ジョッターを実際に購入し使ってみました
『ジョッター』は、PARKERのなかでもスタンダードなモデルとして販売されています。リーズナブルな価格でありながら、化粧箱に入った状態で購入できるため、贈り物にも適しています。
英国王室御用達のPARKERのボールペンはデザイン性も高いため気になっている人も多いと思います。
しかし、どれだけ歴史がありデザイン性が高くても、使い心地が悪ければボールペン本来の役割を果たしません。
本記事では、使い心地が気になっている人のために、『ジョッター』を実際に購入して検証してみました。商品の特徴や使い心地など、試して感じたことをお伝えします!
ジョッターってどんなボールペン?
高級感のある洗練されたデザインでありながら日常使いもできる『ジョッター』は、ロイヤルワラント(英国王室御用達)を授与されているPARKERが一番最初に開発したボールペンです。
ロイヤルワラントとは、機能性と外観の美しさのバランスを備えている商品に与えられる名誉ある称号です。
『ジョッター』は、60年以上変わらないデザインで作られ、クリップの矢羽デザインも発売当時のまま。拠点であるイギリスだけでなく、世界的に人気の高い商品です。
インクは油性を採用。滑らかさと速乾性をあわせもった「クインク」と名付けられたインクを使用し、独自の「クインクフロー®技術」により、紙の上をツルツル滑るような書き心地を実現しました。
欠陥などが認められた場合、2年間の保証が受けられるボールペンである点も『ジョッター』の特長のひとつです。
ジョッターの口コミ&評判
「商品写真で見たとおりの高級感があった」という意見は多いですが、「実際に購入すると期待していたほどの高級感は感じない」との反対意見も複数ありました。そのほか、書き味や握り心地についての口コミもいくつかあったので、ポジティブな口コミ、ネガティブな口コミに分けて紹介します。
ポジティブな口コミ
ポジティブな口コミとして目についたのは「インクが濃い」「滑らかに書ける」でした。そのほかには、「高級感や重量バランスのよさが気に入っている」という意見も複数ありました。
ネガティブな口コミ
ネガティブな口コミで一番多く目についたのは「ボディが細すぎる」でした。この意見に関連し、「長時間使っていると手が疲れる」との口コミも見られました。
また、ポジティブな口コミで「高級感がある」といった意見もありましたが、反対に「高級さはない」と感じている人もいるようです。
ジョッターを実際に使用してわかったこと
筆者は、これまでデザインでボールペンを選んだことはなかったため、見た目と書き心地のよさを兼ね備えた『ジョッター』にはとても興味がありました。
ネット通販で購入する商品は、写真と実物のギャップも気になるので、口コミでもあげられていた高級感をはじめ、「書き心地」「握りやすさ」「乾きの早さ」「裏写り」についても実際に購入して検証しました。
そのほか、筆者が気になる点についてもチェックしてみたので、結果をわかりやすくお伝えします。
書き心地は?
本記事で使用している『ジョッター』は、PARKERではスタンダードと呼ばれている、中字(M)で、ペン先の太さは1.0mmです。紙とペン先との間に起こる、ボールペン特有の抵抗感はありますが、書き心地はとても滑らかだと感じました。
銀行や郵便局などに設置されているボールペンは、0.5mmや0.7mmが多いので、ペン先の太さを比較するため、筆者の自宅にあった、ゼブラのフォルティア(0.7mm)との書き比べも同時に行ないました。
写真で上にあるボールペンが本記事でレビューしている『ジョッター』、下が『フォルティア』です。
『ジョッター』の文字のほうが濃くはっきりしていることがわかりますね。
小さな文字の書き心地は?
紙とペン先の抵抗感が大きいボールペンは、小さい文字が書きにくいことが多いため、5mmマスの方眼用紙への書き心地を検証。
ペン先が1.0mmなので、文字の太さは感じますが、ペン先の滑りがいいため書きやすい印象です。漢字も字がつぶれていないので、小さな文字も問題なく書けます。
握りやすさは?
全長は128mm、最大径は9.6mmで、ボディ中央部分は鉛筆と同じくらいの太さですが、グリップ部分は鉛筆より細いです。
ボールペンを握った感じは、重量感、太さともに手に持った感じはよいと思いました。
しかし、グリップ部分に滑り止めはなく、先に向かって細くなっているため、書いている最中の握り心地はあまりよくなく、安定させるために指先に力が入ります。「長時間使っていると手が疲れる」との口コミの意味がわかりました。
乾きの早さは?
ボールペンのインクはできるだけ早く乾いてほしいと思う人は多いはず。そこで、『ジョッター』のインクの乾きの早さについても検証しました。
写真の上の文字は、「おすすめナビ」と書き終わった直後に指でこすってみたもの。下の文字は、書き終わって3秒数えてこすった場合です。
濃く発色するので直後ににじんでしまうのは仕方ないと思いますが、3秒程度でしっかりと乾くなら早いほうではないでしょうか。
次に、マーカーを引いた場合の検証です。「おすすめナビ」と上から順番に書き、書き終わった後にピンクのマーカー、黄色のマーカーの順番で線を引いてみました。
黄色のマーカーの部分に若干にじみましたが、一般的なボールペンと比較してもにじみは少ないと思います。書いてすぐにノートを閉じても、隣のページにインクが写ることもありませんでした。
裏写りはする?
『ジョッター』は発色のよいボールペンで濃い黒なので、表に書いた文字は裏から透けて読み取れます。
ボールペンを押し当ててできる凸凹した跡は、机の上に紙を1枚だけ置いて書いた場合にはほとんどわかりません。しかし、ノートや手帳など、下がやわらかいものの場合は裏に凸凹した跡が残ります。
クリップの強さは?
「クリップが強い」という口コミを目にしたため、手持ちのノートの表紙を使って試しに『ジョッター』を挟んでみました。
スッと入るほどスムーズではありませんが、ボールペンの下半分を支えた状態でも挟みにくいとは感じませんでした。
ノックの使い心地は?
ノックは少しかためです。グッと力を入れて押し込まなければペン先が出た状態で固定されません。
しかし、ノックを軽く押しただけでも本体からペン先が飛び出るため、ポケットの中が汚れる可能性はあります。シャツやカバンのポケットに入れる場合、ノックを押してしまわないよう注意が必要です。
ノック部分を軽く押しただけではペン先は引っ込みません。ペン先を中に入れたい場合は、指でノック部分をしっかり押し込む必要があります。
サイズ | 132×12mm |
---|---|
本体素材 | ステンレススチール |
芯径 | 1.0mm |
カラーバリエーション | ブルー、レッド、パープル、ウォーターブルー、バイオレット、オレンジ、ほか |
サイズ | 132×12mm |
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本体素材 | ステンレススチール |
芯径 | 1.0mm |
カラーバリエーション | ブルー、レッド、パープル、ウォーターブルー、バイオレット、オレンジ、ほか |
ジョッターを実際に購入して試してみたうえでのまとめ 総合評価:3.5点
ジョッターを試した感想をチャートにしてみました。
乾きやすさ:4
裏うつり:4
握りやすさ:2
書き心地:4
※執筆者の主観を数値化したものです。
『ジョッター』は、見た目の高級感に加え、書き味のよさを求める人におすすめのボールペンです。高級ブランドのわりにはリーズナブルで、箱もオシャレなので「ボールペンを贈り物にしたい」という人にもピッタリです。
ペン先は1.0mmなので、日本で販売されているボールペンの中では太めですが、滑りがよく、スムーズな書き味のため文字の太さは気になりません。濃い文字が好みな人にも適しています。
カラーバリエーションは、今回購入したブラックのほかに、ブルー、レッド、パープル、ウォーターブルー、バイオレット、オレンジがあります。
替芯は、PARKER純正の『パーカー クインクフロー ボールペン替芯 ブラック M (ボール径1.0mm)』です。
『ジョッター』は高級感がありながら、日常使いにも最適なボールペンです。インクがなくなっても替芯があり、長く使えます。これまでとは違うワンランク上のボールペンをお探しの人はぜひ試してみてください。
サイズ | - |
---|---|
本体素材 | - |
芯径 | 1.0mm |
カラーバリエーション | ブラック |
サイズ | - |
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本体素材 | - |
芯径 | 1.0mm |
カラーバリエーション | ブラック |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボールペンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのボールペンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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「生活雑貨・日用品」「住まい・DIY」カテゴリー担当。妻と娘が二人で料理をしているのをほほえましく眺めながら、息子と食べる担当になっている30代編集者。あると便利な日用品を買っても使わず、怒られているのは内緒。