ベビースニーカーの選び方 保育士に取材しました
保育士ライター・すぎ けいこさんに取材をして、ベビースニーカーの選び方を教えていただきました。赤ちゃんの成長の度合いやベビースニーカーの靴底の柔らかさなどに注目してチェックすることが大切です。
ファーストシューズ or セカンドシューズ?
赤ちゃんの成長にあわせてぴったりのシューズを選びましょう。ベビースニーカーを探しているなら、ファーストシューズなのかセカンドシューズなのかで重視するポイントが変わってきますよ!
ファーストシューズ|履き心地を重視
ファーストシューズは11cm~13.5cmくらいまでのベビースニーカー。不安定で転びやすいよちよち歩きの赤ちゃんの歩行をサポートします。肌当たりのよい素材で履き口を包みこみ、かかとをしっかり支えます。
また、靴底が薄めでやわらかく、柔軟に曲がるので赤ちゃんの骨や筋肉に負担がかかりにくいです。足の甲の高さにあわせて留められるシングルファスナーのものが主流です。
セカンドシューズ|安定した歩行をサポート
セカンドシューズは13cm〜15cmくらいまでのベビースニーカー。しっかりと歩けるようになり走る、跳ぶなど活発な動きができる赤ちゃんに向いています。
激しい動きをしても足への衝撃がかかりすぎないよう保護しながら、正しい歩行をサポート。ファーストシューズよりも靴底が厚く、表面の凹凸をつけることですべりにくく工夫されています。
サイズはプラス5mmを選ぶ
2歳ごろまでの赤ちゃんの足は1年に約1cmのペースで成長します。そのため、3カ月を目安に足の寸法を測り、足にあった靴を選ぶようにしましょう。
また、すぐ大きくなるからと大きすぎる靴を履かせていると、足の成長を阻害し発達に悪影響になることも。靴は、履いたときに足の指先と靴の間に5mm以内の余裕をもたせたサイズを選ぶことが大切です。
足の寸法をは、立った状態で測るのがポイント。かかとをしっかり固定して行ないましょう。
歩行をサポートしてくれる「形状」と「屈曲性」をチェック
まだ歩くことに慣れていない赤ちゃんの足をサポートするものなので、シューズの「形状」と「屈曲性」もしっかり確認しましょう。不意に転んでしまうことも多い赤ちゃん。そのため、スニーカーは爪先部分に反り返しがついている形状がおすすめ。つまずきを防止してくれます。
また、シューズ自体の柔軟性も大切です。赤ちゃんの足は、土踏まずのアーチ形成が成熟していないので、指や足裏を曲げ伸ばしする動きに合わせて柔軟にシューズが曲がるものだと足にフィットしてくれます。
スムーズに着脱できるものを選ぶ
1歳半ごろを超えると、子どもはなにもかも自分でやりたがるもの。子ども一人でも上手に靴が着脱できるように、着脱しやすい仕様のシューズを選んであげましょう。
履き口が広いものをチョイス ママやパパも履かせやすい!
ファーストシューズを履くころの赤ちゃんは、まだ自分で靴が履けません。じっとしていない足に靴を履かせることを考えると、間口が大きく、つま先まで手早く靴が入れられるかどうかが非常に重要です。
そのため、靴はスリッポン型でよりも面ファスナーで留めるタイプが便利。さらに中央がベロになっていて、大きく広げられるタイプのほうが使いやすいです。
面ファスナーなら子どもが自分で着脱しやすい
セカンドシューズを履くころになったら、自分で靴を履く練習もはじめたいところ。とくに保育園に通う場合、靴の脱ぎ履きを練習することも多いです。
手の力が弱い赤ちゃんが自分で靴を履くには、スリッポンや靴紐タイプは避けたいところ。面ファスナータイプが使いやすいでしょう。
また、靴の右左がわかるように、合わせるとひとつの絵になるように中敷きがデザインされているものも便利です。
お手入れのしやすさもチェック
外で元気に走り回ったり、どろんこになって遊ぶ子供。シューズも汚れやすいので、お手入れがカンタンなスニーカーを選びましょう。気にせずバシャバシャと水洗いできる、ナイロン系の合成繊維素材がおすすめ! それ以外にも丸洗いできるシューズはあるので、表記をチェックしてみてくださいね。
また、中敷きが取り出せるシューズだと汚れてもすぐ洗って乾かせるので衛生的です。
赤ちゃんの足の成長を妨げず、着脱がしやすい靴 保育士ライターがアドバイス
ファーストシューズを履く時期は、転んで自分で立ち上がる場面が多いです。足首に負担のない柔らかさと、履かせやすいものを選びましょう。
セカンドシューズは、活動範囲が広がり走る動きも出てきます。足を守り、自分で着脱しやすいものを選びましょう。靴の着脱ができると、衣服の着脱も自分でやってみようという意欲が出ます。
ベビースニーカーのおすすめ6選|ファーストスニーカー おしゃれなコンバースや人気のニューバランスなど!
まずはファーストシューズのおすすめ6商品をご紹介します!
『IT313 FIRST LP』は両開きの面ファスナーで、履き口が大きく開き、履かせやすさがいいです。屈曲性もあり赤ちゃんの、座る、立ち上がるなどの動きにも柔軟に対応できます。

歩きはじめの足をソフトに包み込む
「313」シリーズは、子どもの足の成長をサポートする機能を満載したモデル。
面ファスナーは、両開きで靴の外側へワイドに広がるため履かせやすいです。アッパーは足にフィットしてしっかり保護。適度な屈曲性と安定性で、歩きはじめの時期をやさしくサポートします。
かかとには名前が記載できるスペースがあり、保育園でも安心です。反射材入りで夜道のお散歩にも役立ちます。
IFME『FIRST SHOES』は左右で中敷の色が違うため、どんなときでも間違えずに履かせやすいです。屈曲性もあり、子どもの足の特性に合わせているため歩きやすい工夫がされています。

産学共同開発で生まれた子ども足を育む靴
特徴は中敷きの親指のつけ根部分と足の指があたるところにあるくぼみ。足裏の筋肉を活動させることでアーチ形成を促し、歩くだけで土ふまずの形成に役立ちます。また、色違いにして左右の履き間違いを軽減させています。
また、靴底にある2本の屈曲溝で屈曲性を高め、足先の靴底を巻き上げることでつまづいたときの衝撃からつま先を保護しています。
スポーティーなコンビカラーでやさしい履き心地
ファーストスターシリーズのミニP-L 2をリニューアルした定番モデル。かかとにフィットしやすいように靴履き口はカラフルなパッドを使っています。
足先は靴紐を使っていますが、固定はベルトタイプの面ファスナー。赤ちゃんの足を包み込むソフトなシンセティックレザーを使っています。コンバースらしい星のモチーフもかわいらしさをより引き立てます。
ハイカットデザインで歩きはじめの足元をサポート
ニューバランスのファーストシューズ「223」シリーズのハイカットモデル。つかまり立ちから自分でしっかり歩けるようになるまでの時期を足首までしっかりサポートします。
靴の素材はやわらかさを重視して設計。アッパー素材はやわらかく屈曲性と安定性を確保します。また、履き口が大きく開くため、履かせる場合にも便利です。
甲高の赤ちゃんにも履かせやすい
キッズデザイン賞を受賞しているベビースニーカー。不安定な歩行に対応するため、つま先が少しあがっているのが特徴です。靴を履いて立ったり歩いたりする練習として使うことができます。
靴底がラバー製のため、すべりやすさを軽減。室内はもちろん、外で履くことも可能です。靴の固定は面ファスナー式。大きな甲ベルトで留めるため、甲高の赤ちゃんでも快適に履けるでしょう。
ASICSスクスク『ファブレ FIRST CT 3』
歩行時の引っかかりを構造からセーブ
アッパーは天然のコットン素材に可愛らしいモチーフのファーストシューズ。履き口が大きく開く構造です。不安定な歩行でなにかに引っかかるリスクを軽減させるため、靴のエッジを丸く処理して、つま先を大きく巻き上げています。
また、インナーの「メディエル」は、吸汗性・低刺激性が高い素材、足を清潔に保ちます。留め方は2本の面ファスナーで、足のホールド性を高めています。
ベビースニーカーのおすすめ6選|セカンドスニーカー ミキハウスやプーマなどギフトにもおすすめなおしゃれデザイン多数
つづいて、おすすめのセカンドシューズ6商品をご紹介します。
『セカンドベビーシューズ』は太めの面ファスナー、かかとについた輪っかのひもと自分で履きやすい工夫がされています。さわり心地がいいパイル素材で赤ちゃんの足をしっかり守りながら歩行をサポートします。

足が入れやすいシンプルスニーカー
行動範囲が広がり、走る、跳ぶなど歩く以外の活動も支えるベビースニーカー。土踏まずの成長をうながす構造で、正しい歩行をサポートします。
履き口は大きく開き、ベロ部分にもクッション性があります。太めのベルトを面ファスナーで固定するため、甲高な子どもでも窮屈になりにくいです。内側はさわり心地がやさしいパイル素材。足入れが軽やかなシンプルなデザインです。
国内工場で作られたシンプルクラシックなデザイン
「Made in Japan」のベビーシューズ。中底が厚くクッション性が高く、つま先にゆとりをもたせ足の指が圧迫されないように足を支えます。
また、足が曲がる場所と同じ場所で靴も曲がるように設計することで足への負荷を軽減。インソールは洗えるため、汗をかいたり汚れたりしても清潔さをたもてます。天然緑茶を原料とするカテキンの作用で「抗菌」「防臭」します。
こだわりのインソールとかわいらしいデザイン
アイスクリームのフレーバーをモチーフにした7色のカラー展開が楽しいベビースニーカー。スポーツメーカーとしてのノウハウや医学博士の意見を取り入れ、子どもの小さいかかとと不安定な足を支える子ども専用設計です。
ポイントは「足と靴のフィット感」「曲がりやすさ」「つま先のゆったり感」「発育インソール2」で、子どもの足を3種類のアーチ形状でしっかり支え正しい歩き方、姿勢をサポートしています。
親子コーデが楽しめるクラシカルなデザイン
さまざまなカラー、デザイン違いが楽しめる「ベビー オールスター N」。大人用の「オールスター US ネオンカラーズ HI」とペアとなるデザインのため、親子コーデが楽しめるのも魅力のひとつ。
足先は自由に動かせるようゆったりと設計し、ソールにはボードを内蔵してしっかりかかとを支えています。タンの部分が大きく開くほか、ワンベルト仕様のため脱ぎ履きしやすいのも特徴です。
多彩な機能で足元をしっかり支える
定番の「996」シリーズのデザインを、ベビースニーカーに採用したLIFESTYLE「996」のインファントバージョン。単色でシンプルなアッパーに「N」のロゴがあしらわれています。
足元をしっかり支えるため、ミッドソールにはクッション性にすぐれたC-CAPを採用。ラストの接地面積を広くすることで安定性を高めています。面ファスナーで留める構造のため、脱ぎ履きもしやすいです。
「ベビースニーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビースニーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのベビースニーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのベビーシューズに関連する記事はこちら 【関連記事】
ベビースニーカーで赤ちゃんの足をやさしくサポートしよう
ベビースニーカーを選ぶ際は、まず赤ちゃんの足の寸法を測ることが第一。赤ちゃんは3カ月ほどで足のサイズが変わってしまうことが多いため、こまめに測ることが大切です。
ベビースニーカーには赤ちゃんの歩行度合いからファーストシューズとセカンドシューズにわかれています。
それぞれ足をしっかり支えて成長をうながす機能や、つまづきにくくするためにソールに丸みをつくったり曲がりやすくしたりとさまざまな工夫が凝らされています。デザイン以外の機能面にも注目してベビースニーカーを選びましょう。
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17年の保育園勤務経験と子育て経験があります。現役ベビーシッターとしても活動中。 「子育てはみんなのもの」周りの人に頼りながら子育てするのが、当たり前な世の中になってほしい。パパママが元気になってほしいと願いながら、発信にも尽力しています。保育士資格所持