Sanpintechを使ってみました コスパ重視?格安衣類スチーマー
ハンガーにかけたまま使える衣類スチーマー。スチームアイロンとも呼ばれていますが、実は衣類スチーマーが正しい呼び方で、蒸気とその熱によって服のしわが伸ばせるのが魅力。プレス式の普通のアイロンと比べ、手軽に使用できる点、アイロン台を設置するための場所をとらない点が衣類スチーマーの特徴。
アイロンは手間と時間がかかるのであまり使いたくないと感じている方でも、手軽さに優れている衣類スチーマーなら毎日のアイロンがけでも苦になりません。
しかし気になるのは性能について。プレス式のアイロンなら熱と圧力でしわが綺麗にのびますが、熱と蒸気だけでしわを伸ばす衣類スチーマーの実力が気になります。
今回実際にSanpintechの衣類スチーマーを使ってみた結果、衣類スチーマーの方がふんわりした仕上がりになるのがわかりました。またハンガーをかけられるスペースがあればどこでもできるので、時間が無い時でも使えるのが魅力だと感じました。
また本体も軽く作られているので、持ち運びも便利。水道から距離のある部屋には、ペットボトルやジョウロなどで水を入れれば問題ありません。ただしプレス式のアイロンと同じ感覚で使うとしわが伸びにくいので、多少の慣れが必要そうです。
Sanpintech『衣類スチーマー』とは
Sanpintech衣類スチーマーは数千円で購入できる、格安の衣類スチーマー。容器内で水を沸騰させて、沸騰による蒸気でしわを伸ばします。
ボタンは沸騰させるためのON・OFFボタンだけなので、誰でも簡単に操作できるシンプルな操作性がポイント。本体に付いているコードは2mあるので、コンセントから離れた場所でも使用できます。
蒸気が出るヘッド部分と水が入るタンク部分が分離でき、タンクには140mlの水が入ります。水が沸騰するまでは約2分で、沸騰が激しくなったら使用可能の合図。MAXまで水を入れると約5~6分使用でき、Tシャツなら6~7枚、シャツなら4~6枚のアイロンがけができるそうです。水が無くなったら水を足して再び沸騰を待ちましょう。
本製品はシルク・綿・ウール・麻・コットン・ナイロンなどさまざまな素材に使用可能。蒸気穴が広範囲についているので、広い範囲のしわ伸ばしが一気に完了します。
また本体は420gしかないので、旅行先や出張先でアイロンが欲しい時にも活躍。安全性を保証するPSE認証を取得しているのもポイントです。
Sanpintech『衣類スチーマー』の口コミ・評判 SNSやECサイトでのレビューは?
Sanpintech『衣類スチーマー』はAamzon上ですでに202個のレビューが付いていて、評価は星5つ中3.6。使用感に満足している方が多いというのがわかります(*)。
ちなみにAmazon売れ筋ランキングでは、携帯用アイロンジャンルで3位。ハンガースチーマージャンルで8位にランクインしています(*)。
*2021年9月時点
性能に満足!Sanpintech衣類スチーマーのいい口コミ
よい口コミで目立ったのは、いつでもどこでも簡単に使える手軽さ。それと同時に本体もあまり重くないので、使いやすいという口コミも多く見受けられます。
また実力と値段によるコストパフォーマンスの高さもポイント。この値段でこれだけ使えるのはすごい!という口コミもありました。
使いにくさに不満?Sanpintech衣類スチーマーのネガティブな口コミ
ネガティブな口コミでは、付属の手袋が使いにくい、しわが伸びにくい、蒸気と一緒に水が噴き出てくる、しわを伸ばす時間が長く使いにくいなど、同じポイントで不満を感じるレビューが多くみられました。
実際に使ってみると、確かに付属の火傷防止手袋は鍋掴みのようで使いにくく感じます。また普通の金属板が付いたアイロンと比べると、熱を加える時間を長くしないとしわが完全に伸びません。
手軽さよりスピーディーさを求める方には、あまり向かないかもしれません。
Sanpintech衣類スチーマーの実力を検証レビュー 実用性は十分?
実際にSanpintech『衣類スチーマー』を使用してみます。届いた時点で外箱に破損や汚れはなく、非常にきれいな状態で届きました。
開封するとオプションパーツやミトンなども同封されていました。
さっそく箱を開けてみます。箱の中には、タンク部分・蒸気の出るヘッド・火傷防止の手袋・持ち運び用の袋・内容物の一覧表・説明書が入っていました。
電源コードは本体に繋がっています。電源コードが一体になっているので、持ち運びする際も忘れずに済みそうです。
手に馴染むデザイン
実際に電源を入れてみると、電源のON・OFFボタンが赤く点灯。中には水が入っていて、徐々に沸騰しているのが分かります。
重さはあまり感じず、500mlのペットボトルを手に取ったときの重さに似ています。これなら疲れずに使い続けられますね。
ただ持ち手が少し小さく、本体に触れてしまいそうな点が少し怖く感じました。触っても火傷するような温度ではありませんが、沸騰したお湯が入っているので少し焦る瞬間があります。
蒸気の量を確認してみました。タンク内の水が完全に沸騰すると、薄い煙のように水蒸気が出てきます。
本製品には利用可能の合図がないので自分の感覚で使い始めるしかないのですが、個人的にはボトル内の水が音を立てて激しく沸騰したタイミングがちょうどよく感じました。
ちなみに傾け可能な最大角度は45度。それ以上傾けると熱湯がこぼれるので十分注意してください。脇や下の部分は傾けて使いたいので、傾けられない点には少し使いにくさを感じました。
噴射口は5つ
蒸気穴の様子です。平たい部分に5個の蒸気穴が付いており、タンク内の水が沸騰するとここから蒸気が発生します。
金属板付きのアイロンは触らないようにすれば火傷を防げますが、本製品は蒸気が出てくるのでうっかり蒸気穴の近くに手を持っていきそうです。
付属品のミトン
そんな蒸気によるうっかり火傷を防げるのが、付属の火傷防止手袋。これはいいと思いましたが、使いやすさはイマイチ。キッチンでよく見る、鍋掴みのようで機動性が悪いのが難点です。
もう片方の手で服の端が掴めると機動性が上がるので、厚手の軍手を用意するか、耐熱性の手袋を用意するか、対策を考えた方が良さそうです。
ペットボトルで給水
レビューで給水はペットボトルを使うとよいと記載があったので、それを参考にペットボトルから給水してみました。
使っているのは500mlのペットボトルで、MAXまで水を入れると約2回分になります。ペットボトルでの給水方法は案外やりやすかったのでおすすめです。
また水の量に少し注意が必要なことが分かりました。最初MAXの線を越えて水を入れたところ、沸騰した際にお湯が蒸気穴から拭き出てきました。100度近い熱湯が噴き出てくるので、入れる水の量には最新の注意が必要です。
シャツの皺を伸ばしてみます
今回は少しテロッとしたシャツのしわを伸ばしてみます。上記の画像は伸ばす前の状態。全体的にしわがあり、みすぼらしい印象を与えています。
細かい皺は無くなりました。
そしてアイロンをかけた後の状態がこちら。細かいしわは完全にのび、全体的にふっくらと立体感が出ています。
しかしクッキリと付いている深いしわは伸びませんでした。服を少し引っ張って蒸気を当てるとその通りに伸びるので、手袋を買い替えて再挑戦してみたいです。
今回の所用時間は10分程度。蒸気の熱がしっかり当たるように、ゆっくり動かすのがポイントです。また袖のヒラヒラした部分はプレス式のアイロンだと難易度が高くなりますが、衣類スチーマーなら、ほんの数分で完成するので非常に便利に感じました。
サイズ | 10.2×15.3×15.6cm |
---|---|
重量 | 420g |
容量 | 140mL |
ケーブル長 | 200cm |
連続使用時間 | 7~8分 |
加熱時間 | 90秒 |
サイズ | 10.2×15.3×15.6cm |
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重量 | 420g |
容量 | 140mL |
ケーブル長 | 200cm |
連続使用時間 | 7~8分 |
加熱時間 | 90秒 |
細かいしわ伸ばしとしては優秀!ただし改良の余地あり
『Sanpintech衣類スチーマー』を実際に使用してみて、クッキリ付いたしわには少し力不足だと感じました。
金属板付きのアイロンはしっかり圧をかけて伸ばせますが、衣類スチーマーはプレスする機能がないので強いしわには不向き。またシャツやスラックスに折り線を付けることもできません。
よって使用方法としては、金属板の付いた通常のアイロンとの併用がおすすめです。細かいしわ伸ばしや、お出かけ前の忙しい時間には衣類スチーマーを、しっかりしわを伸ばしたいときは通常のアイロンを、場合によって使い分けるのがよいでしょう。
また、服の縫製が複雑な部分や、繊細なレース生地には、しっかり実力を発揮します。ふっくらとした仕上がりになるのも魅力だと感じました。
『Sanpintech衣類スチーマー』には持ち運び用の袋も付いており、なおかつあまり重くないので出張や旅行など、持ち運びにもおすすめです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 衣類スチーマーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での衣類スチーマーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。