「正座椅子」のおすすめ商品の比較一覧表
正座椅子とは?
正座椅子とはその名のとおり、正座するときにサポートしてくれる椅子やクッションのことです。足が痺れたり、痛くなったりと、長時間正座を続けることに苦痛を感じる方も多いのではないでしょうか。
正座椅子を使えば、体重を椅子部分に分散することができるので、楽に正座の姿勢を続けることができます。急な法要などに備えて、事前に準備しておくといいでしょう。
しびれや長時間の正座対策に
法要などで長時間正座を続けて足がしびれてしまったけれど、多くの人が集まっているためなかなか足を崩すことができない、というような経験がある方におすすめなのが正座椅子です。
正座椅子を使用することで足にかかるはずの体重が椅子に分散され、かんたんに正座を続けることができます。普段正座をする機会が少ない人も、いざというときのためにマナーとしてひとつ持っておくといいでしょう。
長く集中力を持続させたいさせたい方へ
背筋を伸ばし、正しい姿勢を取ることは集中力アップに繋がります。逆に、脳への酸素供給が減ってしまう猫背を続けると集中力が低下するので注意しましょう。
正しい姿勢をキープできる正座は、見た目に美しいだけでなく、肩こりや腰痛、集中力など身体面にとってメリットがたくさんあります。長く集中力を持続させたいときにおすすめの座り方です。
正座がおすすめの理由
現在では洋室が増え、正座をする機会が減っている方も多いかもしれませんが、正座をすることで、おもに身体面にたくさんのメリットがあります。
姿勢を正し、腰に負担がかかりにくい
正座をすることによって腰の位置が安定し、そのうえの背骨をきれいなS字カーブにキープすることができます。しっかり背筋が伸びるので、ほかの座り方よりも腰に負担がかかりにくいのが特徴です。
また、両足に均等に力が加わることで、筋肉や関節も均等にしてくれます。普段から片方の足に寄りかかったり、足を組んだりする癖のある人は、生活の中に正座する時間を取り入れるといいでしょう。
体の歪みを整える、腰痛の方にもおすすめ
両足に均等に力が分散される正座は、腰痛の方におすすめです。横座りは骨盤が歪みやすく、あぐらは猫背になりやすいなど、ほかの座り方だと体の歪みや腰痛につながる可能性が高くなります。
正座で姿勢を正すことによって、体の歪みを整えることが期待できます。長時間の正座に抵抗がある人は、正座椅子を使用して短時間からはじめてみるといいでしょう。
正座椅子の選び方
正座椅子には機能性やデザイン、タイプなど選ぶポイントがたくさんあります。ここでは正座椅子の選び方について紹介します。
種類で選ぶ
正座椅子の形や素材は商品によって異なります。使用シーンや好みによって種類も変わるため、しっかりチェックしましょう。
スタンダードで安定の「椅子タイプ」
座面に足のついた椅子タイプは、正座椅子のスタンダードな形です。高さの低い椅子のような見た目で、座面の下に足を入れて使用します。
座った形がしっかり正座をしているように見えるので、フォーマルなシーンでも使いやすいのがポイント。体重を座面でしっかり支えることができ、安定しているものが多いため、迷ったら椅子タイプを選ぶといいでしょう。
豊富なデザインの「クッションタイプ」は日常使いに
足でクッションを挟みながら座るのが、クッションタイプです。正座椅子としてだけでなく、枕や座布団として使え、使い勝手がいいのが特徴です。
形やデザインのバリエーションが豊富なのもポイント。部屋の雰囲気に合わせて、自分好みのものを見つけることができるでしょう。法要などには向きませんが、日常使いとしてはぴったりの正座椅子です。
長時間でもらくらく「背もたれ付きタイプ」
背もたれの付いた正座椅子は、スタンダードな椅子タイプよりも安定感があるのが特徴。背もたれがあることでらくに姿勢をたもつことができるので、長時間正座をする場面にも使いやすいタイプです。
背もたれの大きさや高さが商品によって異なるので、自分の体の状態や使い方の好みに合わせて、しっかりチェックしておくといいでしょう。
収納できる「折りたたみタイプ」
折りたたんで収納できるタイプは、使用しない日にコンパクトにしまっておけるので人気となっています。法要など特別な日にしか使用しない家庭におすすめです。
サイズが小さい折りたたみタイプの正座椅子のなかには、携帯できるものもあります。自宅だけでなく外出時にも正座椅子を使う予定のある方は、合わせてチェックしておきましょう。
高さや重さなど「スペック」で選ぶ
正座椅子を使用する人の体格や年齢、場所などによって重視するスペックが異なります。
座面の下に足を入れるタイプは「高さ」をチェック
椅子タイプの正座椅子は、座面の下に足を入れて使用するため、床から座面までの高さが重要になってきます。しっかり両足を入れられる空間があるか、購入前に確認が必要です。
正座椅子のなかには、床から座面が高いものや自分で調節可能なものもあります。男性や体格の大きい方は、あらかじめチェックしておきましょう。
持ち運びや安定感を考えて「重さ」をチェック
正座椅子は1kg未満のものから3kgほどのものまで、製品によって重量が異なってきます。外出時の携帯性や使用しないときの収納性を重視するのであれば、軽量タイプがいいでしょう。
椅子タイプや背もたれ付きタイプは、重量が重くなりがちですが、その分安定感があります。普段から同じ場所で使用するなら、しっかり重みのあるものを選ぶのもいいでしょう。
幅広でゆったりめの「ワイドタイプ」も
男性や体の大きな方は、ゆったり座れるワイドタイプを選びましょう。自宅で使用するのなら、足のしっかりした椅子タイプがおすすめです。
とくに携帯性の高い正座椅子だと座面が小さく、安定しにくかったり、長時間の座位が苦痛になったりすることがあります。安定感を求めるのであれば、最低でも幅が20cmある正座椅子をチェックしてみてください。
使用シーンに合わせて「機能性」で選ぶ
自宅で使うのか、持ち運ぶのか、誰が使うのかなど、使用シーンをあらかじめ考えておくと、購入時にもイメージしやすくなります。
外出時にも持ち運べる「携帯タイプ」
軽量で折りたためる携帯タイプは、外出時に大活躍します。カバンに入れて持ち運べるので、自宅以外の場所で使用したいときにおすすめです。
ただ、携帯タイプは座面が小さく、安定感に欠けると感じることも。日ごろから自宅で使用することを想定して、座り心地を重視する場合は、椅子タイプなどほかのものを選択してもいいでしょう。
使用する人に合わせて「高さ調節」できると便利
正座椅子の高さが調節できる便利な製品もあります。家族で共有したり、来客用として使用したりと、使う人に合わせて高さを変えることができます。
調節方法として、段階が決まっているものと一定の範囲で自由に高さを変えられるものがあります。より自分に合った座り心地を求めるのなら、自由に高さを調節できる正座椅子を選ぶといいでしょう。
「両端に脚付き」でより安定感を
安定感をいちばんに重視したい方には、両端に脚のついた椅子タイプがぴったりです。軽量な携帯タイプのなかには、座面を1本の脚で支えるものもあり、人によっては不安定に感じることも。
自宅で使用するのであれば、脚と座面のクッションが付いているとより安定感が増します。年配の方や長時間使用するときには、座り心地のよいしっかりしたものを選ぶといいでしょう。
「耐久性・耐荷重」もしっかりチェック
普段使用する椅子のように、正座椅子にも耐荷重が設定されている場合があります。コンパクトで軽量な製品が多いため、体の大きな人は購入前に耐久性・耐荷重をしっかりチェックしておきましょう。
耐荷重を超えて正座椅子を使用すると、故障したり、そこから怪我に繋がったりする可能性があります。耐荷重の設定がある場合は、きちんと守って使用するようにしてください。
男性には「あぐらをかける正座椅子」もおすすめ
男性のなかにはあぐらをかいて座る方も多いかもしれませんが、前かがみになってしまうと腰に負担がかかる可能性もあります。
正座椅子のなかには、あぐらをかいて座ることのできるものもあるので、正座の苦手な方におすすめです。正座椅子を使用してあぐらをかくと骨盤をまっすぐ伸ばすことができ、腰への負担軽減に繋がります。
部屋の雰囲気に合わせて「デザイン」で選ぶ
正座椅子には和のテイストだけでなく、洋室に合うようなデザインのものも。部屋の雰囲気や使用シーンに合わせて正座椅子を選びましょう。
畳の和室にもぴったり「和風デザイン」
正座をすることの多い和室で使用するには「和風デザイン」の正座椅子がぴったりです。座面が和柄になっているものや畳でできているものなど、ひとことに「和風」といってもさまざまなデザインがあります。
和柄のものはシックな色合いのものが多いので、普段から和室に置いておいてもなじみやすいのが特徴。年配の方でも使いやすいデザインでしょう。
洋室にはシンプルな「おしゃれデザイン」を
洋室のフローリングには、シンプルでおしゃれなデザインの正座椅子がおすすめです。収納せずに普段から使用するなら、部屋の雰囲気に色を合わせると統一感を出すことができます。
和風なイメージのある正座椅子ですが、カラーバリエーションやデザインはさまざま。とくにクッションタイプのものはフローリングの部屋にもよく馴染み、合わせやすいでしょう。
部屋のアクセントには「個性派デザイン」
正座椅子のなかには、部屋のアクセントになるような個性派デザインのものもあります。ポップな色や形のものは、女性や子どもにも使いやすく人気です。
とくにきのこ型のデザインは、部屋に置いてあるだけで明るくかわいい印象になります。日常使いするのであれば、デザインからお気に入りの正座椅子を選ぶのもいいでしょう。
迷ったら「メーカー」で選ぶ
どの商品を選べばいいか迷ったときは、販売メーカーで選んだり、実店舗で自分の目で確認したりするといいでしょう。
豊富なデザインが魅力の「SOLCION(ソルシオン)」
おもしろアイデアからさまざまな便利商品を生み出している「SOLCION」。アウトドア用品から生活雑貨まで、ポップで使いやすいアイテムが揃っているのが特徴です。
SOLCIONは正座椅子も普通とは趣が異なっています。SOLCION定番の正座椅子は、薄型で運びやすいのに丈夫なのがメリット。ほかとは違うアイテムを求めている方におすすめです。
幅広いタイプを展開している「Emoor(エムール)」
布団やマットレスなど、国内の寝具メーカーとして人気の「Emoor」。おしゃれなクッションや座椅子など、生活家具の商品も多く取り揃えています。
日本製にこだわったEmoorの正座椅子は、和風デザインのカバーにそばがらを詰めています。ただおしゃれなだけでなく、機能性やこだわりを追求した商品が多いのもEmoorの特徴です。
腰への負担と足のしびれが軽減できるものを選ぼう インテリアコーディネーターがアドバイス
インテリアコーディネーター、WEBライター、ブロガー
正座椅子は、座面の下に足を入れるタイプと両足で挟み込むタイプに大別できます。自分の体に合い、足のしびれが軽減できるほうを選びましょう。
用途に合わせて、機能的なバリエーションにも注目してください。背もたれが付いていると、後ろへの転倒防止や腰の負担軽減が期待できます。
アームがあると立ち上がりやすく、高さ調整ができると共有に便利。折り畳みタイプは収納や携帯性にすぐれています。
正座椅子のおすすめ17選 男性や体の大きい人でも使いやすい、軽量、持ち運びしやすいなど
ここからはインテリアコーディネーターのホリカワダットさんと編集部が選んだ正座椅子17選をご紹介します。選び方を参考にしつつ、自分好みの正座椅子を見つけてみてください。
インテリアコーディネーター、WEBライター、ブロガー
『正座椅子 EEX-CH32』は、座面の下に足を入れ込める椅子タイプ。フォーマルなシーンでも使いやすいデザインです。曲げ木のキャンティレバー構造は、和室だけでなく洋室にもマッチします。

インテリアコーディネーター、WEBライター、ブロガー
『PATATTO SEIZA』は、折り畳み式の正座椅子。畳んだサイズは「255x195x30mm」。重量は「180g」と小型・軽量で、バッグに入れて持ち運べる正座椅子を探している方におすすめです。

インテリアコーディネーター、WEBライター、ブロガー
『天然そばがら 正座クッション』は、お手玉のようなかわいらしい形状で、色柄のバリエーションが豊富。正座の補助はもちろん、お昼寝の際の枕代わり等、多用途に使えて便利です。

通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 正座椅子の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの正座椅子の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
正座椅子の使い方
正座椅子の基本的な使い方について紹介します。
正座だけじゃない、正座椅子の座り方
正座椅子の座り方は、きちんとした正座だけではありません。
正座をして使用するスタンダードタイプ
その名のとおり、正座の姿勢で座面に腰を下ろして座るのがスタンダードな使用法です。コンパクトなサイズのものであれば、正座や立膝の姿勢から正座椅子を滑らせると座りやすいでしょう。
椅子タイプであれば足を座面の下に、クッションタイプなどであれば足の間で挟むようにして使用してください。骨盤や足の筋肉に左右均等に力が入るのでおすすめです。
あぐらをかいてらくらく使用
椅子タイプの正座椅子のなかには、座りながらあぐらをかけるものもあります。床でそのままあぐらをかくと腰に負担がかかりやすくなりますが、正座椅子のうえであれば正しい姿勢をキープしながら座ることができます。
あぐらをかいて使用するとバランスが取りづらく感じることも。より安定感を求めるのであれば、脚のしっかりした椅子タイプを選ぶといいでしょう。
長時間の正座は膝痛に注意
姿勢を正し、骨盤の歪みや腰痛を軽減する正座ですが、長時間続けると膝の関節が気になる方は注意が必要です。膝は140度の屈曲角度が正常といわれているため、長時間の正座は膝の負担となる可能性があります。
普段から正座椅子を使用するときは、適宜立ち上がったり、足を伸ばして座ったりと、膝を曲げ続けないようにすることも気にかけるようにしましょう。
しびれる足の対処法とは
足の血流が悪くなることがしびれに繋がっています。正座椅子を使用すると体重が座面に分散され、足の圧迫が軽減されてしびれにくくなります。
長時間正座を続けるときは、同じ部位ばかり圧迫しないよう重心を移動させるようにするのがおすすめ。また、ジーパンやタイトスカートなどの服装よりもゆったりしたものを選ぶのもいいでしょう。
正座椅子を買える場所、代用品について
正座椅子は通販サイトで手軽に購入することができますが、急に使う予定ができた、実際に自分の目で見て購入を検討したいという方もいるでしょう。正座椅子はショッピングセンターやホームセンター、インテリア販売店、仏具店などで購入することができます。
小さなクッションやタオルを丸めて使うなど、簡易的に代用してもいいでしょう。タオルの枚数や丸め方を工夫して、自分の高さに合った調節をして見てください。
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腰や背中の位置や、姿勢の悪さが気になる方を効果的にサポートする「骨盤サポートチェア」。座るだけで自然と正しい姿勢になるようにサポートしてくれるスグレモノです。ここでは、骨盤サポートチェアのおすすめと選び方をご紹介します。yahooの売れ筋ランキングもありますので参考にしてみてください。
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正座をする以外にも腰痛や骨盤をサポートする商品が販売されています。こちらの記事からチェックしてみましょう。
姿勢を正して集中力もアップ、正座椅子を使いこなそう
骨盤がまっすぐに立つことで背筋の伸びる正座は、腰痛や骨盤など体の負担を軽減するほか、集中力のアップにも繋がっています。長時間の正座による足のしびれが気になる方は、体重を分散できる正座椅子を使用するのがおすすめです。フォーマルなシーンにぴったりの正座椅子からインテリアになじむようなシンプルデザインの正座椅子まで、デザインのバリエーションも豊富。デザイン、機能面双方から自分に合った正座椅子を見つけてみてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
WEBライター、ブロガー、元注文住宅の営業マン。高気密高断熱を得意とする建築会社の勤務経験を活かし「家探し」や「家づくり」のノウハウをわかりやすく解説。「インテリアコーディネーター」や「1級カラーコーディネーター(商品色彩)」などの資格保有。京都と滋賀の地酒をこよなく愛し、毎晩日本酒で晩酌するのが趣味。