掃除機は「家電リサイクル法」の対象外
古くなったり、壊れたりした掃除機を廃棄する際にまず気になるのが2001年に施行された「家電リサイクル法」でしょう。しかし、家電リサイクル法は「テレビ・エアコン・冷凍冷蔵庫・洗濯機・乾燥機」の4品目に対する法律で、掃除機は対象外となっています。
ただし「小型家電リサイクル法」の対象品目にあたり、掃除機も販売店や指定回収業者によって回収・再資源化されています。地球のエコのためにも、掃除機は正しい廃棄を心がけましょう。
掃除機を処分する5つの方法
不要となった掃除機を処分するには、大きく5つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットをしっかりと理解して、自分にあった方法で処分しましょう。
リサイクル業者に買取を依頼
新しい掃除機を買った場合など、処分したい掃除機がまだ稼働するのであれば、リサイクルショップや業者に買取を依頼しましょう。リサイクルショップの店頭に持ち込む方法のほか、ネットや電話で出張買取や宅配便を使用して回収をしてもらえる場合もあります。
ただし、あまりにも汚れていたり、古い型のものだったりすると買取してもらえない場合もあるので、注意が必要です。
粗大ごみ・不燃ごみとして処分
自治体によっては、不燃ごみや粗大ごみとして、指定の回収日に持ち出し可能です。廃棄する際には、なかに入っているごみを取り出しておきましょう。
粗大ごみとして処分する場合には、スーパーやコンビニ、役所の担当部署などで手数料納付券の購入が必要となる場合もあります。東京都新宿区では粗大ごみとして出す場合400円、大阪市では200円と地域によって費用も異なってきます。また不燃ごみとして出す場合も、指定の袋に入るサイズであることなどの規定があります。
どのごみとして出せばいいのか分別種類が不明な場合や、回収の日時・場所・費用などについては、各自治体の役所に問い合わせてください。
家電量販店で処分を依頼
「小型家電リサイクル法」により、家電販売店など小売店でも、不要な掃除機の処分を依頼することができます。販売店から許認可をうけたリサイクル業者に回収されるので正しく処分できます。
販売店によって引き取り条件(新しい掃除機を購入した場合のみ処分可能など)が異なりますので、事前に処分が可能か店舗に確認しましょう。下取り費用についても500~1,100円と店舗によって違いますので、問い合わせの際にしっかりと確認することが必要です。
また大手の家電販売店など店舗によっては、後日回収に来てくれるところもあるので、複数の家電を処分したいのであれば、相談してみるといいでしょう。
不用品回収業者に処分を依頼
急な転居や、親族の遺品整理などで、掃除機以外のものもまとめて処分したいのであれば、不用品回収業者に依頼してもいいでしょう。ネットやチラシなどで調べられますし、街なかをトラックが宣伝しながら巡回している場合もあります。
ただし、費用が業者によって異なるうえに、有料で引き取りながら不法投棄する悪徳な業者もいるので、しっかり口コミなどを見て吟味して業者を選びましょう。
フリマアプリやネットオークションに出品
まだ動く掃除機を、廃棄してしまうのはもったいないと感じるならば、フリマアプリやオークションを利用して、希望者に譲りましょう。処分にお金がかからず、場合によっては、収入になるので人気がある処分方法です。
フリマは、自分で価格を設定できるのも特徴のひとつです。またオークションであれば、掃除機が人気のある機種の場合、思わぬ高額で競り落とされる可能性もあります。
ただし購入者が現品を見て購入することができないため、商品を巡ってクレームが発生する可能性もあるので、注意が必要です。フリマアプリやオークションサイトに掲載する際には、掃除機の現状を正しく伝え、相手と金額の合意を確認しましょう。また売買成立後はていねいな梱包・迅速な発送を行なって、トラブルがない取引を心がけましょう。
掃除機のおすすめはこちら
正規の方法で正しく処分しましょう
長年使って愛着がある掃除機も、モータの威力が落ちてきたり、ライススタイルにあわなくなってきたりと、買い替えが必要になることも。その際には、「小型家電リサイクル法」に沿って処分しましょう。
状態がよい掃除機なら、廃棄せずリサイクルショップやフリマを利用して必要としている人に譲渡するのも、エコのひとつです。やむなく廃棄する場合にも無許可業者などには依頼せず、自治体に確認したり、販売店や指定業者に依頼したりして、正規の方法で正しく処分して、再資源化に協力しましょう。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
モノ以外のサービス全般を担当。趣味~実用系のサブスクをはじめ、日常生活を快適かつ豊かにするおすすめ情報やハウツー情報までをカバーしている。