フォーマルベビーシューズの選び方 赤ちゃんのために知っておきたい
まずは、フォーマルベビーシューズの選び方について解説していきます。素材や仕様など、こまかいポイントを考慮しながら、赤ちゃんの足に合うかわいいフォーマルシューズを選びましょう。
サイズで選ぶ
赤ちゃんはどんどん成長するので、足のサイズを合わせるもの一苦労。成長を妨げないように、サイズにあったシューズを選んであげましょう。
足のサイズはきちんと測定して選ぶ
足のサイズは、購入するときごとに、きちんとメジャー(巻き尺)で足長を測定してから購入しましょう。足長は、足のいちばん長い指の先からかかとまでを測定します。赤ちゃんの靴の場合は、測定した長さに0.5~1cmを足した長さのものを選ぶのがポイント。靴の中からインソール(中敷き)を取り出し、赤ちゃんの足を乗せてみましょう。そのときに、つま先に0.5~1cmほど余裕があれば大丈夫です。ご参考までに月例ごとのサイズは下記になっております。
・~6ヵ月:9~12cm程度
・~1歳:11~13cm程度
・~2歳:12~14cm程度
・~3歳:13~15cm程度
赤ちゃんの足は、すぐに成長します。成長を妨げないよう、毎回、測りなおしてサイズが変わっていたら、新しいサイズの靴を購入して履かせましょう。
海外製の靴はワイズに注目
いまではインターネット社会で海外メーカーの製品を検討する機会も増えてきました。また店舗でも海外メーカーの製品を見る機会も増えていると思います。そこで確認しなければならないのはワイズです。ワイズとは靴幅のことで、日本メーカーより海外メーカーのほうが幅が小さめに作られているケースが多いのです。
そのためインターネットでの購入ではワンサイズ気持ち大きめのサイズを選択することや、店舗で購入するときにも、いつもと同じサイズで購入してしまわずに、試着をしてから購入するようにしましょう。
フィット感はある? 内側の仕様をチェック
フォーマルシューズといえばエレガントでおしゃれな見た目のものが多いですが、赤ちゃんの足にフィットするかどうかも重要なポイントです。赤ちゃんの足はまだまだやわらかく、頼りないもの。外側が革製でしっかりした作りでも、内側はクッション性をもたせた柔軟性があるものを選びましょう。
メーカーなかには、大学や小児科医と連携し共同研究して商品を開発しているところもあります。そういったメーカーの商品なら、安心して赤ちゃんに履かせてあげることができますね。試着だけではなかなか内側の快適さを知るのは難しいですが、赤ちゃんが泣いたり足を触って靴を脱ごうとしたら不快なサイン。内側のフィット感を意識して選びましょう。
滑り止め機能などソールの素材や加工にも注目
フォーマルシューズを履いて歩く場所は、ホテルなど、かたいつるつるした床などのことが多いですよね。歩けるようになったとはいえ、赤ちゃんはバランス感覚が大人ほど発達していないので転ぶ危険性もあります。
そのため靴底はラバー製で滑りにくく、さらに滑り止め加工などが施されているものだと安心です。
歩きやすさに直結! ソールの屈伸性とつま先の向き
まだ足が未熟な赤ちゃんは、歩行も不安定。かたい靴底だとつまずいたり、バランスを崩したりすることもあります。
そんな安定しない状態をサポートするためにも、ソールはやわらかく屈曲性があり、つま先が少し上向きになっているものを選びましょう。足の動きに無理なくフィットし、より転びにくくなりますよ。
通気口や吸汗素材で蒸れを防げるものを
フォーマルな場では、いつもより長く靴を履かせておかなければならないことも多いでしょう。赤ちゃんはもともと汗っかきなので、靴の通気性も重要です。蒸れを防ぐため、通気性のよい素材を使用しているものや、ポツポツ穴の開いた通気口がついているものを選ぶのもポイント。
なかには、汗を吸収するためにインソールがタオル地になっているものなどもあるので、赤ちゃんが快適に過ごせるものを選んであげてくださいね。
脱ぎ履きしやすい靴を選ぶ
とくに子供用の靴だと、脱ぎ履きしやすいかどうかに注目してください。時期によってはイヤイヤ期や反抗期だと靴を履くことや脱ぐことを嫌がる子もいます。毎回靴を履かせるだけでも一苦労ということも。
子どもに履いてもらうためにも、履きにくい靴だと、靴自体を嫌がってしまってはあとあと面倒です。スニーカーであれば紐タイプではなく、面ファスナーであったり、革であればできるだけ足の入りやすいやわらかいものを選ぶようにしましょう。
シーンやコーディネートに合わせて選んでみて 足と靴のカウンセラーからアドバイス
フォーマルベビーシューズを購入するときは、歩きやすさと安全性を第一にシーンに合わせた素材、そして服に合わせたデザインを考えて選ぶのがポイントです。
フォーマルな席ではつま先の出るサンダルは避け、仏事の際には光沢のあるものは避けましょう。
フォーマルベビーシューズおすすめ4選【男の子・女の子兼用】 Bear Mall、MARRYME、IFMEほか
ここまでの選び方のポイントをふまえ、足と靴のカウンセラーと編集部が選んだ、男女兼用で使えるフォーマルベビーシューズのおすすめ4選をご紹介。
赤ちゃんにも、おしゃれなフォーマルシューズを選んであげましょう。
土踏まずの形成をサポートしてくれる
赤ちゃんの足の成長をサポートしてくれるフォーマルシューズです。高機能の中敷き「ウインドラスソーラー」を使用。足指が曲げ伸ばししやすいため、土踏まずの形成に必要な筋肉の発達をうながしてくれます。正しい姿勢での歩行形成にもつながります。
13.0~18.0cmまでと幅広いサイズ展開。飽きのこないデザインで、サイズアウトしても同じものを選びやすいフォーマルシューズです。
パンチングがおしゃれで着脱しやすい
パンチングがおしゃれなフォーマルシューズです。男女問わず、カジュアルコーデからフォーマルコーデまで幅広く合わせやすいのが特徴。ワインレッド・黒・茶の選べるカラー展開もうれしいですね。
面ファスナー式で、赤ちゃんの足でも着脱しやすくなっています。サイズ展開が13.0~18.0cmと幅広く、兄弟・姉妹おそろいで履くこともできますよ。
やわらかく足の動きに合わせてフィットする
やわらかく、足の動きを妨げないベビーシューズです。フォーマルなシーンにも映える、ひもタイプのデザイン。ひもは伸縮性があり、着脱しやすくなっています。全体的にやわらかく足の動きに合わせてフィットするので、赤ちゃんの頼りない足でも歩きやすいでしょう。
白・黒・茶と、ファッションに合わせてコーディネートしやすいおしゃれなベビーシューズです。
かっこいいテイストでスーツもおしゃれに決まる
かっこいいデザインで、スーツなどに合わせやすいフォーマルシューズです。赤ちゃんでも保育園の入園式などで、ブレザータイプのスーツなどを着る機会がありますよね。そんなおしゃれスーツに似合うテイストが魅力です。女の子なら、チェック柄のスカートもカッコよく決まるでしょう。
ソールは凸凹で滑り止め効果もあります。本革でやわらかく、屈曲性が高いので履きやすいでしょう。
フォーマルベビーシューズおすすめ5選【女の子向け】 Cocobaby、TinyCute、西松屋など
ここでは、女の子向けのベビー用フォーマルシューズのおすすめ5選を紹介します。女の子といえば、華やかな大人顔負けのパンプスのようなフォーマルシューズをイメージすることでしょう。そんなかわいらしいデザインのシューズを厳選してみました。
ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
Cocobaby(ココベビー)『フォーマル セレモニーシューズ』は、3カ月から12カ月の赤ちゃんの、ベビードレスに合わせて履かせるファーストシューズを探している人にとくにおすすめ。写真映えするだけでなく、リボンを結べば脱げにくくなり実用性もあります。

抱っこが多い赤ちゃんでも使いやすい&肌にやさしい
ベビードレスに合う、ファーストシューズとしても使えるセレモニーシューズです。靴底も布で作られており、まだ抱っこが多い赤ちゃんには軽量で履きやすくなっています。靴底には滑り止めもついているので、室内での歩行練習にも使えるでしょう。
綿素材で、赤ちゃんの肌にもやさしいのが特徴。折り曲げてもしわになったりしないので、保管しやすいセレモニーシューズです。
どんなカラードレスにも合わせやすい
かわいらしいお花があしらわれている、白のフォーマルシューズです。つま先はコロンとした丸みを帯びたデザイン。面ファスナー式で、着脱しやすくなっています。白なので、ピンクやイエローなどさまざまなカラードレスとも合わせやすいのが魅力です。
9.5から10.5cmとサイズは小さめですが、このサイズは探してもなかなか見つかりにくいもの。まだ歩けないけれど、見た目だけでもちゃんとした靴を履かせてあげたいと考えている場合にも使えるかもしれませんね。
お姫さま気分にひたれる華やかなデザイン
かかと部分がないデザインで、お花があしらわれた華やかなフォーマルシューズ。まるで気分はお姫さまですよ。
靴底はゴム製で滑り止め効果も高く、マジックテープ式で脱ぎ着がしやすいのも特徴。11.5cmから選べる、サイズ展開の豊富さも魅力です。お姫さまにあこがれている女の子に、ぜひ履いてもらいたいですね。
赤ちゃんに安心なデザインと素材
コットン素材で赤ちゃんの肌にやさしい、フォーマルベビーシューズです。シンプルなデザインと、面ファスナー式で着脱がしやすいのが特徴。6色とカラー展開が豊富で、ドレスの色に合わせてコーディネートを楽しめます。
値段も手ごろなので、室内・室外用と使い分けてもいいかもしれませんね。伸縮性がある綿素材なので赤ちゃんの足の成長を妨げず、肌に触れても安心な靴です。
ふだん使いもできるシンプルデザインが◎
ブラックカラーにブラックのリボンモチーフがあしらわれた西松屋のシューズは、内側のドットデザインにもこだわりが感じられる1足です。アッパーの素材はポリエステルで、汚れに強いのもポイント。ストラップは面ファスナー仕様で、着脱もらくらくです。
式典やパーティなどはもちろん、シンプルなデザインなのでふだんのお出かけにも活躍するでしょう。
「フォーマルベビーシューズ」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング フォーマルベビーシューズのTOP1はコレ!
ご紹介した商品のなかから、足と靴のカウンセラーの青山まりさんがおすすめする商品ランキングを発表します。フォーマルベビーシューズ選びの参考にしてみてください。
1位 Cocobaby(ココベビー)『フォーマル セレモニーシューズ』
Cocobaby(ココベビー)『フォーマル セレモニーシューズ』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フォーマルベビーシューズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフォーマルベビーシューズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
赤ちゃんの足のサイズを正確に測るコツ 計測器や計測紙を使う
赤ちゃんは動き回るのでなかなか足のサイズを測るのに苦労します。正確にサイズを測る方法としては、計測器や計測紙を用意する方法です。計測器は一般的な通販サイトで購入できますし、計測紙についてはサイト上から無料でダウンロードもできますので、ぜひ活用してみてください。
また足のサイズは立った状態で測るのが正確です。そのため、靴のサイズも赤ちゃんが寝転がっている状況のときではなく、体重をしっかりのせて立った状態で靴のサイズを測るようにしてください。
店舗で試着したい場合
靴のサイズはとても難しいです。単純にサイズだけではなくメーカーによっては幅も違うので、そこも合わせなければなりません。実際に店舗で履いてみたいというときに、おすすめの店舗は子供用品で有名な赤ちゃん本舗やバースデイ。
安いところで買いたいというのであれば、しまむらやイオンなどでもベビーシューズ全般を扱っています。また、結婚式などパーティ用のフォーマルベビーシューズであれば、ミキハウスやファミリアなども選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
そのほかのベビーシューズもチェック 【関連記事】
赤ちゃんにフィットする靴を選んで!
フォーマルベビーシューズのおすすめをご紹介しました。選び方のポイントは、靴自体の屈曲性やソールの形状など赤ちゃんにフィットするかどうかを見極めること。素材やサイズなどを含め、成長を妨げない安心なものを選びましょう。
かわいいフォーマルベビーシューズを選んで、赤ちゃんもすてきにドレスアップしてあげてくださいね。
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ブラジャー研究家・下着研究家・作家。 新しいジャンルを切り拓いた女性に贈られるキャリアクリエイト部門で日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」受賞。 消費者の立場で活動している。新聞・雑誌・講演・テレビ出演多数。著書に『ブラの本。』(サンマーク出版)『着るだけダイエット』(東邦出版)ほか多数。 また、2014年に足の怪我をしたことがきっかけで足と靴の研究を始める。フットケアの専門スクールに通い、フットケアアドバイザーとシューフィット、中敷き調整の技術を身につける。 その後、靴工房と靴専門店にて経験を積み、現在「足と靴のカウンセラー」としても活動中。