせ寝枕にも使える
◆ナチュラルでシンプルデザインなのでインテリアにもなじむ
◆綿が厚くしっかりしているのにコスパ抜群
産婦人科共同開発!へたりにくい授乳クッション
◆産婦人科との共同開発により授乳に最適なサイズ感
◆綿の出し入れにより、ボリューム調整も思いのまま!予備の綿もあり
◆クッションにマチがあるので安定感がありへたりにくい
◆抗菌・抗ウイルス加工が施された、おしゃれな柄のカバー
「円座クッション」のおすすめ商品の比較一覧表
円座クッションの正しい使い方・座り方
円座クッションの座り方によっては、腰の違和感の原因になったり、痛みがひどくなったりすることもあります。正しい使い方を把握しておきましょう。
中心の穴の上にしっかり座ること意識して
円座クッションで意識したいのは、中心にある穴の上に座ることです。バランスよく座ることにより体重が分散し、腰まわりの安定につながります。円座クッションの中央に座ることで、傷口が座面にあたらず座ることができるでしょう。
円座クッションの上に深く座る
円座クッションの上には、浅くではなく深く座るようにしましょう。深く座ることで、背筋がしっかりと伸びるのを感じられるはず。姿勢よく座ることが、長時間座った状態でも疲れにくくなるポイントです。
【関連記事】産前産後に便利なアイテム
マイナビおすすめナビでは、円座クッション以外にも、体型戻しや抱き枕、お風呂グッズなど、産前産後に役立つおすすめの商品を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
産後の辛さを円座クッションで和らげて
産後の腰やお尻の痛みは、円座クッションで緩和することができます。また、正しい姿勢で座るサポートにもなり、腰まわりの違和感の解消にもつながるかもしれません。骨盤矯正にも役立つため、産後はもちろん長く愛用するのもおすすめです。自分にぴったりの円座クッションを見つけて、産後の体を労わってあげてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「ベビー・キッズ」カテゴリー担当。ベビーカー、チャイルドシート、おもちゃ・知育玩具、出産準備グッズ、保育園グッズがメイン。育児と日々の生活に忙しいママ目線での神グッズ選びに自信あり。鋭い目線で商品を見極め、少しでも日々の生活が豊かになるものを紹介すると誓う1児のママ編集者。