子ども用迷子紐の選び方 子どもの性格や性質で適切な種類が異なる
子ども用迷子紐にはいくつかの種類があり、保護者や子どもの性格や性質によって選ぶべき種類が異なります。それに加えて機能性、リードの長さなども、実際に使っていくうえで重要なポイント。
はじめに、迷子紐の種類や機能性、長さなどについて説明します。
迷子紐の種類で選ぶ
迷子紐の種類には、子ども用の小さなリュックサックにリードが付属しているリュックサックタイプと、ベスト型で通気性がよく手足が動かしやすいハーネスタイプ、子どもの手首と保護者の手首を紐でつなげるリストタイプがあります。
子ども用リードタイプのなかで主流なのは、リュックサックタイプとハーネスタイプです。そのため今回はこれらを中心に、詳しくまとめました。
リュックサックタイプ
背中部分のリュックサックの上に、リードをつける金具がついている迷子紐です。シンプルなリュックサックから、動物やキャラクターなどのぬいぐるみのようなリュックサックまで種類はさまざま。子どもの好みやファッションに合わせて選べますよ。
一見すると迷子紐に見えないデザインも魅力と言われています。
ハーネスタイプ
背中や身体にあたる部分がリュックタイプより少なく、軽量で通気性がいいのが特徴。汗っかきの子どもや、リュックサックを背負うのをイヤがる子どもにぴったりです。
つけ外しやサイズ調整がラクなのもポイント。子どもの身体にもフィットしやすいタイプです。
リストタイプ
保護者と子どもの手首に装着するタイプの迷子紐。装着自体がシンプルでカンタンなものが多く、見た目も迷子紐には見えません。そのため、迷子紐自体に抵抗がある人でも、比較的取り入れやすいタイプでしょう。
「ふだんは迷子紐を使わなくても、人混みなどはさすがに心配になる」というような、小学校の低学年くらいのお子さまにピッタリ。ほかのタイプと2wayで使えるものもあるので、必要に応じて確認しておくといいでしょう。
リードの機能や長さをチェック
リードをつける位置や長さも事前に確認し、実際使うときのイメージをしておきましょう。また、リードの取り外しはかんたんにできるのか、サイズ調整はどれくらいの範囲で可能なのかのチェックも重要。長く使えるかどうかも予想することができますよ。
リードを体のどの部分に取りつけるのかは必ず確認しよう
保護者が迷子紐のリードを引っ張ることでリュックが脱げてしまい、転倒する事故も報告されています。安全のために購入したリードが原因で、子どもにケガをさせてしまっては本末転倒。そのため、強く引っ張っても脱げにくく取れにくい迷子紐を選びましょう。
また、腰まわりにつけるタイプの迷子紐よりも、肩まわりにつけられる迷子紐のほうが転倒しにくいとされています。ベストやリュック式のものであれば、身体を引っ張られたときも、バランスがとりやすいでしょう。
成長に応じてサイズ調整は可能か
多くの迷子紐は1〜3歳くらいが対象。 ただし、子どもの身体は日々成長していてあっという間に大きくなるものです。そのため、こまめにサイズ調整をする必要があります。
サイズ調整がかんたんにできるものを選ぶのはもちろんですが、どのくらいのサイズまで対応しているのかを、購入する前に必ずチェックしておきましょう。
リュックタイプの場合はリードが取り外せると便利
公園などでリュックを背負ったまま遊ばせたいとき、リードがつけっぱなしだとリードを踏んで転倒する危険もあります。また、公園の遊具などにひっかかってしまうと事故の原因にもなりかねません。
そんなとき、リードがサッと取り外せるタイプの迷子紐だと、子どもの機嫌を損なわないうえに、安全に遊ばせることができますよ。実際、リュックタイプの迷子紐の多くはリードの取り外しが可能。状況に応じて取り外して使うようにしましょう。
リードの長さは適切か
1〜3歳くらいまでの子どもの場合、迷子紐の長さは1mくらいがちょうどいい長さです。迷子紐のなかには2m近く伸びるものもあるのですが、そこまで伸びてしまうと、かえって車道への飛び出しなど近距離での危険に晒されることになります。
長さがあるものは、公園などすぐ近くに危険がない場所ではぐれないようにするためだけに使うようにしましょう。
子どもと一緒に選ぶと楽しんでくれるかも 妊娠・出産・育児相談の専門家からひとこと
妊娠・出産・育児相談の専門家
見た目の問題などから賛否両論ある迷子紐。ですが、子どもの事故や迷子は一瞬目を離したすきに起こるもの。
とくに危険な場所が近くにあるときや、人の多いテーマパークなどに行く際にあると安心ですよね。また、かがんで手を繋がなくていいので腰痛持ちのママやパパにもやさしいです。
お子さまと一緒に選ぶと、楽しくイヤがらずにつけてくれるかもしれませんね!
子ども用迷子紐【 リュックタイプ】おすすめ5選 かわいらしくて子どもも大よろこび!
おもちゃやマグなど小さな荷物が入るリュックサックにリードがついている、リュックタイプの子ども用迷子紐のなかから今イチオシの商品を全部で5商品ご紹介します。
妊娠・出産・育児相談の専門家
日本パフ『わんわんベビー ちょっとまって!』は、アウターのなかでも装着可能なほどの薄さがいいですね。
とくに冬は、子どもは暑がりのため上着を脱ぎたがるので、装着しなおさなくて済むのはうれしいポイントです。

日本パフ『わんわんベビー ちょっとまって!』
























出典:Amazon
タイプ | リュック |
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リードの長さ | - |
リードの取り付け部位 | リュック |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | -(リュックに収納可) |
妊娠・出産・育児相談の専門家
しあわせ倉庫『飛び出し防止 リード 付き クマ ぬいぐるみ ベビー リュック』は、取り外し可能なかわいいクマさんがついていて、お人形さん遊びもできていいですね。
肩紐部分も厚みのある作りで、背負い心地も負担が少ないのもポイントです。

しあわせ倉庫『飛び出し防止 リード 付き クマ ぬいぐるみ ベビー リュック』


















出典:Amazon
タイプ | リュック |
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リードの長さ | - |
リードの取り付け部位 | リュック |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
妊娠・出産・育児相談の専門家
スケーター『ハーネス付きダイカットリュック』は、子供の大好きなキャラクターを選べば喜びそうですね! 機能も申し分ないので、キャラクター好きさんにおススメです。

スケーター『ハーネス付きダイカットリュック』








出典:Amazon
タイプ | リュック |
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リードの長さ | 98cm |
リードの取り付け部位 | リュック |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
マルヨシ『ベビー用迷子ヒモ付リュックサック トミカ』






出典:楽天市場
タイプ | リュック |
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リードの長さ | 67cm |
リードの取り付け部位 | リュック |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
ダディッコ『ハーネスリュック』
















出典:Amazon
タイプ | リュック |
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リードの長さ | 67~108cm |
リードの取り付け部位 | リュック |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
子ども用迷子紐【 ハーネスタイプ】おすすめ4選 通気性がよく幼児期まで使えるものも!
汗っかきの子どもや、リュックを背負うのをイヤがるお子さんにぴったりな、ハーネスタイプの子ども用迷子紐のなかから、今イチオシの商品を全部で4商品ご紹介します。
妊娠・出産・育児相談の専門家
Leefeng『迷子防止紐』は、淡く主張しない色がどんなファッションでも合いそうですね。安全ロックがついているので、子どもが自分で脱いでしまう心配がありません。
また、腕バンドもついているので、リュックを嫌がるようになったり、大きくなっても長く使えるところがいいですね。

Leefeng『迷子防止紐』






出典:楽天市場
タイプ | ハーネス |
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リードの長さ | 9~200cm |
リードの取り付け部位 | 肩まわり、手首 |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
妊娠・出産・育児相談の専門家
リッチェル『スヌーピー 2WAYチェアベルトR』は、我が家で実際に愛用しています。チェアベルトとしても使える2wayタイプのため、荷物を減らしたい方にもおすすめです。
リードの付け外しはカンタンで、チェアベルトは椅子から立ち上がっても抜け出せないため、外出時に重宝しています。

Richell(リッチェル)『スヌーピー 2WAYチェアベルトR』
























出典:Amazon
タイプ | ハーネス、チェアベルト |
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リードの長さ | 45〜80cm |
リードの取り付け部位 | 肩まわり |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
『天使の羽 セーフティーハーネス』










出典:Amazon
タイプ | ハーネス |
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リードの長さ | 130cm |
リードの取り付け部位 | 肩まわり |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
『迷子ひも』






出典:楽天市場
タイプ | ハーネス |
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リードの長さ | 150cm |
リードの取り付け部位 | 肩まわり |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | 可 |
子ども用迷子紐【リストタイプ】おすすめ1選 児期〜小学校低学年くらいまで使える!
人混みや旅行先などで、迷子になるのを防ぎたい! そのような方向けに、幼児期〜小学校低学年くらいまで使えるリストタイプの子ども用迷子紐を最後に1品ご紹介します。
『迷子防止ひも』






出典:楽天市場
タイプ | リスト |
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リードの長さ | 最長200cm |
リードの取り付け部位 | 手首、カバンなど |
サイズ調整 | 可 |
リードの取り外し | - |
「子ども用迷子紐」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング 子ども用迷子紐TOP5を選出!
今回ご紹介した商品のなかから、妊娠・出産・育児相談の専門家の助産師ナキさんがおすすめするランキングを発表します。子ども用迷子紐を選ぶ参考にしてみてくださいね。
5位 スケーター『ハーネス付きダイカットリュック』
4位 しあわせ倉庫『飛び出し防止 リード 付き クマ ぬいぐるみ ベビー リュック』
3位 Leefeng『迷子防止紐』
2位 日本パフ『わんわんベビー ちょっとまって!』
1位 リッチェル『スヌーピー 2WAYチェアベルトR』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 子ども用迷子紐の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの子ども用迷子紐の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかの子ども向けアイテムをご紹介
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編集部から一言
子ども用迷子紐を「犬のように子どもをつなぐなんてかわいそう」という声もありますが、子どもの安全を守れるのは保護者だけです。一瞬だけ目を離したすきに起こってしまう事故はあとを立ちません。子どもの命を守るためにできる限りの対策をしておきたいものですよね。
このページを参考に、自分の子どもに合った子ども用迷子紐をみつけて、安全に楽しく子どもとお出かけを楽しみましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/15 コンテンツ修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
病院勤務時代に関わった母子は5000人以上。 自身の妊娠・自宅出産・育児経験から「信頼性の高い、医学的根拠(エビデンス)に基づいた情報」の提供をモットーに、出張助産師として活動。訪問母乳ケア、妊娠初期〜出産中・産後すべての期間に対応可能な骨盤軸整体、オンライン育児相談などを行っている。 海外での勤務経験から、日本には無い世界中の育児用品を試すのが趣味。 医学出版社にて、医学看護書籍の編集や記事の執筆、動画コンテンツ制作なども行なっている。