パナソニックの空気清浄機の特徴
パナソニックの空気清浄機には、独自技術「ナノイー」が搭載されています。どのような特徴なのか解説していきます。
独自技術「ナノイー」搭載
パナソニックの空気清浄機の最大の魅力「ナノイー」は、花粉やアレル物質とたたかうイオンのこと。「OHラジカル」という、さまざまな汚れに吸着し菌やアレル物質の水素を抜き取る物質が含まれていて、空気をきれいにしていきます。
「ナノイー」は水から生まれたナノサイズの高粒子イオンで弱酸性。人にやさしく、ドライヤーなどにも使われています。さまざまな有害物質をすばやく抑制する手助けとなっている技術です。
「高濃度のナノイーX」搭載モデルも登場
「高濃度のナノイーX」は1秒間に「ナノイーX」の2倍である9兆6,000億個のOHラジカルを発生させ、スギ花粉を99%以上抑制するまでの時間も約半分です。
※「ナノイーX」は1秒間に発生するOHラジカルが「ナノイー」の10倍である4兆8,000億個。
2021年1月時点で、「高濃度のナノイーX」が搭載されている機種は最上位機種のみとなっています。
花粉などの吸引力がパワフル
集じん機能については、汚れの種類によって気流を変化させることが特徴。とくに、比重が重い花粉やハウスダストは床上30cmに溜まりやすいため、下からパワフルに吸引します。
最上位機種では、花粉の集じん量が従来の1.5倍に改良されています。
3つのフィルターで汚れをキャッチ
集じんに2つ、脱臭に1つの3つのフィルター(※)で、汚れやニオイをしっかり吸着。
大まかな汚れはプレフィルターで集じん、微細な汚れはHEPAフィルターでキャッチ。ニオイは粒状の活性炭をそのまま貼り付けたスーパーナノテク脱臭フィルターで脱臭します。
お手入れは都度必要になりますが、フィルターの交換目安は約10年とされていますので、ひんぱんに交換する必要がなく経済的です。
※機種により集じん・脱臭一体型フィルターのものもあります
パナソニックの空気清浄機の選び方
さまざまな機能を備えたパナソニックの空気清浄機ですが、どのように選べばよいのでしょうか?
【1】加湿機能付き
【2】「高感度ハウスダストセンサー」付き
【3】対応アレル物質も要チェック
【4】適応床面積と部屋の畳数
購入前にチェックしたいポイントについて解説していきます。
【1】加湿機能付きなら一台二役で便利
パナソニックの空気清浄機の多くは加湿機能付き。加湿器と空気清浄機を一台ずつ置くとかなり場所を取りますので、一台二役は便利ですね。
加湿性能が高く、給水量が多いフィルターを採用しているモデルが多く、加湿性能的にも申しぶんなし。加湿トレー部分には、イオン除菌・防カビユニットを搭載し、清潔を保つ工夫もされています。
【2】「高感度ハウスダストセンサー」付きを
最小約0.3µmの微細粒子を検知する「高感度ハウスダストセンサー」。花粉だけでなく、けむりやアレル物質も検知して、しっかり吸引します。
【3】対応アレル物質も要チェック
パナソニックの空気清浄機は、「ナノイー」で抑制できる花粉やアレル物質を機種ごとに明記しています。花粉は最大13種類、最小で4種類ですので、花粉症でお悩みの方はチェックしましょう。
【4】適応床面積と部屋の畳数の関係をチェック
適用床面積とは、日本電気工業会規格で基準が定められており、規定の粉じん濃度を30分で清浄できる部屋の広さです。
できるだけ使用する部屋の広さに合わせて設置するのが良いですが、適用床面積より広い部屋で使用した場合は清浄時間が長くかかり、狭い部屋で使用した場合は清浄時間が短くなるということです。
また、適用床面積は天井高2.4mで算出されていますので、それより天井が高い場所で使用する際には、適用床面積を少し広めに考えると良いでしょう。
プロの家電販売員からのアドバイス
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
パナソニックの空気清浄機はナノイーが鍵!
よく言われるパナソニックのナノイーとシャープのプラズマクラスターの違いですが、実を言うとそれなりに違います。いちばん大きな違いは、プラズマクラスターは静電気除去が得意なことに対して、ナノイーはアレルギー物質の分解が得意という点です。
両者とも放出しているイオンの違いや放出方式の違い、発生条件の違いなどがあるため、全くの別物であるという点は押さえておきましょう。今回取り上げるナノイーは、アレルギー物質の除去が得意でフェイスケアなどの保湿効果などが期待できます。
「パナソニックの空気清浄機」のおすすめ商品の比較一覧表
【プロが選ぶ】パナソニックの空気清浄機ランキング4選
プロの家電販売員・たろっささんが選んだ、パナソニックの空気清浄機のおすすめランキングを発表します。

長年の次亜塩素酸研究の成果を家庭用家電にも
食塩水を電気分解してつくる次亜塩素酸水溶液を、空気中に拡散させることで除菌や脱臭をおこなう『ジアイーノ』。2020年のコロナ禍で次亜塩素酸が注目され、その名を耳にした方も多いのではないでしょうか。
実はパナソニックの次亜塩素酸技術は、30年の歴史があるそう。さまざまな安全性の検証をおこない、人体に影響がない濃度でウイルス等を抑制・ニオイを脱臭します。さらに、赤ちゃんやペット、要介護者のいる家庭にも使用を推奨しており、安全性がうたわれています。
また、『ジアイーノ』は空気中の浮遊菌だけでなく、ソファやカーテンなどに着いた付着菌なども抑制。家具を濡らすことなく除菌することが可能です。
除菌とウイルス抑制のスピードに関しては、空気清浄機よりも短時間で残存率を0%近くにまでします。『ジアイーノ』は除菌・ウイルス抑制・脱臭の3機能に特化しているので、目的を考えて選ぶと良いでしょう。
【編集部が選ぶ】パナソニックの空気清浄機おすすめ3選
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする パナソニック空気清浄機の売れ筋をチェック
楽天市場でのパナソニック空気清浄機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ウイルス分解空気清浄機「Molekule(モレキュル)」レビュー
空気清浄機の寿命や買い替えサインはいつ?
SHARPや車用空気清浄機のおすすめはこちら
多機能な機種をそろえるパナソニック
パナソニックだけでも多数の空気清浄機のラインナップがあります。多機能な上位機種からシンプルでお手ごろな機種までありますので、設置場所や目的に応じて、自分に合った空気清浄機を選んでくださいね。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。