イヤーウォーマーの選び方 ランニングや自転車など使用シーンを考えて
イヤーウォーマーは、寒い冬に活躍する耳まわりの防寒具。商品によって形やタイプ、素材などさまざまな種類があります。
自分が使いたいシチュエーションのほか、好みなどに合わせて選ぶことで、より快適に過ごせるようになるでしょう。どういったポイントに注目して選ぶべきなのか、選び方のポイントをまとめました。

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用途に合わせて形状で選ぶ
イヤーウォーマーは防寒はもちろんのこと、用途に応じてさまざまな形状のものが登場しています。
ヘアバンドタイプやフレームレスなど種類が豊富ですので、それぞれの特徴を詳しく解説します。自分が使いたい場面と照らし合わせて考えていきましょう。
スポーツ時に着用するなら「ヘアバンドタイプ」 ランニング、ゴルフなど
ロードバイクやランニングなどのスポーツシーンで着用するなら「ヘアバンドタイプ」が向いています。頭にフィットし、激しい動きでイヤーウォーマーがずれ落ちてしまうのを防いでくれます。
また、速乾性にすぐれていたり洗濯できたりと、汗対策に有効な商品もあります。
帽子やヘルメットをかぶるなら「バックアームタイプ」 自転車競技など
帽子やヘルメットと一緒に着けたい場合は、「バックアームタイプ」がいいでしょう。ほかに、髪型を乱したくない場合にも向いています。
アーム部分が後頭部に沿うように作られたものが多く、ほどよいフィット感で違和感を感じさせません。素材やデザインの幅が広いのでメンズレディース問わず着用できるものが多いですよ。
とにかく軽いものがいいなら「フレームレスタイプ」 持ち運びもしやすい!
とにかく軽さを重視したい場合は「フレームレスタイプ」がおすすめ。フレームがなく耳当て部分だけの形状をしていて、かわいらしいデザインも多いです。通常のイヤーウォーマーに比べてコンパクトで持ち運びもしやすいでしょう。
フレームレスタイプは、通勤や通学のシーンでも活躍してくれます。耳部分を覆うだけなので、ヘアスタイルを崩したくないときにも便利です。
便利さ重視ならひとつで2役の「キャップタイプ」 ファッションの一部として
キャップとセットになった「キャップタイプ」なら、ひとつでふたつの役割を果たしてくれるのでとても便利です。冬のコーディネートの幅を広げてくれますし、スポーツだけではなくふだん使いにも適しています。
耳を保護しながらキャップとしての役割も果たしてくれますから、ファッション性の面でも見逃せませんね。
素材や加工方法で選ぶ
イヤーウォーマーに使われている素材の加工方法についてもご紹介します。素材によって見た目の雰囲気だけではなく、使い心地や温かさも変わってくるでしょう。
保温性の高い「裏起毛」 温かさ重視なら
温かさを重視したいという方は保温性の高い「裏起毛」がぴったりです。耳に触れる部分や内側に裏起毛加工がされているアイテムは、防寒性にすぐれています。強めの風が吹いても、耳をしっかりと保護して冷たさを感じさせないでしょう。
また、裏地に使われていればデザインの幅も広がりますので、温かさと見た目のどちらも失いたくない方に向いています。
おしゃれな「ファー・ボアつき」 見た目重視なら
冬のコーディネートやファッションアイテムとしてイヤーウォーマーを使いたい方は、「ファー」や「ボア」つきのイヤーウォーマーが向いています。おしゃれでかわいらしいアイテムが多数ありますよ。
顔まわりを華やかにしてくれるので、ふだん使いやアクセサリーのひとつとして取り入れることができます。
サイズが不安な場合は調整できるものを
すぐれた機能のイヤーウォーマーでも、サイズが合わなければ効果を発揮しませんし、使いづらいものです。フレームレス以外のタイプで、サイズに不安を感じる場合は調節ができるものを選ぶのが無難。事前にサイズ調節機能の有無を確認するといいでしょう。
通気孔の有無もしっかり確認
イヤーウォーマーのデメリットとして、まわりの音が聞こえにくいということが挙げられます。通勤や通学時に外の音が聞こえないと危ないですよね。まったく外の音が聞こえなくなる心配はありませんが、聞きづらさはあります。
心配な方は通気孔(つうきこう)があるかを確認しておくといいでしょう。また、通気孔があれば汗をかいたときに蒸れを逃してくれる役割も担ってくれます。
コンパクトなタイプなら持ち運びや収納に便利!
イヤーウォーマーは持ち歩くと意外とかさばるものです。また、屋内に入って外すと邪魔になってしまうことがあります。
コンパクトに折りたたみができるものや、やわらかくてかさばりにくいものなら、カバンなどにしまっても場所を取りません。
用途によって、機能のほかにファッション性や携帯性にも着目を スポーツトレーナーからのアドバイス
気温が低くなると、着衣で暖が取れる心臓に近い部位の寒さ対策はかんたんですが、露出が多い顔の部分は、寒風をじかに受けたりしてすぐに冷えがちです。しかも、耳は手足や足先と同じく血流が悪くなりやすく、寒さをとおり越して痛さを伴ってしまうことも。
イヤーウォーマーのおもな役目は、耳を体温に近い温度に保持すること。スポーツのシーンでは温かさとともに、動きや振動に耐えうるものや軽さを重視しましょう。通勤や日ごろの生活で使うのであれば、ファッション性やコンパクトさに重きを置いて選ぶのがいいでしょう。
イヤーウォーマーのおすすめ13選 寒い季節のランニングや自転車通勤に!
ここからは、おすすめのイヤーウォーマーをピックアップしました。特徴や見どころをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
スライド式のアーム部分で調整可能
耳に当たる部分は肌触りのいいフェイクファーで暖かいイヤーウォーマーです。アーム部分は調整が可能なスライド式で、使い勝手がいいでしょう。フリースのライナーで防寒性を高めています。
レフトサイドにはロゴが刺繍されていておしゃれ。ファッション性を重視する方にもぴったりです。ずれにくく作られているので、スポーツシーンでも活躍しますよ。
つけ心地快適なイヤーウォーマー
人気スポーツメーカー、ナイキのランニング向けイヤーウォーマーです。やわらかくて暖かい素材で、ランニング中の耳も寒さから守ってくれます。
汗を逃がしてさらりと快適な状態をキープ。ムレて気が散ってしまう心配もありません。
パウダービーズでやさしく耳を包む
パウダービーズを使ったクッションや抱き枕などを展開しているブランド・モグ。こちらのイヤーウォーマーは、その技術をいかして耳当て部分に「新素材エアーパウダービーズ」を使用しています。保温力が高く、軽いためつけ心地も快適。
また、全体には伸縮性にすぐれた「スパンデックス」生地を使用しており、頭にしっかりフィットします。肌当たりもやさしいですよ。
ヘルメットのインナーキャップにも使える
キャップタイプのイヤーウォーマーです。速乾性にすぐれたポリエステル素材を採用し、汗をかいてもすぐに乾いて不快に感じません。ヘルメットのインナーキャップとしても使え、軽量なので使い勝手もいいでしょう。
裏地はフリース素材でできており、保温効果にすぐれているのもポイント。両側がカーブした形状になっているので、耳を冷気からしっかりと守ってくれますよ。
防水性と透湿性にすぐれた素材で雨にも強い
表地には防水性と透湿性にすぐれたハイベントという素材を使用した、キャップタイプのイヤーウォーマー。多少の雨にも耐えられ、内側は暖かいボアフリースなのでしっかり防寒できるのも見逃せません。
アウトドアのほか、冬のスポーツなど幅広いシーンで活用できます。ウインターキャンプや冬季の登山などにぴったりですよ。
ストレッチ性が高く、頭にしっかりフィット
フリース素材を使用したヘアバンドタイプのイヤーウォーマーです。薄くて軽量なスタンダードタイプか、より暖かいフリース素材の2タイプから選べます。
ストレッチ性のある素材なので、ワンサイズでユニセックス仕様。頭にしっかりフィットするのも見逃せないポイントです。秋冬のランニングのほか、ウィンタースポーツにも最適です。
Bluetoothで接続して音楽が聴ける!
スピーカーを内蔵し、スマホとBluetoothで接続して音楽が聴けるイヤーウォーマーです。スピーカーの位置は自分のフィット感に合わせて調節可能。充電可能なので、長時間のアウトドアでの利用にも便利です。
裏地は全面ボア仕様で、着けるときに冷たさを感じることなく、温かくやわらかく耳元を包んでくれます。また、内蔵スピーカーを取り外して洗濯可能なので衛生的です。
合わせやすいアースカラー!
シンプルなデザインなのでユニセックスで使える耳あて。カーキやブラウン、ネイビーなどのアースカラーはコーディネートに合わせやすいですね。
カップルや夫婦で色違いをそろえてもかわいいでしょう!バックアームタイプで、比較的ホールド感もあるのでずれにくいです。
ヘアスタイルをくずさないフレームレスタイプ
ホワイト、ブラック、グレーの3色から選べる、雪の結晶をデザインした楽しいアイテムです。フレームレスなので、ヘアスタイルを崩さずに着けられるでしょう。耳元を温かく、かわいく彩ってくれますよ。
外側はニットの編み素材でできています。耳に当たる部分は感触のやわらかい起毛素材なので、温かさもアップ。持ち運びに便利なコンパクトサイズです。
高級感漂うラビットファーが魅力的
コンパクトで軽量なフレームレスタイプのイヤーウォーマーで、ポケットに入れても邪魔になりません。高級感のあるラビットファーが特徴的で、ファッションをワンランクアップさせてくれますよ。
頭にかけるフレームがないので、ふだん使いにも便利。スポーツやアウトドア、釣りなどのレジャーにも活用できます。ヘアスタイルが崩れにくいのもありがたいですね。もちろんヘルメットや帽子の着用もできます。
「イヤーウォーマー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする イヤーウォーマーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのイヤーウォーマーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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イヤーウォーマーで寒い冬も快適に
イヤーウォーマーは、通勤や通学時だけでなくウィンタースポーツでも活躍してくれます。とくに冬場のスポーツは冷たい風が当たると耳がつらいですよね。イヤーウォーマーを選ぶ際には、自分の使いたいシチュエーションに合わせて選ぶ必要があります。
ぜひこの記事を参考に、適切なイヤーウォーマーを選んで冬を快適に過ごしましょう。
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1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒業後、立命館大学に進学。立命館大学在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養学修士課程を経る。 現在は、女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、フィットネストレーナーの育成、生涯フィットネスに関する講演や運動指導などを行う。 健康管理士一般指導員、健康運動指導士、京都造形芸術大学非常勤講師。大相撲の貴乃花親方との共同開発プログラム「シコアサイズ」を販売。株式会社フィットネス・ゼロ代表取締役。シェアスタジオ「コア・フォレスト」フィットネス・ゼロ公式オンラインレッスン運営責任者。 フルマラソン歴21年。ベストタイムは2 時間45 分01 秒。 2010年より、国内外のマラソン&ランニングイベントにワーケーション参加する“旅ラン”企画を実施し、各メディアに記事を出稿している。