超熟食パンを実際に食べてみました
超熟食パンのパッケージを見ると、安心感がわいてきます。この白地に青いデザインの「超熟」という文字が描かれたパッケージを見たことのない人は、おそらくほとんどいないのではないでしょうか?
スーパーやコンビニでも「超熟」の文字が目につきます。定番中の定番の食パンといっていいでしょう。パッケージには「小麦粉本来のおいしさ」とあります。小麦粉の味とはどんなものなのでしょうか?
2018年のリニューアルでは、原材料の配合割合を変えたとのこと。つまり、リニューアル以降のパンを食べないと、超熟食パンを語ることはできません。そこで現在の超熟食パンを実際に食べてみました。そのままはもちろんのこと、トースト、オープンサンドなどさまざまな食べ方で超熟食パンの実力を検証しました。
超熟食パンとはどんなパン? 公式サイトの情報などを調査
超熟食パンは「炊きたてのごはんのような、毎日食べても飽きないおいしさ」というコンセプトのもとで開発され、1998年に発売開始以来、多くの人から支持されるヒット商品になりました。2008年には『超熟ヒットの理由―「食パン」から学ぶブランドNO.1物語』という本も出版されています。
この食パンの特徴になっているのはふんわりとしたやわらかな食感と、余分なものを一切いれていない素材にこだわった安心できる食パンであること。毎日食べることがテーマとなっているので、オーソドックスなパンという表現もできるでしょう。
「超熟」という名前は、小麦粉を熱湯でアルファ化(糊状にすること)し、低温でじっくり熟成させて焼き上げる手法のことです。もっちり、しっとり、サラッとした口どけを実現したとのこと。「超熟」シリーズとして、山型、ライ麦入り、ロール、ロールレーズンなどの商品も発売中です。
超熟食パンの口コミや評判は? SNSやECサイトでの評価は?
超熟食パンについての口コミや評判をインターネット上で検索してみました。食感や味までさまざまな意見があります。ここでは良かった口コミと悪かった口コミをどちらも紹介していきます。
超熟食パンの良かった口コミ
「家族で毎朝、食べています」という声がたくさんありました。「やわらかくて、風味があって、おいしい」という感想もたくさん。「10年前から毎日ずっと食べている」「安心安定の味」といった声もありました。
また、「超熟という名前は知っていたけれど近くで販売されておらず、最近購入してやっと食べてみて、憧れの味に出会えて感激した」という声も。さらには「余分なものが入っていないので安心して食べられる」という声もありました。
食パンは毎日食べるものだからこそ、体に良いものをと考えている人が多いのでしょう。超熟パンに対する信頼がうかがえる口コミからは、ロングセラー商品の秘密も見えてきます。
超熟食パンの悪かった口コミ
認知度が高いだけに、期待しすぎてがっかりしたという口コミもあります。「そこまでやわらかくない」「もっとおいしいパンがある」という声も。これは超熟食パンに対する期待値が高くなりすぎたのでしょう。
「6枚切りのつもりで買ったら8枚切り、パッケージが似すぎている」という口コミもありました。「おいしいけれど、ちょっと値段が高い」という声も。
良い口コミが圧倒的に多いのですが、注目されている商品であるがゆえの辛口の意見もあるようです。
超熟食パンを実際に食べてわかった美味しい食べ方 検証レビュー
超熟食パンを食べてみた味わい、風味、食感、美味しい食べ方など、実感したこと、わかったことを写真とともに紹介します。
うわさどおりのふわふわしたやわらかな食感
パッケージを開けて食パンにふれた瞬間に、ふわふわした感触が伝わってきます。生まれたての赤ちゃんを抱きかかえるように、優しく扱いたくなる感触です。皿の上に並べてもその柔らかさがわかります。
軽く鼻を近づけると、香ばしい香りが広がり、まずは鼻がその美味しさを察知。毎朝この超熟食パンを食べると、このパンの香りこそが朝の香りなのではないかと、刷り込まれてしまいそうです。
今回食べたのは6枚切りです。まずはトーストせずにそのまま食してみました。手で割ってみたときの感触もやはりふんわりとしたもの。なんだか食べるのが申し訳なくなるようなやわらかさです。
最初に感じるのは独特の甘みと風味。これがパッケージに書いてある「小麦本来のおいしさ」ということなのでしょう。ほんのりとした甘さが食欲をそそります。
甘すぎず、甘みが薄すぎず、食感はしっとりとして、もちっとしたもの。軽い弾力性があって、ふっくらとしています。この食べやすさが超熟食パンの大きな長所といえそうです。
トーストすると表情が一変するところが魅力
次はトーストして食べてみました。トースターの性能によっても違うと思いますが、通常の食パンよりもややキツネ色になるのに時間がかかる傾向があるようです。自宅のトースターだと、5~6分といったところでしょうか。朝の忙しい時間帯に食べるならば、焼き上がりの時間も逆算しておく必要がありそうです。
トーストすると、食パンの表情は一変します。ふわふわもちっとした感触からサクサクへ。でも内部はふわふわ感を維持しています。香りはさらに香ばしくなり、見た目もさらに食欲をそそる色へと変化。バターをのせると、バターの風味が加わって香りのシンフォニーを奏でます。
ジャムを乗せるとケーキ感覚
ジャムを乗せると、トーストでありながらちょっとしたケーキ感覚も味わえます。もちろん、オープンサンドにするのもOK。
トーストせずにそのままでもいいですが、個人的にはトーストの上に野菜をたくさん乗せるのが好みです。焼いたトーストのサクッとした感触と野菜との相性はかなりいいでしょう。
保存して食べても、味の変化は少ない
今回は、超熟食パンを冷凍保存すると味がどう変化するかもチェックしてみました。数日冷凍庫で保存してから自然解凍させたものと、トーストしたものとを食べ比べです。
自然解凍したパンの場合、味や風味の劣化がまったくないわけではないのですが、味はさほど変わりませんでした。自然解凍したものをトーストした場合は、風味もそれほど大きな変化はありません。
ただし感触はどちらの場合も新鮮なパンとは異なりました。ふわふわ感がかなり減ってしまうのです。もちもち感はそこまで変化せずにキープといったところでしょうか。すぐに食べるに越したことはないのですが、食べきれないときには冷凍庫での保存はありだと考えます。
スライスの種類 | 4枚、5枚、6枚、8枚、10枚 ほか |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む) |
スライスの種類 | 4枚、5枚、6枚、8枚、10枚 ほか |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む) |
超熟食パンを食べてみた評価と感想のまとめ 総合評価:3.3点
超熟食パンを試した感想をチャートにしてみました。
※執筆者の主観を数値化したものです。
超熟食パンを食べてみた評価は、やはり評判どおりというものでした。小麦粉のおいしさもやわらかな食感もしっかり実感できます。ただし、本当のパン好きを満足させる味とはいいきれません。専門店のパンを食べている人にとっては、個性がないと感じる可能性もあるからです。もっと歯ごたえのあるパンこそがパンだという意見もあるでしょう。
しかし、日本人の平均的な好みを見事に満たしているという点では、とても水準の高い食パンです。派手さはないけれど、日常のさりげないシーンを支え続けてくれます。人間に例えるならば、実直で勤勉な人のような安心しておすすめできるパンです。
スライスの種類 | 4枚、5枚、6枚 |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、でんぷん、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む) |
スライスの種類 | 4枚、5枚、6枚 |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、でんぷん、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む) |
スライスの種類 | 5枚、6枚 |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、ライ麦加工品(ライ麦、食塩)、砂糖、バター入りマーガリン、はちみつ、パン酵母、食塩、小麦たんぱく ほか |
スライスの種類 | 5枚、6枚 |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、ライ麦加工品(ライ麦、食塩)、砂糖、バター入りマーガリン、はちみつ、パン酵母、食塩、小麦たんぱく ほか |
スライスの種類 | - |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、砂糖、乳等を主要原料とする食品、マーガリン、でんぷん、バター、パン酵母、加工油脂、食塩、小麦たんぱく ほか |
スライスの種類 | - |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、砂糖、乳等を主要原料とする食品、マーガリン、でんぷん、バター、パン酵母、加工油脂、食塩、小麦たんぱく ほか |
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 食パンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での食パンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
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「食品・ドリンク」カテゴリーを担当する40代編集者。好奇心旺盛で「何事にもまずは試してみる」をモットーにしてる。最近は格闘技好きが高じて、ボクシングや柔術を習っている。休日はスーパーでお買い得品を探すのも趣味。新商品には目がないので、ついつい買いすぎてしまうのが悩み。