バターコーヒーとは? ダイエットにもいいの? その効果は?
バターコーヒーとは、グラスフェッドバターやMCTオイル、ギーオイルなど高品質のバターやオイルを加えたコーヒーのことをいいます。豊富な栄養素を含むことから「完全無欠コーヒー」とも呼ばれ、美容に関心の高い方や、ダイエット中の方からも注目されています。
バターコーヒーを取り入れたダイエット法は、いつからか「バターコーヒーダイエット」として話題となり、広く知られるようになりました。やり方はかんたんで、朝の食事を1杯のバターコーヒーに置き換えるだけ。手軽な方法なので、「カロリー制限や糖質制限をしてもなかなか痩せない」などダイエットでお悩みの方は一度試してみるといいかもしれません。
バターコーヒーの選び方
では、自分にぴったりのバターコーヒーはどう選べばよいのでしょうか?選び方のポイントを紹介していきます。
バターコーヒーに入れるもので選ぶ
バターコーヒーに入れる材料として代表的なのが、「グラスフェッドバター」「MCTオイル」「ギーオイル」の3つです。それぞれの特徴をみていきましょう。
グラスフェッドバター|体にうれしい栄養素がいっぱい!
グラスフェッドバターとは、牧草のみをエサとして飼育された牛のミルクを原料としたバターのこと。普通のバターよりも栄養素が豊富で、あっさりとした味わいに仕上がります。
体にやさしい油として知られる「オメガ3脂肪酸」や、必須栄養素である「不飽和脂肪酸」、さらにビタミンAやビタミンEといった「脂溶性ビタミン」などを多く含んでいるのが特徴です。
MCTオイル|短時間でエネルギーに変換
MCTオイルとは、ココナッツやパーム(アブラヤシ)の種子などを精製して作った中鎖脂肪酸オイルのことです。中鎖脂肪酸は一般的な油よりも、消化・吸収・分解にすぐれ、体内で速やかにエネルギーに変わります。
脂肪として体内に蓄積されにくいことも、中鎖脂肪酸の大きなメリット。MCTオイルは、ダイエット中の方にとっても強い味方となるでしょう。
ギーオイル|純粋な乳脂肪分
「ギー」とは、無塩バターを煮詰めて、タンパク質、水分、不純物などを取り除き、純粋な乳脂肪分だけを集めたものです。ギーには、抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンE、エネルギー効率のいい中鎖脂肪酸、脂肪の燃焼をサポートする共役リノール酸など、豊富な栄養素が含まれています。
ギーは、基本的に常温保存が可能です。また、発煙点が約230~250℃と高いのも特徴で、高温での調理やオーブン料理にも適しています。
自分で作るのが難しい方は「インスタント」を選ぶ
バターコーヒーは、コーヒーにグラスフェッドバターやMCTオイルを入れて撹拌(かくはん)してつくります。毎日自分で調合するのは難しいという人には、粉末のMCTオイルやバターが入っているインスタントのバターコーヒーが便利です。お湯を注ぐだけでかんたんにつくることができるので、外出先でも手軽にバターコーヒーが楽しめます。
オーガニックかどうかも確認して選ぶ
バターコーヒーを毎日飲むという方は、原材料が気になりますよね。そんな方は、原材料にオーガニック(有機栽培)のものを使用した商品がおすすめ。
オーガニック認証を取得した商品には、パッケージに記載されています。国によって認証基準は違いますが、気になる方はオーガニック認証の表示があるかどうかもチェックするとよいでしょう。
続けられる価格かどうかで選ぶ
バターコーヒーは、続けて習慣化することが大切です。毎日飲むとなると、どれだけ費用がかかるのかも考えておきたいところ。インスタントタイプには1回分ごとに個包装されているもの、およそ何杯分のバターコーヒーをつくることができるか表示のある商品があります。
コーヒーにいれるギーやMCTオイル、バターの量は好みによります。メーカーによってはコーヒー1杯あたりの目安量が示されている場合もあります。それぞれの商品の価格と使用ペースを確認し、続けられる価格かどうか考えてから購入を決めるようにしましょう。
バターコーヒーおすすめ7選【インスタント】
ここからは、フードアナリストの市岡充重さんと編集部が厳選した、バターコーヒーのおすすめ商品を「インスタント」「ギー」「MCTオイル」「グラスフェッドバター」に分けて紹介します。
まずは、お湯を溶かすだけでかんたんにバターコーヒーをつくることができるインスタントタイプのおすすめ商品を紹介していきます!
4種類の炭パウダー使用
吸着の働きをする伊那赤松妙炭、鎌倉珪竹炭、機能性ヤシガラ活性炭、竹炭の4種類の炭パウダーを配合したインスタントバターコーヒーです。ハーブ由来の甘味料ステビアや低分子ペプチドで吸収力をよくしたコラーゲンパウダー、4種類の乳酸菌を配合するなどこだわりのバターコーヒー。
デカフェなので、カフェインを避けている人や就寝前にもぴったりです。
※Yahoo!ショッピングは2個セットの価格です。
好きな濃さにアレンジ可能
お湯だけでなく水にもさっと溶ける粉末バターコーヒーです。オランダ産のグラスフェッドギーと中鎖脂肪酸で構成されるMCTオイルが配合されています。42.8杯分にあたる150gが入っているので、毎日1杯飲んでも1カ月程度楽しむことができます。
個包装ではないので、好きな量をとって好みの濃さのバターコーヒーをつくることも可能です。
水にも溶けるのでアイスコーヒーにも
1回分ずつ個包装になったインスタントタイプのバターコーヒーです。毎日1杯ずつ飲むと約1カ月分になる30包入りです。お湯はもちろん、水でも溶けるのでアイスコーヒーをつくってすぐに飲むことも可能。
無塩バターやMCTオイルなどのバターコーヒーの基本材料のほかに、マカやジンジャー、アカシアなども配合されています。
カフェインを控えている人にも
カフェインを控えている人にも挑戦してもらいやすい、デカフェのインスタントバターコーヒーです。カフェインレスなので、朝だけでなく就寝前にもバターコーヒーを楽しみやすくなっています。MCTオイルやバターのほかに、マカやジンジャー、カテキンなどが配合されています。
1回分ずつのスティックタイプなので、持ち歩いて好きなときにお湯や水に溶かして飲むことができます。
さまざまなパウダーを配合
ベトナム産コーヒーを使用し、まろやかな大人の苦みが楽しめるインスタントのバターコーヒーです。
バターミルクパウダーやクリーミングパウダーのほか、ココナッツミルクやクリームチーズのパウダーを配合。海洋深層水ミネラル粉末やシナモンも配合しており、まろやかで口当たりのよいバターコーヒーに仕上がっています。
手軽に2週間チャレンジできる
インスタントバターコーヒーが14包入った、1日1杯飲めば2週間分チャレンジができる商品です。お湯はもちろん、水に溶かすこともできるので、アイスバターコーヒーもすぐにつくれます。牛乳や豆乳と混ぜても楽しめますよ。
有機グラスフェッドバターとココナッツやパームフルーツに含まれる天然の植物由来成分を使用した、MCTオイルを配合しています。
4種のオーガニック原料を使用
マカやショウガなど、合計4種のオーガニック原料を使用したインスタントのオーガニックバターコーヒーです。バターパウダー配合でバターの香る飲みやすいコーヒーに仕上がっています。デカフェなので、就寝前やカフェインを控えている人にもぴったり。
スティックタイプなので必要な分だけ持ち歩いて、出先でも手軽にバターコーヒーを楽しめます。
バターコーヒーおすすめ8選【ギー・MCTオイル】
ここからは、バターコーヒーに使いたいギーとMCTオイルのおすすめ商品を紹介します。ギーとオイルをブレンドした商品もありますので、そちらもチェックしてみてください。
ヨーロッパの牧場で育った牛の乳を使用
ヨーロッパの牧場で牧草を食べながら放牧されていた牛の乳からつくられた、オランダ産グラスフェッドバターを使用したギーです。無塩発酵バターを18時間以上かけてじっくり加熱する伝統製法でつくられています。
100mlのコーヒーに小さじ1杯のギーを混ぜるだけでバターコーヒーが完成。豊かな味わいと香りを楽しむことができます。
2つのオイルをブレンドしたココナッツギー
EUオーガニック認証をうけたグラスフェッドギーと、中鎖脂肪酸(MCT)たっぷりのココナッツオイルをブレンドしたココナッツギーです。搾りたてのココナッツミルクから抽出したエキストラ・バージン・ココナッツオイルを使用しています。
コーヒーに混ぜれば、ココナッツの香るバターコーヒーが完成。そのほかにもトーストやパンケーキ、オムレツなどにも使用できます。

なかほら牧場『GHEE 国産 グラスフェッド』は、数少ない国産のグラスフェッドギ―。365日通年昼夜放牧のノンストレスの牛から搾乳されたミルクでつくられています。
バターコーヒーおすすめ2選【グラスフェッドバター】
ここからは、バターコーヒーに使いたいグラスフェッドバターを厳選して紹介します。
「バターコーヒー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バターコーヒーの売れ筋をチェック
楽天市場でのバターコーヒーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
バターコーヒーの美味しい飲み方とは?
バターコーヒーは朝食の置き換えとして使われるのが一般的。コーヒーに混ぜる良質な脂肪と、脂肪を燃焼させるポリフェノールをとることで脂肪をエネルギーにかえやすい状態に導くのです。バターコーヒーは空腹感も満たされ、味がおいしいので朝飲むことで満足感も得られます。朝食の代わりとしてだけでなく、小腹がすいたときのおやつ代わりに飲んでもよいでしょう。氷を入れてアイスコーヒーとして飲むのもおすすめ。
また、自宅でカフェのようなバターコーヒーが飲めたらステキですね。お店によってはレシピを公開しているところもあります。カフェの味を再現したいなら、公開されているレシピをチェックしてみるとよいでしょう。
バターコーヒーダイエットをする際の注意点
ダイエットできるからといって、バターコーヒーに頼りすぎるのはよくありません。不規則な生活をしたり、偏った食事をしたりするとせっかくのダイエット効果も半減してしまいます。「バターコーヒーダイエットで痩せた!」と効果を実感できるよう、日々の食生活を見直して改善しましょう。
アレンジを楽しむならミキサーやブレンダーがあると便利!
バターのまろやかさとコーヒーの渋味が絶妙にマッチした、バターコーヒー。ただおいしいだけでなく、朝食に置き換えることでダイエットにつながるのも魅力です。バターコーヒーダイエットなら気軽に始められて続けやすいので、一度トライしてみるのもよいのではないでしょうか。
グラスフェッドバター、MCTオイル、ギーオイルなどを使って、バターコーヒーを手作りする場合は、ミキサーやブレンダーがあると便利です。ていねいに攪拌すると、よりクリーミーでまろやかな味わいが楽しめます。
ファミマなどコンビニでも手軽に購入できるバターコーヒー。「どこで買えるの?」「近くのスーパーに売ってない」とお探しの方は、通販ならインスタントやギー、MCTオイルなども豊富なラインナップから好みのものを選べます。
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2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。 2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。 2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。