フィッシュグリップとは? 釣った魚の安全につかむ

Photo by Tessa Wilson on Unsplash
フィッシュグリップの特徴をおさえておきましょう。
フィッシュグリップとは魚の口元をはさんで持ち上げるための道具です。フィッシュグリップではさんで持ち上げることで、手でつかむよりも吊り上げた魚をキズつけなくて済みます。
鋭利な歯や口を持つ魚から自分の手を守れるうえに、記念撮影にも役立ちます。商品によっては重さや魚の大きさの計測が同時にできるものもあり、釣りを趣味にしている人であればひとつは持っておきたい道具といえるでしょう。
フィッシュグリップを使うメリット
フィッシュグリップを使うメリットには、下記が挙げられます。
フィッシュグリップを使うと針が安全に外せる
写真撮影もかんたん
魚へのダメージが最小限になる
毒や葉が鋭い魚でも安全に持つことが可能
釣った魚にダメージを与えない、釣った人の安全を守ることができます。
フィッシュグリップの選び方 素材、サイズ、機能、形状で比較
釣りには欠かせないフィッシュグリップは、どのような点に注意して選べばいいでしょうか。
グリップの素材や形状など、注意しておきたいポイントについていくつかまとめましたので、グリップ選びの参考にしてみてください。
壊れにくい素材かチェック
フィッシュグリップにはステンレスやアルミ合金などの金属製のものと、安くて軽いプラスチック製でできたものがあります。ステンレスやアルミを使っている製品は、丈夫でサビにくいので、長くつかうことができますよ。
また、プラスチック製の商品はリーズナブルですが、金属製のものに比べてどうしても強度は弱まってしまいますので、注意してくださいね。
釣った魚のサイズに合ったグリップを選ぶ
どれくらいの大きさの魚を釣るのかによっても、選ぶべきグリップは異なります。ヒラマサやブリなど大型の魚をつかむのであれば、当然大型魚に対応したグリップを選んだほうがいいです。
逆に、アジなどの小型の魚をつかむのであればトングタイプなど先が細いタイプのグリップが適していますが、大型魚・小型魚どちらもつかめるグリップもありますので、商品ページなどの説明を読んでチェックしておくといいでしょう。
持ちやすい形状のグリップを選ぶ
つかみやすさ、持ちやすさも重要なポイントです。とくに大きな魚をフィッシュグリップでつかんで数分持ったままでいると、手が疲れてしまうもの。
手で持つ部分が握りやすい形状になっているか、ラバーや樹脂などのやわらかい素材を使っているかもチェックしておきましょう。実際に持ったときはどんな感じなのかをイメージしておくといいですよ。
重さを測るなど、魚をつかむ以外の機能にも着目!
フィッシュグリップには魚をつかむだけでなく、折りたたむことができて持ち運びに便利なものや、魚の重さを測れるスケール機能があるものなど便利な機能が搭載されているものも多く存在します。
専用アプリを使ってグリップを使って魚を吊り下げている写真を撮るだけで、魚の大きさや重さが測れてしまう商品もあります。
魚にストレスを与えない道具 ワイルドライフクリエーターからのアドバイス
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
水中に暮らす魚は人の体温で火傷をするといわれています。もちろん鋭利な歯やヒレからも自身の手を怪我から守る役目を果たしますが、なによりも必要以上のストレスを与えない道具として導入したいですね。
ロックが可能なものもありせっかく釣り上げた逃がしてしまったり、落として傷つけたりしないアイテムとしても一台あるといいでしょう。
フィッシュグリップのおすすめ11選 魚の重量を計測できる、持ちやすい、大型向けなど
釣った魚から釣り針を外すときや、記念撮影の際に大いに役立つフィッシュグリップのなかからおすすめの商品を全部で11品ご紹介します。
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
オーシャンブレイブ『ブレイブキャッチEX』はトリガータイプで扱いやすく計量が可能なモデル。操作性がよく女性や冬場に厚手のグローブをしていてもトリガータイプでストレスなくクリッピングができます。重量も測れて一石二鳥ですね。

オーシャンブレイブ『ブレイブキャッチEX』












出典:Amazon
サイズ | 290×45×35mm |
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カラー | シルバーグレー、バーミリオンレッド、オーシャンブルー |
重量 | 277g |
素材 | アルミ合金 |
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
DAIWA(ダイワ)『フィッシュグリップV』はタックルボックスや腰に下げておくのに便利なサイズでしかもスタイリッシュ。女性にもおすすめなグリップです。
クリップ部分のホールド感もしっかりとしていていビギナーでも扱いやすいので最初に選ぶならおすすめですよ。

DAIWA(ダイワ)『フィッシュグリップV』












出典:Amazon
サイズ | 約130mm |
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カラー | ブラック、シルバー |
重量 | 約80g |
素材 | ステンレス |
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家
ビッグゲームをするならスミス『スミスグリップ 2700』がおすすめ。下顎が動くクリップを採用しているので、上を押しつけるようにすればクリッピングミスも少なく暴れる魚も捉えやすいのがポイントです。
海釣りはもちろんトイラウト、メガマウスといった大型狙いにもいいですよ。

スミス『スミスグリップ 2700』

出典:Amazon
サイズ | 270mm |
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カラー | レッド、ブルー |
重量 | 134g |
素材 | 本体:アルミ、グリップ:EVA |
ウミボウズ『フィッシュグリップ ピストル型』














出典:Amazon
サイズ | 約280mm |
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カラー | レッドブラック、オールブラック、レッド、ブルー、グリーン、シルバー、ピンク |
重量 | 195g |
素材 | 航空技術用アルミニウム |
SHIMANO(シマノ)『フィッシュグリップ』














出典:Amazon
サイズ | 335mm |
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カラー | シルバー、ブラック |
重量 | 約410g |
素材 | ガラス強化ナイロン、ステンレス |
PROX(プロックス)『フィッシュキャッチャーRレギュラー』








出典:Amazon
サイズ | 約200mm |
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カラー | ゴールド、ガンスモーク、パープル、レッド |
重量 | 192g |
素材 | ステンレス |
タカミヤ『REAL METHOD エキスパートフィッシュグリップ』






出典:楽天市場
サイズ | 約236mm |
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カラー | レッド×ブラック、ガンメタル×ブラック、ブラック×ゴールド、ブルー×ブラック、ピンク×ブラック |
重量 | 約172g |
素材 | アルミ、ステンレス |
レインズ『フィッシュグリップSP』

出典:楽天市場
サイズ | 265×30×35mm |
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カラー | ブラック、ブラウン、レインズオレンジ |
重量 | 145g |
素材 | ナイロン、ガラス繊維、銅紛 |
ハピソン『計測グリップライト』

出典:Amazon
サイズ | 165×60×20mm |
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カラー | - |
重量 | 約125g |
素材 | - |
スタジオオーシャンマーク『OG2100Newbie』

出典:Amazon
サイズ | 210mm |
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カラー | マットロイヤスブルー、マットレッド、ショットシルバー、ショットブラック、マットグレー |
重量 | 97g |
素材 | - |
ドレス『グラスパー フィッシュグリップ グルカ』








出典:Amazon
サイズ | 約270mm |
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カラー | ブラック×ゴールド、ブラック×ブラック、ブラック×パープル、ブラック×レッド |
重量 | 約182g |
素材 | - |
「フィッシュグリップ」のおすすめ商品の比較一覧表
エキスパートのおすすめランキング フィッシュグリップのTOP5!
ご紹介した商品のなかからワイルドライフクリエーターの荒井裕介さんがおすすめするランキングを発表します。迷ったときの参考にしてみてくださいね。
5位 ウミボウズ『フィッシュグリップ ピストル型』
4位 タカミヤ『REAL METHOD エキスパートフィッシュグリップ』
3位 オーシャンブレイブ『ブレイブキャッチEX』
2位 スミス『スミスグリップ 2700』
1位 DAIWA(ダイワ)『フィッシュグリップV』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フィッシュグリップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフィッシュグリップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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編集部から一言
フィッシュグリップを使うことで、ルアーの取り外しや写真撮影がしやすくなるうえに、魚をキズつける回数も少なくなります。このページを参考に、あなたに合ったフィッシュグリップを見つけて、釣りを楽しんでくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/07 コンテンツ修正のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 平野慎也)
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。 アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。 フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。