車コーティング剤を使うメリット
車コーティング剤を使うことで新車のようなツヤ感を出すことができます。似たような製品でカーワックスがありますが、車コーティング剤はより耐久性のあるアイテムになります。
コーティングをすることで、車についた汚れを水洗いで簡単に落とせるだけでなく、きれいな状態を長く保つことができるのです。
カーワックスとの違い
コーティング剤もカーワックスも、自動車の塗装を雨や汚れから守るという目的は同じです。しかし、成分や、耐久性などが大きく変わってきます。
カーワックスは、多くの場合、ヤシ成分の天然の蝋である「カルナバロウ」が一般的な主成分で、塗装表面に塗ることで、油分によって撥水させるもの。手軽ではあるものの、持続性は短いため、定期的なメンテナンスが必要になります。
一方、コーティング剤は、塗装表面の上から丈夫な層をコーディングさせることで、雨や汚れから車本体を守るというもの。ガラス系や樹脂系など、種類ごとに主成分が変わりますが、カーワックスと比べると持続性が長く、現在主流になっているメンテナンス剤となります。
車コーティング剤の選び方
それでは、車コーティング剤の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】コーティング剤の種類
【2】車体の色に合う効果
【3】仕上がりの本格度
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】コーティング剤の種類をチェック
コーティング剤に使われる素材は、大きく「ガラス」、「フッ素コーティング」、「ポリマー」とに分けることができます。
素材によって仕上がりや値段も変わるため、3つを比較してどれが自分に向いているか考えてみましょう。
光沢と長持ちするガラスコーティング
ガラスコーティングは、ガラス成分で強度の高い膜を形成。光沢感が出るのはもちろん、キズ・汚れにも強いという特徴があります。持ちがよく、長いものでは1年間塗り直しせずにすむのもうれしいところ。
はじめての人はフッ素コーティング
価格帯やツヤ感はポリマーよりは高めになりますが、その分安くて効果もしっかりと感じられるはず。
ポリマータイプよりは高い機能性のものが欲しいけど、ガラスタイプまでは手が出せないコスパ重視の人におすすめ。
ツヤとコスパを重視するならポリマー(樹脂系)コーティング
ポリマーは高分子化合物で表面に膜を形成。ガラスに比べて安く、艶出しにすぐれた素材として知られています。
使い方はかんたんですが、膜が薄いためこまめな塗り直しが必要。2~3カ月に1回の手入れができる方に適しています。
【2】車体の色に合う効果をチェック
コーティング剤には水を弾く効果がありますが、これも大きく「撥水」と「親水」の2つに分けることができます。
車体の色によって相性が変わるため、それぞれの特性を理解したうえで、色に合わせて選ぶことが大切です。
淡色車なら撥水性の高いものを
撥水タイプは、雨などの水を玉のように丸く弾きます。しかし、玉状の水はレンズのように太陽光を集めてしまうので、「ウォータースポット」というシミの原因にも。
色の濃い車体はよりシミが目立ちやすいので、より淡色のボディに適しているといえるでしょう。
濃色車なら親水性で水切れをよくする
親水タイプは、水が玉状にならず、ボディを伝って流れ落ちます。ウォータースポットもできないため、色の濃い車でも安心です。
淡色でも使用できるので、濃色車と淡色車のどちらも持っているという方にも適しています。
【3】仕上がりの本格度をチェック
市販品の車コーティング剤がもの足りないという方は業務用をチェック。
業務用は市販品と比べてやや高額で、きれいに仕上げるには多少の技術が必要ですが、その分仕上がりも美しくなりますよ。
おすすめ商品の比較一覧表
車コーティング剤おすすめ10選
ここからは、ポリマーコーティングやガラスコーティングなどおすすめ商品を紹介。撥水性や親水性などの情報もまとめていますので、ぜひ参考にしてお気に入りの商品を見つけてくださいね。
ぬれたボディに使えるツヤ重視のWコーティング仕様
洗車後のぬれた状態で、ボディにスプレーし拭くだけでコーティングできるCCウォーターシリーズのひとつ。ツヤ重視のプレミアムタイプで、透明感のある輝きとこれまでにない光沢が出せます。
浸透性の高い成分と深いツヤの出るプレミアム成分を配合。Wのコーティング成分でより美しく仕上げられます。繰り返し使用すれば皮膜が厚くなり、コーティングがより深まっていく様子も楽しめますよ。
長持ちする全色対応の業務用タイプ
日本の研究機関で、車に使うことを目的に開発された国産のコーティング剤。業務用の高密度ガラス繊維を使用しており、クセになるつるつる感が魅力的です。
使い方も付属のマイクロファイバークロスに吹きつけ、2~3回拭くだけ。全車種全色対応で、ムラにならないよう特殊調合されているので、誰でも気軽に購入できるでしょう。
ナノ成分を配合した親水性のスプレー
「nano+」というナノ成分を配合した、新しいタイプのコーティング剤。ガラス系の特殊シリコーンとnano+を組み合わせることで、表面の凹凸をなくし、きめ細かく美しい仕上がりになります。
親水性なので、水引効果で汚れがつきにくいのもポイント。屋根がない駐車場でも安心して車をおくことができるでしょう。
耐熱性が高くマフラーやエンジンにも使用できる
クリーナー成分が配合されており、拭くだけで汚れを落としながらコーティングができるアイテム。ガラス系なので、汚れにも強く水をしっかりと弾きます。
耐熱性が高いのも魅力のひとつ。耐熱試験で300℃をクリアしているため、マフラーやエンジン回りにも使用できます。すみずみまで磨きたいという方も満足できる仕様。
油分を多用しない下地効果もあるポリマータイプ
ボディ以外にも、ホイールやガラスなどに使用できる、ポリマータイプの車コーティング剤。下地処理の効果もあり、拭くだけで汚れを落としながらコーティングできます。
ホコリや汚れがつかないよう、油分を多用していないのもうれしいところ。使用のたびに皮膜が置き換わるので、いつでも劣化のない美しい状態が保てます。
紫外線からボディの劣化を保護できる
ぬれたボディにスプレーし、拭くだけでコーティングできるシリーズ商品のひとつ。浸透力の高いコーティング成分を強化した高耐久ガラス系コーティング成分と、濃縮UV吸収剤を組み合わせています。
W効果で強い皮膜を形成し、透明感ある輝きに仕上げることが可能。繰り返し使用すれば長期間車体を紫外線のダメージから防げますよ。
ドイツ製の濡れた状態でも使えるポリマータイプ
ドイツメーカーのソナックスが、独自の技術でつくり出した車コーティング剤。洗車後の車体がぬれた状態で使用できるので拭き上げ作業が一度で済みます。美しいツヤや撥水力が高いのはもちろん、施工するだけで洗車キズも消えるというすぐれモノです。
先進のハイブリッドポリマー技術を採用。耐久メッシュレイヤーと、超撥水レイヤーを重ねることによって、撥水効果の持続が期待できます。
クリーナーつきで新車のような仕上がりに
クリーナーつきの黒色系の車専用コーティング剤。クリーナーはしつこい雨ジミや水アカ、虫よごれもまとめて除去し、ボディの状態をリセットします。
コーティング剤は手軽ながら新車のような美しい黒ツヤを復活させることが可能です。紫外線吸収剤も配合しているため、紫外線によるボディへのダメージを防ぐこともできますよ。
ハイブリッドで深いツヤを実現した濃色車用
黒や赤などの濃色車や経年車に、深いツヤと輝きを与えてくれるコーティング剤。マイクロファイバーのクロスつきで、ぬれたボディにスプレーして拭き上げるだけでコーティングできます。
コーティング剤には、特殊ガラス成分と高輝度ポリマーの2種類を配合。ハイブリッド構造なので、ワックスのような輝きとツヤが楽しめます。
滑水効果で水だけでなく汚れも防ぐボディ用セット
ハイグレードのガラス成分を含み、プロショップが扱うコーティング剤と同じ濃度で製造されたアイテム。プロ仕様でありながら、初心者でも塗りやすく失敗しにくいのがメリットです。
付属のトップコートには、滑水効果があるのも大きなポイント。水だけでなく汚れからも車体を守ってくれるので、きれいな状態が長続きします。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 車コーティング剤の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの車コーティング剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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愛車にぴったりのコーティング剤を
車コーティング剤のおすすめ商品をご紹介しました。
コーティング剤は仕上がりやコスパ、車体の色によって選び方が変わってきます。それぞれの特徴を捉え、愛車にぴったりのタイプを探しましょう。
あなたがほしい車コーティング剤を選んでみてくださいね。
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「アウトドア・キャンプ」「自動車・バイク」カテゴリを担当。休日は車やバイクでドライブ・ツーリングを満喫し、ゴルフ、釣り、キャンプといったアウトドア全般を楽しむパパ編集者。おすすめルートは草津から志賀高原に抜ける日本一高い国道292号線。元WEBデザイナーでIT編集者という経歴も持つ。