『スノーマン』を実際に読み聞かせてみた! 文字がない絵本
Photo by マイナビおすすめナビ
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『スノーマン』は、イギリス生まれの冬の物語。世界中の人々から愛され続け、その発売からもうすぐ半世紀です。
日本でもCMで放映されたり、グッズが販売されているので、絵本を読んだことがなくても、『スノーマン』に馴染みがある方は多いのではないでしょうか。
みどころは、何といっても「文字がない」というところ。絵の展開のみにも関わらず、世代を超えて読み継がれている『スノーマン』の魅力に迫ります。
『スノーマン』人の心を揺さぶる冬の物語 作者についても調査
【絵本情報】
作・絵 : レイモンド・ブリッグス
価格 :1,600円(税別)
出版社 : 評論社
ページ数 : 32ページ
サイズ : 30.2×21.6cm
出版年月日 : 1998年10月
1978年発売『ゆきだるま』の愛蔵版である『スノーマン』。主人公の男の子が”スノーマン”を作り、楽しい一夜を過ごすファンタジー物語。淡く優しい絵のタッチが特徴的。
82年にはアニメーション化され、アカデミー賞にもノミネート。絵本作家レイモンド・ブリックス氏の代表作として人気を誇っている。
▼▼▼レイモンド・ブリックスってどんな人?▼▼▼
1934年生まれのイギリス の国民的絵本作家。『ゆきだるま』ではフランシス・ウィリアムズ・イラストレーション賞を、『さむがりやのサンタ』ではケイト・グリーナウェイ賞を受賞するなど、何世代にもわたって読み継がれる名作を生み出してきた。
読む人によって変わる言葉 『スノーマン』のココがすごい!
文字がなく、主人公の男の子の名前さえも分からないのに、読むと感情移入してしまう不朽の名作『スノーマン』。
読み始めると、まるで男の子と”スノーマン”の声が聞こえてくるかのようです。
読む人によって選ぶ言葉が違うのに、確かに心に届く絵本のメッセージ。心を揺さぶられる読者が多い理由を、さっそく探っていきましょう。
みんなの口コミ&レビュー 読者の評価は?
絵本『スノーマン』は、読者にはどう映っているのでしょうか?実際に『スノーマン』を読んだ方の口コミ&レビューをポイントを押さえて紹介します。
【高評価レビュー】
・優しい色使いの絵に癒される
・切なく優しい物語に涙した
・自分の作ったゆきだるまが動き出すなんて夢がある
・男の子の思いやりがほほえましい
・子どもの頃好きだったから、自分の子どもにも読んであげたい
・冬になると読みたくなる
【低評価レビュー】
・ラストが悲しい
低評価レビューが全く見当たらなかった『スノーマン』の口コミ。あえて挙げるとすれば、ラストが切なく悲しいというレビューがありました。
『スノーマン』は希望あふれるファンタジー絵本だった 実際に読んでレビュー
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では、本当のところどうなのでしょうか?実際に、『スノーマン』を我が家の子ども達に読み聞かせてみました。
文章がないのに読み聞かせできる?
文章がないので、最初、読み聞かせに不安がありました。それでもいざ読み始めると、自然と言葉がでてきます。
つたないながらも読み聞かせると、子ども達は飽きることなく最後まで話に聞き入り、たまに自分達で声を入れたりして楽しんでいましたよ。
子ども達がもう少し大きくなったら、次は子どもが創る『スノーマン』の話を聞いてみるのも楽しいですね。
子どもが笑顔になれる言葉のチョイスするのがポイント
どんな別れのシーンも、やっぱり切ないですよね。ラストが悲しいという口コミもありましたが、別れのシーンにどんな言葉をのせるかで、聞く人への響き方が変わってくるところが『スノーマン』の醍醐味。
我が家ではパパが、「また雪が降ったらいいな。」という主人公の男の子の言葉で締めくくっていました。子ども達の顔にはもちろん笑顔。一気に希望に溢れたストーリーになりましたよ。パパやママ、子どもたちがどんな言葉を選ぶのか、違いを楽しむのも素敵ですね。
実際に読んでみて分かったこと
おもしろかったのは、パパと筆者の表現が違ったこと。表現方法も、話し方も、気になるポイントも違いました。世代を超えて読み継がれている大きな理由は、「大好きな人の言葉」が子ども達の記憶に確実に残っているからではないでしょうか。
読み聞かせを通して、『スノーマン』は、親の言葉で子どもの心に直接語りかけられる絵本だということが分かりました。
作・絵 | レイモンド・ブリッグズ |
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出版 | 評論社 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 縦32.0×横21.6cm |
初版 | 1998年10月 |
作・絵 | レイモンド・ブリッグズ |
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出版 | 評論社 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 縦32.0×横21.6cm |
初版 | 1998年10月 |
『スノーマン』は世代を超えて手元に置いておきたい名作 レビュー総括
『スノーマン』は、冷たく寒い冬のお話なのに、心がホッと温まるストーリー。読み聞かせは、きっと家族の特別な時間になるでしょう。季節の絵本がほしい方にも、冬に贈る子どもへのプレゼントにもぴったりです!
今回紹介した『スノーマン』の他に、竹書房からは、訳付きの絵本も出版されています。人によってはそちらの方がいいという方もいるかもしれませんね。
冬になると読みたくなる世界の名作『スノーマン』。この機会にぜひチェックしてみてくださいね!
作・絵 | 作・絵:レイモンド ブリッグズ/訳:樹山 かずみ |
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出版 | 竹書房 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 縦22×横25cm |
初版 | 1994年11月 |
作・絵 | 作・絵:レイモンド ブリッグズ/訳:樹山 かずみ |
---|---|
出版 | 竹書房 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 縦22×横25cm |
初版 | 1994年11月 |
作・絵 | レイモンド・ブリッグズ |
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出版 | 評論社 |
ページ数 | 14ページ |
サイズ | 縦13×横13cm |
初版 | 2014年10月 |
作・絵 | レイモンド・ブリッグズ |
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出版 | 評論社 |
ページ数 | 14ページ |
サイズ | 縦13×横13cm |
初版 | 2014年10月 |
作・絵 | 作・絵:レイモンド ブリッグズ/訳:おがわ やすこ |
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出版 | 大日本絵画 |
ページ数 | 10ページ |
サイズ | 縦26×横26cm |
初版 | 2013年9月 |
作・絵 | 作・絵:レイモンド ブリッグズ/訳:おがわ やすこ |
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出版 | 大日本絵画 |
ページ数 | 10ページ |
サイズ | 縦26×横26cm |
初版 | 2013年9月 |
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