多機能ナイフとは アウトドアシーンにはマストアイテム
多機能ナイフとは、「マルチツール」や「十徳ナイフ」とも呼ばれ、ナイフやのこぎり、はさみとしても使えるので、ひとつ持っておくとさまざまな使いができる便利なアイテムです。
日常生活はもちろんのこと、キャンプやBBQなどのアウトドアシーンでは大活躍すること間違いなしです。注意点として、正当な理由がなく刃物を持ち歩くことは禁止されているので使用する時のみ持ち歩くようにしましょう。
【動画】ビクトリノックス「スーパーティンカー」使ってみた! 切れ味は? 使い勝手は?
ネット通販の口コミで評価の高いビクトリノックス「スーパーティンカー」を使って、その切れ味や使い勝手を試してみました。ぜひ多機能ナイフ選びの参考にしてみてください。
マルチツールナイフの選び方 シーン・サイズ・機能など
ここからは、山岳写真家・新井裕介さんにお話をうかがい、マルチツールナイフを選ぶときのポイントをご紹介していきます。
使うシチュエーションで選ぶ
マルチツールナイフを選ぶときにはどのようなシチュエーションで使うかがポイント。シチュエーションによって使用する機能が異なります。
たとえばキャンプで使うのなら、ブレードやノコギリ機能が必要です。ガレージで修理などに使うなら、ドライバー系のツールが役立ちます。
マルチツールナイフのなかには、精密な工具まで含まれているもの。いろいろな機能のものがあるので、選ぶときはまず使う場所を考えてください。
あれもこれも盛り込むよりも機能をしぼる
マルチツールナイフの魅力はいろいろなツールが入っていることでしょう。しかし、実際に使用するツールは限られていることが多く、使用しないツールも出てきます。必要なツールを検討せずにみた目の豪華さで選ぶと、宝の持ち腐れになってしまうことも。
初心者の場合は、シンプルに必要なツールがそろっているマルチツールナイフを選んでください。使っているうちに必要な機能がわかってくるので、それから多機能のものを選んでも遅くありません。
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
マルチツールナイフにはフィッシングに特化したもの、ツーリング、スノーボード、キャンプと目的別にラインナップがあります。もちろんさまざまな用途に使える機能を備えたものもありますが、それぞれのシーンごとに使い分けるのがベストです。
汎用性の高いものは、ナイフの装備されていないマルチツールを別途加えるのもありです。まずはベースとなるナイフ装備のあるものから選びましょう。
マルチツールナイフは小さな工具箱のようなもの
アウトドアで使うナイフには主に次の3つのタイプがあります。今回の多機能ナイフのように、複数の機能が搭載されたもの、料理や薪割りに使用できるものなどがあり、それぞれ特徴がありますので用途で選ぶのがよいでしょう。
シースナイフ
折りたたみができない丈夫なナイフ。包丁の代わりに料理で使うこともできる。
フォールディングナイフ
折りたたみ式。デザインや素材にこだわったモデルが多い。
マルチツールナイフ
アウトドアだけでなく普段の生活でも役立つツールが搭載された多機能ナイフ。十徳ナイフとも。
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
多機能とはいえ、本格的な作業工具には及びませんが、それ1本である程度の作業がこなせる工具箱のようなものです。まさにアウトドアには最適のナイフと言えます。
ナイフには大きく次の3種類があります。使うシーンを考えて選ぶとよいでしょう。
使いやすいサイズで選ぶ
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
マルチツールナイフは多機能ゆえによくばりになりがちです。そこで扱いやすいサイズを選ぶのもポイントです。手のひらでしっかりと握り込め、力が入る太さであり、手のひらの長さを超えないブレードを有したものがナイフを選ぶうえで重要な条件です。
しかし、マルチツールナイフはメインナイフとして使用することは少なく、ブレードの長さが6cm以下でもじゅうぶん。このサイズを基準に必要な装備を賢く選択していくのが、使いやすいマルチツールを選ぶポイントです。
タイプ別に選ぶ
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
レザーマンタイプのようにツールがメインになっているものは、ハンドルに力を加えても安定して操作が可能な金属のものが多いです。ビクトリノックスタイプはナイフメインな形状になっており、ナイフの取り回しもいいです。
モータースポーツのクロスカントリーなどをする場合は、レザーマンタイプがあると便利です。ウッドクラフトやキャンプの場合はビクトリノックスタイプに軍配が上がるでしょう。バイクや車、アウトドアギアのメンテナンスなどをするなら、ツール要素のあるタイプを。キャンプや登山釣りをするならナイフメインで選ぶのがおすすめです。
マルチツールでもナイフ持ち運びには細心の注意を
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
銃刀法では刃渡り6cm以下のナイフは携帯してもいいとされていますが、目的が明確な場合のみに限られます。例えば小型のキーチェーンに取り付けられるものであっても、目的が明確ではない場合は違反の対象や没収、一時預かりという処置が取られる場合もあります。
刃物の持ち運びには細心の注意を払って管理すべきです。常時持ち歩くのは避けるようにしてください。
アウトドアの装備は「たし算」ではなく「ひき算」が大事 山岳写真家のアドバイス
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
あれもこれも望んでしまうと使いにくくなってしまうことが多いマルチツールナイフですが、自分のプランに合わせた最低限のチョイスをしていればおおむね使い切ることができます。
アウトドアの装備は、「たし算」ではなく「ひき算」的な考え方をしたほうがいいでしょう。ない機能は、そのツールを工夫して使えるようになることが大切です。一つひとつのツールを使い切ることを前提に選ぶようにすれば、旅や冒険をともにできるツールになるでしょう。
マルチツールナイフおすすめ10選 機能・携帯性もチェック!
上で紹介したマルチツールナイフの選び方のポイントをふまえて、実際に山岳写真家・荒井裕介さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

Photo by Alexander Andrews on Unsplash





Bibury『5-IN-1多機能ナイフ』
「マルチツール・多機能ナイフ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする マルチツール・多機能ナイフの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのマルチツール・多機能ナイフの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
多機能ナイフに関するそのほかの商品 【関連記事】
まとめ
今回は多機能ナイフの10商品をご紹介しました。
多機能ナイフには、さまざまなタイプがあります。サイズや機能性など、ポイントを絞ってチェックすることで、用途にあった多機能ナイフが見つけやすくなりますよ。
ご紹介した内容を参考にして、アウトドアシーンに持っていきたくなるような多機能ナイフを選んでみてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。