「蚊帳生地ふきん」のおすすめ商品の比較一覧表
蚊帳生地ふきんの選び方 料理研究家に聞いた
料理研究家の佐々木ちひろさんに蚊帳生地ふきんの選び方を4つ教えてもらいました。蚊帳生地ふきんは、素材やデザイン、サイズや産地などで違いがあります。どのように選べばいいのか、しっかり見ていきましょう。
生地の素材で選ぶ
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家
綿・麻・レーヨンの特徴を確認する
蚊帳生地ふきんとは、寝るときに蚊などの虫から身を守るためにつるす「蚊帳」の生地を使用したふきんです。素材は綿・麻・レーヨンなどがあります。
綿は肌ざわりがいいのが特徴で、食器拭きはもちろん、お手拭きやおしぼりにも向いている材質です。
麻はとくに耐久性がよく、毛羽立ちにくいのでガラス拭きにも向いています。また、ほかの繊維と比べて汚れが落ちやすい点がメリットです。
レーヨンは綿や麻よりも吸水性にすぐれ、消臭効果がある素材のため、においがつきにくい特徴があります。
色や柄などデザインで選ぶ
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家
お手入れの方法も考慮しよう
ふきんといえば白いものが一般的です。しかし、最近はカラフルなものや柄ものなど、さまざまなデザインのものが販売されていて選択肢が豊富です。
白いふきんは、塩素系漂白剤が使えるものが多く、通常の洗濯では落としきれない頑固な汚れを落としやすいというメリットがあります。
一方で、色柄ものは酸素系漂白剤や煮沸消毒を推奨しているものが多いです。色柄ものであっても、色落ち防止加工をしているふきんであれば塩素系漂白剤が使えることもあり、調理中の色移りの心配も軽減されます。
用途に合わせたサイズを選ぶ
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家
重ねている生地枚数により吸水性が変わってくる
ふきんのサイズはメーカーによりさまざまですが、大きく分けると30cm×30cmくらいの小さなサイズと、その倍くらいの大きなサイズがあります。
小さなものは4つ折りにすると台拭きとしてちょうどよく、大きなものは食器拭きのほか調理用としても向いている大きさです。
ふきんの厚みをチェック
蚊帳生地ふきんは、複数枚の蚊帳生地を重ねて、縫い合わせてつくられているふきんです。選ぶとき重要なポイントとなるのが、蚊帳生地を何枚重ねてできているかです。
生地の枚数が多いほどふわふわ感が増すなど、使い心地や性能にも直結します。蚊帳生地ふきんを選ぶときは、何枚の蚊帳生地を重ねているのかをよくチェックしてましょう。
何枚重ねられているか、感触はどうか
複数枚の生地を重ねてつくられた蚊帳生地ふきんは、とてもふわふわしています。売れ筋商品のなかに3枚重ねの製品もありますが、3枚重ねられているだけでもふわふわ感はたっぷりです。
また、蚊帳生地ふきんには、さらにたくさんの生地を重ねた製品もあります。よりふわふわした感触を求めるなら、7~8枚重ねの製品を選ぶといいでしょう。
重ねられた枚数が多いほど吸水力もアップする
蚊帳生地ふきんは、生地を重ねる枚数が増えるほど繊維と繊維の隙間が多くなり、水分を吸収しやすい構造となります。
同じ蚊帳生地で作られたふきんでも、重ねる生地の枚数が多ければそれだけ吸水力はアップしますが、その反面、重ねる枚数が多い分、ふきんが厚くなって絞りにくくなります。
蚊帳生地生産として有名な地域の商品を選ぶ
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家
日本三大の蚊帳産地は、滋賀・奈良・福井
日本三大蚊帳産地は、滋賀・奈良・福井といわれています。なかでも奈良県の蚊帳生地は、特産品として有名です。奈良県は、明治時代から昭和50年代ごろまでは一番の蚊帳の産地といわれ、古くから多様な織りもの技法が発達してきました。
蚊帳は時代の変化とともに需要が減ってきてしまいましたが、蚊帳生地の特徴を生かしてふきんなどに形を変え、今もその技術が受け継がれています。
ギフト用の蚊帳生地ふきんにも注目
少し前までは使い心地のみを追求している蚊帳生地ふきんがほとんどでしたが、見た目にこだわっているおしゃれな蚊帳生地ふきんもたくさん発売されています。
自分で蚊帳生地ふきんを購入するときは、ついシンプルな製品を選ぶことも多いかもしれませんが、贈りものにするなら少し華やかなデザインを選んでみてはいかがでしょうか。ふきんは、毎日の家事で使うものなので引っ越し祝いなどの贈りものにもしやすく、ギフトにも向いています。
パッケージにも注目
蚊帳生地ふきんには、パッケージにこだわった製品もあります。ぱっと目を引くおしゃれなデザイン包装の蚊帳生地ふきんもあれば、「ありがとう」「おめでとう」などのメッセージ入りパッケージの製品もあり、気軽に贈りやすいです。
パッケージがこだわりのものであれば、そのうえから過剰なラッピングをせずともおしゃれに見えます。同時にエコにもつながるため、ギフト用には包装にこだわっている製品へ注目するのもひとつの方法です。
蚊帳生地ふきんおすすめ10選 おしゃれで使い心地も抜群。プレゼントにも◎
ここまでで紹介した蚊帳生地ふきんの選び方のポイントをふまえて、料理研究家の佐々木ちひろさんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。素材やデザイン性から選んだ蚊帳生地ふきんを、見比べていきましょう。

中川政七商店『遊 中川 花ふきん』

出典:Amazon

白雪ふきん『手造り八枚重ね 白雪ふきん(2枚入り)』

出典:Amazon

井上企画・幡『かやお手ふき』






出典:楽天市場

サイバール『tranparan(トランパラン)まごころふきん 台ふきん』














出典:Amazon

中川政七商店『遊 中川 花ふきん(麻)』

出典:Amazon
吉岡商店『蚊帳ふきん(3枚入り)』












出典:Amazon
プレーリードッグ『和布華 奈良の蚊帳生地 ふきん』












出典:Amazon
中川政七商店『ごあいさつふきん』






出典:Amazon
原田織物『7枚あわせかや生地ふきん』

出典:Amazon
倉敷意匠計画室・中川政七商店・mitsou『蚊帳生地ふきん』






出典:Amazon
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ギフトにするならラッピングの有無も確認 最後に料理研究家からのアドバイス
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家
素材やデザインにこだわった蚊帳生地ふきん。ふきんは毎日使用するもので、消耗品なので贈答用としても喜ばれています。
ちょっとした御礼やご挨拶から、お祝いごとや弔事用まで、お店によっては箱入りやかけ紙などのギフト対応をしてもらえるところもあるので、贈りものとして選びたい場合はあわせてチェックしてみるといいでしょう。
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学生時代に栄養学を学び、製菓会社・食品会社のフードコーディネーターを経て独立する。 現在は書籍・WEB・企業などのレシピ考案やフードスタイリングを中心に活動する。 美味しい料理を作るため食材選びからこだわり、普段から居心地のよいキッチン作りや、効率よく仕事をするため機能性に優れた調理道具えらびを心がけている。